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2004/04/17(土)
ヒビサマ、コンタクトをつくる
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昨日は日記書けなくてごめんなさい。それでも連載に穴を開けるわけににはいかんので、高校時代の友人鶫に代原を頼みました。彼に託した理由は、水曜日に彼が紫掲示板に痛い書き込みをして不評をかったので、その弁明の機会を与えてあげようという私の政治的配慮である。しかし、実際書かれた彼の文を見て驚いた。そのことにはなにも触れていなかった。それならせめて私の人間性を褒め称える内容を期待していたのだが、本当にその日あったことしか書いていなかった。
でも、代原制度ってのはいい手を思いついた。これからも、書けない日は、誰かに委託しちゃうのも手だな。是非自分も書きたいと思ったら、私までご連絡を「ヒビサマ日記、代原コーナー」まで。ある程度検閲はしますが、それでよければこの日記の愛読者であれば誰でも大歓迎です。
さて、私は眼が悪い。思えば7歳の時から眼鏡をかけて13年。高校入るころには左の裸眼など0・008になってしまった。0・08ではない。0・008である、小数点3桁の世界。やろうと思えば弱視で障害検定受けれるくらい悪い。ゆえに、眼鏡は冗談じゃなく、命の次に大事である。常にスペア眼鏡は持ち歩いているが、本当にメガネなしでは生きていけない。それくらい悪い。だから、夜寝る時と顔洗う時、意外は常に眼鏡はつけっぱなしである。風呂くらいじゃはずさなくなったもん。
そんな私だが今までコンタクトには縁がなかった。理由は簡単、別に必要なかったからだ。夢幕で武田観柳斎やる時は作ろうと考えたが、演出でクタクタに疲れていたため、「もういいや出番少ないし裸眼で」ということで裸眼で出た。余談だが、今回の「新撰組!」みたら、武田眼鏡ででてるじゃん、なんだ、眼鏡でいいなら私も眼鏡ででりゃよかった。まああれは八嶋さんだから許される業だろうが。
が、そんな私もついにつくることを決心した。理由は明後日19日あの上戸彩主演の忍者映画「あずみ2」にエキストラ出演することになったからである。「あずみ」は戦国時代が舞台となると当然メガネは怪しい。秀吉がメガネをかけていたのは史料に残っているが、私は一般雑兵役なんだからメガネはアウトということで、腹は固まった。
と、いうことで今日は河原町通り沿いのメガネ屋に行った。店員が対応に来た「今までコンタクトはおつくりになったことは?」「初めてです」「どのような種類を」「一日使い捨てのがいいです、普段はメガネかけるんで」「成る程、どのような目的でおつくりになられるんですか?」「芝居してるんで、それで必要に」「ああ、エメラルドですよね」「はい」・・あまりに自然な会話の流れなので、あっさり返事をしてしまったが、ちょっとまてなんで知ってるんだ?「なぜそれを」「でてましたよね」「はい、・・あの、みにいらしてたんですか?「田渕☆理恵の彼氏です」なんとびっくり、あの噂の、田渕☆さんがハッピーサマーウェディングを歌う時に杉本さんのとこを変えて言う、メガネスーパーの彼だったのだ。なにも悪いことしてないのに急に恥ずかしくなった。まあ、目立たない役なのに覚えていてくれていたのは嬉しかったが。
その後視力検査を終わりいよいよ、装着となった、まずは店員さんにつけてもらうのだが、怖くて眼が開けられない。痛くないですよと言われても、実際痛いのだ、そっとしてれば痛くないと言われても、実際痛いからそっとしてられんのだ。涙がボロボロ溢れてきた。悲しいことがあってもここまで泣かないだというくらいボロボロ涙が、なんとか終わったが、今度は自分でつけはずしする番である。
が、これがまた難しいことこのうえない。もう絶対無理。脳では眼を開けてるはずなんだが、怖くて無意識に閉じているのだ、しかもついたと思って指をはずしても、相変わらず指についたまんまというのが何度も。30分も越すと店員さんもあきれてきて、それがまたプレッシャーになる、しかしなんとかできて鏡をみたら、その苦労もふきとんだ。鏡には麗しき美少年が映っていた。メガネしてる時より眼の下のクマが目立つのは気になるが、不健康そうな白い肌とかみ合って、「エリザベート」に出てくる闇の帝王トート閣下みたいでとてもステキだ。間違っても、同じ死神でも死神博士ではない。なんてカッコいいんだ。自分に惚れちゃいそう
その後コンタクトをつけたままチャリを漕ぐ。思えば13年ぶりの視界全体180度見えるという世界だ。しかし、メガネをつけずにチャリを漕ぐなんて前代未聞。なんか無免許運転してるみたいで悪いことしてる気分だ。しかも、いつもは天気のいい日は度付きグラサンで運転するのに今日はないからまぶしくてたまらん。 今日はごまのはえプロデュース第一回だった。もしやDOSのやつらばかりなのではと思っていたが、思ったよりも知り合いが少なかった。しかし、ごまさんや松岡さん、今日初対面の人にとって私はメガネじゃないんだなと思うとなにも恥じることもないのに恥ずかしい。練習後ごまさんと飲みに行った。しかし眼が限界に近づいていたので、はずすことにした。しかしとれない、コツがわからないので全然うまくいかない、しかも左だけ先とれたが、右が歯がたたないのでめちゃ中途半端、結果飲み会の最中は片目ですごすことになった。知り合いの方は、ヒビキは相変わらず馬鹿だですむが、初対面の人はどう思ったんだろう?ごまさんにとって私は、コンタクトをはずせない男として認識されたんじゃ。脚本できたら、そういう役になってたらいやだな。 さて、明日は紫新入生歓迎公演本番です。私も3時半に河原町のコンンタクト屋でて、6時から中京青年の家でごまプロなのにも関わらず、わざわざ学校行ってゲネプロ見にきました(なのに明らかにヒマな他の3回は来てなかった)。文句はいろいろありますが、(それは演出にだけ伝えて)、可愛い可愛い後輩が一生懸命頑張っていたのは伝わってきました。14時、18時ですんで、是非見に来てください。受付でメガネなしヒビサマも見れるよ
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