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2004/04/19(月)
ヒビサマの新聞・雑誌ガイド
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今日は雨が降った。よってエキストラは延期となった。撮影日は木曜になった。しかし、木曜はどうしても抜けられないゼミの発表があるため無理。なんてこった。高い金かけてコンタクト作った意味無し。我ながら凄いオチだ。私の銀幕デビューが遠のいてしまった。
ダメ元でゼミの友人の大久保君に順番変わってもらうように頼んだが、さすがに3日前では無理。そのかわりではないが、もう一人の史学科の友人の翔平ちゃんと一緒に「ヒビサマを励ます会」を開催してくれた。
その翔平ちゃんが書いてる「くさのね新聞」を読ませてもらった。新聞といっても不定期に個人で書いて、親しい人に配ってるものだが、読ませてもらうとかなり凄い記事が書いてある。第一号では自衛隊派遣問題に関する意見が書いてあり、大手出版社じゃ自主規制するような際どいこともズバズバ書いていて読み応えがある。その他彼の地元福岡の三池争議についての記事や、鳥インフルエンザ問題なども一般論とは違ったた見方から本質を切っていておもしろい、また読者の声のコーナーも充実してたい方針で一人目として大久保君が意見を載せたそうだ(彼も時事問題に関してはしっかりした意見を持っている)。元々彼は新聞記者を目指しており、時事問題に関してもしっかりとした意見を持ち討論できる友人なのだが、いよいよ自分でもこういう活動を始めたのかと思うとそても格好いい。私もこの日記では時事問題について偉そうなこと書いてるが、演劇にかまけて世の為になるようなことをしてないのは恥ずかしい。
常々思うが大学生って権力と闘う義務があると思う。権力に対してまったく不満が無くても、むりやり不満もって闘わなきゃならないと思う。イラクで人質になった3人は、政府の責任逃れのための陰謀による世論操作で批判されているが、とても立派だと思う。今井君なんて年下だぜ。それがNGO作ってイラク行くだと?格好良すぎるぞ。
まあ翔平ちゃんや今井君のような凄い活動はできなくても、回りの友人を見ると大学生ならせめて、これくらいの新聞や言論系雑誌は読んでおくべきと思う。で、今日は読者の皆さんに、時事問題を知って頂くため、私が読む新聞・言論系雑誌(言論関係ない週刊ベースボールやサッカーダイジェストは抜きだぜ)のガイドを書きます
「朝日新聞」 左度 60% ご存知、日本一叩かれる新聞。左派の私にはなにが問題なのかわからない記事も多いが、確かにエキセントリックな記事もある。
「毎日新聞」 左度 10% やや左よりだが、ほぼ中道。あまり他のメジャー4誌に比べ、際立った主張はしないので、おもしろみに欠ける感はあるが、誘導される危険は少ない。
「読売新聞」 右度 50% 諸悪の根源ナベツネ率いる保守新聞だが、産経に比べると主張はしっかりしていて、左派の私でも一定の理解を示せる記事も多い。勧誘がしつこいが、玄関に阪神のノレンをかけるとすぐに帰ってくれる
「産経新聞」 右度 80% 超右より、対米追従新聞。コラムの文体の口汚さ、社説の狂乱ぶり、石原晋太郎のような差別主義者が連載を持ち、メジャー4誌の中で唯一年鑑を作らないため、言いっぱなしでその場その場で主張もぶれる悪質な新聞
「京都新聞」 中道 京都・滋賀の情報ならどこにも負けない
「北海道新聞」 左度 50% 実家でとってる新聞。産経傘下でありながら、ある意味朝日よりも左よりという謎のねじれ現象がある。
「日刊ゲンダイ」 左度 80% 常に権力に批判的で、一面の見出しも「無責任小泉」「鬼畜小泉」などスカッとする。「辻元逮捕は社民潰しの陰謀」などかなり興味を注ぐ記事でつい買ってしまう
「週刊現代」 左度 20% 親父系雑誌なのでヌードなども多いが、一応は時事ネタ雑誌。主張はやや左。伝説の漫画家花くまゆうさくの時事ネタ四コマは必見
「週刊文春」 右度 40% 出版指し止めで一躍言論の灯火になった雑誌。主張は右よりなため読んでムカツク記事も多いが、記事はしっかりしてるし、ヤマタク不倫を絶対許さない姿勢などは共感できる
「週刊新潮」 右度70% 宗男・辻元という私の好きな政治家を葬った雑誌。主張はかなり右で記事も文春よりしっかりしてないが、反創価学会の姿勢は素晴らしく、反共雑誌でもありながら共産系病院に置かれている
「週刊金曜日」 左度 50% 筑紫さんも編集に関わる雑誌。ページは薄いが、共感できる記事が多い。最近では石原都政における日の丸・君が代強制の実態を暴いた記事が読み応えがあった。
「週刊プレーボーイ」 左度 10% エロ本のイメージが強いが、大川総裁の連載「政治の現場すっとこどっこい」や、反小泉の記事や警察の違法取締りの糾弾記事、武富士社長盗聴疑惑を最初にすっぱぬいたり9・11以前にビン・ラディンのテロを予想するなど、下手の雑誌より余程時事ネタは充実している
「正論」 右度 90% 超右より雑誌。どれもこれも酷い記事ばかりで、西尾幹二・中西輝政・田久保忠衛などアメリカべったり保守言論人が常連というだけでレベルがわかる
「諸君!」 右度 95% 正論に輪を欠けて右より。冒頭のコラムの文体の口汚さは、筆者の人格を疑うほど酷い。石原や西村慎吾のようなキ○ガイが常連なだけある
「わしズム」 右度 測定不能 おぼちゃまくん・ゴーマニズム宣言でおなじみの漫画家小林よしのりが編集長をつとめる雑誌。9・11テロの対応により、対米追従を選んだ西尾らと決別し、西部進らとともに反米主義とともに新しい歴史教科書をつくる会を脱退したよしりんが発行。漫画なので読みやすい
「財界さっぽろ」 中道 北海道の政財界がわかる雑誌。かなり際どい皮肉めいた文体が特徴。7年前から宗男をマークしたり、○△▲などマークつき選挙予想とかもしちゃうお茶目な雑誌。
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