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2004/04/22(木) 戦国期における弱小勢力の生き残り策
 今日はとっても天気。普通いい天気の日はそれだけでハッピーになれるもんだが、どっこい今日はアンハッピーだ。なぜなら今日は例の「あずみ2」のエキストラの日だ。掛川は行ってるのに私は行けない。なんとかまた延期になってほしかったが今日はすかっ晴れ。悔しい。掛川が銀幕デビューできて、私ができないなんて世の中間違っている。どう見たって私がでた方が松竹的にも有難いじゃないか。ちくしょー、鎧着たかったよう。

 では、何故いけなかったか。と、いうか普通の授業ならサボって行ってた。しかし今日はゼミの発表があるのだ。いくらなんでも卒業に関わる問題である以上サボるわけにいかん。

 このタイトルが私の卒論のテーマである。なぜこのテーマにしたかはまず歴史学をどうとらえるかが問題となるつまり
1、現在起きているさまざまな問題は歴史で繰り返されたものであり、歴史をきっちり学ぶことによりそれを教訓にしなければならない
2,歴史はあくまで過去の出来事であり、その当時の価値観でおきたものである以上、
現在の価値観で判断してはならない
 この二年間どちらの論も聞いて、どちらも説得力のあるものであり、簡単に決着がつくものではないだろう。しかし私は1の論を支持したい。何故ならそうしないと本当に歴史は研究者のお遊びになってしまうのではと思うからだ。

では何故このテーマなのか、私は時事ネタ好きなのはこの日記みれやあ一目瞭然だが、最近怒っているのは政府のアメリカべったり追従外交である。特に小泉政権になってからは酷すぎる。確かにアメリカに逆らえば、日本は終わりという論調にも説得力はある。しかしここまでせにゃならんのか?
 と、いうことで歴史を紐解いてみる。こういうテーマなら近現代史の方がふさわしいかもしれないが、やはり興味が深いのは戦国時代なので、戦国期強大な力を前にした力の弱い、いわゆる弱小勢力がいかにして、強大な勢力とつきあい生き残りを計ったのか、もしくは滅んでいったのかを検証してみたいと思ったのである。

 と、いうことで図書館にこもり参考にする文献を探しにいったわけだが、(私の読解力がないからだろうが)なにを参考にしていいのかさっぱりわからない。今日は簡単なレジュメを作って発表しろということなので、担当の貝教授の研究室に行き過去のレジュメを見せてもらったが、なんとすごいものばかり。こんなの私にかけるのか?

 しかし、詳しく読むととても普通の大学3年が書いたものとは思えないんだよな。なんか意味もわからないくせに、格好つけて難しい言葉使って、本丸写ししたような感じなのよね。それってすごく格好悪いと思った。そこで私はわからないもんはわからないと開き直って、自分の言葉で書こうと決心した。

 一番苦労したのが、弱小勢力の分類の仕方である。資料を読んでも統一性がないし、いまいちわからないので、自分の言葉で分類することにしたが、そのネーミングが「名門・プライド・破滅型」「名門・没落・降伏型」「新興勢力・しがらみ・破滅型」「新興勢力・ちゃっかり型」というアカデミズムさのかけらもない、アホすぎるネーミング。昨日大久保君にチェックしてもらったが、この日記の愛読者である彼も、この日記と変わらないテイストで書かれたレジュメに絶句していた。いくら自分の言葉といえども馬鹿すぎ、これが学問といえるのか?

 そして今日発表。レジュメを配った瞬間。貝先生が笑った。前の二人は結構レベルの高いレジュメを作っていたのでレジュメをそのまま読むだけだったが、それに対抗するのはしゃべりでなんとかせんといかん。とりあえず、馬鹿話も織り交ぜながら持ち時間をつぶした。発表終了後、貝先生は「たいへんオモロイレジュメだった」と言ってくれたので一応はうまくいったんちゃうかな。でも冷静に考えるとレジュメでウケ狙ってどうするんだ?そんなところまで笑いをとりにいかないと我慢できないのか?貝先生は意外と評価してくれて、今後の研究の方向性を的確にアドバイスしてくれた。ただし、やはりもう少しというか、もうかなり学術的にしないと卒業認められねえぜとしっかり釘は指されたけどね。

 周りの反応についてはようわからんが、面白いという意見と、ふざけすぎという批判的な意見が半々だった。しかし批判的な意見を聞くと本当大学生って保守的だなと思う。確かに私のレジュメは全然学術的じゃなく、それは次までに絶対改善しなければならないことであう。しかし、そもそも学術的じゃない人間が、無理をして画一的なつまらないレジュメを書いても当人が理解できていると思えない。学問には色んなアプローチの仕方があっていいと思う。なんか大学生って一番思い切ったことができる世代なのに、世一番保守的なんてすごく勿体無いじゃないか。

 かと、いってこのままの私では絶対に卒論は掛けない。2年間勉強を怠けたツケである。貝先生からこのテーマなら早く具体的な大名を絞って、強大な勢力との関係をはっきりさせるべきとアドバイスされた。どこにするかは決定はしていないが、私が注目するのは近江朽木谷(琵琶湖の北西岸から少し山に入ったところ)の朽木氏である。朽木氏はとにかくプライドを捨てて(当時の武家では考えられない譲歩までして)、とにかく大国にヘーコラしながら家を守った典型ともいえる勢力だけに要注目だ。一応私も勉強しに大学に来た(決して芝居や阪神のためじゃねえ)んだからしっかり弁k等頑張りますか


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