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2004/05/07(金) 立ち上がれ!若者よ
 まだ誰も公表してないんで、先にいっちゃっていいのかわからんが、劇団紫第53回定期公演の演目が、今西美樹さんの書いた本に決まりました。組織よりも自分のチャンスの方が大事だと外部にでておきながら、外やっぱり紫には愛着があるので、スタッフオンリーで参加することは決めたものの、心配で心配でたまらなかったのですが、なかなか骨のあるいい脚本なので楽しみです。本番は6月26日15時・19時、27日13時・16時半にアトリエ劇研で行います。私もなんと前の週にごまさんのに出演しながら、人数の都合上、コロス(群集)ででるかもしれません。これではDOS公の時の誠サマを馬鹿にできないではないか・・・

 さて、詳しい中身はここでばらすわけにはいきませんが、学生運動の話です。学生運動・私はファイルにチェ・ゲバラのシールを貼るくらい革命家なので憧れの言葉です。私がもし40年早く生まれていたら間違いなく学生運動をやっていたでしょう。当時の彼らを見るとすごくカッコいいと思います。青臭い理想に燃えて、熱く生きている彼らはとてもステキだ。それに比べて今の大学生はどうでしょう。キャンパスを見れば、どいつもこいつもチンタラチンタラ生きている奴ばかり。そこそこに楽しいことはあっても、熱く燃えたぎってギラギラしてる奴などほとんどいない。私はまだ芝居というものに情熱そそぎこんでるぶんマシだとは思うが、芝居を世のため人のためにしてるわけじゃない。私は体制に対してこれだけ不満を持ちながら、この日記でぶちまけるくらいで、たいした行動をとっていない引け目がある。そんな私にとって、40年前闘っていた先輩達は憧れなのである。

 私の一番好きな授業は、月曜5限の近現代史の須崎慎一氏(神戸大学教授)の授業である。先生は常に通史を疑い、菊タブーなどにもガンガン踏み込みながら、左翼批判もする、味方いるのか?と心配にな、穏やかな顔と口調で激しい主張をする凄い先生だ。先生の授業の中で何故、学生運動は急速に冷め、今の学生は怒らなくなったのか?という問題で小レポートがだされた。赤軍派などの一部の過激に走りすぎた連中のせいで、ほかの学生がついていけなくなった。政府側が就職先などに圧力をかけた。高度経済成長の中国民の生活保守主義が顕著になったなどが一般的だが、私は「ほかに楽しいことができた」という意見をだした。不謹慎かもしれないが、みんなと一緒にデモしたり、ゲバ棒持って暴れたり、どっかに立て篭もって仲間と酒飲んだりするのって、凄く楽しそうじゃないか。若者は基本的に暴れたいのだ。私は非暴力主義だから、今まで一度も人殴ったことがないが、でも思いっきり暴れたい気持ちはある(本当一度立て篭もりはしてみたい)。当時学生運動をしていた連中が全員、革命を志していたとは思えない。たぶん周りがやってるしとか、なんとなくかっこいいからとか、、女にもてたいからとか、エエカゲンな理由も多かったと思う。そんな青春のもやもやをぶつけるものこそ学生運動だったのではないか?この意見は先生も「結構的をえてる意見かもしれない」と言ってくれた。そうなると、現代はわざわざ学生運動しなくても、楽しいことなどいっぱいある。私だって今芝居とどっちとるかといわれれば、芝居をとるだろう。

 しかし、本当にそれでいいのでしょうか?現在の日本は右傾化しどんどんよくない方向に行きます。最も先に権力を批判しなくてはならないマスコミはもはや権力にひれ伏しています。なんですかあの「人質バッシング」は、まさに政府の思う壷に報道して恥ずかしくないのか?年金についてだって、なぜ野党にきびしく報道する(菅はやめるべきだとは思うが、実際菅はまったく悪いことしてないよね)、また民主党内でも軽いウソついただけのコガジュンが糞みそにたたかれ、テロリスト集団刀剣友の会顧問だった西村慎吾はなぜセーフなの?もはや日本にカール・バーンスタインとボブ・ウッドゲイト(ウォーターゲート事件をすっぱ抜いたワシントン・ポストの記者)はいないのだ。

 ならば、若者が立ち上がるしかないのだ。大人になって、仕事を持ち家族を持ってしまうと、どうしても守らなければならないものがでて、思い切った行動はとることができなくなる。しかし、大学生には失うものなどない。私の尊敬するある方がはこういった「若者は権力と闘う義務がある」私は聞き返した「不満がなかったらどうするの」と、すると「無理やり不満を持つ義務がある」と。

 それ以来私は権力と闘うことを誓った。私が聞いて最近最も悲しかったことは、選挙に行かない友達を批判した時に「私みたいな、勉強してない人が、いい加減な判断で投票したらかえって失礼だ」とぬかしやがった人がいた。候補者について勉強するのは当然義務じゃといいかえしてやりたかったが、「勉強してなくたってなんか、政治に不満はあるだろうが」と言ったら、「とくにないし、当選した人に文句いわないならいいでしょ」といったのだ。これほど悲しいことはない、不満を持たず決まったことに文句を言わないというのは、一見立派な態度にみえるが、権力者をのさばらせる非常に危険な態度である。人間は生きてる限り、絶対に自分の思い通りにいかないものである。もし不満をもたない人間がいたら、それは生ける屍である。ならば、若者は不満を持ち闘う義務があるのだ。

 だからといっていまさらゲバ棒持ってデモ起こせなどとは言わない。今そんなことやったって、大衆の理解は得られない。なんだかんだいって学生運動がダメになったのは、過激なことをするあまり世論の支持を失ったからだ。だが、最低でも選挙は行こうよ。立ち上がれ!若者よ。明日の未来のために 


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