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2004/06/29(火)
立ち上がれフリーター
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今日は就職ガイダンスがありました。史学科の友人大久保君と堀井君といそいそと行ってきたが・・・いあやまあ驚いた、昨年度卒業の史学科生のうち、就職率41%!進学が7%だから、なんとフリーターの方が多いのである。なんと、佛教大学史学科はまともに働けない人間をつくり場所だったのである。41%って岩見沢西高校においても、就職希望した生徒はもっと高確率で就職できてたぞ。どうなっとるんじゃいったい。
しかし、就職部部長は語っていた「佛大生は地元企業から非常に人気が高い、君たち一人一人がまじめに就職に対する意識を持てば、必ずできる」と。よくわかった。いくら3流大学でも、そこまでひどい大学じゃないことくらいわかっている。でもねっ、でもねっ
問題は、まじめに就職に対する意識を持つかってことだわな。昔は就職して当たり前だったが、今の価値観は変わってきている。夢を追いかけるために,正業につかない人はゴマンといる。ショウヘイちゃんなんてハナからガイダンスこなかったもん。彼はジャーナリストという明確な目標があるみたいだから。私も去年までは、まっとうな人生送りたいと思っていたが、芝居が楽しくなるにつれ、まっとうじゃなくてもいいかなと思ってきた。さらにテロプロに参加し、プロ意識の高い掛川君の話を聞くと未練がでてくる。
バット、それは苦難の道である。当たり前の話だが、安定した生活に憧れがないわけがない。私はこの日記上では過激な発言ばかり書く左翼のくせに、意外と生活保守主義者であるからなおさらだ。あんまし働かず、休みも取れて、家族に囲まれ、ゆったり老後なんて幸せの極みかも知れぬ。しかしながら、芝居続けて、暗黒だめぐらしまっしぐらも捨てがたい。就職部部長は、その道も頭から否定しなかったが、立場上デメリットをとくとくと説いていた。やはりフリーターの一番のデメリットは、働いただけ金が入る分、働かないと金が入らないってことだわな。正業なら不慮の事故や失業時にも収入入るし、年金は雇用側が半分負担してくれるし、老後も退職金あるし。ああ、こりゃ楽だわな。
と、そこまでは賛同できるんだが、なぜフリーターが増えてるかというのに、若者側の就労意識の低さを指摘していた意見についてはちっとだけ反論したい。いや、確かにそのとおりだ。いい加減な若者が多いからこういう状況になるというのは最もだ。しかし、前述の話を聞いて、もうひとつ雇う方に陰謀を感じた。
ようは、フリーターなめられてるだろ。正社員は一度雇用したら、解雇するにもいろいろ大変なんだからリスクが多すぎるもん。それに比べてバイトは、年金も失業保険も知ったこっちゃないからな。だから企業側も、フリーターばっかり雇うのではないか。ではこうした状況をどう改善すればいいのか?
今回の参院選でも社民党あたりはパートタイマーの地位向上をマニフェストに盛り込んでいるが甘い。もう、フリーターも労働組合つくるべきだ。全国のフリーターが団結し、フリーターの権利拡大(解雇に基準、年金負担、失業保険実現など)にむけ戦おうではないか。そうすりゃ、私も安心して芝居が続けられんだけどな。
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