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2004/07/12(月)
参院選分析1
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皆さんこんにちは、選挙予想屋の高間です。今回は見事選挙区で90%、比例でも81%の当選者を当て、福岡先生宮川先生以上の的中率を得ることができました。今後のためにも今回の選挙戦を分析しておきます。
北海道 予想×○ 当 中川 義雄 <自民 現> 741,831 当 峰崎 直樹 <民主 現> 618,277 西川 将人 <民主 新> 552,993 鈴木 宗男 <無所 新> 485,382 以下略 結局は現職二人の当選だったが、民主二人目西川将人も55万票で大健闘。地元旭川でも順調に伸ばし自由党系ながら、衆院6区で旧社会党系佐々木秀典の後継の座も見えてきた。また、宗男もあくまで地元に金を引っ張ってくるという主張が、あれだけ叩かれても信念を絶対曲げない姿勢に、やっぱり北海道には必要な男という評価が高まり、松山千春やムルアカの応援、クラブでのライブなどで若者に大人気、見事48万票を獲得した。地元の釧路・根室(衆院7区)でも他候補に圧倒的勝利。北海道の衆院比例区で1議席を獲得するには30万票あれば充分であり、ムネムネ新党を結党し、系列の道議や秘書、松山千春や帰化したムルアカとともに立候補すれば、衆院復活の目がだてきた。一方当選した現職組の中川は態度のデカさが嫌われ、敵が兄を殺した因縁の宗男(証拠はないけどさ)とあって、苦戦が予想されたがなんとか当選。峰崎も公認が一人だった前回より20万票減らしたがなんとか滑りこんだ
青森 ○ 田名部 匡省 <民主 現> 297,116 奈良 秀則 <自民 新> 252,604 以下略 現職田名部が衆院時代の知名度を生かし当選。県内の衆院小選挙区を独占(野党復活当選すら許さず)の青森で落とした自民はショック 岩手 ○ 当 主浜 了 <民主 新> 339,796 高橋 洋介 <無所 新> 277,396 以下略 民主小沢王国岩手で落とすわけに行かない民主は主浜が圧勝。自民は引退の椎名素夫後継の高橋を公認候補並みに扱ったが話にならず
宮城 ○○ 当 市川 一朗 <自民 現> 379,342 当 桜井 充 <民主 現> 372,817 遠藤 いく子 <共産 新> 96,862 菅原 敏秋 <無所 新> 84,578 以下略 現職二人が圧勝。民主系無所属の菅原は、選挙違犯の連座制で現職の今野東、鎌田さゆり両衆議が失職しそうな衆院1・2区狙いか?
秋田 ○ 当 鈴木 陽悦 <無所 新> 310,657 斉藤 滋宣 <自民 現> 265,419 以下略 地元アナウンサーの知名度と、民主・社民ががっちりスクラムを組んだことで鈴木が圧勝。現職斉藤はムネムネ会主要メンバーで、一緒にサハリン視察中に売春した疑惑もあって落選
山形 ○ 当 岸 宏一 <自民 現> 279,349 舟山 康江 <民主 新> 243,672 木村 正弘 <社民 新> 42,435 以下略 ここでも元農水官僚で37歳主婦がウリの船山が猛追。社民候補の票を足せば逆転できただけに、秋田のように共闘できなかったのが悔やまれる。現職岸は親分加藤紘一の失脚で大ピンチに陥ったが、上記のサハリン視察で宗男とともにおとなしく部屋に帰ったのがよかったのかしら。
福島 ○○ 当 佐藤 雄平 <民主 現> 445,560 当 岩城 光英 <自民 現> 406,793 以下略 定数2で、自・民の現職と共産新人1人ずつじゃはずしようない 茨城 ○○ 当 岡田 広 <自民 現> 583,471 当 郡司 彰 <民主 現> 477,948 以下略 定数2で、(以下福島と同じ)
栃木 ○○ 当 簗瀬 進 <民主 現> 388,356 当 矢野 哲朗 <自民 現> 332,513 以下略 定数2で(以下福島と同じ)。候補者全員年金未納というある意味お笑い選挙区だったんだけどね
群馬 ○○ 当 富岡 由紀夫 <民主 新> 314,996 当 中曽根 弘文 <自民 現> 276,229 上野 公成 <自民 現> 268,043 以下略 自民惨敗の98年すら自民が独占した。史上最悪の保守王国にもついに地殻変動が、これ以上の自民独占を許すわけにはいかない民主富岡がなんとかトップ当選。代わりに自民現職のどちらかが落ちるサバイバルレースとなったが、勝ったのは去年の親父の無念の引退で同情票が入った中曽根ジュニアが8千票差で逃げ切り。一方の上野は小泉内閣官房副長官として、長らく官邸に勤め今回当選すれば入閣も確実だっただけに総理も大ショック
埼玉 ○○ 当 嶋田 智哉子 <民主 新> 824,127 当 関口 昌一 <自民 現> 718,689 当 西田 実仁 <公明 新> 539,417 弓削 勇人 <民主 新> 372,175 阿部 幸代 <共産 前> 345,168 以下略 嶋田は知名度不足なうえ年金でウソついたことや、略奪婚疑惑がありながら見事トップ当選。落選した去年はセレブの格好だったのが、今回は庶民派ルックで運動したのが効いた、略奪婚のくせに声高に子育て支援を訴えたのは、前妻の神経逆なでしてるとしか思えんが。関口も去年の補選から連戦の疲れを見せず逃げ切った。西田は学会の組織力で楽々当選かと思われたが、意外とヒヤヒヤ。弓削は公示日前日に立候補したわりには健闘したが、3流大学夜間卒の美容師で、小沢塾で学んだだけという経歴があからさまに、数合わせで適当に選ばれた感がぬけず伸び悩み、嶋田から20万票ほど回してもらえば、当選できただけに、民主の票割のまずさも際立った。埼玉共産のエースだった安部は民主二人の間隙すらつけず惨敗。党勢縮小の象徴になってしまった
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