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2004/07/21(水)
狼青年ヒビサマ
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スランプである。脚本書かねばならぬのに、私はアンリアルのくせに書く本は(今下劇でやってるサンタ禁止令以外)場転なし、一時間なら一時間リアルタイムで、物理的にムリ(幽霊がでるとかタイムスリップとか)なことは書かない主義なので、ネタの種類を見付だすの結構厳しいのだ。さらには私は人物から芝居を創る方なのだ。あて書きというと、聞こえはいいが、モデルがいないと書けないというか、単にこの人にこんな台詞言わせたいってところから、作品作っていくのででる役者をよく知らないとやりずらい。あまり創造性もないので、ダフ屋と戦う話や、風呂場に閉じ込められる話などほぼ実体験した話しか思いつかないだ。
で、急に話変わるが前回の新選組!は池田屋でした。八嶋観柳斎の態度のでかさや、まいど豊の谷の邪険にされ方など、笑いところ満載でしたが、ヤバイことに気が付いてしまった。池田屋事件は6月5日、宵宵山の日である。そう旧暦だから祇園祭は六月なのだ。ところが私、去年書いた幕末の芝居で、6月28日なのに「近々祇園祭ある」という台詞を書いてしまってたのだ。史学科のくせに旧暦を頭に入れてないとは大失敗。
って、お前ハナから時代考証してないだろと言われるかもしれない。確かにあの話にはスカラー波とかロケットパンチとかが平気ででてきた。が、実はロケットパンチは歴史的に絶対間違ってるわけではないのだ。当時の文献にロケットパンチがあったという記述はない、しかしロケットパンチがなかったという証拠はない。99%なかっただろうが、絶対なかったとはいいきれない、である以上歴史的に間違いとはいえないのだ。しかし祇園祭に関してははっきり記述に残ってるからアウトである。迂濶だった。
しかし所詮脚本じゃないか、私はお客様を楽しませるためなら嘘をついたって構わないと思う。私は人を喜ばすためなら、嘘をつくのは許されると思う。
しかし肝心な時に腰がひけるんだよな。私も普段はでまかせばかり言ってるのに、肝心な時になると本心抑えずに言ってしまうからな。ああ脚本どないしよ。うまく書けないもんかね
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