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2004/09/15(水) 9・15同時多発エロ
 あの日,北海道は暴風雨だった。わが岩見沢西高校演劇部は地区大会を3週間後に控え一日でもいっぱい練習したい。しかし、その日はこのままでは公共交通機関が足止めされる危険があった(我が部は遠くから通う人が多かった)。当時私は部長だった(私が部長などありえへんが、同じ学年にもう一人しかいなかったから)ので、顧問の中島先生と相談をしていると、後輩が飛んできた「雨漏りで、音響機材が濡れている」。築10年たってないうちが雨漏りという事実に驚きながら、練習場所の多目的室に行くと、本当に雨漏りしていた。濡れては一大事、急いで無事な場所に移し、その日は解散となった。それこそ2001年9月11日であった。

 珍しく受験勉強しているとミヤンドュウ(8・20日記参照)から「ひどい事故だな」というメールがきた。そういや、ニュースステーションの時間だとテレビをつけたら(注・私は高校時代から下宿生活)、なるほど確かに世界貿易センタービルに飛行機がつっこんでる。うちのクラスはよっぽど暇人が多いのか、当時から時事問題に関する見解といえば私という評価を頂いていたのかはしらんが、前川や住といった級友からも事故だなってメールがきた。しかし、私はその直前週刊プレーボーイに書いてあったイスラエル問題の記事(記事は硬派なのに、雑誌は軟派だ)を読んでいたり、元々ビンラディンの存在を知っていて、昼休み俺はタカマ・ビンラディンだとか言うネタをやっていたので、反射的に「これテロじゃねえの」と返信した。みな「まさかそんな」という返事がきた。しかし、それは事実だった。あの段階でテロだとみぬいたせいで私はしばらく、テロの一味と疑われたぞ。

 これが私の9・11の思い出だ。あの日は結局夜中3時まで起きてたので眠かった。私は元々アメリカが大嫌いである。私は基本的に自分が一番偉いと思ってるから、他に自分が一番といってる奴が嫌いである。自分の価値観が正しいと思い押しつけるタイプなので、そういうことしかえしてくる他人は嫌いだ。また、左翼一家に生まれたので、昔からアメリカの横暴振りはきちんと教育されていた。大リーグ信仰してるやつとかも馬鹿にしてた.しかし、クリントン時代は私の反米主義はまわりに理解されなかった。

 変わったのはブッシュ時代である。あの修学旅行の帰りの飛行機の辞典では確かにゴアが勝っていたはずだった。しかし、下宿に着いたとき、ブッシュは不正を使い当選していた。そして、今私の周りはアメリカ嫌いばかりである。ようやくいい時代がきた

 で、今日はあのカンヌ受賞作でマイケル・ムーア監督の話題のドキュメンタリー映画「華氏911」を見に行った。これは自慢だけど、私がマイケル・ムーアを最初に知ったのは、まだ彼が日本のニュース番組で大々的に取り上げられる前(アカデミー賞でブッシュよ恥を知れ発言の前)である。彼の名著である「アホでマヌケなアメリカ白人」をなにげなく本屋で手に取り読んだ時の衝撃は凄かった。あれほど面白い本はない。これはぜひお薦めの本です。とにかく、ギャグとしても一流だから。ムーア監督のすごいところは、まさに社会派電波少年というところだ。重大な事実を公表するドキュメンタリーながら、「アメリカも大量破壊兵器をつくってると、バイトで雇ったイラク人にアメリカ軍の基地をアポなしで査察させようとする」など、発想のくだらなさがすばらしい。私の日記も社会問題をくだらないネタにするという姿勢は多いに影響されてるだろう。

 なもんで、今日は見に行った。せっかく映画行くんだから、本当は誰か女の子を誘って行きたかったんだが、なにしろドキュメンタリー映画だからな。「一緒にブッシュの再選を阻止に行かないか」といってうっとりする女なんかいねえだろ、そりゃ私はニュースをみない女より、社会問題をきっちり考えてる女が好きだが(そういいながら、前の女とはムーア監督の前作「ボウリング・フォー・コロンバイン」見にいってるんだがね、見てもわからないだろうから、配慮して一人で行こうと思ってたのに無理矢理ついてきたうえ、案の定つまんない言ったから頭きた)。で、映画館つくといくらレディースデーとはいえ、平日の午後なのにほぼ満員。こんな混んでる映画館は始めて。年配の人が多いが、若者も少なくない。やはり注目作なのだろう。

 で、内容はというと、ううむ、思ったよりはという感じ、著作の「おい、ブッシュ世界を返せ」の内容とかなりかぶってるし。ボウリング・フォー・コロンバインに対しギャグのシーンが少ない。銃規制よりも切迫した、本気でブッシュを倒したいという気持ちはよくわかるが、そのせいで余裕がなくなってる感じ。まあそういうネタでしか見れない私にも問題はあるんだが。

 とはいえ、これは真実を知るために見るべき作品です。皆さん、ひまがったら映画館に行きましょう。


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