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2005/01/16(日) 高槻までゴジラを見に行く
この日記でも予告した通り「生ゴヅラ」の資料用に最近の怪獣映画を見ていないのはまずいだろうということで、「VSデストロイア」以来久々にゴジラを見に行った(アメリカ版も行ったけど・・ありゃゴジラじゃねえ)。怪獣はおそらく私の人生最初の趣味であろう(ちなみに仮面ライダーも好きだったが、どちらかというと怪人より怪獣派だった、ゴジラは全作品ウルトラマンはAまで無料で全話見れたのにたいし、ライダーは見れなかったのが大きな差であろう)。とにかく、ゴジラとウルトラマンシリーズにでてくる怪獣はまじで全部暗記してたんじゃないかと思う。その後の趣味を見ても、歴史(三国志や信長の野望にでてくる戦国武将はほとんど暗記してる)、野球(12球団の選手はほとんど暗記してる)、政治(衆参の議員722人はほとんど暗記してる)と、どうやら私はそこに関わる人物(怪獣は人ちゃうやんというツッコミはなしだ)をいっぱい覚えないと楽しめないものにはまるらしい。これがなぜ英単語の暗記に生かせなかったのかが悔やまれる

 しかし、怪獣にも久しく遠ざかっている。私の小学生時代といえば、毎年ゴジラ映画一本しか見れない特撮不遇の時代だった(戦隊物以外でまともにみれたのは仮面ライダーブラックRXくらい)。5・6年前になって、あいついでウルトラマン・仮面ライダーの平成シリーズが始まったが、その頃にはテレビじたいあんまし見なくなっていた。とはいえ、怪獣にはまった人ってマニア道に行ってしまうか、怪獣自体を憎悪し否定してしまう道に行く人が多い中、普段は離れているが、愛情は失わないという態度は理想の怪獣への関わり方だと思う。

 と、いうわけで昨日京極の東宝に行ったら、終わっていた・・なぬ、そんな馬鹿な昨日新聞見たけど本日限りって書いてなかったぞ。先週1週間はわりと暇だったから、そうと知ってりゃいつでも行ってたのに、クソ。

 普通ならこれであきらめるが、一度みたいと思ってしまった感情はレンタル開始まで抑えられないので、ネットでまだやってる所を調べた結果高槻でやってたので、わざわざ高槻まで行ってしまった。徹夜明けなのに9時に起きて、アホである。

 で、感想は・・いやはや馬鹿映画だった。これはシベリア超特急以上の馬鹿映画かもしれん。平成ガメラシリーズ以来、怪獣映画といえどもリアル路線にしないとファンは納得しないという不文律があったのに、いきなり宇宙人(X星人、このネーミングは怪獣大戦争にでてきて懐かしいからいい)主人公が突然変異で既存の人間より数段強い新人類である。そして、映画の半分以上がその新人類対X星人の格闘アクションである。ようは怪獣はただのオマケ(実際ヘドラなんか10秒くらいしかでてない、もっとだしてくれよ)。ゴジラ映画でもなんでもない、「X星人の侵略に人類が素手で挑むワイヤーアクション映画に、ゴジラがゲスト出演」って感じなのだ。まさに北村龍平監督が好き勝手やった映画だ。まあ、熱狂的ファンを敵に回すこと覚悟で、好きなもん作ったその勇気はすごいが。

 が、それでもこの映画はおもしろかった。久々にアンギラスがでてきた時なんか目頭あつくなった。史上2番目の怪獣ながら、後半はゴジラの舎弟に成り下がったアンギラスが30年ぶりににライバルとして出演。なんでそんなんで感動してんだかわからんが泣けてきた。そして笑える要素満載なのだ、以下笑った点を羅列すると
・いきなり中尾彰が1分程度だけでる
・いつまでもうまくならないケイン・コスギの日本語
・小美人が美人じゃない
・外人が全員あからさまな吹き替えで日本語を話してる
・地球防衛軍なのに、幹部がほとんど日本人
・高杉亘が漫画にでてくる中国人みたいな格好で中国人を演じてる
・エビラと生身人間が格闘してる(いくらでかいエビだからって怪獣と戦う人間ははじてみた)
・伊武雅刀のX星人が本気でうさんくさくて宇宙人に見える
・X星人飛来を討論する大槻教授と韮澤さん(否定派のくせにでる大槻教授も教授だが、韮澤さんもこんなもんにでるからうさんくさくなると、他の肯定派は苦々しく思ってるだろう)
・富士山中に出現したミニラを泉谷しげるが普通に車に(シートベルトをつけさせて)乗せている(並みの俳優だと陳腐なシーンだが、泉谷しげるだと絵になってるから不思議だ)
・佐野史朗が宝田明を襲う異常者で10秒だけ出演(本当異常者が似合う人だ)
・北村一輝のX星人のくどさがすごい(北条時宗の時もすごかったが、いい意味で日本一アンリアルな芝居をする俳優かもしれん、目の下のクマの黒さもすごい、まさか私がいつも衣装に内緒でやってるみたいにメイクで黒くしてるのか)
・送り込んだ怪獣がゴジラにやられた後の、悔しがり方が漫画(比喩で地団駄踏むんじゃなくて本気でキーと言って、地面をけるんだから)
・アメリカ版ゴジラっぽい怪獣がゴジラと別の怪獣として出演(いくら別物つくられたからって、一度はリメイク権あげたくせに大人気ないぞ東宝)
・しかもアメリカ版ゴジラ対ゴジラの対決18秒で終わる
・それを見たX星人が「やっぱマグロ食う奴じゃダメか」とつぶやく(すごいギャグだ)
・さとう玉緒と谷原章介がニュースを見るカップルででる(豪華に使ってるというより、でてくれるから無理やりちゅくったシーン西か見えない、ある必要がないもん)
・怪獣がどいつもこいつも1分程度でゴジラに負ける
・のわりにはやたら人間通しのアクション多し
・銃をうった宝田明が「昔は私も百発百中で」と言う(宝田明が昔「百発百中」という映画に主演していたことを知らないとわらえないギャグ、こういう狭い笑いは大好きだ)
・キングギドラがカイザーギドラになって出演(皇帝に昇格かい、脱力王こと長町も脱力皇帝になるのか)
 と、まあみごとな馬鹿映画。しかし、昔の怪獣映画なんてこれくらい馬鹿だったんじゃないか?(ジェットジャガーが正義の心で巨大化したり)変にリアルを求めるなんて怪獣ファンも心が狭くなったもんだ。子供向けでいいじゃないか、と思いました


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