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2005/02/04(金)
就活前にお断り
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まず最初に断ります。就職活動が始まってますが、このような日記は非常に書きづらい。就活をしていれば、説明を受けた企業に対しなにかしら感想をもつ。当然いい印象もあれば、悪印象をもつこともあります。しかし、具体的企業名をあげて書くとなると勇気が要ります。まさかとは思いますが、いつその企業の関係者がこの日記を見ていないとも限りません。私は今までこの日記において、相手がどんな権力であろうとも恐れず、褒めるべきことは褒め、批判すべきことは批判してきました。脚本家を志す物書きの端くれとして自分の言論に対する責任は取るためです。しかし、そのために自分の身は守れなくなってもいいと言うほどの覚悟はありません。
私の尊敬する高校時代の演劇部顧問の中島先生は自身のHPの中に、マイホームを建てた時の体験談を載せています(一応高校演劇と生物教師なので生物のHPなのに、ほとんどマイページじゃねえか)。その中で先生は、家を建てる際選んだ建設会社5社を徹底的に比較し、その批評をHP上に公開してます。各業者の短所かなりきわどいことも書いてます。先生がウソをつくとは思えないので、仮に名誉毀損で訴えられても勝てるんでしょうが、それでも自身のHPでここまで公開する勇気はすごいと思います(本当演劇のHOなのに、下手な家作りのHPよりよっぽど参考になると評判らしい。まあ何事も妥協しない人だから)。私も本当はその勇気に追いつきたい。しかし、就活中は危険すぎます。もし内定を頂いたらいづれ、笑の内閣HPの総裁の部屋に「ヒビサマ内定への道」という特集をアップします。これはうまくいえば芝居を続けたいけど就職はしたいという方に、たいへん役立つページになるかもしれません。それまでは勘弁してください。
問題はその物語がハッピーエンドになるか、アンハッピーになるかです。毎日新聞主催の合同企業説明会に行った。今回は前よりは規模の小さい企業が多くて役に立ったが、まだ転勤があるところも多くてしんどいな。
しかし、合同企業説明会なのに一社ごとの話が長い。そりゃ、自分のところの話いっぱいしたい気持ちはわかるが、こちとらはいっぱいまわりたいんだ。特に私の場合実際聞きたいのは、定時に帰れるか?土日は休めるか?勤務地は京都近辺か?=芝居が続けれるか?だけである。それが可能ならとりあえず会社説明会には行くから、詳しい仕事内容はそこで知ればいいんである。結局5時間いて11社しか回れなかった。
まあ、いっぱい回れなかったのは混んでるせいもある。今日も知り合いにいっぱいあったし。人気のある企業は(広告業など)は大混雑だ。すいてるとこというとパチンコ屋だ。土日休めないサービス業に行ってどうする?と思うが、高給は魅力だし全国チェーンじゃないかぎり地域も限定。勤務時間は2交代なので午前勤務なら芝居は出来るということで、すいてる魅力には勝てずパチンコばかり回っていた。
まあ具体名はふせるが、声が小さくてやる気あんのかってところや、帰省する場所が北海道と言うと世間話から入って親しみが持てる人と様々。パチンコ意外でも、本当にこの仕事が好きなんだなという人や、支店をいっぱいもつような老舗企業から、渡辺謙似の若社長自ら来るような若い企業からと色々あったが。みな共通してるのは、やる気があっって仕事に望めばどんどん抜擢するよって声だ。確かに向上心に燃えて就活してる人にはこれほどいい口説き文句はないだろう。なによりこの会場に来る人は本当に仕事が楽しいんだろう。しかし、私のように金のために就職する人には心が痛む。出来るだけ仕事を効率よくサボり(絶対減給しないよう遅刻などはしないが、仕事量はしない)、給料ドロボーと言われるようなダメ社員を目指している(同じ給料なら仕事しないほうが相対的に自分岡地は上がるからね)とはとても言えないわな。
まあ、なかなか芝居を続けられるような職場は難しい。どこもかしこも残業ばかりだ。なんて非人道的なんだ。8時間以上労働させるなんて、人間らしい生活を阻害してる気がするよ、本当にそんなに残業してるのかな?5時半頃阪急に乗ったら結構会社帰りの人は多いのに、あの人たちはなんなのかな?まあ、できそうなとこ数個見つけたんだが今は伏せておく。ライバルが増えても困るしな。
その後カツショップを見に行った。すっかり迎信者になった私は当然駆けつけなくてはならない。受付にいた幸恵姉さんは迎信者が未踏座でも増えているのを嘆いていた。客席に入ると、座席が対面方式になっていて真ん中に舞台があるという野心的な客席だった。向こう側の席のお客さんと向かい合わせになるので、グータラして座ってられず緊張した(しかも私の向かいはナツメさんだった)。感想は・・やはり難しい、事前に脚本を読ませてもらったり、カツショップHPの迎日記を読んでも難しいもの。が、やはりその主張は直球勝負だ。うむよに続いて今回もストレートだった。やはり無難な芝居で満足している学生劇団の人は、好き嫌いは別にして見るべきだ。この作品をわからないではなく、はっきり嫌いといえるだけでたいしたものだ。残念ながら私はまだ好き嫌いのが判断できる段階ではない(小ネタは好きだけど)。
その後久々に路上に出た。たけるさんと行く予定だったが、来れなくなった。しかもハラダさんもいなかったのではじめて一人で出たが怖かったがいい体験だった。
ちなみに中島先生のHPのURLは・・忘れた。でもヤフーで高校演劇って検索すれば「北海道の高校演劇」ってページがでるはずだ。よかったら見たら、高校時代の私やたけるさんの写真がでてくるかもしれん。こっ恥ずかしい。
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