ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
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2005/05/31(火) 第1回内閣猛虎会
 今日は記念すべき笑の内閣猛虎会の、第1回目の閣議がありました。内閣猛虎会とは、その名の通り笑の内閣の公演の参加者で阪神ファンが集まった会です。タカマ総裁をはじめ、みずのゆか、寺澤哲、武結城の4人がいます。ひげっちやそーたさんも阪神ファンですが、今日はこの4人です。もちろん閣内では阪神ファンが最大勢力。ヨウスケ、HIROFUMI、誠サマが読売、まつもさんがヤクルト、ひろたは中日(そこまで熱狂的じゃないが、地元愛が強い子だし、さすが駐日大使)、ちょめがロッテ(いやちょめは参加者じゃないか、ついうっかり)と分布は分かれているけど。

 内閣猛虎会に入会するには、内閣の公演に参加する、阪神ファンであることの2つです。主な活動は、みんなで甲子園に行く。それだけ。いや、それも十分立派な活動だ。

 と、いうことで授業が4まであって遅れた哲をのぞいた3人で3時に大宮に集合。余裕を持って甲子園に到着。哲も到着し熱心に応援しました。みずのさんはケモノライダーのときに差し入れした、トラッキーの耳(下記の写真参照)をつけてきてくれて可愛かった。武ははじめての甲子園に興奮していた(練習サボって)。哲はジェット風船で卑猥なことやっていた(まあ、確かにあれはアレにしか見えないけどさ)。今日の先発は龍谷出身の杉山直久。龍大でと言うことでアル中パワーで8回2失点と好投したが、ハゲタカ軍団の杉内に2安打しか出来ず惨敗。初陣飾れず残念。8時半に終わってしまったので、4人でダイエー(もう身売りしたし敵ではない)でチンタラしてから帰った。

 ちなみに、ブログに内閣猛虎会入会のお知らせがかいてます。入ってね

2005/05/30(月) タックルに久々に田嶋さんがでてた
 イラクで捕まってた斎藤さんの死亡が確認されたそうだが、あたまにきますね。気の毒にとは思うが、傭兵じゃないか。正規の軍隊に所属する軍人ならまだ「国を守る」という崇高な使命を持っているのかもしらんが、傭兵は金で雇われ人を殺す連中だろうが。それが勝手に危険なところにいってまさに自業自得。と、なぜ報道しないんでしょうかね。イラクの復興につくすNGOという崇高な使命を持った人が捕まった時はさんざん自己責任と避難したくせに。反政府的な奴らは避難し、アメリカのために働く傭兵は避難しない政治家とそれに迎合するマスコミ。産経のアホは「兄のためにイラク政策えお変更しないで下さい」と言った斎藤さんの弟を立派だとかぬかしておったが、そう言わせたのは誰だ?去年のあの酷いバッシングがあったのを記憶していれば、こうとしか言えないだろう。家族が人質にとられて本気で「国策のが大事だ」なんていう人がいたら、そっちのがよっぽど鬼だ。私は家族・恋人・劇団員が人質にとられればたなら、その他の日本人全員死んでもそっちが助かってほしいと思うよ。

今日はヨウゲツにビデオを見てもらった、狙ったところでことごとく笑ってkるえた打率990.くらい。やったね。

2005/05/29(日) 避妊ライダー
 今日は寮祭のクライマックス鴨川レースに行きたかったが、やはりケモノライダーを見に行った。「法王庁の避妊法」である。最初このタイトルを聞いた時は、「ある教会でシスターに手を付けまくってる司教たちが、子供産まれたら困るって避妊法を探るが、厳格な司教が自然に逆らうなって主張して喧嘩になる話」というのを思い浮かべた(しかもパウロ永田事件の前に)。しかし、千本ちゃんに聞いたら「オギノ式避妊法を発見した荻野博士の話(法王庁はまったくでてこない、オギノ式はコンドームを認めないほう王朝が唯一認めた避妊法だということでこのタイトルらしい)だと聞いて自分の想像力が恥ずかしかった。確かにこのタイトルから荻野博士ってのは絶対無理だが、すごい想像力だ。まあこのあらすじが、後に「コンドーム伯爵VS危ない司教様」につながるんだけど。

 さて、感想ですが、よかったと思います。アンケートには辛いこと書いたけど、よかったですよ。最初上演時間2時間半と聞いた時には、もうそれだけうんざりだったが、そんな長くは感じなかった。脚本がすごくいい。私はオリジナル至上主義者(自分お脚本が一番面白いと思ってるし、よそに出る場合でも作者が自分にあて書きしてくれないと嫌だというわがままなタイプ)なので、既成の脚本を見ていいと思っても、やってみたいとまで思うことは滅多に無いが、やってみたい本だと思った。

 とはいえ、やはり練習不足は目立った。実質3週間だからな。いい意味でも悪い意味でも、観ていてあと2週間ほしいと思った(役者やつくってる方向性はいいので、あと2週間あれば確実によくなる。ハナから役者のレベルや方向性が酷い芝居って、あと2週間あってもどうにもなんないだろって思うでしょ)。特に口惜しいのが笑い。私はあんまり笑えなかった。全笑える台詞・シチュエーションのうち実際笑えた割合が2〜3割ぐらい。打率としてはこれは低い。そもそも轟が、どのような手段で笑わせたいというのかがわからん。あの脚本で一番いい手段は、全登場人物に一切ふざけさせず真面目に芝居をさせることによって、笑いが起きるというものだと思う。それができる脚本だし。しかしそれが無理なら、ベタベタコテコテにやって無理矢理笑わせることもできたはずだ。それでも十分笑えたはずである。しかし、どっちでもなかった。そこがいじきたないまでに笑いを取りにいくことを信条にしている身としては、すごくはがゆくて勿体なかった。

 さりとて、ちゃんと客席は笑っていたからな。その事実は真摯に受け止めなくてはならない。単に甘い客だからと片付けてはいけない。どういったものが笑の線に火をつけるのか見極めたいと思ったので、後半は客席ばかり見ていた。

 まあ、あと難しいテーマだけに、演出の轟がこれをどう考えているかの主張がほしかった。この話は「子供をつくる、つくらないを女性が決める」という問題をどう考えるかである。今回の芝居では、それをお客さんに委ねていた。それはそれで悪くないが、今回のメンバーがそれをどう考えているかが、わからない。私は自分が正しいと思ったことは、みんながひくような極論でもぐわーっと訴える主義なので、それが伝わってこないのは物足りない。私がこれをするなら、私は「今生きている人間の幸せを第1に考えるべき、そのためには中絶もやむなし、胎児の死体も医療(胎児の死体はアルツハイマーの薬に使える)に使うべきで人間とみなすのはナンセンス、一時の感情でかわいそうって産む奴は馬鹿」という考えを持っているから、それを強要する形になって気分を悪くするお客さんがいてもそういう風につくる。

 で、結論だが、役者がよかったね。BKCの二人はちょっときつかったけど。小劇勢をはじめ、役者がとてもいい(浪崎くんは今回の役あってなかったけど、すごく好きな役者だ)。単純な話、いい役者を揃えればそれなりの出来になるという当たり前のことを再認識させた。そりゃそうだ。演出どうこうも大きいが、集める段階だよな。そう考えれば、次からはちゃんと選んで役者を集めようと思った。

 夜は、ヨウスケ・平と3人でゆーみんを誘って飲みにいった。ゆーみんも若い男3人もはべらせて・・・哀しくないのかな?念願の「ショッカー秘密基地」ってバーに行った。従業員が戦闘服のかっこしてたり、ポスターがはってるわけでもなくたいした凝ったつくりではなかった。ただカクテルは怪人の名前をいうと出てくるという、凝ったこもだった。私は「死神博士」や「地獄大使」と言ったら、テキトーにつくったもんがでてきた。ゆーみんは女王蜂ということで「蜂女」を頼んだらハチミツが入ったカクテルが安易だ・・・

2005/05/28(土) 紫色の片思い
 今日は片手間の練習、よしはるさんは天才だ。その後新歓コンパだ。新入生いないのに・・・

 大ピンチだ。まさか1回生一人も入らないとは。たまたま興味のある奴が少なかったのか、勧誘活動がまずかったのか知らんが。紫を笑の内閣のファームにしたいと狙っている私にも大打撃だ。

 正直いうと、今みんなに、特に見に来なかった子に会うのがしんどい。まあ勝手に被害妄想になってるだけだけど。やっぱり裏切れたという怨みは消えない。私は所詮みんなの中ではバイトや気が向かないといった程度のことで見にいかなくてもいい程度の存在だったのかと思うと哀しすぎる。片思いしすぎた。

 私にとって芝居は人生そのものだ。すべてをかけてやっている。芝居の本番と親の死に目がバッティングしたって、絶対に芝居を選ぶ。愚かなまでの芝居馬鹿だ。そして「生ゴヅラ」はその芝居人生の中でもすべてをかけたものだ。これを観てもらえないということは、私の人生を否定されたと同じだ。まああまりにも馬鹿な考えなので、そこらへんの友人にまでそのことが理解できるとは思ってないが、3年間苦楽を共にした仲間ならわかってくれていると思っていた。

 わがままだと言われようがそれは仕方ない。私に言わせれば、自信がある作品をしつこく宣伝したり、見に来なかった人がいることを悔しがらない奴は、芝居に対する愛情が足りない。今回185人いて、私の知っている人でも5・60人は着てくれたが、まだ来てほしかった人も5・60人はいる。私はきっと自分の知り合い全員が見に来てくれない限り満足することはないんだろう。実際、芝居をはじめてから毎回毎回悲しい思いばっかりしている。でも、それは無理なことだ、芝居の興味のない友人だっていっぱいいる。芝居に興味がないからといって、それ以外ではつきあっていきたい人たちだから縁切りはしない。でも、紫の人に関しては「全員に来てもらう」というのは無理なお願いではないと思っていた。少なくとも同じ芝居をしているんだから。

 でも違うみたいだ。やはり芝居に対する愛情が違うんだろう。芝居に対する愛情、そしてみんなに対する愛所が深ければ、どんなに無理したって見に行くはずだ。しかし、それが少なければ、当然無理はしない。それは決して悪いことではない。紫は学生劇団、そこに入っているからと言って芝居にのめりこまなくてはならない義務などない。むしろ一般的にみれば私ほどのめりこんでるほうがよっぽど危ない。私はみんなにないものねだりしすぎた。片思いしすぎた。意見書を紙に書いたことについても、私は間違ったことをしたとは思ってないし、中身も絶対的に正しいことを書いてあると思っている。かいたことが悪いといわれても、私はその中身を読んで考え直してもらいたい(そうなるべきだ)と思っている。でも、みんながそう変わる気がないなら説得してもしょうがない。「仲間の芝居は無理して見に行く」というのは私基準では絶対的に正しいことだが、本当に正しいことかどうかはわからない。みんなの中では「無理をしない」が正しいなら、それが正しいことだ。私はみんなに対する愛情が深すぎるから、(普通なら黙っているところを)考え直してほしいという思いが先行しすぎた。でも、答えられない片思いをされるほどプレッシャーになり、やがて頭にくることはない。私もこたえられないような過剰な期待をされてしんどかった経験がある。みんなにそのプレッシャーを与えてしまったこというのが、申し訳なくてしかたない。顔向けできん。

 もう、子離れしなきゃならんよな。これから大きくしていくんだからいつまでも身内狙いしてる場合ではないのだ。それなのに今回の生ゴヅラの中には「紫の人しかわかんないギャグ」とか、下手すると「やまさんにしかわかんないギャグ」とかがあった。が、せっかくこれを入れたのにやまさんが来てくれなかったのでがっくりしてる状態である。でも、やまさんだって希望してるわけじゃないのに、勝手に自分ひとりむけのギャグいれて行かないからって怒られちゃたまったもんじゃないだろう。正直身内にサービスしすぎてるな。

 なんというか、紫の人は大好きだが、次も1人でも見に来ない人がいたらまた同じ悲しい思いするだろうなと考えるとどうしたらいいんだろう?私自身がそんなこと気にしない人間になるのが一番なんだけど難しい。困った。どうしたらいいんだ

2005/05/27(金) スクーターでいいんや
 寮祭芝居が終わって疲れ果てた。やはり病気中に芝居するもんじゃない。本当にいい意味でも悪い意味でも酷い芝居だった。今回は、意外にも結構来てくれた、こんな来にくい時間なのに。ありがたい。本当に嬉しい。でもやっぱり期待してたのに来ない人がいるととても悲しい。それだけで尋常じゃない落ち込みをしてしまう。裏切られたと思ってしまう。自分でも気持ちの整理が付かない。いづれブログに書きます。

 まずはニュースフラッシュ。CLはリヴァプールが優勝しました。私は昔リヴァプール出身と言うウソをついていたので嬉しいです。でも今年のプレミアでは5位だから、来年出場できないんだよね。来年出場できない優勝チームってすごいな。

 「新撰組!」の続編が来年うやるとのこと。嬉しいことだ。土方編らしい。嬉しいな。

 旧日本兵のニュースにはびっくりしたな。昔「金田一少年の事件簿」に「墓場島殺人事件」ってのがあって、その犯人は自分たちの罪を旧日本兵の生き残り(実際はいない9になすりつけようとしてるんだが、「今何年だと思ってんだ?横井さんや小野田さんがいた70年代ならともかく、そんな理屈簡単に信じるなよ金田一」とつっこんだが、実際いるとは・・・

 さて、4輪の免許をとったということで、次は2輪の免許を開始した。しかし、2輪は私には無理だ。だって二輪はMTなんだもん、わしにクラッチ操作なんか無理にきまってる。2輪の場合は、クラッチもアクセルも手とはいえ、クラッチを緩めると同時にアクセルを回すなんて・・どうやったらそんな器用なことができるのかまったく理解できない。あの武結城がこんなことが出来てるとは理解できない。本当に4輪はATでとってよかった(だから2輪になって苦労してるんだが、最初はクラッチ操作を自動でやってくれないという事実自体が理解できなかった)。ということで教習にいっても、まったく発進できずに1時間おわり。

 だいたい、私は50cc以上のスクーターに乗りたい(普通免許で乗れる50cc以下の原付じゃなくね)からわざわざ2輪免許を別に取るのだ。別に2輪に乗りたいわけじゃない。スクーターならATと操作同じだから苦労いらない。そもそも自動でやってくれることをなぜ人間の手でやらねばならないのだ。別にたかが見た目がカッコイイという見栄えだけのためにわざわざめんどくさいMTを学びたいという人を止める気はないが、スクーターでかまわんよという人にまでMTのをさせるなんて酷い。例えば、洗濯をするこが免許制になったとして、洗濯機で洗うからいいよと言ってる人にまで洗濯板で洗わせて、できなかったら「お前に洗濯をする資格はない!」って言うなんて酷いでしょ。

 と、思ったら来月からスクーター限定免許が創設されるらしい・・・うーむ1月の入所した時にはそんなこと言われなかったぞ・・でもそっちに移行するための手続き料ほとんどかからないらしいから移行しよう。

 今日は16時まで寝て、私の高校演劇時代の演劇部の先輩(音響さんをやっていて全国をドサ回りしている、どういう人物かは去年の6月12日の日記参照)立石さんから、また仕事で京都に来たという連絡があったので飲みに行くことになった。本当はたけるさんと一緒に行きたかったが、ようがあったらしいので一人で。1年ぶりだったが、立石さんには劇的な変化がなかったので、私の方には劇団を旗揚げという劇的な変化があるので、私の話ばっかりになった。本当に人の話を聞けないのは情けない。立石さんの会社は大手で、三谷さんの芝居のオペもしたことがあると言っていた。羨ましい。音響と作家と立場は違うが、芝居への意識はすごく高くなっていた。そして二人で「高校時代今の情熱の5分の1でもあれば、全道大会行けたのに・・・」と悔しがった。

2005/05/26(木) 寮祭万歳
 寮は本当に魅力的な場所だ。その話を母にしたら、母は自分の寮時代を話してくれた。母は大学時代は寮生だった。父親(わしにとっての祖父ね)が亡くなったこともあり経済的理由だったらしいので、本当は普通のアパートに住みたかったんだと思う。でも、寮長
まで務めて、全寮連(全国大学寮生連合?でいいのかな)大会のため東京まで行ったことがあるらしい。いろんなことを語ってくれた。

まあ私は住人じゃないから、何時間にもわたる総会に出る義務がない。大変な自治に関することは(食堂の管理・運営には関わっているが)していない。所詮酒飲んだくれて仲間とバカをやるという楽しい所取りしかしていない。実際すんだとしたら、自治のことで色々悩んで(単純にぼろくて寒暖がしのげないというほうが辛いだろうが)辛いこともいっぱいあるだろう。しかし、経済的に苦しい学生でも大学に通えて(授業行ってないやつの方が多そうだが、寮生活が楽しすぎて留年する奴続出でかえって金がかかるという噂も名高い)、自分たちのことは決められる自治の場というのはカッコイイと思う。すくなくtも唐仁をはじめ奴らはかっこいい。

 しかし、全国のこうした寮が潰されている。東大駒場寮をはじめ、大学側は学生とも話し合わず一方的に「廃寮宣言」をしているらしい。山形大学の「泥ウソ事件」(解説すると長くなるし自分で調べてくれ)という酷い事例も聞いた。吉田寮も80年代に潰されかけたことがあるらしい。これを救ったのは、寮生だけの力ではなしとげられなかった、支援する知識人や市民の力だったらしい。だからこそ、今寮は積極的に門戸を開いている。いざという時、力をかしてもらうため。うちもそこで芝居を打った以上は、恩義は返す。一緒に立てこもるぜ。ということで、この寮の魅力は語りつくせない。29日までは寮祭遊びに来てその魅力を満喫してみませんか?楽しいよ

今日で寮祭芝居は終わり。寮に行くと、寮祭期間中なので厨房で料理をつくっている。昨日は珍しいアフリカ料理を食べさせ貰った、今日はフランス料理のフルコースが980円、たまらない。

 今日はあきちょめとカメが見に来たので乱入してくるのではとドキドキしていたが、むしろHIROFUMIが余計なちゃちゃ(この芝居は、客が役者にちゃちゃをいれるのは全然OK)をいれたので、うざかった。またHIROFUMIほんとうおもしろくないんだ。あたまきた。

 終わった後はうちあげ。いろいろな人と、いろんな話をした。寮生と話すのは刺激的で楽しかった。ナカノ実験室氏とはあんまり喋れなくて残念だったが、中野ゆきこさんという(次はさいなやむにでるらしい)方に会えた。彼女はアンケートにうちに出たいと書いてくれた方なので、なんとか連絡取りたいと思っていたので会えてよかった。彼女ともあんまり話せなかったが、いい人だった。

 今日はちょめたちだけじゃなく武や無限大(というか、3日連続で来ていた。義理堅いというかなんというか)もいたので一晩中バカやりまくり。とくにちょめの話は深かった。やはり彼は今まであった人物の中でも3本指に入る天才だと思った。ちょめと唐仁の話をみんなで聞いていたが。天才通しの会話は天才すぎてわけわからなかった。だって人生について語るという哲学的なんだけど中身はずっと「うんこが」「うんこで」とうんこばっかり言ってるんだもん。・・それともこれを天才といってしまう時点でもうヤバイかな。実際うんこうんこで小学生みたいだもんな

2005/05/25(水) ヒビサマ吐血
 まずは頭にくることが2つ。今回内閣のメンバーから芝居中の小道具として桃鉄を借りる予定だった。しかし、日曜に聞いたら「残念ですが、売っちゃったからもうないです」と返してきやがった。なにを考えているんだと思った。私は確かに2週間前「芝居中使うから貸してくれと」言った。この記憶ははっきりしている。絶対に間違いない。

 信じられないことである。くだらないものだが、芝居の小道具である。一旦貸すと言っておきながら、売るとは何事だである。あたまにきたのは、上記の通り罪の意識がまったくないことだ。自分がどれだけ深刻なことしてるのかわかってんのか?今回は、ゼミの堀井君から借りれたからいいが、もし、金で替えないような小道具だったらどうする気なのだ。それだけで、脚本の変更、下手したら公演中止までありうる。もし劇団単位でそんなことしたら、今後その劇団は者の貸し借りで取引してもらえなくなるだろう。

 確かに「その後、きちんと確認しなかった」「芝居中桃鉄をやるというのはあまりに普通考えられない事態なので冗談だと思われた」「もしくは、本当に芝居の最中ではなきく、生ゴヅラの時みたく秋時間にやると思われた」という可能性はあるので、私にも非はあるので下手に出て注意したが、あまりにも罪の意識に無自覚で無礼な返事が来たのであたまきた。まあ、彼とて当然悪気はなかったはずだから反省してくれればいいけど。ってかそもそも人に貸すと約束したもの売るとは非礼だ(法的には問題ないが)

 もうひとつは、次回作についてだ。こっちはもう100%私が悪い、自分の情けなさにあたまにくるのだ。次回も哲に照明を頼んでいたのだが、私は日程は変動するけどとりあえず22から25程度の気持ちでこの日だと言ってたのだが、哲はそれで決まりだと思っていて、その翌日から別なところの予定いれてしまっていたのだ。よって、ピンチである。うちの照明なんて地明かりしかないから、技術的なものなら誰でも出来る。しかし、機材の手配に関してはあれだけ安く集められるコネのある人間はいない(高い人は高いし、安い人間は機材を集められない)。限られた予算で照明に2万も3万もかけるわけにはいかんのだ。これはちゃんと伝えてなかった私が全面的に悪い。それどころか、哲は別なところけってきちんとここを空けておいてくれたんだからなおさら申し訳ない。別にこの日程じゃなくなるわけでもない(候補のひとつ)ので、まったく問題ないかもしれれんがピンチだ。自分の計画性のなさが情けない。

 正直言うと、そんなことで悩みたくない。私は作家なんだから作・演出のことだけしか興味がないねん。私は極端に興味がないことは出来ません。わがままだけいって、こういうめんどくさい調整は制作にやってほしい。だれか参謀やってくれ

 今日は24時公演だ。24時から芝居である。すでに25日水曜日ではない。26日木曜ではないか。普通のホールでは退出時間があるから絶対に出来ないことだ。こういうことが出来るのが吉田寮のいいところだ。

 24時公演と言うことで、各役者が色々ヤバイものを仕込む。今回の芝居、唐仁が寮生・寮外生問わずどんどん呼んだので20人以上なので、これは凄いことになりそうだ。今回の芝居は、本筋は16世紀フランスが舞台で主人公が父の敵を取りに行く冒険話だが、いろんな人が出て脇道にそれまくる、というかむしろ脇道のが長すぎてなにをやりたいのかさっぱりわからん。一言バカである。しかも舞台装置はそのへんにあるパネルや単管や畳をテキトーにつなげただけ。360度全部が舞台だ。唐仁いはく「客が黙って芝居を見る時代は終わった。常に動かなければならない」と言っていた。かなり観づらいがおもしろい。他にも芝居中に役者客とわず酒飲めるわ、にんにくまくわ、やりたい放題。

 私の役は、哲演じる国王の摂政。国王が仕事もせず遊びほうけるのは私のせいという、奸臣である。しかし、その原因は私が桃鉄に誘うからである。16世紀フランスなのに、桃鉄。しかも、舞台上にプレステ2を置いて芝居中ずっと桃鉄してるという役だ。実際ずっと桃鉄してるのだ。他のシーンをやってる間も、ガチで対決している。キングボンビーとか現われたら「うわーキングボンビーだ」とか言ったりして、芝居の邪魔するし、腹減ったら宅配ピザ頼んだり酷すぎる芝居だ。

 今日は24時公演ということでもっとヤバイネタ仕込みすぎ。いい家臣であるチハルと3人で、官能小説朗読したり、コンドーム撒き散らしたり、ウィスキー一気飲み対決したり、私は37度あるのに37度のトリウウィスキーを一気したため、気持ち悪くなってその場で吐いた。本番中なのに。しかも、血まで吐いた。まあ、鼻血が逆流しただけだけど、芝居中に吐血するなんて芸人としてはおいしすぎる。若いってすばらしい。

 24時なので、他の役者も無茶しすぎだ。まあ、勝手なアドリブ、勝手に仕込んだ小道具使いまくる。唐仁も公認してるから、やりたい放題。みんな酒飲んでるので、酔っ払って芝居してる人ばっかり。勝手なことしまくり。ナカノ実験室氏が仕込んだネタなどは、さすが完成度が高くかなり笑えたが、ほとんどは酔ってるのでわけわからんネタだった。一番酷いのは、男性自身を出して排尿する役者まででてきた。客も怒って帰ったり、中には泣いてる人までいた。そりゃそうだろう、酷すぎるし、怖すぎる。昨日1時間20分で終わった芝居が、アドリブしすぎで3時間もかかった。紫の人たちが何人か来てくれていたが、終わった時には全員帰っていた。高いところで演技する(寮食の自販機の上でも芝居したりするから)役者もいるし、本当に死人が出なくてよかった。

 こんな無茶が出来る若いって素晴らしい。これを危ないじゃなく、素晴らしいと思ってしまうところでもう道を踏み外してるんだろうか?

2005/05/24(火) 7度5分で舞台に上がる
ワイフの献身的な介護もあって(風邪をいいことにあれかってこい、これかってこいと酷い男だ)今日は家では熱が引いたので寮に向かったがちとぶり返したくさい。しんどいながら本番をむかえる。こんなテキトーに芝居するのははじめてだ。脚本は一度だけ全部読んだが、今日はじめてこういう話だとわかった。計15分くらいしか練習してないからね。それでもちゃんとできてしまうのが凄い。ネタバレするから詳しくは書かないけど、飯食って酒飲んで普段吸わないタバコすいながら、舞台上でテキトーな芝居してます。見に来てくれた本宿・木村が「ヒビキさんこれは熱でてても十分できてるじゃないいですか」とあきれていた。

 そんないい意味でも悪い意味でもひどい芝居「ジェフはしる」明日は24時開演なのでもっとひどいことします。是非見に来てください。26日は22時。

 具合悪いので今日は帰ったけど、公演終了後はいつも宴会です。もちろんお客さんも参加可能。明日夜は公演終了後「生ゴヅラ」の上映会もするので見逃したか方も必見ですね。

 ちなみに今日考えたんだが、あの話「アメリカ絶対悪」と思ってるか否かで話が成立するか否か違って繰るんじゃないかと思った。あれアメリカはどんな場合でも悪いという前提であれば、最後の総理や官房長官の台詞も自分勝手に聞こえない。書いてる私自身もなぜあれが自己中心的だといわれるか理解できないが、それ指摘する人ってもしかしてアメリカは悪い国だと思ってないのかな?うーむ謎だ?おしえてみなさん

2005/05/23(月) 父に認められるまで
熱が下がらない。明日本番なのに練習も休み。だいぶ回復したけど。つらいなあ。

 早く観てもらいたくて、実家にビデオを送っていたが、観てくれたようだ。わざわざ両親に観てもらいたいのかよとつっこまれるかもしれんが、この世で一番恩義のあって、私を愛してくれている両親には、ここまで育ててくれた感謝の気持ちもこめて、自分が生きてきて一番大事な作品(まさに21年間育ててもらった成果)を一刻も早く見てほしいと思うのは当たり前。わざわざ390円かけて送った。

 おおむね笑ってくれたそうだ。よかった。おそらく父は私の作品を最も酷評する男だと思う。前書いた細かいディティール云々に話だが、父はくだらない2時間ドラマとかにも、少しでもリアルじゃないシーンがあるとここは変だとか、こんな言葉使いするかとか無粋なツッコミをするので、私のいいかげんな芝居つくりは気になるはずだ。

 案の定「何故客はこんなところで笑うんだ、甘すぎる」と怒っていたところもあるようだ。そんなこと言われてもだが、そこそこ楽しんでくれたようなのでよかった。意外にも一番好きなのは、田渕☆&迎の映像シーンだったらしい。そのくだらんさが最高とのこと、そういうのが好みだったのか。21年息子やってるが意外な発見だ

2005/05/22(日) 寮祭貫徹、闘争勝利
 昨日は寮食に泊まった。今日は片手間の練習が急遽中止になった。今日は紫の人何人かが、枚ぱーに行くとのことで、行こうかなとも思ったが、起きたら雨、それでも強行するらしいがそれはきついのでやめた。

 かわりに寮祭の突入企画である仮装パレードに参加した。仮装と言っても私は鳥のかぶりものしただけだが、「寮祭貫徹、闘争勝利、自治寮防衛、新寮専守」とシュプレッヒコールをあげた。寮生じゃなくてもやらせてくれる懐の深さがいいね。楽しかった。拡声器で河原町を歩いてたら、警官に注意されたがそれもまた楽し。

 しかし、それがたたったか、熱がでて練習できなかった。苦しい。

2005/05/21(土) 片手間にでるよ
片手間の練習が始まった。これだけ外に出ているが、プロデュース公演ばかり。きちんと既存の外部の劇団に客演するのは始めてである。片手間の芝居は好きだし、よしはるさんの演出は受けてみたかった。片手間の笑いは特殊だが、私は実は好きな笑のジャンルというものがない。私はベタから不条理まで色んな笑いが好きだ。私の嫌いな笑いはおもしろくない笑いだ。こういうジャンルだからといって色眼鏡では見ない。ようは私が笑えるか否かだ。なもんで、自分が進みたい笑いの方向もまだわからない。この前は欲張って自分の好きな笑いを全部つめこんだが、どうやって絞っていくかである。そんなわけで、色んな笑いが学びたい。片手間で学びたい。

今日は京都教育大学で練習である。あいかわらず未踏座の人にいっぱいあったが、今回は片手間の芝居なのに、未踏座勢がほとんど出ない。カツショップに行く人が多いからだ。チト残念。かわって、HIROFUMIがいた。ああもううんざりだ。上野ちさとさんという、忘却の2回の方もいた。自分で売り込んだらしい。HIROFUMIが先輩ズラして話しているのが鼻に付いた。いや、実際同じ劇団の先輩なんだから当然なんだが可哀想だった。迎さんも中2週間しかないのにでるらしい。村川さん、小松さんも健在で、田渕☆姉さんも中2週間で来る。あと、びっくりなのが土屋たえさんもでるらしい。そして、武にもオファーがかかっていた。あの官房長官を気に入ってくれたというなら私としてもすごく嬉しいことだ。やつは初のオファーに浮かれて出るらしい。また一緒か・・

で、よしはるさんと面接した。すごく色々な(笑いに限らず)芝居・映画・小説など作品をみて勉強してる人だった。人と話すとメモもよくとる。勉強熱心な方だ。見習いたい。本もおもしろかった。楽しみだ。これからガンバロー

2005/05/20(金) 寮祭の歌
 吉田寮祭ー吉田寮祭ーわーいわーい楽しいな、吉田寮祭ー吉田寮祭ー、わーい、わーい楽しいな。オーブレネリあなたのお家はどこ?私のお家は吉田寮よ、吉田寮は学校の近くにあるけど、全然学校に行かないから、同じなのよ、ヤッホーホトランランラン

 寮祭は楽しいよ。今日からプレ企画がはじまった。参加者を山中に放置して、ヒッチハイクで帰ってくるという企画だ。セーラー服で出発した男もいた。楽しいね。色んな企画がいっぱいです。寮生じゃなくても是非遊びにきてね

2005/05/19(木) エースを狙え!
 今日は1ヶ月ぶりに就活した。正直もう就活したくない。今回の公演、いろいろ酷評され自分でも今になって滅茶苦茶反省点が見えてきたとはいえ、かなり手ごたえがあったも事実なので、絶対一月前より芝居を続けたい欲が増えている。

 で、今日は説明会に行ってきた会社なので(条件もかなりいい=芝居が出来るという意味で)そこは受けとこうと思い行った。まずはグループディスカッションがあった。月旅行中事故にあったときの対策という、かなり変わった問題だった。私は喋るの大好きなので、他にしきる人もいなかったので積極的にしきって話した。まあ、どう評価されたかは知らん。積極性が評価されたか、あまり他人の意見を尊重せず、声のでかさで自分の意見を押し通した強引さがマイナスになったか、どっちかな?

 その後3人同時に部屋に通され、集団面接。はじめて、ちゃんといいたいことすべて言えた。少なくともぐずぐず煮え切らない答えをしていたほかの二人よりも、私に質問してるときの方が面接官も楽しそうで、会話もはずんでいたと思う。やはり、私は劇団主宰というのが大きなウリになる。声がとてもいい声だと褒められた。そして、劇団のこと色々聞いてくれるもんだから楽しくて仕方ない。本当面接って楽しい。自分の好きなこと話すだけ話しして、人の話聞かなくていいなんて夢のようだ。普段は自分の話だけしたくても、つまんねえ人の話し聞かなきゃならないからねえ。楽しい楽しい。まあ、5人いる面接官のうち4人は笑顔だったが、一人だけ「就職しても続けるの?」という疑念や、会場が吉田寮って行った時眉をひそめたところは気になるが。

 その後、名刺を受け取って大阪に行った。たくよしの芝居を見に行くためだ。正直彼の所属している劇団の芝居は、本公演はレベルは高いと思うが私の好みではない。しかも今回は若手公演なのでレベルもあまり期待できない。そして高い。本公演なら2500円、今回は若手公演とはいえ1500円である。高い。なので、かなりしんどかったがたくよしには大阪進出の参考にしたいと、本番前というのに6回もメールを送ってやっと来てもらったので恩返ししなければね。

 会場は梅田からすぐの場所。なか卯が1階にあるビルの5階。かなり手狭、舞台は横が4メートル、奥行きも2メートルくらい。まあ、人数もそうでないし、そういう芝居だからいいが。私の芝居では(馬鹿路線でいくにしろ、コメディ路線でいくにしろ。間男ならできそうだけど)使えないな。客席は40人で満員くらいでお客は30人くらいだ。立地は最高だが、それ以外は使いにくそう(なによりエレベーターがないのでどうやって搬入搬出してるんだ?階段かなり狭いし、火事になったら死ぬ雑居ビルみたいな感じ)。これでいくらなのかな?相場が知りたい。

 芝居の出来だが、しんどかった。上記の通り、ここの劇団(第2劇場さんというらしい第2の第は正確には別の旧字体らしいっが、うちのパソじゃんだせん、ごめん)は40代くらいの人もいるので本公演はかなり見ごたえがあるが、たくよしたちの代の若手公演は前もしんどかったが、今日もしんどかった。

 まず役者は7人いたが「この役者うちに客演で呼びてえな」と思う役者がいなかったのだ。心に響いてくる芝居をする人がいない。なんというか、みな凄いステレオタイプな芝居をするのだ。非常に珍しいくらいよくありがちな演技(矛盾した表現だが、こう書くのが一番正確だ)をする。こう、うまく文章に出来ない自分が歯がゆいが「え、ここでこんなオーソドックスすぎる演技でいの?(驚いたときとか、本当にぬいぐるみきた人みたいに驚く)」と冷めてしまうことが多い。前もそうだったので、演出というか劇団の方針なのかな?

 そして、よくわからなかったのが、この芝居で客を笑わせたいのか否かである。狙っているとしたら、ベタすぎる笑い、不条理な笑い。間とツッコミで笑わせ笑い。奇天烈な人物で笑わせる笑いなどがあるが、どれもまったく笑えない。まずベタや不条理など台詞系の笑いの場合、完全に脚本の段階でおもしろくない。小ネタがまったく笑えない。桃太郎とか引用されても、笑えないものは笑えないのだ。

 ツッコミや人物で笑わせるにしても本の時点で面白くないし、役者が上記のような演技をするため笑えない。登場人物にしても感情移入できる人がいないので魅力を感じられない。

 なにより不思議なのが、この話心を病んだ人を治療する話である。そっちのドラマの面は、そんなに悪いと思わない。むしろそっちにガツンと主軸を置き、主役の男の心の闇の原因が一体なんなのか推理形式で組み立てていけば、かなりドキドキする芝居になったと思う。しかし、笑いがすべてを台無しにしている。ドラマを見せたいなら足かせになってるし、笑いもほしいならもっとおもしろいネタを用意すべきだ。この程度でも笑いを取れると表欲張っているなら、真剣に笑いを考えている身としては頭にくる。

 正直お客さんが喜ぶという作品という点では勝てたと思った。これで1500円とれるなら、大阪で行けると思った。勿論老舗劇団なので本公演には全然かなわないけど。

 とはいえ、私以外の客は結構笑っていた。レベルが低い(目が肥えてないから)笑っているのだといのは笑った人に失礼である。なにかしら魅力があるから笑ってもらえているのだろう、あらかじめ今笑った層を狙っているのなら完璧だ。私の芝居なんかは絶対に素人向きだ。ゆめゆめ、ゴッドハンド、生ゴヅラとどれも目が肥えてない人には大うけしたし、目が肥えた人には酷評された。問題は、私が別に完全素人狙いでやってないことだ。キャラメルなんかどんなに玄人筋に「あんなの芝居じゃない」といわれても、素人向きを突き通しているから見事だけど、私には戦略がない。どこを狙っていけばいいんだか。私は多くの人に笑ってもらえれば満足なんだけどね

2005/05/18(水) 第3次笑の内閣募集のお知らせ
 今日、いろいろ決めた。

 第3次笑の内閣は9月22〜25、29〜10月2、10月7〜10のいづれかにやります。計6か7ステージです。できれば深夜公演がうやりたい。24時とか

 それを考えると24時間いける吉田寮しかあかんのよだね。と、いうわけで会場はまた吉田寮をとりにいく予定です。理由は簡単、私はあそこを気に入りすぎました。もう1回あそこでやりたくてやりたくてしかたない。実は時期もそれえ決めました。あそこでやるなら、冷暖房がないから暑くもなく寒くもない時期じゃないとしんどすぎる。そう考えればこの時期しかない(あと、出演予定者の都合がそこが一番いいというのが大きな理由だが)。小屋入りはたっぷり1週間以上、コリャ楽しい寮生活が始まるね

 練習期間は7月中に顔合わせ、(片手間の合間に週2・3くらい)、8月中は週4くらい。9月からは毎日かな。夏休み中なので昼練習も考えられるが、社会人が来る可能性もあり、夏場は昼は暑くて外に出たくないので、おそらく18時21時になるでしょう。土日は日中だけど。練習場所は今回は北だけだったが、次はおろらく南から来る人が多くなる可能性が高く、東山や下京をバランスよくとるつもり

 そして合宿をするつもりだ。時間を気にせず練習する日がほしいのと、今回うちとけるまで時間がかかったので、なにかいやがおうにも結束するイベントがほしいということで、泊まりに行ったら楽しんじゃないかと思った。すでにめぼしはつけている。関が原青少年自然の家、ここなら1泊470円で、練習場所になるホールも無料で借りれる。飯3食頼んでもただみたいなものだ。実にいい施設だ。交通費も往復3000円くらいだし。5000円で抑えられるからかなり安い。これは楽しそうだ。是非やりたい。

 参加人数だが、演目によるが、今回はそこまで多くしない。今回も目標は、舞台に上がってる人は全員その場の会話に参加するだ。脇でぼーっとしてる人を演出できないなら、脇にいる人を排除する方が手っ取り早い。まあ、結局また大人数になるかもしれんが、今回はちゃんといい役者を選ぶ。無造作には呼ばない。

 募集の条件だが、まずは来ると言った日にちゃんと練習にくる人だ。当たり前の話だが、当たり前が出来ない人も多い。あらかじめ休みは言ってくれれば調整はつけるので、どしどし応募してくれい。あと健康な体は大事。最低限ね。あと、18歳(高校卒業以上)はないと困るね。高校生を21時まで拘束するのははばかられるし、酒の席にもつれていけない(いや18・19も本当はダメだし)。あと若い参加者も多いから、下手に男女の仲になられると責任持てないからね(京都はきちんと条例あるし)。高校生の方は卒業してからうちにきてちょーだい。演劇経験は不問だけど、見させてはもらいます。とにかく、笑わせたいという欲にあふれる方がほしいです。あと、客いっぱい呼んでこれる人、まだまだ身内頼りだしな。正直、一人最低10人は呼んでくれないとキツイ。というか、それくらい呼べなきゃ困るよ。

 そして、制作は急務だ。私を作・演出に専念させてくれる制作は特に急募です。理想を言えば、私はわがままだけ言って事務処理はすべてやってくれるプロデューサーがほしい。でも、まあまずは最低限の制作をこなしてくれる方(少なくとも私が、「あれやった?これやった?」と心配しなくてもいい能力を持った方)で、最低週3で定期的に稽古場にきてくれる人。小屋入り期間中は常駐してもらいます。そして理想は、私を愛してくれること、私を見込んで売り出したいという欲にあふれる人がいいです。井深大は優秀な技術者だったが、経営はできなかった。しかし、盛田昭夫という経営の天才とくんだからこそ、ソニー天下をとった。今の私は井深である(いや、井深ほど才能があるかはわからんが)、一人で技術も経営もできた松下幸之助タイプではない。ならば、絶対に盛田が必要である。劉備にとっての諸葛亮、野田社長にとっての山田まりや、森兆立にとっての田渕☆理恵みたいな存在がほしい。

 あと、衣装。現在笑の内閣は、音響・照明・装置については安心してまかせられるスタッフと契約しています(いや次はまだ照明しか契約済みじゃないけど)が、衣装はいません。前回のような全員スーツならいいですが、馬鹿芝居をする場合優秀な衣装スタッフは急務であります。条件としては、私のわがままを聞いた上で衣服として体をなす衣装が作れるです。役者との兼務でもかまいませんが、自分の服だけかわいくするのはなしよ(本当多いですね、そういう衣装さん)

 そして一番ほしいのは助演出、私は物事を一方的に決め付けるけらいがあるので、別な角度から見れる参謀はほしい。作家とは別の視点で見れる人。特に私は、台詞を喋る人間ばかりに目が行くタイプなので脇に目が行く人、細かいディティールを追求したり、辻褄をあわせるようなめんどくさい作業が苦手なので、そういうのが出来る人。演技の基礎知識がないので演技指導を出来る人(特に動きをつけるのが苦手)。姿勢が悪かったり、目線が泳いでる役者とか気にならないので、そういうのを気にして注意できる人。などがいてくれるとありがたいです。

 と、ここまで書いて肝心の演目は決まってません。しかし、私はアテ書きしかできない作家なのでむしろ出演者が決まってないとかけないのだ。だからかなり急募。実はすでに2人ほど内定、あと2人ほど多分大丈夫はいるのだ(第2次参加者も、今回始めての人もいます)が、まだまだ足りません。私と一緒にやってくれ

 最終的には私を愛してくれる人、信じてくれる人がほしい。私の作品を、笑えると信じてくれる人がほしい。愛してくれとはわがままなお願いだが、愛してほしいんです。私は人一倍我が強く、自分のことが大好きだから、自信をもっていいます。私を愛してください、俺を信奉してください。愛してくれたら、その分の愛を返します。一緒に笑える芝居をつくりましょう、一緒に天下をとりましょう!お願いします

2005/05/17(火) 交通社会の仲間入り
今日は、ついに免許の試験をうけるために学科試験場へ行ってきた。京都府で免許の交付をうけるためには、例え舞鶴の教習所に通っていても最終的にはそこに行かなくてはならない。めんどいことだ。その場所は京都市伏見区羽束刺、京都4年目だが始めて聞く地名だ。地図を見てびっくり、バスが1時間に1本しかない陸の孤島ではないか。本当に京都市内なのか?田渕☆さん、武などそこで試験を受けた人から情報を収集したが、本当に周りに何もないらしい。二人は、実家ふだから送ってもらったからいいだろうが、私はどうすりゃいいんだ。なんで、こんな不便な場所につくるのか?不便なところにつくれば、何回も来たくないから、一発で合格してもらおうという変な親切か?

 朝7時におき、阪急で長岡天神行く。市内なのに、一旦長岡京市に出てからじゃないといけないというのが、すでに尋常ではない。長岡天神からバスに乗ったが、本当に周りにはなにもなかった。建物は結構あるし、まわりに山もないので決して田舎という雰囲気はしないのだが、コンビニはないし、住宅地でもない、こんな町は21年生きていたがかなり珍しい。私の都市計画ストックの中にはないような不思議な場所だった。

 その後受け付け。お役所仕事なので些細なことでもケチつけられると聞いていたので、キレないか不安だったが、意外と親切に誤記入は解説してくれた。助かった。そして学科試験。昨日遅くまで勉強したとはいえ、不安は不安。問題を解いてみると・・・20問くらい自信がないのがある。そのうち半分間違えていればアウトである。底意地の悪い性格なので予想以上に、引っ掛け問題じゃないかと疑心難儀になっているのもあるが。みんな学科なんか簡単簡単言ってるのを聞くが、難しいじゃねえか。不安だぞ。これは落ちたなと思い合格発表をまつ。

 そして発表、受かっていた。でも今日の合格率は60%くらいだったかな。やっぱり簡単じゃねえじゃん。その後写真撮影。私はナルシストだから、自分の顔にはかなり自信がある。下手な顔で写されてはかなわんので、先にトイレにいって髭剃って髪セットしてうっすりファンデーションを塗った。馬鹿ですね。普段もそれくらい気をつければね。服は一番お気に入りのアロハにしました。

 そこからが長かった。出来るまで2時間待たされる。もう学科の勉強をする必要もないのでヒマでヒマで。まあ寝てたら解決したが。

 そして手渡される、まあ感慨深いものがあった。できた写真の顔はまるで、林隆三のようにふてぶてしい顔だった。まあ、笑顔が出来ないならふてぶてしい顔をしようと思ってたので狙い通りだ。本当ならデジカメで撮って公開したいところだが、住所も書いてるし、ネット上に載せるべきもんじゃねえだろう。みんな直接確かめてくれ、会ったら「ヒビキさん免許見せて下さい」って言って、お願い。みんななにも言ってくれなかったら寂しい。言わなくても見せびらかすと思うけど、言ってお願い、言って

 その後一旦家に帰り、西京極球場で行われた「阪神×西武」を見に行く。自転車で野球を見に行くというのはとても不思議な気分だ。西京極は最高だった(うぐいす嬢がいないのは困るが)。やはり外野が芝生の球場ってのはすごくいい。札幌ドームができる前に通った円山もすごくよかったもん。早めに行ったので、寝転がって昼間から酒飲みながら練習を見るという最高の贅沢が出来た。さすがに試合開始になると寝転がるスペースはなかったが。気持ちいい。これで試合が気持ちよければよかったんだが・・・帰りに解説に来ていた星野伸之に触れたことが収穫か。

2005/05/16(月) 死ね、悪徳業者
 災難は突然やってくる。次回作の製作のためにネットで検索していた。まだ演目は決まってないが、とりあえず今日は「コンドーム伯爵VS危ない司教様」の資料集め、宗教関係者が信者を襲う(いわゆるパウロ永田方式)パターンの過去の事例を色々調べていた(演劇の作成のためとはいえ変態だ)ら、いつのまにかアダルトサイトにいきついてしまった。とりあえず今はエロ目的で来たわけじゃないので出ようと思ったが、ボーっとしててテキトーのボタンをクリックしたら何故か「登録完了しました」となってしまった。

あせって下の方の見ると、すごい見づらいところに規約があって「インターボタン」を押すと自動的に登録したことになります、とあり「入会金は6万、退会するには入会金振込み後」と書いてあった。ありゃりゃである。

 しばらくはあせっていたが、あたまにきたのでひとまず消費者センターはもうあいてる時間ではないので、ネットでネットのトラブル24時間受付の法律相談所を調べ、電話をかけた、間違いなく登録されて請求はくると言われた。まあそれはいい、どこまで私の情報がバレるかである。DMでくる分には無視だ。電話できても拒否すればいい話だ。問題は自宅まで来られた場合である。これは怖い。プロバイダーには守秘義務があるといったって、本気でばらさないとは思えない。どう自己防衛するかである。

 その後もHPで色々調べた。どうやらこの手段は、典型的なワンクリック詐欺であるようだ。とりあえず、明日消費者センターに書け対策を練ることにした。

 しかし、短気ですぐぶちキレたり、パニくる私にしては今回はかなり冷静に対処できた。HPで調べた限りでは、こういう手口に騙された人は「クリックした自分にも不手際があるのだから」とか、「利用規約に書いてあるからそれは守らなくては」と思う人がかかるらしい。こういう時ばかりは、私の「なんでもかんでも自分は悪くない、人のせいにする」性格でよかったと思う。私はここにクリックした瞬間に、「こんな醜いところに規約を書いていたら騙されても仕方ない」「ボタンひとつで登録完了(1000円程度のチケットの予約だって、何重にも確認のメールがくるではないか)なんて契約が有効なわけがない」「規約にかいてる立って業者側が勝手に書いてるだけだ、社会の道理上そんな理屈が成立するはずがない」「エロサイトごときが月々6万もとるなんて間違ってる(6万もありゃソープも行けるぞ)」よって私はまったく悪くないと思った。普段の生活でこんなこと言ってりゃただの自己正当化野郎だが、この場合は騙されずにすんだんだから結果オーライだ。みんなも世の中人のせいにしていれば楽だぜ。どんどん人のせいにしていこう。

 でもまだ一抹の不安もあるので、とれる対策はちゃんととっておきます

2005/05/15(日) 吉田寮に恋して

 今日は、ケッペキを見に行った。かなりめんどくさかったが、奥村さん、田中さんには受付にきてもらった義理があるので見に行ったら、とてもいい出来で、セットも凄くて満足した。これがあるから演劇鑑賞はやめられない。

 今日は一日中吉田寮で飲んだくれていた。吉田寮は本当に魅力的な場所である。あそこを汚いという先入観がある人には滞在するだけでも無理だろうが、私のようにボロ建物、くさトイレOKなら全然大丈夫。そして、あの雰囲気が大好きな人にはたまらない場所だ。私のような中途半端左翼は、いま自分たちが大学生のクセに権力と戦っていないことに引け目がある。というか、学生運動をやっていた大学生というものに、過剰な憧れをもっている。自治をした寮に住み、毎晩のように仲間と酒をくらいながら、下ネタから政治経済まで議論をする。プライバシーはなくても、その分毎日仲間と一緒。若いうちしか出来ない暮らしでしょう。

 そんなくらしを寮ならできるのだ。誤解ないよう言っておくが、吉田寮はノンポリだ。でも、昔ながらのバンカラ学生的くらしがここなら出来る。私はそれにすっかりはまってしまった。実は楽しすぎて公演が終わった後も、ちょくちょく寮に通っている。夜中に出かけては酒を飲んで、食堂や唐仁の部屋に泊まるということをしている。一度は家に持ち帰ったプレステ2もまた唐仁の部屋に持ち込み桃鉄大会もしている。すっかり飲んだくれ学生に変身した。

 名残惜しいあまり、唐仁に頼んで寮食芝居に出演させてもらうことにまでなった。この吉田寮しばい部の芝居ってのは、毎年5月第4週におこなわれる吉田寮祭でやるものらしく、去年の寮祭でも唐仁演出で衝撃的な芝居をしたらしい。劇中で酢をまきちらしたり、粉をまきちらしたりして、客が怒って帰ったりしたらしい。今回は寮生の他にも、ナカノ実験室氏など外部の大物多い。前回の内閣からも、ユカリーナ・チハル・酒井・哲、そして私とでまくる。私が出たのもみんなと別れるのが名残惜しくて、延長線ってのがあるからな。あと、役者やらずに演出やってると異常に役者したくなった(筑紫さんや、酔いどれにでたくらいじゃ満足できんのよ)ってのもあるしね。

 さて今回の中身とはいうと、10日前なのに今日ようやく脚本ができた。本はいい意味でも悪い意味でも、酷い本だ。いい意味でも悪い意味でもとてもおもしろいと思う。私の役など、芝居といえんのかってくらいふざけた役だ。私もふざけた演技しかしてない。練習だって計5回くらいしかいかない予定だし、寮行っても飲んでるだけで練習してないからな。ともかく吉田寮しばい「ジェフはしる」は色々な意味で衝撃的だ。是非見にきてほしい。

 衝撃的なのは日時もだ。なんと初日は24日、もう10日きってるじゃん。まったくやってないのに。時間も24日21時、25日24時、26日22時である。もう夜中だ。一度やってみたかった夢の24時公演だ。これなら練習終わってからでも十分間に合うし、見にこれるよね?こんな遅い時間じゃ終電がってのも大丈夫。食堂でやるんだから朝まで泊まっていけばOK。

 他にも寮祭ってのは楽しそうな企画がいっぱいだ。仮装パレードや、三条から出町まで鴨川を登るレースなんかもするらしい。何個かは参加させてもらう予定だ。また期間中は、自由になんでも出来るってことで、感謝もこめて笑の内閣もバンドのライブの前説とかで、合間にショートコントするかもしれないです。私の一人芝居「一人ストライキ」や、チハルと二人で「哲学の道」というショートコントをするかもしれません。時間はまったく不定期ですし、そもそも企画だけでやらない可能性も高いのでまことに誘いづらいけど、見に来てください。頼むわ。

2005/05/14(土) あきちょめに恋して
学生劇団をやってる人の悩みのひとつとして、演劇をやってる人ってどうなの?って色眼鏡で見られることがある。まず高校演劇と大学では違う。確かに高校演劇はオタクっぽいのが多い。私は昔から相当ヤバかったが、むしろ高校演劇時代には演劇部にもこんな明るい馬鹿がいるんだとむしろイメージ向上の方で役に立っていた。大学のヤバさは違う。大学まで行って芝居をしてる中でのヤバイ人は本当にヤバイ。新入生の勧誘活動ではそれを払拭しようとみんな必死に爽やかにやるもんだが、私に言わせれば笑止千万である。

はっきり言おう、絶対に普通の世界よりヤバイ人が多い。私も芝居をはじめて7年目だが、むしろヤバイ奴の方が絶対に魅力的だ。私が芝居をやめられないのも、普通に生きていたのでは絶対知り合えないヤバイ人たちといっぱい知り合えるからである(それを誇りに思えないどころかむしろ隠そうとする人が多いことについての問題は、また別の機会に触れます)。しかしその中でも迎旭人ほどヤバイ男はいない。

 もうあきちょめのヤバさについてはしつこいくらい何度も書いているから、改めて詳しくは書かない。一言で言えば彼はアル中だ。この前あった時、手が震えていた。よく突然奇声をあげる、それで充分だ。

 でも天才だ。私が今まで出会った人間の中でも3本指に入ると思う。ちょめと哲学的な話していると、深いと思わされることばかりだ。一見まったく社会適応能力がないように見えるが、年下の私に対してもメールはすべて敬語で送ってくるなどとても礼儀正しい方だ。どちらが本性なのかわからない

 そんなちょめからカツショップにでないかとオファーがきた。今度のカツショップは大阪でおこなわれるロクソドンタフェスティバルに出展するらしい。これについてはよく知らないが、ようは半年に渡って毎週1本行われる演劇祭で優勝団体には50万円というものらしい。大阪というのはとても魅力的な話だ。大阪で芝居が出来るというのは、まさにひとつの目標である。

 そして迎さんの演出をうけられる。私は基本的に自分勝手に芝居をしてたいので、人から演出をうけるというのは好きじゃない。しかし、確実に自己演出するよりおもしろくしてくれるんじゃと予感させる人は別だ。ハラダさんもそうあたし。今さしあたって身近でうけたい人は、森よしはると迎旭人だ。迎さんの本は「うむよ」「おいしい水」と2回見たが、さっぱりわからない。哲学的すぎる。しかしすごいと思うのは、とてもじゃないが恥ずかしくて言えないような、若さを感じる青臭い主張を堂々と叫ぶということだ。これは真似できない。なので、とりあえず話だけということで練習を見学にいった。

 まず木曜には一人で行った。未踏座現役勢が練習のためその日はまず制作会議をするとのことだった。見学者を呼んでおいて制作会議というのもすごいが。中身はもっとディープだった。公演の機密事項もあるので、私の日記で詳しいことを書くわけには行かないが、おいおいちょっと無計画すぎるだろと不安にさせるものだった。とても2ヶ月前に話すことじゃないことまで話してる。松本幸恵・田渕☆理恵・左藤未帆の女帝3人が、矢継ぎ早に心配な面をつっこんでいくとちょめは苦笑いしながらあさっての方向を見ていた。大西さんだけがフォローをいれていたが、ちょめは私にちょっかいをだしていた。・・・これを見ているととても安心して乗れる船ではない。

 でも、ちょめは幸せものだと思った。これほど無計画でも今日の会議で女帝3人が思い当たるすべての不安を全部片付けてくれてなんとか公演うてるようになっていた。まわりがしっかり支えてくれている。迎さんは芸術家だ。おそらく公演の運営なんて全然出来ない人なんだろう。だからこそもっと早い段階で全権委任できるプロデューサーがいた方がいいと思うが、今でもこうやってくれる人がいる。羨ましいことだ。

 そして、今日はちょめに興味のあるというチハルを連れて練習を見学に行った。チハルは私とつるんでばかりなので未踏座の人には紫と思われていたようだ。練習前にエチュード大会をした。やたらテンションがあがる。そして脚本を渡される、ちょめの中ではチハルは既に出演OKになってるみたいだった。脚本を読んだが、やはりさっぱり意味がわからなかった。でもところどころ凄いなと思わせるフレーズがある。ネタばれになるので、具体的なフレーズは書けないが、こんな台詞かけねえよ。すげえなと思わせるものが多い。また演出する時のオーラが違う。あれだけ激しい演出をうけるのははじめてだ。必ず褒めるのも励みになる。

 なにより羨ましかったのは、みなから信奉されていることだ。轟はすぐ色々な男の舎弟になるのであれだが、カメやシュウちゃんの話を聞くだけで本当にちょめを尊敬してるんだなという思いが伝わってくる。未踏座の若い子がちょめとつるんで毎晩飲み歩いていたり、ちょめがシュウちゃん家の頻繁に風呂に入りに行くのに喜んで提供してるとか話を聞くと羨ましいな。未踏座の先輩方もちょめは買っているみたいだし、練習中見たスピっ太郎くんの様子も、ちょめを尊敬してるんだなと思わせた。帰り道にもミホミホから「向井さんの本は本当に凄い、ヒビサマも出ようよ」と言われた。その目はまさに宗教の信者だった。これほどまでに信者をつくれるのはまさに才能の賜物だろう。私もみんなから愛されてるなあと感じているが、これほどまでにというのは羨ましい。ちょめはとても大きな存在だなと思いました。

 で、参加するかについてですが・・厳しい。本番がテスト中、教育実習で練習に出れない期間が長い。参加費が高すぎるなどで。でも魅力的だなあ。

2005/05/13(金) 肩書きにこだわる男
名刺をつくることにした。私も一応劇団のトップである。今回、アンケートの中に2通ほど、でてみたいというものがあった。その方がでてる公演はなるだけ見に行ってなんとか連絡をとってみようと思うが、今後こういうことが増えていく(ってほしいな)ことも考え名刺がほしいなと。まあ一番は単にかっこいいとい憧れがあるからだけど。反権力主義者のクセに肩書きにはこだわる男だから。

 さっそくハンコ屋に行って、注文した。色つきの紙とか、写真つきとかあったし、笑の内閣ロゴを入れれるのもあったが、金がないので一番安くて文字だけのにした。文
店員の前で必要事項を書かなくてはならないが、住所・電話番号・メルアド・HPなどはまだ情報だからいいが、劇団笑の内閣って書くと、店員が丁寧に笑いの内閣にしてくれたのでこれであってるんですというのが恥ずかしかった。なにより、劇団笑の内閣総裁兼CEOタカマヒビキと冷静に店員の前で書くのは結構恥ずかしかった。肩書きはかっこいいのがいいと思い、座長・主宰・代表とかより総裁(あまり知られてないけど、CEO=最高経営責任者も兼ねてます。経営もくそのないが、CEOって響きが好きだから)でも、いざ店員の前になると総裁兼CEOってのはかなり恥ずかしかった。字だけなら「北海の紀行師」とか「大河を狙う男」とか肩書きを書こうと思ったが、ちゃんとした名刺にするのは、総裁兼CEOで十分ふざけてるのでやめた。

 今日は筒井さんと甲子園に行った。久々に筒井さんと話せて嬉しかった。勿論、甲子園初の交流戦。対楽天戦だ。今日のチケットがとれたってのはかなり嬉しかった。交流戦はどのカードが人気があるのかなと思っていたが、やはり新庄凱旋の日ハム戦が一番人気で発売2日で売り切れていた。楽天は2番人気だった(1番薄いのはオリックス。そしゃ関西に住んでて、交流戦出までわざわざ悪徳オリックスを見に行く筋合いはないわな)。その今日のチケットとれたのは嬉しいな。テレビで交流戦見てるが、本当におもしろい。普段見れないパリーグの試合がいっぱい見れて嬉しい。

 今日の相手の先発はあの裏金王一場だった。かわいそすぎる楽天勢力の中では唯一のダーティーヒーローなので、遠慮なく「栄養費返せ」とか「避妊はちゃんとしろ」とか野次れた。これが男前岩隈じゃ野次れないもんね。しかし、楽天は弱かった。高須が2塁とか、有銘が主力とかねえ。今日はジャストレボリューションというわけわからん歌詞のシーツは2安打。怪我に耐え抜いた濱中も凡打に倒れるも久々に見れたし、獣神サンダーラーガーのテーマで入場する江草も見れたし大満足だ。

 内閣猛虎会の連中にも自慢できた。内閣猛虎会ってのは笑の内閣メンバーの阪神ファンが結成したものです。参加者募集中です。ブログに参加条件書くので読んでね。

2005/05/12(木) 未熟な大人
 鬱である。月曜に書いたことについては実はかなりこたえている。掛川には至極正論だが、今書いても八つ当たりにしか見えんと言われた。確かに八つ当たりだ。被害妄想もはなはだしいが、やはり裏切られたとしか思えない。正直見に来てくれなかった人とどう付き合っていいのかがわからない。見に来てくれなかった人とはいえ、見に来てくれなかった以外にはまったく罪はない、おそらく私を裏切ろうとして裏切った人なんか誰もいないはずだ。でも、私は裏切られたと思ってるから今までどおり付き合えない。相手に罪はないのに、相手が悪いと付き合いをやめるなんて出来ないが、でも「この人は、私の今まで生きてて一番大切なものよりも、別なことを優先したんだ。私の片思いだったんだ」と思うと悲しくて悲しくて、そして本当に相手は悪くないのに勝手にみんなのことを嫌いになってる自分が情けなくてしかたない。

 母に愚痴ったら、怒られた。母も「確かに、私は一度合唱した人が別なところに出るんからなにをおいても見に行く、冷たい」とは言ったが、私がしつこく誘ったことについては相手の気持ちも考えろと怒られた。私が言えば言うほど、それに答えられないプレッシャーがでてくるのはあることだと諭された。知らず知らずのうちにプレッシャーを与えていたとしたら申し訳ない。

 前の女と別れた時もそうだった。みんなは中立を保つという至極当然の態度をとったのに、あの時は10対0で私に味方してくれなかっただけで勝手に裏切られたと思って鬱に。なっていた。わがままな男だ。さりとてみんなのことは好きなので友達付き合いやめるというわけにもいかない。ワイフには付き合うにあたって「私が認めた理由以外で、もし1回でも公演見に来なかったら別れる」と言ってるからいいが、みんなとはそんな約束してるわけじゃないしね。大切な人に見に来てもらえないってだけで、死にたいくらい鬱になるなら公演なんかするんじゃなかったとさへ思っている。ヤバイな。また病院いかなきゃ
とりあえず、千本や長町に同じ思いはさせないでね。まあ、行かんでも彼女らはこういう状態にはならんだろうが

 と、やってたら授業の折、ショウヘイちゃんからものすごく謝られた、彼は時事問題研究会をたちあげただけあって、風刺芝居になみなみならぬ興味を持っていたので、急な帰省でこの芝居を見れなかったことをかなり悔やんでくれた。私も嬉しかったので「そんな謝らなくていいよ」と言い、続けて「いいからビデオ見てくれ」と言った。生だけならばいざしらず、ビデオでまで見てもらえとは、自己顕示欲の強い男だ。

 でショウヘイちゃんは喜んでくれた。風刺としては甘すぎるが、下ネタが多いのがすばらしいという以外な褒め言葉をしていた。はじめて桜井(HIROFUMIの役)が一番最初に当選確実がでるのが一番の皮肉だねというところに気づいてくれた。さすがだ。でも、年齢が若いという指摘があった。

 そう、これについての言い訳をしてなかった。今回の演出についてひとつ意図的にしたものは、年齢は意識しなくていいということだ。閣僚たちは謙並み40〜50代であるが、最初の練習の時に年齢は意識するな、自分の実年齢で演技してOK、それについてはアンケートにたくさん書かれるだろうが気にするな、そこの責任は俺が持つと言った。どうせ、下手に小細工しても若くみえるからってのがひとつ。また、あて書きが濃いのでみんなの素のキャラでやってほしかったのがひとつ。そして今回の話にでてくる人は、年齢的には大人でも、未成熟な子供ばかりというのがひとつの目玉であったので、それでやったのだ。

 私はこの未熟な大人というのが大好きである。私自身が未熟な大人(法律的にね)だからね。上記の理論なんか未熟極まりない意見だ。私はダメ男ばかりでる作品を書いてるが、どちらかというと未熟な大人が書きたいんだな。さあ次回作はどうするか。はよきめな。本当次回策動しよう?結局それが言いたかった今日の日記

2005/05/11(水) 愛すべきB級映画と、私の進むべき道
 あらゆる作品をみるうえでのひとつの指針として「アッタク・オブ・ザ・キラー・トマト」を許せるか否かというものが基準となる。アタック・オブ・ザ・キラー・トマトというのは、もうどうしようもない映画である。簡単にあらすじを詳しく言うと「トマトが人を襲う」という内容だ。詳しく言おうにもそれしかない。何故企画の段階で誰も止められなかったのか理解に苦しむ。

 さすがにこれだけじゃわからないので、もっと詳しく書くと「アメリカに突如として殺人トマトが大量発生し、人を殺していくパニック映画」である。しかし、殺人トマトの発生原因や巨大化の原因は一切触れられない。ただいきなり襲っていくだけである。しかもトマトが襲うシーンはどう見てもトマトを投げつけてるようにしか見えないし、巨大化したトマトには足やキャスターがついてるし、他にもトマトに人が襲われるシーンがあるがトマトが飛んでくる時は昼なのに、それを見て恐怖におののく人は何故か夜だったり、もういい加減というよりわざとやってんのかというくらいテキトーもうツッコミところ満載である。

 これを許せるかどうかというのは芝居をやる上で大きな問題だと思う。まあ上記でも十分伝わっただろうが「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」はB級映画としても酷すぎる。昼夜をあわせるくらいもしないなんて不注意すぎる。真面目に生きている人はこんな映画を見たらぶちきれるし、こんなものを許せる人間がいるというは信じられないだろう。

 しかし、世の中にはこれを許せるどころか、むしろ好きだという人もいる。私の好きな漫画家はなくまゆうさく氏もその一人だ。氏のやる気のかけらも感じられない下手くそな絵としょうもない作風からはそれがひしひしと感じられる。あの劇団ショウダウン代表のナツメクニオ氏もHPの中で「アタック・オブ・ザ・キラー・トマトは名作だ」という記述があったのを知っている。

 言い訳かもしれんが、もうこのいい加減さが気にならないどころか好きという人間に構成や構築が出来てないとか、ドラマの軸がしっかりしてないとか、役者の会話がしっかり出来てないとか、台詞ない役者が死んでるとか、ましてや芝居に関係ない部分ハケ裏に暗幕張れとか言われたって、聞くわけがない。そんなことどうでもいい、ディティールなんかどうでもいい、その都度その都度シーンこと単発でもおもしろければいいやという演出になるだろう。

 そういう意味で、今後の作風について考えてみた。私はシチュエーションコメディが好きでそれを目指していたが、どうも私には細部まできっちり作っていかなくてはならないシチュエーションコメディはめんどくさすぎる。今回だってほんまテキトーである。例えば生ゴヅラ、中盤で総理は自衛隊を出す指示を出すが、自衛隊を出すなら日本に経済制裁をするという中国も、デコポン2号を飛ばすと言ってた北朝鮮も何故かノーリアクションである。また日本の許可なしに出撃させるといっていたアメリカも何故かその後出撃させていない。劇中でそのことに対するフォローはまったくされていないのである。「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」を許せない人間にはこれは非常に矛盾として残るだろう。現に通しをみた掛川からこれはおかしいという指摘があった。実は練習段階では、閣下が「中国にも北にもアメリカにも話はつけた」という台詞があったのだ。その一言さへあれば矛盾はなくなるはずである。しかし、この台詞をいれると流れがすこぶる悪くなるのだ。役者と話した結果、そんな台詞入れなくてもお客は、そこまで覚えてないだろう、気になるお客様もいるだろうが、それよりも話のおもしろさだろってことでカットした。

 それは意図的だが、気づいてなくても矛盾だらけの脚本である。しかし、私はそんなんどうでもいいやん。おもしろければという考えである。で、あるからには私は、ディディール完全無視でとりあえずおもしろけりゃいいやという馬鹿路線の方がいいのかもしれん。なるほどナツメさんが、とりあえずおもしろいものをやろうとしている(そしてあれほど敵が多い)というのも「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」好きというところでは納得である。

 で、次回作をどうするかである。次回作候補は「微乳女戦士貧乳仮面」「コンドーム伯爵VS危ない司教様」「嘘吐きはゴッドハンドのはじまり」「教頭」「淡口仁志探検隊」「生ゴヅラの逆襲」と6つある。そのうち「貧乳」「コンドーム」「淡口」の3つが馬鹿。他の3つがシチュエーション系だと思う(まあ厳密には分けられない、全部も馬鹿だし)。そう考えた時どれがいいか。すでに何人かと構想を語っているが、まだまだ流動的。パンフにあらすじを載せて、アンケートに次回作はどれを見たいですか投票という馬鹿な企画をやったが、もうちょっと延長したい。ブログに載せるんで意見が伺いたい。

さて、酷評されたアンケートの中で、エド・ウッドの映画みたい、ゲテモノ路線の方がいいんじゃないのというのがあったが、私はむしろエド・ウッドの映画という表現は褒め言葉であった(史上最低の映画監督とよばれるエド・ウッドの解説についてはここでするまで文字数が足りない、自分で調べてくれ)。これだけは言っておきたいのは、エド・ウッドの映画は確かに手抜きにしか見えない。しかし私は決して手抜きではないと思う。彼は意図的に、テキトーな映画をつくったんだと思う。むしろ彼は細かいところが気になる人の気持ちがわからなかったのかもしれない。わかってもそういうことが出来ない人間だったのかもしれない。しかし、それが出来ないことがやる気がないとか、能力が低いという評価をするのは間違っている。テキトーでもおもしろいものはおもしろいのだ。

私見たことないが「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」よりもっとヤバイ「死者の盆踊り」というのがある。その監督こそエド・ウッドである。

2005/05/10(火) 生ゴヅラはおもしろかったのか
いつまでも楽しかった楽しかったいってる場合ではない。反省をしなくてはならない。

 まず、演出としての反省はもう反省会の資料に十分書いた。統率力がない(生まれつき)。タラタラしてる(人生ずっとタラタラ生きてる)。自分が楽しむこと最優先(人生ずっと欲望忠実)。頑固(作家性強すぎ)。そのくせこだわりがないシーンはその場のノリでコロコロ方針をかえる(メモとってないから)。ピリピリしすぎ(生まれつき短気)。などである。また生吉田も反省点。結論から行くとやはり私は演出家向きではないなと思った。

さて、次に作品についてである。今回の芝居はおおむね好評だった。どのステージでも最低限笑いは起きていたし、笑いが耐えないステージが過半数は超えていた。現在見に来てくれた知人にはなるだけ会ってアンケートを見る限りでも好評な意見が多い。しかし、そんなもの当たり前である。紫時代これは酷いと思う公演だって、アンケートで好評な意見が半分きるようなことはなかった。どんな酷い芝居でも、平均的なお客さんは作り手より甘いものだと思う。現に、手厳しい意見もままあった。また、アンケート回収率は悪くなかったが、名前記入率。住所記入率が低いのも気になった。

では自分で今回の作品をどう思っているか考えると、困ったことかなり満足してるんだな。誇張なく今まで自分のつくった作品の中で最高傑作だと思う、つこてる役者のレベルが今までと違うというのを加味しても、今までは悔いがいっぱいあったが今回は満足度が高いのよ(当然ないわけではないけど)。実際現在みんなに配るビデオのダビング作業をしているため、1日2回もう10回くらいビデオを見ているがそのたびに笑っている。自分で作・演出した舞台の癖に見るたびに笑い転げているとはアホだが。

と、いうことで私はこの作品をみて笑えないという人の気持ちがさっぱりわからない。現在私は楽しんで頂けなかったというお客様にあって(楽しんだ人に聞いても図にのるだけなので)話を聞いているが、まずネタがつまらないというのがあるだろう。下ネタが多すぎてキツイという意見は、楽しんでくれたお客様の中にも多数指摘された。中には「政治風刺と下ネタとどっちがメインでやりたいんですか」という意見まであった。・・・私は決して下ネタが多かったとは思わないが(私は普段の会話であれ以上に下ネタばかりいってるもん、あとHIROFUMIがでてる時点で下ネタ挟まないと会話にならん)。ネタがつまらないとう点はこりゃもう好みですとしか謝りようがない。私はネタ芝居である。今回は、下ネタ、久米宏的毒の風刺、ゴジラのパロ、やる気のない映像など私好みの小ネタオンパレードである。

次に会話になってないという点です。これはもう私の力不足です。あと、私はどうやら芝居を会話じゃなく単語で楽しむ人間なので会話になってなくても気にならないんだな

音響についての指摘はそーたさんを擁護しなくてはならない。今回は全部ギャグだ。ゴジラやりたかったの

映像のまずさは反省です。編集が雑でも中身さへおもしろけりゃいいって私が編集す劇ではなかった。しかし、映像中の演技がやる気がなさすぎるとか、撮影場所がテキトーすぎるてのはその通り演出したんだからその通りなんだな。

各キャラの書き分けについては、人気投票ランキングにおいて、全キャラ最低3票は入った。さらに主役&敵役の総理、閣下の同率首位という作演出としてはすごい嬉しい結果になったが、書き分けれてたかと言うとメインよりゲストのが目だってたとかが反省点

で、肝心の中身なんだが、掛川から、おもしろいかもしれんが芝居としてはダメだといわれた。この作品でなにを魅せたかったんだろう。私は、確かに人間ドラマで書いたはずである。しかし、ドラマとして成立してなかったのは、ひとつに書いてる私自身が政治家になっていたというのがある。最後の核となる「総理が友人の選挙区を救うためにアメリカに逆らう」というのは書いてる私にとって最高の美談であった。しかし、政治に興味のない一般客から見るとこれはわがままに映るらしい(これが美談にならないのは、アメリカの作戦が日本のためといいながら自分の都合のためのおためごかしであるというところを描ききれなかったのも大きいが)。また練習中ゴヅラが上陸するって話を聞いた直後、官房長官がゴヅラの心配じゃなく自分の選挙の心配をする台詞がすごいうけた時も私はなぜその台詞が笑えるのかわからなかった。みんなはまずゴヅラの心配しろよってとこに反応したらしいが、私は書いた時点で笑わせる気はまったくなく極自然にでてくる台詞だった。政治を笑いたいのに、思考が政治家よりになってるといのは問題点だった。私の中では成立しているドラマが成立していないのが痛い。掛川は総理や長官の論理や助手の啖呵自分勝手と言うが、私の一方的なものの見方から見れば彼らの行動はいいことだ。人物が成長していないというのも、私は人間なんてそう簡単に成長しないと思うからその方が自然だと思う。

そして、芝居を見に来た客は怒るというのは難しい問題だ。まずビラにシチュエーションコメディとかいたのは間違いでした。シチュエーションで笑わせてないもの。でも、おもしろい作品だとは思う。政治の世界、ゴジラ、ダメな人たちという私の好きな具材を食い散らかしておもしろいものはつくったと思う。創りたいもの完璧に創れてないけど、笑ってもらえて満足だ。笑ってもらえるだけで満足なら芸人になればいいと言われたが、それは違うだろう。学生は笑うよ、という言い方は「この芝居で笑った客はレベルが低い」と言われたもたいで頭きた。それはあまりにも笑ってくれたお客さんに失礼だ。

とにかく笑ってもらえてよかった。そのうえで半紙を踏まえてこれから自分の進む先を考えねばならない。さあ、どうしよう?

2005/05/09(月) 反省すべきこと
 今日はチト酔ってるので乱暴なこと書きますが、そこまで本心ではない。差し引いて読んでください。

今日は紫の新入生歓迎公演だった。本当は4月16・17だったのに施設の関係でのびてこうなった。

 正直見に来るか迷った。可愛い後輩の公演だから見たいのは当然なんですが、理由は2回生全員うちの見に来なかったからだ。はっきりいってかなり怒ってます。ここからは彼らに送ったメッセージです。

 「みなさんが芝居というものをどのように認識してるかは知りませんが、私は芝居にとって一番重要なのは一人でも多くのお客様を呼んで楽しんでもらうことだと思います。ゆえにどんな手を使ってでも、お客はかき集めなくてはなりません。

 そのためには宣伝も勿論ですが、我々のような小劇場のレベルでは身内客の獲得が一番重要になってきます。DOSが発足して以降、京都の学生劇団の垣根は狭くなり横のつながりが増えました。その分知り合いは飛躍的に増えています。ならば、当然どこの劇団も動員は増えるはずなのにむしろ減っている。これはどういうことなのか。

 簡単です。いくら知り合いになったところで、その知り合いの公演を見に行かないから動員は増えなのです。見に来てくれなかった人の劇団に自分が見に行こうと思いますか?

 で、具体的にいいます。生ゴヅラについてはみんなも日程変更があって不運だったと思います。しかし、それでも私は怒ってます。笑の内閣はOB劇団であり、現団長をはじめ、現役の部員4人もでているところです。見に行けないでは大変失礼です。

見には行きたかった、本番前だからしかたないといわれるかもしれません。確かにあの3時間を練習にあてないとまにあわなかったのかもしれない。しかし、逆にいえばあらかじめあの3時間を練習にあてなくてもいいように練習日程を組むことはできたでしょう。それをあらかじめしなかったということは最初から見に行く気がなかったととられますよ

少なくともこんな失礼なことをしているのは紫くらいです。たいていは自分の現役やOBがでている芝居は、あらかじめ見に行ける時間に早めに終わるなどし(それにあわせ演出も演出計画をたて)、全員でまとめて行くものです。未踏座などはそのへんしっかりしていて、2月の本公演の1週間前にあったカツショップ(OB劇団)の本番も、まとめて休みとって全員で見に行ったとのこと。これが当たり前のとるべき態度だと思います。ところが、聞くところによると「八犬伝」ですら誰も行かなかったそうではないですか。ほんまにせっぱつまった本番前のうちならまだしも、まだ余裕があるはずの八犬伝も見に行けないように練習日程を組むなどもってのほかです。

単に私や今回客演にきた4人(八犬伝にでてた3人)が嫌われているというなら仕方ないし、生ゴヅラ(八犬伝)という作品自体がいくら義理でも絶対行きたくないというならまだしも、今回の件は非常に失望しました。みなさんが、なにをおいてもどんな場合でも練習を優先すべきだとか、義理や人情であまり見たくない芝居を見に行くのは間違ってると思うのであれば、それはそれでひとつの考え方です。しかし、それではお客様は減っていくばかりですよ。それでもいいというなら君たちに人前で芝居をする資格はありません。公開した公演などせず、自分たちで発表会をしなさい。

私もわがままな人間だから、今回ここまで警告したのは半分は自分の自信のある作品を生で見てもらえなかったことについての八つ当たりな面もあります。でも、半分は本気で心配しています。私は年間40本以上芝居を見に行ってますが、ほとんど義理です。心から見たいのなんて5・6本です。でも、そのおかげで今回14人もの仲間が集まってくれて、すばらしい公演をすることができました。その大切さを、在団中に伝えきれなかったことへの反省もふまえてここまで書かせていただきました。これを読んで「なんだよヒビキさん、人の苦労もしらんで逆キレして」としかとらえられないようでは、この先君たちはかなり苦労するよ。

とりあえず、今月末には千本・長町のでるケモノライダーがあります。それにまで練習だなんだと行って見に行かなかったら本気で君たちのこと見限りますよ。少しこの件について真剣に考えてください」

とまあ逆きれ気味に書いたが、それでもまだ2回生は仕方ないかと思うところもある。でも3年間苦楽を共にした4回の中にも来てくれなかった人がいたのは怒るというより悲しかった。私は同回のみんなを愛してる。で、ある以上みながよそに客演するなら「人生の岐路に関わること以外なら、なによりも優先して見に行くのは当然」と思ってる。実際練習早めにきりあげて千本のニットを見にいったし。それがゲネ見ていいとまで言ったのに、バイトだ帰省だ(面接は人生に関わるから仕方ないと思うが)、それどころか気が向いたらとか言われると、私は愛されてなかったのか、その程度にしか思われたなかったのかと思うと、大変悲しい。

なにより私がしつこく宣伝するから行く気なくしたというのを聞いた時は「こいつら芝居する気あんのか」と思った。私は芝居をする以上、自分が関わる公演はどんなつまんなくても知り合いと言う知り合いに何度も何度もメールを送り、会うたびに来て来て言うのが当然と思っている。ましてや今までで一番自信のある公演だ。これを一番愛する紫の連中に見てもらえないのは悲しすぎるという思いがあるから自然と多くなる。現に今回は紫以外も、北海道の友人にまでGW遊びに来いと送った。多い人には6回送って、6回目でんやっと落ちた人もいる。そういうもんじゃあねえのか。

と、ここまで乱暴なことを書いたが、実は反省してます。どんな理由があろうと不快な思いをさせたというのは申し訳ないです。上記みたいに書いたのは、素直に謝ると恥ずかしくてつい逆キレしてみました。ほんまごめんなさい。次から気つけます。ごめん。

で、新歓ですが、思ってたよりよかったです。よく頑張りました。

2005/05/08(日) フォーエバーラブ
 幸せな日々もいつかは終わりが来るものです。今日は第2時笑の内閣解散の日です。私がどれだけ幸せだったかはワイフが証言してくれました。彼女いわく私が帰省した2週間より今回の1週間の方が寂しかったとのこと。帰省中はヒビキも寂しがっていたはずだからいいが、今回はヒビキは楽しすぎて私のこと考えてないだろうなと思うと寂しかったとのこと、・・・そんなことないよとは言っておいたが確かにその通りだハッハッハ。すいません。

と、最初にノロケ話をしたところで、今日は打ち上げです。仮うちでだいぶうちあがった気もするし、誠サマがいあにという悲しい事態ですが、それでもうちあげ。まず、4時から同志社ラウンジで反省会。しかし、人が少なくてあたまきた。

 そして、打ち上げへ移動。ほんまに幸せですね。私はとても力のない人間です。しかし、このに集まっている人たちは、私にかけてきてくれて(まあ、途中で見限った人もいるかもしれないけど)、最後までついてきてくれた。そして、もうひとつは紫の後輩たちが、ヨソの劇団の人と仲良く喋っているのを見るというのもとても幸せな思いで見ていました。同じ京都で芝居してる以上いつかは出会った可能性は高いですが、私がこの企画をたてていなければ出会わなかった人たちが、仲良く話している姿は(そんなもん私の実力とは違うんだが)なんかすおぎ達成感といかなんかを感じだ。これを機に今回のメンバーそれぞれが、一生のつきあいになっていく人が出れば私はとても満足です。一組くらいカップルが出来てればなお言うことなしだね。

 一次会が終わった後、カメが「未踏座名物、鴨川渡りをしよう」と提案した。未踏座は伝統的に男は飲み会のあと、パンツ一丁で鴨川に入り中腹であめんぼの歌をするというものがあるらしい(私も片手間のうちいりに行って、一度やってしまった)。みんな酔ってるから、平気で脱ぐ。パンツが破けてる唐仁も、なぜかノーパンの酒井君も(もちろんズボンのまま)みな入っていく。そーたさんまで入っていく。そして中腹まできたところでみんなであめんぼの歌。観光客がどっと集まってきた。特に外人がはしゃいでいた。外人はばんばん写真にとっていた。まさに俺らはラストサムライになった。行かなかった無限大・武・チハルはチキン呼ばわりされた。

 残念なことに明日は平日と言うことで、二次会は参加者が少なかった。特にゆかは明日東京に面接と言うことで名残惜しくも、深夜バスで東京へ旅立っていった。酔っ払ってエロくなってたので、カメとわしは家まで送迎ウルフしたが、説得に応じず旅立て行った。一方、残留組は普段まっさきに帰りそうなまつもさんが泥酔して帰りたくないと言ってくれた8かなり可愛くなっていた)ので野郎だけの危機を免れ、飲みなおしに行く。小島そーたのたらしっぷりが素晴らしかった。唐仁は次の寮祭芝居の脚本ができてない(2週間後)のに遊んでた。カメは終電すぎてるのに、いきなりシュウちゃん家に行く、深草帰ると騒ぎ出した。楽しかった。そして結局朝までカラオケ。スリルやモスラの歌など今回使った歌のオンパレード、清志郎の選挙ソングがなかったのは悔しかったが。そしてしめは当然、フォーエバーラブ。しかし、高すぎるはXは、小泉本当に歌えてんのか。

 今回の芝居色々反省すべき点は多いです。その反省はごじつゆっくり書きます。でも今日はその幸せをかみしめて起きたい。ヨウスケは今回チト投げやりで態度悪いと思わせたけど、最終的にはよかたっぜ。ありがとう。琥珀ちゃん、鬱が終わった後はとてもキュートだったぜ、ありがとう。武、生ゴヅラを実現できたのはお前と一緒に帰った西大路通りでの相談(というか私の一方的な経過報告だったが)のおかげだ。ありがとう。ゆか、服いつも胸元強調しすぎだ、目のやり場にかなり困った、これからも胸元のゆるい服を着てね。ありがとう。チハル、私の真の後継者だ、才能あるぜ、ありがとう。HIROFUMI、わしに託してくれれば、お前を日本一気持ち悪い俳優にしてやる。ありがとう。サッチー、新境地開拓してくれましたね、松本幸恵をどんどん展開してください、ありがとう。唐仁、最高だぜ、一生付き合ってくれ、ありがとう。谷内さん、今回怖かったよ、でも励みになった。ありがとう。ユカリーナ、最高にエロかった。目立とう精神大好きだ、ありがとう。哲、桃鉄楽しいな。ありがとう。ひろた、ヒビキ分析が一番できる男がいてくれて助かった。酒井君、ちゃんと練習着てくれてれば完璧だった、いい役者だぜ。誠サマ、いてくれて本当に助かった。誠さまいなけりゃ14人は無理だった。無限大、いい装置をありがとうわしはあそこに住みたい。そーたさん全編ゴジラという私のわがままを聞いてくれてありがとう。掛川、厳しい意見をありがとう、お前が手放しで褒める作品をつくるのが目標だ。カメ、酔いどれおつかれ、わしが映像オペやってたらぶちきれてた。ありがとう。片手間さん、楽しい前説ありがとう。今回手伝ってくださった受付のみなさん、ありがとう、特に下劇の山崎君なんてずっと受付してくれてよくゴジラネタに反応してくれた。ありがとう。スペサンのみなさん、ありがとう。紫なんて迷惑なOBですまん。ありがとう。そして、今回見に来てくれたお客様ありがとうございました。みんな大好きです。フォーエバーラブです。

 そして次なる挑戦は始まっています。みんな口ではアイシテルっていってくれるけど、次ぎやる時どれだけ集まってくれるかが試金石だな。第3次笑の内閣は9月末に予定しています。すでに今日企画書を配りました。今回の参加者の中で、次もほしい人には声をかけてます。さあ、次だ。次だ。次の詳細は後日公開します

2005/05/07(土) 競馬ー競馬ー美しい
 楽しかった笑の内閣の公演も終わってしまいました。その詳しい日記はまだ書き終わってません。後日必ずアップします。もう少しまってね

さて完璧燃え尽き症候群です。ふぬけになってます。まだ本打ち上げは明日なんでおわってないんですが、もうみんなにあえなくなるかと思うと寂しくてしかたありません。

 でも、このままふねけになるとヤバイのでなにか刺激になることがほしいと思い。武に誘われて競馬に行くことにした。私の出身は北海道の日高地方。日本一の馬産地である。オグリキャップとか近所に住んでるという、実は競馬ファンにはたまんねえ場所である。しかし、私は競馬(というかギャンブル全般)には一切手を出したことがなかった。はまったら絶対はまるという自信があるからである。しかし、この寂しさは私にとうとうギャンブルに走らせてしまった。

 京阪で淀まで行く。ついたのは12時、(以下知らん人にはわからん競馬用語が続きます、一人で調べてくれ)第4レースまでは終わっていて、次は第5レース3歳馬未勝利戦だった。武豊騎乗のキクノパルティーダがガチガチ本命で単勝1・8倍だった。武はなんの儲けにもならないキクノではちょっとという感じであったが、私はまず最初は今回の軍資金2400円じゃちょっと少ない(もっともってこれたけど、かけすぎるとヤバイので自制心があるうちにこれだけしか持たず、郵貯カードも家に置いてきた)のでこれにかけた。私はイメージ的に、とんでもない穴狙いや、単に名前が面白いとかだけで買うような直感系だと思われていたようだが、実は初心者なので意外にガチガチにつまんない懸け方するものである。結果このレースはキクノに400円かけ、みごと初レースで320円の配当を得たのであった。

 第6レースも3歳馬未勝利戦。再度言うが、私は直感派に見えて実はガチガチのデータ派である。野球も徹底的にデータ主義者(だからノムさんが好き)だ。芝居は直感のくせに、自分と関係ないスポーツとかはデータが好きなのだ。しかし、今回ははじめてなのでデータがない(競馬新聞も読み方がわからん)ので、オッズくらいしか参考になるものがない。そこで生産者を見ることにした。やはり日高出身と言うことで日高地方の小さな牧場出身の馬を買いたい。外国産場や早来の社台ファームみたいな大規模なとこのは嫌。キクノを買ったのも第2の故郷静内出身だからだ。と、第6レースを見ると、私の故郷門別町出身もチラホラ。そこに沖田牧場という名前が・・・これはもしちゃ高校時代の後輩だった沖田君の実家では?彼は高校こそ違ったが高校演劇で知り合いよく慕ってくれた可愛い後輩だ。是非彼の馬をかってあげよう。が、沖田牧場出身のベストタイザンは単勝70倍の8番人気。・・どう考えても勝てん。そこで3着以内に入ればOKの複勝で買った。これだと配当は8・5倍になるが、300円かけたのだからこれでも2550円。熱い。タイザンは予想外の大健闘したが、最後に及ばず5着。

 第7レースは牡牝混合レース。日高地方の馬で有力馬はいっぱいいたため絞り込めない。ということで女好きの私にふさわしく、牝馬の有力場、ナムラシゲコ・ヴァーチュ・コイセヨオトメの馬連BOX買い。しかしてんであたらず300円する

 第8レースは配当さげてでも、あてたいと思い。日高産の有力馬、ダイヤモンドピサ・メグミロマンス・ピサノパスティーユのワイド(この3頭のうち2頭が3着以内ならOK)BOX買い。あてれば6倍から18倍まであったが。しかし、早来産のアルテミットワンがかち300円する

 第9レース鷹ケ峰特別はシゲルガンバレという馬の名前に惹かれた。勝二さんもそうだし、実は酔いどれ侍の本名であるシゲルを応援するとはなにかの縁。シゲルガンバレ・イソシギ・マキサイマムスピードのBOX買い。ワイドにしたかったが、それだと3倍をきってるオッズがあった(BOX買いは最低3通り買うことになるので、1通り100円でも最低300円かかる。そのため3倍を切るとあたっても損をする)ため、馬連で買う。しかしここも早来産のファストアズライドが勝ち300円する

 第10レース上賀茂ステークスは、我が心の故郷平取産のマチカネメニモセヨがいた。6番人気とはいえ武豊騎乗、やってくれるかもしれん。単勝では不安なので、我が故郷門別町庫富に近い幾千世出身の一番人気タイラントシチーとの200円でワイド買いした。そのレース見事にマチカネが予想外の大勝利。さすが武豊。しかしタイラントがまさkなの失速をしたためはずれ。しまった。単勝でかっとけばよかった。15倍くらいなったのにーーー

 そして本日のメインレース。京都新聞杯である。これまで私をつれてきた武は全部外していた。配当に目がくらみ奇をてらった予想をするからである。しかし最後に私はやつに懸けた。本命インティライミを外し、2番人気アドマイヤフジを軸に馬連で流すというのだ。ていよくインティライミは早来。フジは浦河なので日高出身だ。フジを軸にまずいれたのがコメディアデアルデ。三石出身でなによりコメディを目指す私にとって縁起のいい名前。これなら14倍。19倍のピカレスクコート。36倍のケージーツヨシを。そしてひとつくらい万馬券も買っておこうと462倍のタマモコンチェルトも買った。これを一点200円で買い。800円かける。が、買ったのはインティライミだった。でも、やってみたかった馬がゴールする瞬間に持っていた馬券を投げすてるということがやれた。風がなかったのでほとんど飛ばなかったけど。

 結局武は全はずし。私は結局最初しかあたらず、2180円すった。帰りに手元に残った200円(全財産すると悲しすぎるのであえて残した)、であたってりゃ焼肉食べに行ったのにといいながらマクドでハンバーガーを2個食べた。ああ、でもこれデータ集めだしたら完璧はまるな。やべえ

2005/05/06(金) 搬出は涙雨
 今日は雨の中搬出。無事終わってよかった。みんなありがとう。ってことでみんなへのメッセージです。

 ヨウスケの総理については、一番苦労かけた。この総理の子供がそのまま大きくなったようなダメっぷりは森総理もモデルだが、ほとんど私の分身である。タカマヒビキを演じろというのはとても辛いことだったと思う。でも、ヨウスケの総理は絶対私がやるよりも魅力的だ。総理のダメだけど、友情のためにいざって時に頑張る姿。そしてよくよく考えると結局は非常に自分勝手でなにも解決してないダメっぷりは、ヨウスケだからこそだせた魅力だ。

 家城助手の琥珀練習中、少々鬱気味でかなりまいったが、ホール入り後なにかふっきれたのかグンとよくなった。総理に小刀を突きつけられながら、タンカを切ってそれを罵倒する閣下に対し、総理をかばうシーンは自分で書いた脚本のくせにうるっときてしまった。よく成長したと思う。ダメ男をかばう家城は、私にとって理想の女性である。彼女の家城には私は恋できたから合格だ

 武は、カツゼツ悪いわ。くどい芝居するわ。一番生ゴヅラには詳しいはずなのに、どうもよく脚本を読んでないんじゃないかと思わせるものが多かった。が、本番でいきなりよくなった。総理との友情、故郷滋賀への想いをきちんとだせたので話が成立した。

 みずのさんは今回あまり目立たせてあげることが出来なかったが、脇のソファーで雑誌の切り抜きばかりしてる姿はキュートだった。「文句ばかり言って仕事をしない大臣(田中真紀子がモデル)」というキャラは普通にやったのでは嫌な気分になるだけなので、嫌味にならずによかった。そして内に秘める母性本能がとても魅力的だった。助手が解放されてソファーに座り込んだ時そっと手をかける優しさにはまいった。

 チハルは、去年に比べて異常に声質が悪くなった。煙草を吸い始めた時期からなので、それが原因だろう。彼は技術はまだまだだが、非常にタカマヒビキ作品に向いている役者だと思う。姑息な小物の多胡(福田康夫がモデル)のキャラは彼によくあっていた。彼の映像の中でいった(安全性をアピールするためにカニを食べるシーンで)「これ安全なお味ですね」というアドリブはおもしろすぎる。凄い才能を感じる。手放したくない役者の一人だ

 HIROFUMIは・・本当におもしろい。奴は今まで所属したどの劇団でも邪険にあつかわれてきた。自業自得だろう。でも私はそれでも彼を愛せないというのは勿体ないと思う。これだけおもしろい素材を、うっとおしいというだけで使えなかった人にはなんとか今回の芝居を観に来て悔しがってほしかった。彼は多分今回役者人生で一番幸せな役をもらったと思う。はっきりいってド下手である。でも、私は彼をつかっていきたい

 まつもさんは、見事に新境地を開拓してくれた。彼女が雨垂からも誘われながらうちにきてくれたのは、未踏座出身者がもつまつもさんのイメージを打破した演出家のところに行きたかったとのこと。仲林さんから「何故、まつもをここのつけたの」というのを聞かれた。確かに一見本人のイメージからいえば、三枝や波川のが似合ってるかもしれない。本当に真面目な人にそのポジションを当てはめると見ていて嫌な人物になってしまう。白神の普段は華麗だけど、いざという時融通が聞かないとか、この話にでる女性の中で唯一母性がない「私愚痴る男を可愛いと思うタイプじゃないから無駄ですよ」というのはまさにまつもさんのポジションだと思う。と言ったら「君はよく見てる」と言われた。「今までまつもが苦手だったところをよくふってくれた」と感謝までされるとちょっと気がひけたが、本人もここにきた甲斐があったと言ってくれたのでとても嬉しかった

 唐仁原は今回一番の掘り出し物だ。残念ながらすでに今年の予定がつまってしまているのだが、それでも来年以降は手放したくない役者だ。演技は勿論、演出の手助け(自転車は唐仁のアイディア)もしてくれたし、普段の会話はさすが寮生だけあって下ネタから政治経済までなるほどと思わせる意見を多く言ってくれる。全員の実力を見た時超カッコイイ閣下の役は、相当の実力者(中曽根や野中がモデルだもの)じゃないとと思っていたので、彼がいてよかった。本当に芝居だけじゃなく一生一緒にいたい男だ。まあ、出トチリは問題外だがね

 谷内っちは、第1次から来てもらってるのに目立たせてあげれなかったな。谷内さんは美人ですが、性欲を感じません。おかんに似てるからというのもありますが、どうもそれだけではなさそうです。今回の波川は、男も女も感じさせない冷静沈着な官僚だけど、サイボーグではなく人間味はないと困るという自分で書いててもしんどい役でした。だからこそ、谷内さんしかいないと思ったわけです。

 ユカリーナには最初に渇いれてもらって気がひきしまった。笑いをとろうという野心にあふれるコメディエンヌだ。上手いという点で見習うべき人だと思う。「まだ出しちゃダメ」のエロさや、真船さんの母性は彼女だからだせる技。正直真船という役は他に比べ弱点がない分埋没しちゃうんじゃないかと思ってたが杞憂でした

 哲は・・やっぱ役者じゃねえな。おもしろいけど本読みが一番面白い。

 ひろたは間違いなく彼の役者史上最高の役でしょう。おもしろかったよ。でも2度は通用しないよ

 酒井君は非常に可能性を感じさせる男だ。自分の魅せ方をよく知っている、よく1年で会得したものだ。まあただ彼のやりたい芝居は私の芝居とは違うね。とりあえず、あの遅刻癖はぶちキレそうなので、直さないとこれ以上は通用しないぜ

 誠サマは、まあ誠サマでるところはショウダウンっぽくなるわなと考えていたので、考えていた通りでしたね。でもいてくれて本当によかった。彼のなにがなんでも、おもしろいことやるという精神は私の作品にはあわなくても、みんなに刺激になった。意識を高めるには丁度よかったです。

 みんなありがとう。ではでは

2005/05/05(木) 痛みに耐えてよく頑張った。感動したっ

今日は最終日、悲しいたりゃありゃしない。もっとやりたい2週間くらいロングランでやりたい。実際GWって連休ってことで演者にはやりやすいが、帰省してる人が多くて時期が悪かった。私はGWって暇な時期の代名詞だったんだが、そりゃGWに帰れない距離だからだわな。

今日はまず写真撮影。早めにメイクをして全員のアップとシーンを再現して、さも本番中にとったみたいにウソ写真をいっぱいとる。なかなかいい写真をとれた。

と、そこへたけるさんが駆けつけてくれた。昨日まで北海道で検査入院していたのに、実家で静養するよりもうちを見に来るほうを選んでくれたのだ。まあ降板で多大な迷惑を被ったのだから、ある意味当然というやあ当然だが、それでもわざわざこうしてくれたのはありがたかった。そして最後の気合入れ。30秒黙想をした。2ヶ月に渡るいろいろなものが込み上げてきた。そして一人ひとりに絶対笑かせと激を飛ばした。

そして6ステ。昨夜誠サマから、すごいことを言われた。万が一入りきれないほどのお客様がきた場合どうするかと提案された。通常楽日は滅茶苦茶な入りもありうる。その際、追加公演を行う覚悟はあるかということである。普通のホールならば退出を延長すれば金がかかるのだからそんなことはできない。しかし、ここは24時間使えるのだ。明日の夕方に退出といっても、夜中頑張れば余裕である。実際ショウダウンは寮食でやった時、楽日にきすぎて追加をしたらしい。確かに役者には負担になるだろう、でもとても思い入れのある作品だ、なにがなんでも1人でも多くのお客様に見てもらいたい。7時から公演すれば、実家かえるから無理といわれた人たちにも再度来させることが出来るかもしれないということで、覚悟だけはしておけと役者に伝えておいた。

さりとて、それでてんて客が入らない可能性もあるわけで、ドキドキしてたが45人も入ってくれた。片手間(今日は参加せず)もそこそこうけていた。ハケ裏で一人ひとり感謝の言葉を言いながら、ハグしていく。そして開演。代打でつかったプロジェクターは、光量が弱く、頻繁に泊まる為映像はうまくいかなかったが、それでもいい芝居が打てた。最後にエンディングが終わり、カーテンコールにフォーエバーラブがかかる時は、いつも客が笑う(そりゃ政治の話やって最後にフォーエバーラブだもん笑うよ、ここまで笑い取りに行く意地汚さに)ので、嬉しくなるが、ここは感動した。

今回は新井や琢磨さんが来てくれた。本宿もきてくれて、創価学会ネタや最後の客ダシがヘドラのテーマだったことにうけていた。帽子を拾うところがラドンのパロディだと気づいてくれた人がいたり、アリアスがクビになったことを嘆いた人がいたのも嬉しかった。

そして最後にみんなで集合写真。名残惜しいセットとの別れを惜しみ、私はバラシとは離れてひげっち、ひろたとともに会計に。そもそも一人1万参加費をとってるんだから、厳密に言えばマイナスに決まってるんだが、それを考慮に入れないとスタッフへのギャラやこれを経費と認めていいのかというくだらん出費までいれても、かなりの黒が出た。・・・思わず企画書にバックしますって書かなきゃよかったってほどの金が手元に残った・・これを劇団の貯金にすれば次は同じ参加費でも劇研とれるぞ・・・。しかし、一度描いた紋はしょうがない。なんと一人4500円バック。実質参加費5500円だ。どうだ。安いだろう。多分京都で参加費取る劇団では一番安いんじゃないか。素晴らしい、なんとリーズナブル。ブラボー

動員も185人ということで、最低目標の150人超え、標準目標の200人の9割ということで大入袋をだすことにした。100均で大入袋を書き万感の思いで、みんなに一言づつコメントを書いていきました。そして寮食に戻り仮りうち、寮生や片手間勢らも参加し宴会に。

幸せだった。私のような実績も統率力もない一介の演出家のためにこんなにもたくさんの人が集まってくれてた。そしてみんな幸せな顔をしている。私がこうしてこの公演を企画していなければ出会わなかった人たちが、仲よさそうに喋っている。そして私を愛してくれている。こんなにも幸せな男はいないでしょう。たけるさんが「おもしろかった。参加できなくて悔しかった」と言っていた。それこそが一番の褒め言葉だった。

仮うちではいろんな話をしたが、またもスピータス一気で泥酔したせいでよく覚えていない。ほんまにあそこまで泥酔したのははじめてだ。嬉しくて嬉しくて泥酔してしまった。なにしろ服を着替えたのを覚えてなかったもんな。ただ、ヨウスケが泥酔してシュウちゃんに向かってはいたのは覚えている。ヨウスケはげろ袋を持ってはしゃいでいた。あと、誠サマに唇奪われた。誠サマはみずのさんとここには書けんくらいいちゃついてた。羨ましい。ゆかエロいなあ、エロい女は大好きだ。そのままつぶれてしまったが、明け方起きたらヨウスケが騒いでて、まつもさんが片手間帰ったと思ったらお前かと「今もう5時だぞ、寝させろ」と怒っていた。私はそれを見て「今ゴジラ、今ゴヅラ」と騒いでいた・・馬鹿ですね。

 でも本当幸せです。こんな幸せでいいんでしょうか。本当幸せです。私のダメ演出っぷりは、みんなイライラしてたことでしょう。でも私は、今みなから愛されていると革新しています。図に乗ってるだけかもしれんが、たぶん優秀だから好かれてるんじゃなくて、ヒビキはガキだから仕方ねえやってあきらめられてるんだろうが、それでもここまで愛してくれるというのは幸せだ。みんなありがとう。必ず私は飛躍します

2005/05/04(水) 片手間出演
今日の前説コントは菅原君、がいないため人出不足だった。そのため私が急遽出演することになった。なぜ作演出が・ヨソの劇団に依頼した前説コントをしているのか意味不明だったが、正直筑紫さんだけじゃ出演が全然物足りなかったので(役者やりたい欲絶頂)丁度よかった。菅原君がやてった変質者をやった。コートにパンツ一丁は恥ずかしかった

 4ステに関しては私が無理をさせすぎた。朝まで飲んだくれて14時からってのはありえへんかったな。反省反省。とはいえ、実は私は今までのステージで一番の出来だったと思う。疲れてるから余計なことをしてねえんだよな。おちついて芝居をしていた。

 今回の公演、紫の固定客が何人か来てくれている。その方たちの名前を紫以外で見ることはないから、純粋に紫ファン(しかいかない)人たちなんだろう、その人たちが私の作品だから(それか今回来てる4人のファン)だから珍しく遠出してきてくれているというのは凄い励みになった。是非紫ファンから、内閣ファンへ移行してくれる客になってもらえるよう頑張りたい。

 今回は20名しかいなかったが、勝二さんも来ていた。やはりテロプロの人に見られるのが一番緊張する。荒木さんにはHIROFUMIはすでに下品を通り越しているという凄いコメントを頂いた。また、BKCに通う私の幼稚園以来の友人佐々木翔平殿も来てくれた。今回幼小中高大とすべての友人に来てもらえたことになる。太一以外は近場に住んでいるとはいえすごいことだ。私は幸せものですね。彼は私の出会った2番目の笑いの師匠である(1番目は父)。彼はアンケートにボブスレーW杯が気になったと書いていた、そこに目をやるというのはさすが翔ちゃん、目のつけどころが違う。演じたい役金正日、所属さわやか系とかくだらないアンケートだった。ゼミの中西さんが来てくれたのも嬉しかった。ゼミでも相当しつこく(13日から毎週連続+メール2回)宣伝したが、まさか来てくれるとは思わなかった。マタンゴやジェットジャガーの元ネタを気づいてるとところがマニアックだった。

なにより嬉しいのはあの学生劇団まわりの名物爺さんのOさんに来ていただけたことだ。あのお爺さんは、本当に色々な公演を見に来てくださるが、その中にうちもいれてくれた。そしてお褒めの言葉をいただいたというのは凄く嬉しかった。彼は毎回印象に残った役者をあげてくれる、ここで褒められたみずの、谷内、紀は喜んでいいと思う。でも今回のアンケートチャンピオンは武の髪型を「現実の細田さんっぽかったです」と書いた方です・・確かにあの無理矢理感あふいれる9・1分け、細田そっくりだ。これには笑った。

しかし、4ステは最後の最後にとんでもないことが、なんとプロジェクターがタマ切れになって映らなかったのだ。今回の芝居、映像が映らないと話が成立しない場面が多すぎるのだ。そのためスクリーンの上げ下げや、映像のテープについてはとても慎重にしたが、まさかプロジェクターじたいがそうなるとは。そしてこれはかなり怒っている点だが、タマ切れ注意ってのは2日の段階でわかっていたらしいが、大丈夫だろうって放置していたらしい。その報告を私はうけてなかったのだ。2日の時点でわかっていれば、今日大学生部にたまだけ替えにいけたのに(私は心配性だからこういうとこだけは万全をきす)。エンディングだけだからまだよかったとも言えるが、結局尾形は落選したというオチは重要なところであったので悲しい、そして清志郎の歌を聞かせられなかったことも

イライラしてまたもぶちきれそうになりながらも、なんとかこらえ5ステ開始。次も前説だ。シュウちゃんまでいなくなったので、大西さんの彼氏役の侍も兼任することになった。出たとたんに目の前にいた福助先生とミホミホに笑われた。そりゃまあ、いきなり片手間ですといいながら作・演出が出てきたら可笑しいだろう。前説に参加できたことはなかなか楽しかった。機会があったらお出かけコント隊にも参加したいものだ。

5ステは、ナツメさん・梅さんをはじめショウダウン関係の方が来ていた。梅さんはずっと寝ていたのに、HIROFUMIのところだけムクっと起きて笑っていた。HIROFUMI好かれてるな。(あと北の国からでも笑ってたけど)前にやたら笑う男の客がいた。おそらくゴジラマニアなんだろう、私がちりばめたマニアックなゴジラネタで次々反応していた。後は福助&ミホミホの笑い上戸コンビが結構終止笑ってくれていたので、客席の空気も温まっていたようで27名のわりのは、よく笑っていた。役者も昨日みたいなはどめの利かない笑いすぎよりもほどよく笑われていたので心地よく芝居ができたみたいで、よく乗って芝居ができて今回一番の出来だった。

帰り際に、知らない人からエンディングの曲はなんですかと聞かれた。今回のエンディングは忌野清志郎の「目覚まし時計は歌う」という曲だ「起きろよBaby今日はいい天気だ、選挙に行って投票しようぜ」って歌詞は聴いたことがあるかもしれない。ニュース23で選挙前になると清志郎がゲストできてよく歌っていく歌だ。選挙にいって投票しようぜ!って歌詞は私のような政治好きには、どんなラブソングよりもジーンとくる歌詞だ。私はこの企画を思いついた段階で絶対にエンディングはこれだと思っていた。唐仁が清志郎ファンということですぐに気に入ってくれた。とてもゴキゲンな歌なので、みんなも序所に口ずさんでくれるようになった。自分の好きな歌がこうしてみんなに広がっていくというのはとても気持ちいいものだ。いい曲をみつけられた

でも銭湯に行ってみた筑紫さんはおそろしいほど似てなかった。これは筑紫ファンのミホミホが似てないと怒るはずだ。本気で髪白くしてるだけだもの

2005/05/03(火) 生吉田の逆襲
今日もいい天気なので、早めに集合してバレーボール大会をした、持ち込んだボールで寮食の裏の焼け跡でバレー。しかし、みんな下手だった。ラリーが全然続かない。

 はじめて余裕をもって公演の準備ができる。10時に集合しちょっと返しをした後、昼休憩。白髪になるのも慣れたものですぐさま筑紫さんに変身した。

 2ステは可もなく不可もなくという出来だった。私としては納得いくステージではなかった。今回も22人だったが、知り合いがかなりきてた。まず、受付に大洋が来てくれた。ヤバイくらい髪が伸びていた。久々に大久保君に再会した。休学以来たいへんな日々を送っているみたいだが、私の公演で笑っていい気分転換になったようだ、「現実にもあんな総理だったら少しはマシになるのに」と言ってくれたのは、うれしいけど私は芹沢内閣の国には暮らしたくないぞ。リャンさんと古酒も来てくれた。リャンさんからは、「早く三谷テイストから脱却しないと」と言われた。でも楽しんでは頂けたようだ「多事早漏」が一番面白かったというのは微妙だったが。そして笑のファーストレディーも来ていた「下ネタ多すぎるよ」とだけ言われた。ふられないか不安だ。そしてHIROFUMIの母親が来ていた。あまりの社会適応能力のなさに、前々から親の顔が見て見たいとい思っていたが、とても上品でとてもHIROFUMIからイメージできる感じの方ではなかった。あんな邪険に扱われる息子の姿を見せてしまったのは申し訳ないな。

 今晩の生吉田に備え、ゆっくり休んで夜のステージへ。夜は尋常ではない数の大入りが出た。計49名でした。特に嬉しいのは、中学時代からの親友で今は横浜にすむ太一がわざわざ新幹線とって見に来てくれたことだ。また、高校演劇時代の友人で今は大阪で芝居をしているたくよしには「大阪進出の際の参考にしたから見てほしい」と頼んで来て貰った。彼には、どうしてもうちが大阪に合うか見てほしかったので5回もメール送ってしまった。「しつこい」と怒らずに、最後におれてくれたたくよには本当に感謝だ。夜は齋藤・千本・長町の紫勢やら、下劇勢やら(なんと新1回生を含め、現役全員来てくれた。こういうところを徹底してるところが紫と違って羨ましい)、高野くんや藤本さんもいるし、迎さんをはじめ未踏座系の人もいっぱい。蜜さんなどショウダウン系の人もいっぱい。そして私が今面識はないけど知り合いたい人上位にくる徳岡あつろう氏もいるではないか・・来すぎだ。これは滑れない・・ピンチ

 しかし、今日のお客は優しかった。一発目で武の過剰なまでの9・1分けが紫勢の笑いを誘った。その髪型自体は内輪受けであったが、それでお客様全体の笑いの線が緩んだのだと思う。序盤の「ちんすこうをちんこすうといい間違える」のネタからちゃんと笑いが起きて、打率9割5分は超えたと思う。まあ閣下が血判状をつくる場面でまで笑いが起きたのはチト悲しかったが。とはいえ、怖いのは笑ってない客がいること。特に私の知り合いの客で二人ほど、まったく笑わず途中からしんどそうにしていて、それだけですごく申し訳ない気持ちになった。

 その後今日はお楽しみ企画。お客様との交流会「朝まで生吉田」である。ここではっきり反省しておきます。企画したはいいが、見切り発車しすぎました。少なくとも私とひげしろ(当然役者以外)で、誰か司会者を用意しておくべきでした。そしてもっとちゃんと宣伝しておくべきだった。結局出演者の知り合いしか来なかった。太一と紫勢と寮生と未踏座系の人たちだけだったもんな。誠サマとかいるから、誠サマファン来ないかなとかいうのは甘かった。そして私が酔ってしまったのと、太一を一人にさせるわけにはいかないから彼一人にかかっきりになっているのもあって、主催者の癖にうまく立ち回れなかった。

 でもいい交流会になったと思う。中野劇団の中野さんや、村川さん、仲林さんなどと知りあって深い話もできたし。他にめをわたしても、紫の後輩とあきちょめとかが話す機会をつくれたというのもそうだし、前々から中野劇団に興味のあった唐仁が、ここで知り合って出演することになるなど格好のスカウトの場に使ってもらえたのもよかった。こうしてお客様と、出演者の垣根を低くできたのはよかった。

 でも、さすがにスピータス(アルコール度数96度のウォッカ。もはや酒じゃないアルコールだ)一気はやりすぎた。

2005/05/02(月) 地球最大の決戦
いよいよ本番である。しかし、本番の日に講義をうけることになるとは思わなかった。家に帰ったほうが学校には近いのに楽しすぎて昨晩も寮に泊まって、4時まで桃鉄。大勝にうかれつつ寝ぼけまなこで学校へ。このままでは授業を聞いているだけでは完璧寝てしまうので、積極的に発表を行った。手をあげまくるので積極性のある生徒だと主輪得れたが実際はロクでもない生徒である。みんなの前で発表し、ついでに宣伝もしてきた。

 そして5時40分授業が終わり、自転車で小屋に駆けつける。今日直しておいてほしい、そこの演出はみんなにまかすというシーンがちゃんと直っているのを確認し、みなに「絶対笑わせてくれ」と気合をいれる。万感たるものがふつふつとこみ上げてきた。ハケ裏で一人ひとりとハグをし渇をいれる。そしていよいよ会場

 しかし、思った以上にお客のいりが悪い。片手間さんの前説が始まってからも入らない。結局計22人だった。1ステで30人入ってくれないと困ると思っていたので、厳しい出足だった。

 片手間の前説については、困ったことに笑いがあまり起きない。私はとてもおもしろいと思うのだが、やはり前説でこられて笑い転げるようなものではないみたいだ。今回失敗だったなと思ったのは、きちんと話し合いが出来なかったことだ。片手間さんは、わりと苦笑系だが、私は「酔いどれ侍」より「終わらない和平交渉」の方が笑いをとれたし、今回の芝居の内容にマッチした前説になったと思う。どれでもいいですよと言ったのは間違いだった。なにより、時間にしても、舞台をつかった練習時間についてもハケ裏でどう待機してもらうかについてもきちんと話し合っておくべきであった。片手間のみなさんが悪いのではない。私がきちんと交渉してなかったからだ。それで片手間さんも嫌な思いをさせてしまったし、肝心のうちの役者の集中力もそいでしまった。ただ楽しいからと言って呼んできていただいたゲストにも、メインの役者にも、お客様にも不利益を与えてしまったのは痛恨の極みだ。それでも今回の酔いどれ侍はかなり面白かったので後悔はしてないが

 そして受難は早くもおとずれた。最初の閣下の登場シーンである。総理を操る陰の総理閣下の登場シーンは、三枝(みずの)が「まさか、だって私たち総理のおかげで大臣になれたわけじゃないから」といった後に「失礼すっど」とおもむろに登場する(しかもバックにはキンギギドラのテーマ)という滅茶苦茶かっこいい(というか演劇的ご都合主義すぎるだろってシーン)出方である。しかし三枝の台詞が終わっても閣下の「失礼すっど」が入らない・・・どういうことだ?みんな止まってしまった。なんとか話を続けようと試みる役者もいたが、とばしていい台詞ではない。ここで閣下が登場しなければその後の話は成り立たない。なにより前でみている私は目をそむけたくなった。もう公演中止も考えた。そこで唐仁はようやく出てきて後半は持ち直したが、正直1ステはお金返したかった

 しかも唐仁、どうやら寝ててでとちったらしい。問題外である。それに気づかなかったまわりもあかんわ。まあ、でもアンケートはそこそこでした。1ステはゆーみんや平・加藤がきてくれた。私は目指す劇団の方向性として、アンケートがおもしろいというのがあります。知恵をしぼって出演者を笑わせようというお客様がいっぱいきてくれたらなと思います。1ステは「オキシジェンデストロイヤーでブラックバスを殺してほしい」という切実な願いを書いた滋賀県民もよかったですが、名前に小泉純一郎と書いて「感動したっ」と書いた人のがくだらなすぎて好きです。もっとも本人がお忍びできたのかもしれないけど

 まあ、とにかく幕があがるまで不安でいっぱいだったが、とりあえずは笑いが取れてよかった。全体的にこっちが狙ってる笑いから実際笑ってくれた打率は7割の最低ラインgはクリアしていた。ただ、やはり前半部分が弱い。早食いというもうどうあがいても笑いが取れる強引なシーンをもう少し早めにもてくれば(実際あれ以降は客の緊張が緩み、どのステージでも安定した笑いが取れた)と思った。ダメはダメなりにがんばるという一見泣けるけど、実は作者である私のわがままな主張でもちゃんと感動してくれた人がいたのは大きな励みになった。

 まあ1ステが終わったいい疲労感につつまれながら今日は銭湯に行きまた桃鉄大会。寝ろ!

2005/05/01(日) 私を幸せにしてください
 いよいよ明後日というか日付を越えたので明日から本番です。今日(1日)から本番が終わる5日まで寮に5連泊し家には帰らない予定なので今日が最後の書き込みです。今日はたまたま家に帰りましたが、28から2連泊してました。いや、楽しすぎます。

 なにがって、10時まで時間を気にせず練習できるのもいいですが、その後寮は誰かしら泊まる当番が必要なので有志が泊まるのですが、希望者続出。まず、練習が終わると銭湯に行きコンビニで酒を買い宴会開始、その後家から持ち込んだテレビとプレステ2で桃鉄大会。今回はプロジェクターもあるのでやろうと思えばプレステ2をプロジェクターにつなげ、スクリーンにおうてせば大画面でゲームが楽しめます。DVDも見れます。「ラストサムライ」でも流すようなら等身大のトム・クルーズや渡辺謙が見れます。家から通う手間がないので10時から練習でも、9時55分に起きれる。寮生である唐仁もいるから寮の使い勝手も十分。まあ、あの寮はあまりにも不潔で体調を悪くする人もいるが、普段から汚い部屋にいる私は心配なし。さらに舞台は具象舞台でソファーもあるから本当快適です。夜暇な人は是非酒もって遊びに来てください。

 なにより24時間、自分が作演出した芝居に関わることができて、24時間自分に魅力を感じて集まってくれた人たちと一緒に過ごすというのは幸せすぎます。正直言って今回の芝居の練習中は、今まで一番楽しい公演ではなかった。ノホホンと役者とわずかなスタッフだけやってる方がよっぽど楽しいに決まってる。演出と言うことで本当に苦労ばかりだった。ある役者から「ヒビキさん相当ピリピリしてる。こんな怖い人だったんですね」と言われました。色んな人(関係者以外に裳)に不快な思いをさせたと思います。でも、私は今幸せです。こんな幸せな者は早々いないと自負しています。

 しかし、私は欲張りです。この程度の幸せでは満足しません。コメディをやってる以上、たくさんのお客さんに見に来てもらって、そのお客様に笑っていただいて私の幸せは始めて完成します。どうかお願いします。私を京都演劇界一の幸せな脚本家にして下さい。してくだされば、必ずみなさんを京都演劇界一幸せな観客にします。必ず笑わせます。今日の練習中見ても自分が作・演出した舞台なのに何度も笑いました。けっして楽屋落ちや自己満足笑いではありません。どうかお願いします。なにとぞなにとぞ見に来てください。お願いします


 ここからは追記
 今日は集中講義。本番前になぜいかなあかんねんだが、これいかんと教育実習いけないのでしかたない。幸いねむkなる授業じゃなくグループディスカッション中心だった。そこで友達がいっぱい出来たので、宣伝しまくる。なにごとも宣伝。宣伝。

 片手間さんの前説コント隊が到着しました。今回の演目はよいどれ侍ということで、カメはもちろん、よしはるさん。田渕☆さん、シュウちゃん、菅原君、村川さん、そしてなんと土屋たえさんまで来ているではないか・・・なんて豪華なお出かけコント隊。そしてゲネなんで魅せてもらいました。・・・・私は大好きです。「酔いどれて花嫁で」とかカップルがやる気なさそうに「好きだよ、好きだよ」といちゃつくとこrなんか、よしはるさんは天才だと思います。でも嫌いな人はすごく嫌いだろうな。とにかく、ものすごく練習して内容に見えるんだもん。実際はすごく練習してます。練習した上で、すごいテキトーになってる感をだすのがすごい。ようはどう考えても爆笑はとれません。苦笑系です。私は苦笑は大好きだし、超好みなんですが。前説としてはリスクが大きいと思った。これは見る前に疲れる人が出てくる(というか、ハケで疲れる役者がでてくるな)。なにより10分以内という約束があったのに15分くらいしてる。これは長い。自分で頼んでおいてあれだが、チトまずった。
 
 ゲネは・・かなりイライラする展開だった。ダメだ。これでは350円だ。そこへ掛川に神経逆なでする意見をいわれたのであたってしまった。よくよく聞くといい意見だったのに、言い方が悪いとはいえ悪いことした。片手間のみなさんのアンケートを読む。その中で土屋さんが「子供がそのまま大きくなったような男の子がいっぱいでてて母性本能がくすぐられた」と書いてくれたのには救われた。母性本能をくすぐればこっちのもんだ。やったさあ、明日頑張るぞ


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