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2005/05/10(火) 生ゴヅラはおもしろかったのか
いつまでも楽しかった楽しかったいってる場合ではない。反省をしなくてはならない。

 まず、演出としての反省はもう反省会の資料に十分書いた。統率力がない(生まれつき)。タラタラしてる(人生ずっとタラタラ生きてる)。自分が楽しむこと最優先(人生ずっと欲望忠実)。頑固(作家性強すぎ)。そのくせこだわりがないシーンはその場のノリでコロコロ方針をかえる(メモとってないから)。ピリピリしすぎ(生まれつき短気)。などである。また生吉田も反省点。結論から行くとやはり私は演出家向きではないなと思った。

さて、次に作品についてである。今回の芝居はおおむね好評だった。どのステージでも最低限笑いは起きていたし、笑いが耐えないステージが過半数は超えていた。現在見に来てくれた知人にはなるだけ会ってアンケートを見る限りでも好評な意見が多い。しかし、そんなもの当たり前である。紫時代これは酷いと思う公演だって、アンケートで好評な意見が半分きるようなことはなかった。どんな酷い芝居でも、平均的なお客さんは作り手より甘いものだと思う。現に、手厳しい意見もままあった。また、アンケート回収率は悪くなかったが、名前記入率。住所記入率が低いのも気になった。

では自分で今回の作品をどう思っているか考えると、困ったことかなり満足してるんだな。誇張なく今まで自分のつくった作品の中で最高傑作だと思う、つこてる役者のレベルが今までと違うというのを加味しても、今までは悔いがいっぱいあったが今回は満足度が高いのよ(当然ないわけではないけど)。実際現在みんなに配るビデオのダビング作業をしているため、1日2回もう10回くらいビデオを見ているがそのたびに笑っている。自分で作・演出した舞台の癖に見るたびに笑い転げているとはアホだが。

と、いうことで私はこの作品をみて笑えないという人の気持ちがさっぱりわからない。現在私は楽しんで頂けなかったというお客様にあって(楽しんだ人に聞いても図にのるだけなので)話を聞いているが、まずネタがつまらないというのがあるだろう。下ネタが多すぎてキツイという意見は、楽しんでくれたお客様の中にも多数指摘された。中には「政治風刺と下ネタとどっちがメインでやりたいんですか」という意見まであった。・・・私は決して下ネタが多かったとは思わないが(私は普段の会話であれ以上に下ネタばかりいってるもん、あとHIROFUMIがでてる時点で下ネタ挟まないと会話にならん)。ネタがつまらないとう点はこりゃもう好みですとしか謝りようがない。私はネタ芝居である。今回は、下ネタ、久米宏的毒の風刺、ゴジラのパロ、やる気のない映像など私好みの小ネタオンパレードである。

次に会話になってないという点です。これはもう私の力不足です。あと、私はどうやら芝居を会話じゃなく単語で楽しむ人間なので会話になってなくても気にならないんだな

音響についての指摘はそーたさんを擁護しなくてはならない。今回は全部ギャグだ。ゴジラやりたかったの

映像のまずさは反省です。編集が雑でも中身さへおもしろけりゃいいって私が編集す劇ではなかった。しかし、映像中の演技がやる気がなさすぎるとか、撮影場所がテキトーすぎるてのはその通り演出したんだからその通りなんだな。

各キャラの書き分けについては、人気投票ランキングにおいて、全キャラ最低3票は入った。さらに主役&敵役の総理、閣下の同率首位という作演出としてはすごい嬉しい結果になったが、書き分けれてたかと言うとメインよりゲストのが目だってたとかが反省点

で、肝心の中身なんだが、掛川から、おもしろいかもしれんが芝居としてはダメだといわれた。この作品でなにを魅せたかったんだろう。私は、確かに人間ドラマで書いたはずである。しかし、ドラマとして成立してなかったのは、ひとつに書いてる私自身が政治家になっていたというのがある。最後の核となる「総理が友人の選挙区を救うためにアメリカに逆らう」というのは書いてる私にとって最高の美談であった。しかし、政治に興味のない一般客から見るとこれはわがままに映るらしい(これが美談にならないのは、アメリカの作戦が日本のためといいながら自分の都合のためのおためごかしであるというところを描ききれなかったのも大きいが)。また練習中ゴヅラが上陸するって話を聞いた直後、官房長官がゴヅラの心配じゃなく自分の選挙の心配をする台詞がすごいうけた時も私はなぜその台詞が笑えるのかわからなかった。みんなはまずゴヅラの心配しろよってとこに反応したらしいが、私は書いた時点で笑わせる気はまったくなく極自然にでてくる台詞だった。政治を笑いたいのに、思考が政治家よりになってるといのは問題点だった。私の中では成立しているドラマが成立していないのが痛い。掛川は総理や長官の論理や助手の啖呵自分勝手と言うが、私の一方的なものの見方から見れば彼らの行動はいいことだ。人物が成長していないというのも、私は人間なんてそう簡単に成長しないと思うからその方が自然だと思う。

そして、芝居を見に来た客は怒るというのは難しい問題だ。まずビラにシチュエーションコメディとかいたのは間違いでした。シチュエーションで笑わせてないもの。でも、おもしろい作品だとは思う。政治の世界、ゴジラ、ダメな人たちという私の好きな具材を食い散らかしておもしろいものはつくったと思う。創りたいもの完璧に創れてないけど、笑ってもらえて満足だ。笑ってもらえるだけで満足なら芸人になればいいと言われたが、それは違うだろう。学生は笑うよ、という言い方は「この芝居で笑った客はレベルが低い」と言われたもたいで頭きた。それはあまりにも笑ってくれたお客さんに失礼だ。

とにかく笑ってもらえてよかった。そのうえで半紙を踏まえてこれから自分の進む先を考えねばならない。さあ、どうしよう?


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