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2005/05/15(日)
吉田寮に恋して
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今日は、ケッペキを見に行った。かなりめんどくさかったが、奥村さん、田中さんには受付にきてもらった義理があるので見に行ったら、とてもいい出来で、セットも凄くて満足した。これがあるから演劇鑑賞はやめられない。
今日は一日中吉田寮で飲んだくれていた。吉田寮は本当に魅力的な場所である。あそこを汚いという先入観がある人には滞在するだけでも無理だろうが、私のようにボロ建物、くさトイレOKなら全然大丈夫。そして、あの雰囲気が大好きな人にはたまらない場所だ。私のような中途半端左翼は、いま自分たちが大学生のクセに権力と戦っていないことに引け目がある。というか、学生運動をやっていた大学生というものに、過剰な憧れをもっている。自治をした寮に住み、毎晩のように仲間と酒をくらいながら、下ネタから政治経済まで議論をする。プライバシーはなくても、その分毎日仲間と一緒。若いうちしか出来ない暮らしでしょう。
そんなくらしを寮ならできるのだ。誤解ないよう言っておくが、吉田寮はノンポリだ。でも、昔ながらのバンカラ学生的くらしがここなら出来る。私はそれにすっかりはまってしまった。実は楽しすぎて公演が終わった後も、ちょくちょく寮に通っている。夜中に出かけては酒を飲んで、食堂や唐仁の部屋に泊まるということをしている。一度は家に持ち帰ったプレステ2もまた唐仁の部屋に持ち込み桃鉄大会もしている。すっかり飲んだくれ学生に変身した。
名残惜しいあまり、唐仁に頼んで寮食芝居に出演させてもらうことにまでなった。この吉田寮しばい部の芝居ってのは、毎年5月第4週におこなわれる吉田寮祭でやるものらしく、去年の寮祭でも唐仁演出で衝撃的な芝居をしたらしい。劇中で酢をまきちらしたり、粉をまきちらしたりして、客が怒って帰ったりしたらしい。今回は寮生の他にも、ナカノ実験室氏など外部の大物多い。前回の内閣からも、ユカリーナ・チハル・酒井・哲、そして私とでまくる。私が出たのもみんなと別れるのが名残惜しくて、延長線ってのがあるからな。あと、役者やらずに演出やってると異常に役者したくなった(筑紫さんや、酔いどれにでたくらいじゃ満足できんのよ)ってのもあるしね。
さて今回の中身とはいうと、10日前なのに今日ようやく脚本ができた。本はいい意味でも悪い意味でも、酷い本だ。いい意味でも悪い意味でもとてもおもしろいと思う。私の役など、芝居といえんのかってくらいふざけた役だ。私もふざけた演技しかしてない。練習だって計5回くらいしかいかない予定だし、寮行っても飲んでるだけで練習してないからな。ともかく吉田寮しばい「ジェフはしる」は色々な意味で衝撃的だ。是非見にきてほしい。
衝撃的なのは日時もだ。なんと初日は24日、もう10日きってるじゃん。まったくやってないのに。時間も24日21時、25日24時、26日22時である。もう夜中だ。一度やってみたかった夢の24時公演だ。これなら練習終わってからでも十分間に合うし、見にこれるよね?こんな遅い時間じゃ終電がってのも大丈夫。食堂でやるんだから朝まで泊まっていけばOK。
他にも寮祭ってのは楽しそうな企画がいっぱいだ。仮装パレードや、三条から出町まで鴨川を登るレースなんかもするらしい。何個かは参加させてもらう予定だ。また期間中は、自由になんでも出来るってことで、感謝もこめて笑の内閣もバンドのライブの前説とかで、合間にショートコントするかもしれないです。私の一人芝居「一人ストライキ」や、チハルと二人で「哲学の道」というショートコントをするかもしれません。時間はまったく不定期ですし、そもそも企画だけでやらない可能性も高いのでまことに誘いづらいけど、見に来てください。頼むわ。
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