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2005/05/02(月)
地球最大の決戦
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いよいよ本番である。しかし、本番の日に講義をうけることになるとは思わなかった。家に帰ったほうが学校には近いのに楽しすぎて昨晩も寮に泊まって、4時まで桃鉄。大勝にうかれつつ寝ぼけまなこで学校へ。このままでは授業を聞いているだけでは完璧寝てしまうので、積極的に発表を行った。手をあげまくるので積極性のある生徒だと主輪得れたが実際はロクでもない生徒である。みんなの前で発表し、ついでに宣伝もしてきた。
そして5時40分授業が終わり、自転車で小屋に駆けつける。今日直しておいてほしい、そこの演出はみんなにまかすというシーンがちゃんと直っているのを確認し、みなに「絶対笑わせてくれ」と気合をいれる。万感たるものがふつふつとこみ上げてきた。ハケ裏で一人ひとりとハグをし渇をいれる。そしていよいよ会場
しかし、思った以上にお客のいりが悪い。片手間さんの前説が始まってからも入らない。結局計22人だった。1ステで30人入ってくれないと困ると思っていたので、厳しい出足だった。
片手間の前説については、困ったことに笑いがあまり起きない。私はとてもおもしろいと思うのだが、やはり前説でこられて笑い転げるようなものではないみたいだ。今回失敗だったなと思ったのは、きちんと話し合いが出来なかったことだ。片手間さんは、わりと苦笑系だが、私は「酔いどれ侍」より「終わらない和平交渉」の方が笑いをとれたし、今回の芝居の内容にマッチした前説になったと思う。どれでもいいですよと言ったのは間違いだった。なにより、時間にしても、舞台をつかった練習時間についてもハケ裏でどう待機してもらうかについてもきちんと話し合っておくべきであった。片手間のみなさんが悪いのではない。私がきちんと交渉してなかったからだ。それで片手間さんも嫌な思いをさせてしまったし、肝心のうちの役者の集中力もそいでしまった。ただ楽しいからと言って呼んできていただいたゲストにも、メインの役者にも、お客様にも不利益を与えてしまったのは痛恨の極みだ。それでも今回の酔いどれ侍はかなり面白かったので後悔はしてないが
そして受難は早くもおとずれた。最初の閣下の登場シーンである。総理を操る陰の総理閣下の登場シーンは、三枝(みずの)が「まさか、だって私たち総理のおかげで大臣になれたわけじゃないから」といった後に「失礼すっど」とおもむろに登場する(しかもバックにはキンギギドラのテーマ)という滅茶苦茶かっこいい(というか演劇的ご都合主義すぎるだろってシーン)出方である。しかし三枝の台詞が終わっても閣下の「失礼すっど」が入らない・・・どういうことだ?みんな止まってしまった。なんとか話を続けようと試みる役者もいたが、とばしていい台詞ではない。ここで閣下が登場しなければその後の話は成り立たない。なにより前でみている私は目をそむけたくなった。もう公演中止も考えた。そこで唐仁はようやく出てきて後半は持ち直したが、正直1ステはお金返したかった
しかも唐仁、どうやら寝ててでとちったらしい。問題外である。それに気づかなかったまわりもあかんわ。まあ、でもアンケートはそこそこでした。1ステはゆーみんや平・加藤がきてくれた。私は目指す劇団の方向性として、アンケートがおもしろいというのがあります。知恵をしぼって出演者を笑わせようというお客様がいっぱいきてくれたらなと思います。1ステは「オキシジェンデストロイヤーでブラックバスを殺してほしい」という切実な願いを書いた滋賀県民もよかったですが、名前に小泉純一郎と書いて「感動したっ」と書いた人のがくだらなすぎて好きです。もっとも本人がお忍びできたのかもしれないけど
まあ、とにかく幕があがるまで不安でいっぱいだったが、とりあえずは笑いが取れてよかった。全体的にこっちが狙ってる笑いから実際笑ってくれた打率は7割の最低ラインgはクリアしていた。ただ、やはり前半部分が弱い。早食いというもうどうあがいても笑いが取れる強引なシーンをもう少し早めにもてくれば(実際あれ以降は客の緊張が緩み、どのステージでも安定した笑いが取れた)と思った。ダメはダメなりにがんばるという一見泣けるけど、実は作者である私のわがままな主張でもちゃんと感動してくれた人がいたのは大きな励みになった。
まあ1ステが終わったいい疲労感につつまれながら今日は銭湯に行きまた桃鉄大会。寝ろ!
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