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2005/05/29(日) 避妊ライダー
 今日は寮祭のクライマックス鴨川レースに行きたかったが、やはりケモノライダーを見に行った。「法王庁の避妊法」である。最初このタイトルを聞いた時は、「ある教会でシスターに手を付けまくってる司教たちが、子供産まれたら困るって避妊法を探るが、厳格な司教が自然に逆らうなって主張して喧嘩になる話」というのを思い浮かべた(しかもパウロ永田事件の前に)。しかし、千本ちゃんに聞いたら「オギノ式避妊法を発見した荻野博士の話(法王庁はまったくでてこない、オギノ式はコンドームを認めないほう王朝が唯一認めた避妊法だということでこのタイトルらしい)だと聞いて自分の想像力が恥ずかしかった。確かにこのタイトルから荻野博士ってのは絶対無理だが、すごい想像力だ。まあこのあらすじが、後に「コンドーム伯爵VS危ない司教様」につながるんだけど。

 さて、感想ですが、よかったと思います。アンケートには辛いこと書いたけど、よかったですよ。最初上演時間2時間半と聞いた時には、もうそれだけうんざりだったが、そんな長くは感じなかった。脚本がすごくいい。私はオリジナル至上主義者(自分お脚本が一番面白いと思ってるし、よそに出る場合でも作者が自分にあて書きしてくれないと嫌だというわがままなタイプ)なので、既成の脚本を見ていいと思っても、やってみたいとまで思うことは滅多に無いが、やってみたい本だと思った。

 とはいえ、やはり練習不足は目立った。実質3週間だからな。いい意味でも悪い意味でも、観ていてあと2週間ほしいと思った(役者やつくってる方向性はいいので、あと2週間あれば確実によくなる。ハナから役者のレベルや方向性が酷い芝居って、あと2週間あってもどうにもなんないだろって思うでしょ)。特に口惜しいのが笑い。私はあんまり笑えなかった。全笑える台詞・シチュエーションのうち実際笑えた割合が2〜3割ぐらい。打率としてはこれは低い。そもそも轟が、どのような手段で笑わせたいというのかがわからん。あの脚本で一番いい手段は、全登場人物に一切ふざけさせず真面目に芝居をさせることによって、笑いが起きるというものだと思う。それができる脚本だし。しかしそれが無理なら、ベタベタコテコテにやって無理矢理笑わせることもできたはずだ。それでも十分笑えたはずである。しかし、どっちでもなかった。そこがいじきたないまでに笑いを取りにいくことを信条にしている身としては、すごくはがゆくて勿体なかった。

 さりとて、ちゃんと客席は笑っていたからな。その事実は真摯に受け止めなくてはならない。単に甘い客だからと片付けてはいけない。どういったものが笑の線に火をつけるのか見極めたいと思ったので、後半は客席ばかり見ていた。

 まあ、あと難しいテーマだけに、演出の轟がこれをどう考えているかの主張がほしかった。この話は「子供をつくる、つくらないを女性が決める」という問題をどう考えるかである。今回の芝居では、それをお客さんに委ねていた。それはそれで悪くないが、今回のメンバーがそれをどう考えているかが、わからない。私は自分が正しいと思ったことは、みんながひくような極論でもぐわーっと訴える主義なので、それが伝わってこないのは物足りない。私がこれをするなら、私は「今生きている人間の幸せを第1に考えるべき、そのためには中絶もやむなし、胎児の死体も医療(胎児の死体はアルツハイマーの薬に使える)に使うべきで人間とみなすのはナンセンス、一時の感情でかわいそうって産む奴は馬鹿」という考えを持っているから、それを強要する形になって気分を悪くするお客さんがいてもそういう風につくる。

 で、結論だが、役者がよかったね。BKCの二人はちょっときつかったけど。小劇勢をはじめ、役者がとてもいい(浪崎くんは今回の役あってなかったけど、すごく好きな役者だ)。単純な話、いい役者を揃えればそれなりの出来になるという当たり前のことを再認識させた。そりゃそうだ。演出どうこうも大きいが、集める段階だよな。そう考えれば、次からはちゃんと選んで役者を集めようと思った。

 夜は、ヨウスケ・平と3人でゆーみんを誘って飲みにいった。ゆーみんも若い男3人もはべらせて・・・哀しくないのかな?念願の「ショッカー秘密基地」ってバーに行った。従業員が戦闘服のかっこしてたり、ポスターがはってるわけでもなくたいした凝ったつくりではなかった。ただカクテルは怪人の名前をいうと出てくるという、凝ったこもだった。私は「死神博士」や「地獄大使」と言ったら、テキトーにつくったもんがでてきた。ゆーみんは女王蜂ということで「蜂女」を頼んだらハチミツが入ったカクテルが安易だ・・・


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