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2005/09/21(水)
腐りかけ
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あと一日。ゲネだ。死にたくなった。
今回の芝居は、やばかった。演劇やっててもうあかんと思ったことは何度かあるが、今回ほど死にたくなったのはない。なんで自分で自分の劇団つくって芝居してるのにこれだけ苦しまなくてはならないんだろう。8月8日から練習始まって、楽しいと思えたことが無かった。困ったことに苦しいだけである。
原因はここでは書ききれないが、この時期にやってしまった事か?生ゴヅラでそこそこ上手くいったこともあり、勢いのあるうちに「笑の内閣」という劇団名を京都に周知させておかなくてはならないという欲望がでてきた。寮でやるにはあつくもなく寒くもない(結果的にこの時期はまだ早かった。蚊もいるし最悪だ)時期で、その他私が一緒にやりたい人達の予定が一番開いてるのはこの時期ってことで決めたが、時期尚早だった。
生ゴヅラで燃え尽きたわけじゃないが、まだ書きたい事が煮詰まってなかったというのが結果だろう。別に貧乳仮面選んでたって苦労しとった。迎さんに言われたが、ヒビキは〆切があると書けないタイプとのこと。確かにそうだろう。吐き出したいことがない限りかけないタイプなのだ。脚本が出来てからじゃないと練習できないタイプなんだろう。そういえば迎さんもそうで、あの人すでに次々回作まで書き上げてるものな。今後はその反省をして、ちゃんとある程度脚本出来てから企画をたてようと思う。
また、自分の書きたい事よりも、売れる事を考えたというのもある。「教頭」にしたのもその方が売れるだろうという制作的な考えに基づいていた。やはり作家なんだから、打算的に考えずに書きたいものを書いた方がよかったな。
その他、役者を信用してるようで信用できてない(好き勝手やって良いよというわりには委任できない)、凝り固まり、興味ないことが目に付かないなど数々の反省点も出てきた。なにより書けないことがこんなに苦しいとは思わなかった。今まで、演技とかなんとかでスランプはアッタガ、脚本が書けないで苦しんだ事はなかった。今まではどんな苦しくても湯水のごとく文が出てきた。まさにはじめてぶつかる壁だ。今回、なにを書いてもおもしろいと感じなかった。今まで書けていた水準のネタすらかけていない気がした。こんなにおもしろくないことしか書けないとかと思った。
しかし、ここまで来れたのはまさにみんなのおかげである。足りない所は、ほぼすべてみんなにやってもらった(自分で解決したとこは4%くらいだな)。書けない時毎晩交代でうちに泊まりこんでくれたみんな。稽古場で「今日も出来てないよーん」と聞かされても、懲りずにアイディアをだしてくれたみんなには本当に感謝である。よく見限らないでくれた。私は本当に仲間に恵まれている。本当にありがとう。さあ本番だ
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