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2006/01/09(月)
知らないうちに
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今日も岩見沢に留まっている。今日は高校演劇時代の後輩にあった。この日記にも何度か出てくる、学校は違うけど私をよく慕ってくれている子だ。今
今日は珍しく聞き役に徹した。ようは愚痴をずっと聞いていたわけだ。彼が言うには、一時期は心を病んでいたそうだ。彼は私が元鬱病患者だと知っているので、私なら言えると思ったんだろう。しかも原因は私の良く知る人だった。彼は卒業後も芝居をする機会があって最近まで続けていたらしいが、その人と関わった時に、ある一言がきっかけで、夢にまで出てきてしまったらしい。その一言自体はたいしたものじゃなかった(本人も、相手が悪いというより自分の中で勝手に拡大させたと思うていってたし)らしいが、それまでその人に対し鬱積していた不満や不信感が重なったものらしい
これには困った。なにしろ、同じ南空知で高校演劇やってたんだもの。私もその人かなりよく知っている。私自身がその人に対しては不満もあれば、好きでもあるので、どう言ってあげればいいのかはわからん。とりあえず愚痴を言う以上、その人を知らない人に言ってもすっきりしないが、よく気を使う子なのでさりとてこれからも関わる人に悪印象を持たすわけにはいかんのだろうから、知ってるけど会わないであろう中で一番信頼できる私に白羽の矢が立ったのだろうから、なんとかしてあげたいのだがねえ。まあ、同調できるところは同調し、そこはお前が誤解してるって思うところは間違ってるという無難なことしか言えなかったが。私も話聞いて悲しくなったよ。
しかし、ただひとつ言えるのは、このことにより、芝居の好きな子が一人、芝居自体を嫌にさせてしまったという結果をもたらしていることだ。芝居に関わる人間として、せっかく演劇の門戸を叩いた人間を関わらせた結果芝居嫌いにさせるという罪は重い。これは続けても見込みのない人に、親切であきらめたらというのとは違う。勿論、その人にそんなつもりはなかったと思う。私の知る限りその人は人はそんな人間じゃないと信じているが。知らず知らずのうちに人を傷つけていることがあるんだなと思った。私はその人よりもよっぽど言動に責任感がないちゃらんぽらんなので、知らないうちにこれと似たようなことをしている危険性が高い。そういう意味で身につまされる話だ。
とりあえず、もう北海道で芝居はしたくないって話だった。それなら京都に来い。うちで面倒見てやる。本人も、知らない世界にいってみたいという願望があるみたいだし。来い。我が、片腕。武結城やHIROFUMIとポストヒビサマ争いしてくれ。勿論被害妄想もあるかもしれないので、彼の話を鵜呑みにするわけにはいかないが、かなり嫌な話も聞いたので、ならわしの元で見返してやろう
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