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2006/10/31(火) 父が病気だ
 今日は両親の結婚記念日である。おめでとう。50過ぎたわりに仲のよい夫婦だと思う。いちゃいちゃベタベタはしてないが、母は旅行が趣味の父と一緒に旅行に行くし、父はミュージカル好きの母に付き合って一緒に観にいくなどするなどお互い趣味によく付き合ったりしてるし。父がついているのは母を落としたことであり、母がついているのは父に落とされたことだと思う。お互い、別にダメな人じゃないのに相手がいないと生きていけない人に出会えてついている。私などダメ男だから、相方に庇護してもらえないと生きていけないのに誰もいないぞ!

 が、残念ながら今年は一緒に過ごしていないようである。あまりベラベラ書くことでもないが、これ以上隠した前提で日記を書きづらくなったので書くと、どうも父は難病に押さされているらしい。詳しい病名は知らんし、知って調べるとなかなか凹むらしいのであえて知ろうとしてないが、悪性の物質が体にいっぱい溜まって、色んな器官が正常に働かないんだと。別に今すぐ死ぬわけではないようだが、完治できず対処療法しかないので、今までのような生活が送れないらしい。

 まず、困るのは仕事。父は小学校教員だが、体育が持てないどころか、教室のある3階に行くのでもしんどいらしい。クラスの子らを進級させるまでは休職できんと言っているらしいが、今すぐにでもちゃんと入院した方がいいに決まっている。休職したって、給料は満額で出るが、例の奈良の市職員のとばっちりで公務員批判されたらそれもわからんし。

 そらに、父は旅行好きだが、体が弱ればそんな無理も出来ない。温泉でゆっくりとかなら出来るだろうが、父は朝から晩まで弾丸のようにかけずりまわる旅(次の日学校なのに、日曜21時まで200キロくらいはなれた場所の花火大会を見て、運転して家かえるとかをざらでやる)が好きなのでそれもできない。せっかく家と広い土地を買って、庭いじりをすると張り切っていたのに、あの広大な土地をどうする。内閣の練習場建てるしかないか

 父は私から見たらうらやましい人生を送っている。それは、ほとんど好きなことだけして生きているように見えるからだ、実際は苦労だっていっぱいあるだろうが、子供らが好きだから教職は趣味に見えるし、だからといって適当に手ぬいて(そりゃ、ちゃんと頑張ってるだろうが、たいていは夕方には家帰るし、通知表とか締め切りギリギリにしかつけねえしな)無理はしないし、趣味にはたいそうな時間かけるし。まあ、私だってわりかし好きなことしかしないが、その代償に安定した収入と、将来の展望というものを捨てている。しかし父は既に、贅沢しなけりゃ一生暮らせる財産と、絶大な地位と名声とまではいかないけど、そこそこの人望と、美人の奥さん(いくら私がマザコンでも、母親は美人には思えん、顔が母に似た女には性欲わかんし、しかし実物や写真を見た友人はほとんど美人だというのでそうらしい)と優秀な息子さん(異論はあるまい!)と可愛い猫ちゃん(これは本気で美少年だ、もう7歳だから少年じゃないが)を得ている。

 が、この病気では、上記のような好きなことできる生活が制限されてしまう。プロレス見たり、読書をしたりと続けられる趣味はいくらでもあるだろうが、自分の父親がかっこいい見た目ちょい悪親父(高間響のオヤジがテンパーでバッハみたいな髪で、日本でも有数の公務員に見えない公務員であるというのは有名な話である)が、こうなっちまうというのは悲しいもんである。母もわりかし、合唱だ手芸だミュージカルだとわりかし好きなことを多めにやって生きていけている人だと思うが、これから大変だろう。ほんまにせっかく家建てたばかりで

 で、ここからが本題で私の人生にも関わってくる。私がプロレス芝居のときに、チラホラこれで引退かもと言っていたのは、芝居を創作活動を続けることに悩んでいたとかいうのもあるが、これが一番でかい。別に今すぐ北海道に帰らなきゃならないわけではないし、私などいても迷惑かけるだけなのでいる方が邪魔だろうが、病気が発覚する前の「まあ、気が済むまでテキトーに芝居やってりゃええや」というのとは状況が違う。私は親から介護してくれとか、金銭的に楽させてくれなどの期待は全くされてないから(母からは脚本家としては当たったら、山口祐一郎を起用して会わせろとしか言われていない)、別にいいんだけどさ。でも、今親が死なれたらわし生きていけないわな。せめて、経済的にも精神的にも、完全に自立しないと安心して死ねないだろう。いや、死なれたら困るんだけど、だからといって自立しないわけにもいかん。それが、ゆっくりやりゃあいいやから、真面目に考えなければに変わったというのはでかい。芝居との関わり方、人生の展望について。3月に公演やるといいながら、具体的な話をぜんぜん詰められてないのは、脚本かけてないのもあるが、これが一番でかい。公演始まっちゃったら、なにかあっても(あったら困るが)おいそれと帰れないしね。親の死に目に会えないのが役者だ。とりあえず今の検査入院の結果が出るまで動けん、ということでそういう前提で、これからは活動していくのでよろしくねっ(ゆーとぴあ)


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