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2006/11/15(水)
邪道
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今日は立命に、劇団ZTTONだかって劇団の旗揚げ公演を観にいった。最近はいろんな劇団が簡単に旗揚げするようになったものである。いいことなのか悪いことなのかね、内閣もその他大勢にされないようにせねば。
知り合いが2人でてるとはいえ、随分前に共演して以来してないし、最近遊んでないし、内閣も来てくれてないからいいかなと思ったが、案内メールが届いたうえ時間が空いてる以上はいっとかなと出かけていく。
で、感想。非常に腹が立ったのである。神話時代のエンタメ系の話だったのだが、いわゆるこれは芝居であるということを公言した芝居だったのですね。登場人物は現代語で話、客に話しかけ、芝居を止めて一発芸の時間帯とかもある。
これは、簡単に出来てそこそこレベルなら笑いをとれることが、非常に難しいことである。やりきらなければ受けないし、醒めるし、せっかくのストーリーの魅力まで損なってしまうからだ。かくいう、内閣は毎回それをやっている。というか、同じことをしている。芝居をとめて、役者の秘密の暴露ネタだの、食べ物を粗末にするネタだの、必要以上のアドリブだのしまくっているしね。
しかし、それが邪道だってくらいわかっている。それでもなぜそうしてしまうか。確かに高校時代にアドリブしまくって、顧問の先生と喧嘩したことへの当て付け(私の芝居はあてつけが多いんですよ)ってのもあるが、それが楽しく芝居をし笑いを取るための絶対的な手段である場合に使うのである。だから、受けないと判断したことはしない、させない。邪道なことだからこそ、細心の注意を払ってやっているのだ。
しかし、この芝居は注意を払っているように見えなかったのだ。たぶん、新☆感線みたいなことがしたいんだろうなと思ったが、あそここそ馬鹿やりまくっているようで注意深いからね。芝居の危険さをもっと噛み締めてつくってくれと思った。登場人物の書き分けにしても、お客さんの好意に頼りすぎかなと。せっかく、ストーリーじたいは(もっと整理は必要だと思うが)悪かないとは思うので、可能性はあるだろうから歯がゆかったです。
で、帰りは雄輔と立命の近くの店で飲んだくれた。
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