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2006/02/21(火)
丁寧嫌い
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仕込み４日目なのに、まだ建て込みが終わらない。と、いうかホールに入ってるのにまだ装置を作っている。今回は馬足作って高さをつけたりと、いつもよりかなり手が込んでいるとはいえ遅すぎる。
制作の仕事やってる場合ではないので、私も手伝う。しかし、大雑把な性格なのでむかない。おもにペンキでベニヤを塗る作業なのだが、いいかげんな性格なので綺麗に濡れない。みなはなんで出来ないんだと不思議がるが、そもそも自分の仕上げたのが汚いとは思わないし（他人と比較すれば、他人のが綺麗だとはわかる）、それ以前に気づかないし、多少ムラがある装置があろうとも別に気にならないからだ。私はアンケートに壁の色にムラがあるとか書く奴が大嫌いだ。装置だって立派な芝居の一部だから見るなとは言わないしむしろ装置さんの頑張った成果なのでよく見てほしいとは思うが、役者が一生懸命演技しているのに壁のムラの方に目をやるなんて失礼だと思う。
とはいえ、丁寧にやらねばならない。でも、丁寧って能力より心根の問題なんだろうな。起用不器用の差はあっても、能力はそんな大差ないんじゃないか。ようはいかに丁寧にやろうという心を持っているか否かだと思う。心根だったら、余計丁寧に出来るじゃないかと批判されそうだが、２２年間努力しても物事を丁寧にやろうという気持ちがどうしてもわかないのだから、どうしたらいんだろう
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