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2006/06/12(月) 父が行方不明
 昨日は西部でせっかく楽しい仮うちの最中だったのに、母からとんでもない電話が。なんと「仕事のため先に帰った父(母は、火曜日まで京都に残っている)が、とっくに家についてる時間なのに、何回家に電話をかけても連絡がつかんというのである。(父は携帯電話を持っていないので自宅にかけるしかない)確かに18時50分の飛行機で帰れば、21時には千歳空港に付く。千歳から家までは1時間なので22時には帰って良い時間だ。しかし、今は24時半。とはいえ、父はタフな男だ。次の日仕事でも平気で、夜遅くまで買い物したり、20時に家から100キロ以上はなれたとこで花火を見てから峠を越えて帰るとかする男だ。どうせ、途中の深夜営業してる古本屋で立ち読みしてんだろとも思ったが、それでも連絡のひとつはするタイプの人だし、そんな父の行動には慣れてるはずの母があまりにも動揺していたこと、そして一番怖かったのは、最近私のまわりで立て続けに親が亡くなった、倒れて危険な状態だという人が4人もいるのである、しかもその中の2人はまさにこの今日聞いた話である。そのため、まさかと思いすっとんで家に帰った。

 西部から家なんて、自転車で3分だが、運転してる間にどんどん不安になって、すっかり覚悟してしまった。その3分で、芝居やめて就職しなきゃならないかもなー。とりあえずは8月の内閣まではやりきりたいけど、ちょうど今日も上記のように親が倒れてただでさえ少ないところ一人降板してしまって、役者もいまだに致命的なくらい足りなくて、これはもう神様が芝居やめろって言ってるのかなあ。でも、芝居やめて真面目に就職したら、元嫁が戻ってきてくれないかなあ。でも、親を失うのは辛すぎるなあ。よりにもよって新居をたてた直後だから金ないし、母一人で住むにはもてあますし、北海道帰らなきゃならないかもなあ。でも、あそこで働き口なんてないしな。2年は一緒に住む約束で同居人とは同居したはずなのに裏切るわけにはいかんしなあ。本当に困ったなあ、と色々なことを考えた。

 で、家に着くと母が動揺してなにも出来ない状態になっていた。私なら、ちょっとショックなことがおきたくらいですぐなにも出来ない状態になるなんてことはよくあることだが、ここまで動揺した母を見るのははじめてだ。ピンチに余計ダメになるのは遺伝なんだろう。まずは、楽観的で悩む人ではないし、母が好きでたまんないようだし、経済的にも安定してるし、まあ健康的にちょっと太りすぎだという意外は、蒸発したくなるような問題はないはずだ。母から状況を聞くと、父とは夕方に出町柳の駅で別れてから連絡がとれないとのことだ。おそらく、京阪で淀屋橋まで行き、地下鉄御堂筋線で天王寺へ、そこから南海で関空まで行ったのだろう。ニュースを調べたが、とりあえずそれらで事故が起こった形跡はない。と、すれば確実に関空までは行けている可能性が高い。飛行機が落ちたというニュースも聞かないので、まず私は飛行機会社に電話し、乗客名簿をチェックし父が乗ったかどうかを確認、加えて千歳についてから家までの間に事故にあった可能性を考え母に地元の警察署に電話するように指示した。千歳から家までの道は確かに交通量は少ないが、それでも下に落ちたら誰もわからん崖があったりはしないので、1時間も2時間も発見されんということはあるまい、なにかあれば警察に届けられるだろう。免許証だって持ってるし、サイフに母の携帯番号のメモもある。しかし、警察にはそういう情報もなかった。可能性として家について、中で倒れている危険もあるので、大袈裟かもとは終わったが、警察に家まで行ってもらう事にした。

 一方、航空会社はすでに電話が出れない(千歳の駐車場にも、うちの車がまだあるかないかの確認のため電話したがでず)ので関空に電話。18時50分の飛行機なんですけどと言ったが、関空では顧客名簿の確認は出来ないとのことなので、諦める。とにかく、打ち上げに戻っている場合ではないのでソワソワする。最悪の事ばかり考えるが、もっと動揺している母を落ち着かせなければならない。と、警察から今から父から電話が来るという連絡が。見つかったのか?

 真相としては、のるはずの飛行機が整備ミスで大幅に出発が遅れ関空でかなり待機し、その時間にようやく千歳について電話が出来たとのことだ。もうすぐ出発するというところで待機させられたため、公衆電話に行って「飛行機遅れるから家に電話かけてもでれんから心配すんな」と連絡するヒマもなかったようだ。とりあえず一安心である。

 しかし、頭にくるのは関空の対応だ。関空だって、18時50分のANAの便が大幅に遅れたことは知っていたはずだ。確かに私はあの時「その便に父が乗っていましたか」としか聞かなかった。しかし、ちょっと機転を聞かせれば「その便なら遅れてますから、連絡つかないのはそのせいかもしれませんよ」とくらいいえるじゃないか。無責任にそこまではいえなくても、最低限該当の便が遅れてるくらい教えてくれたっていいじゃないか。人の命がかかったことなんだぞ。あまりにもあたまにきたので、ネチネチ文句言ってやったが。聞かれてないこと答えてないのになんで文句言われなきゃならないのって感じ。あたまきた。

 まあ、わずか20分くらいの出来事とは言え、父が死んだかもって覚悟したので、今山積みになっている諸問題が、それに比べりゃ全然たいしたことないやと思えるようになったことだけはよかった。店が潰れたって食いっぱぐれるこたないし、内閣の役者集まらなくたって死なないし、嫁と別れたくらいで死ぬ事もない。と思ったが、本当に心配している母が「なんで連絡してくれないの」と電話で怒って、そこから仲直りしていく様には、今寂しくて仕方ないからかかなり嫉妬した。バイト中に、仲よさそうなカップルきてあたまにくるのはまだいいが両親の仲のよさにまで嫉妬するとは末期だ。


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