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2006/07/20(木)
長すぎるぜ
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今日ははじめての通しだった。感想は・・・長い、長すぎる。19時から開始だったのに21時の退出時間に終わらなかった。ワードで全64ページの脚本(すでに長い、しかも私は心情や動作なんて役者がてめえで考えろって主義なのでト書きはデハケしか書かない)で51頁までしか終わらなかった。実際は、さらに動きをつけるし、私は本番での個々人の役者がアドリブすることには是認する(自分が抑えきれない事を、他人にはやらせないなんて出来ない)ので、さらに長くなるはずだ。
なにが時間かかるっててプロレスの試合だ。一試合最低5分はかかる。さらに入場曲なども合わせると1試合10分。それが6試合もあるのだ。単純にそれだけで1時間。それ考えたら2時間で収めよ思ったら芝居の部分も1時間以内にせなあかん。実際試合が1試合しかなかった37ページまでが1時間で終わったのに対し、それ以降の14ページで50分かかったんだから。しかも恐ろしいことに、今日やれなかった残りの13ページの間にあと2試合あるのだ。やばすぎる
このままで考えると、合計2時間40分は超える・・黒澤映画か!下手したら実際のプロレスの大会と同じくらいあるぞ。もはや、エンタメ失格である。そりゃ、京都演劇界でも3時間とかやるところはある。しかし、たいていは腹が立つ。とにかく2時間越えたらケツ痛くなるし。どんなに面白くても、客のこと考えろと頭に来るんだな。ほんまにプロならともかく。私は今回の芝居絶対に面白いと自信はあるけど、むざむざ反感を書くような上演時間は避けたい、開始前のアナウンスで「上演時間は約2時間40分」って聞いただけで、おもしろくなくなるもん。確かに途中で試合が混ざってるし、飲食OKにするつもり(プロレス芝居だしええやろ)、野次や声援もOKなのでずっと黙ってなきゃならんストレスはないけど。夏の西部講堂といてば冷房もない地獄、それで2時間越えたら殺人だよな。
途中休憩という手もあるが、セミプロで休憩なんて生意気だし。途中で帰られたらなあと思うと。
終了後、残れる役者有志で緊急ミーティングを行った。結局削るしかないという結論になった。どうも、私は役者に優しすぎるようだ。今回16人も役者いて、一人一人に見せ場作らないとと、どんどん最初はなかったシーン増やしたからね、これしか出番がないとかわいそうだと無理矢理つくったシーンも多いし。しかし、削りやすい不必要なネタシーンほど好きなんだよなあ。そりゃ、そうで説明セリフは仕方なくいれてるけど、話の流れに関係ない純粋なネタは、好きだからこそ話の流れに関係なしにいれてるわけで、好きに決まってる。結局、おもしろくないけど必要なセリフを削るか、笑えるけど不必要なセリフを削るかどっちかである。作家としては必要な方を残さねばならないのだが、人を笑わせるという志をもつものとして、笑わせたいんだよな。困った
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