ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
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2006/08/31(木) 再演希望
 あー、もう体はくたくたなんだが、思ったより(それでも12時間以上寝てるんだが)寝れん。単純に興奮しているのだ。達成感の強い芝居が終わった後は、かなり疲れていてもこういう状態になる。一番いいのは、禁欲していた分をセックスして鎮めることなんだが、今までで一番必要な公演の時に相手がいない、あーだれかさせろー。

 燃え尽き症候群というかなんというか、今茫然自失な状態だ。これからどうやって生きていくべきか。この公演は芝居としてみれば、そりゃあ酷いもんだ。普通にやればそこそこ上手い役者さんが揃ってるのに、まあみんな下手下手。公演前にI木ばりに「馬鹿になれダー」と気合を入れたらみんな本当に馬鹿になった。まあ、私の演出能力からいったらこんなもんでしょう。今回の一番の反省点は、今回の企画は私の能力で出来る範囲を超えていたということだ。西部講堂でプロレスをする、今まで吉田寮でストレートプレイをしていた私が手を広げるにはでかすぎた。ただでさえ、私は人の上にたつタイプではないダメな子だ。今回色んな人から「ヒビキは作・演以外は出来ないんだから、めんどうな事務的仕事をすべて丸投げして作品に対するワガママだけ言える人間を雇わねばダメだ」と言われた。確かにその通りだ。私は、一人でどっちもできる松下幸之助タイプではない、経営の盛田昭夫がいないとなにもできない技術者井深大タイプだ。私にとっての盛田昭夫を見つけなきゃいつまでも同じ結果だろう。

 しかし、ものすごい面白かったのは事実だ。これだけ笑いとって、お客様をわかせたんだ。今週は色んなところで公演があったけど、私にとって尊敬し目標にしていた劇団さんと2つ観た人から「こっちのがはるかに面白かった」って言葉を引き出せた(まあ、向こうでもそういってるかもしれんが)のは嬉しかった。ほんまに川渕さんから「今まで50本以上芝居に出たが、こんな馬鹿な芝居ははじめてだ」ってのは最高の褒め言葉だ。2ちゃんにものった。とあの照明と音響とスモークで入場するのは最高に気持ち良い。すごいことをしたと思う。

 そのうえでだ、これからどうしただいいだろう。今回出来はともかく私はやりたいことをやりきってしまった。勿論細かい点でわしに能力があればもっとできたのに、時間があれば(特に芝居部分)はあるけど、もっとお客さんに来て欲しかった以外、悔しいことがないのだ。ナカノ実験室氏が「悔しいが西部でプロレスをする企画としての面白さは群をぬいている」と評価してくださった。グダグダだが、京都演劇界の馬鹿中の馬鹿をやったと思う。で、ある以上、これより芝居としてちゃんとした芝居をするのは(身の丈にあった企画をたてて、しっかりと演出すればよい、今回のは芝居としては最悪なんだから)出来ても、企画としてこれ以上馬鹿なことが思いつかない。次、内閣でまともな質のいい芝居をして果たしてお客様は納得してくれるだろうか?今回以上にさらに馬鹿なことをしなきゃならないんじゃないか。でも、プロレス以上に馬鹿って・・さらにいえば、私はどうしたいんだと思う、今回のようなことをすれば、話題にはなるだろうが売れないなと思う。この作品は面白いが、あくまで役者が真剣にそこそこのレベルのプロレスをしてるからであって、プロレスと見れば厳しいいい方すればハッスルの劣化コピーにすぎない。今回受けたのはプロレスを知らないお客さんが多かったからだと思う。これでは限界がある。でも、私はどうもまともな質のいい芝居より、これくらい馬鹿なことをやりたいようなのだ。

 難しい問題だ。私が売れたいのは、芝居が好きで好きで仕方なくて、芝居以外の仕事をしたくないからだ。しかしやりたい芝居が売れる可能性が少なくて、少し妥協せねばならないならもっと安定した仕事をした方がいいじゃないかという話になる。馬鹿であり続けたいけど、世の中が馬鹿であることを許してくれない時、私がどこで妥協するか辛い。母がブログに「彼らはみんな幸せそうでした。今この瞬間に死んでしまっても悔いは無いくらい、幸せに見えました。
でもこれから先、一生これをやって生きていけるわけが無いんだと思うと、こんな世界を知ってしまった彼らが、これからどんな人生を歩んでいくのだろうと、切なくなってしまいました」
という文章を書いていたのが心に刺さる。ほんまに演劇と言う楽しすぎる世界を知らなければ、今私はまともに就職していずれそこそこの幸せを疑いなく掴んでいただろう。しかし、知ってしまったためやめられずにいるし、今やめて就職してそこそこの幸せを掴んでも「こんなんじゃ物足りねえよ」と言うと思う。しかし、難しいことがはっきりしてしまった。

正直、今回の達成感でもういいかな。やめて、まともに暮らすかなとも考えてる。でも結局やめられないんだろうな。とにかく今気分が高揚しすぎてるので、躁鬱を行ったりきたりしてるのでうかつな判断は出来ん。ゆっくり休むべきだ。これからなにをすべきか。

とりあえず、またプロレスはしたいんだよな。出演者一同そいうってる。なんか、自分は芝居の作・演したいんじゃなくて、こういうイベントのしきりをしたいのかなと思った。私は作家に専念したい、作・出演むきだと思ってたり言われたりというのはさんざんあるが、今回は演出できてよかった(能力的にできてないんだが)。なんか、地方のインディープロレス団体に就職して演出とかしたいなあ(それも芝居並みに食えんが)。キャッツなんかは、本当に学生プロレスに参戦するべきだと思う。ただ、この作品に関しては絶対第2弾はかけないし、かきたくないよな。完璧とはいえんが、完成品やもん。むしろ再演がいいな、2回見てもいいって作品だし見逃した人が今度こそはときてくれる話だと思う。もっと暑くない時期にいつかもう一回やろうぜ

2006/08/30(水) 感謝の言葉役者編
新井は、映像としても大活躍。高校以来触ってないといいながら、ネタも技術もあれだけの映像をつくって、さらに役者としては以前より3皮くらいむけていた。殿下・BJ・レフリー、そしてオタクとどの役も最高すぎる。ぜひ、内定なんか蹴って芝居を続けて欲しい。

臼田は超ハードスケジュールを乗り越えよくやってくれた。いい具合に、真面目さをふり払ってふっきれた芝居をするようになったと思う。男前やし、声量がもっとでるようになれば完璧だね

にょん吉は、紫1回という最年少で、同世代がいなくて大丈夫かなと思ったが甘えキャラをいかして、みなととけこんでくれた。OBとして上手くすることはできなかったが、意地汚く笑いをとる方法、芝居の魔力はおぼえてくれたと思う。紫に帰って実践して欲しい。

多賀ちゃんは、本番中2度も原付事故にあいながら「試合内容は変えたくない」とやりきったことは凄すぎると思う。女性陣のバランスでかい役につけられなかったけど、まさに祥子に萌えーだった。お姉さんとして時にはしかりつけ、時には甘やかしてくれたことは本当に助かった

ホウキは、本当に無生物ながら素晴らしい演技だった。ベストな役者だ。

深沢は、制作として、立芸の団長としても、ものすごい量の仕事をさせたのに、私と一番からむ役のため練習量が少ないあおりをうけるというそんな役回りをよく耐えてくれた。これからもそのダメ男好きキャラでいてほしいですね

ちっくは、ほんまちゃんとせいよ。小屋入り期間一度も遅刻せずに来たことなくて、結局6日目からずっと西部に泊まって解決するなんざなにごとだ。普通にしている時の演技もひどすぎる・・・それでもガチャピンといい満州といい魅了されてしまうパワーはなんだ。悔しいぞ。アルゼンチンバックブリーガーができる役者はそういないだろう
眞野は反則だ。でてきただけで笑い取れるなんて反則すぎ。188キロだと、次回作までは200超えるしかないな。今回が実質京都演劇界デビューだが、あいつ何者だと話題になってほしいもん。さすが、児童演劇出身だけあって芝居も丁寧だし。1回の頃からの友人だがまさかお前と芝居をするとは思わなかった。他の人たちは、私がいなくたってどこかで知り合ったかもしれないが、眞野とみんなだけは絶対知り合っていない。そんなかすがいになれたことが幸せです

浪崎は本当笑いに意地汚い。その姿勢は尊敬に値する。最初お前が「こんなキャラがやりたいんだ」とブルセラマンの絵を描いてきた時はとまどったが、あれが受けてるんだから悔しい。さらにイズミヤで恥を忍んで自費でブラジャーを買い、しこむくらい笑いにかける姿勢素晴らしすぎる

内閣レギュラー、先輩後輩の仲を越えた大親友、武結城は今回受身が出来ないということで試合をしない地味な役回りになったが、あの池間のシーンだけは(実はストーリー的にはいらないんだが、それをすると武がでる意味がなくなる)カットできんかった。相変わらずうまいアドリブできないけど大好きだ。いつまでもハゲを売りにしろ

今井は、内閣の掲示板に「インリンネタがおもしろかった」と書き込んでから、この女はほしいと狙っていた甲斐があった。彼女は流し目美人だから本妻顔じゃなく愛人顔だなってだけで愛人キャラにしたが、おかげで世界観が広がった。色っぽかったですよ。

我らが社長川渕さんは、今回一番出会えて嬉しかった人です。つい1年前までは手の男届かない舞台上の人だった川渕チェアマンと今こうして馬鹿をやっていることが不思議です。役者としての実力、そしてブラを頭にのっけるは、ロケット花火を口からくわえるわ、単管をきのぼりするは、真剣な顔でいきなり「セックスがしたいです」というわ、とても27とは思えない馬鹿さ尊敬してます。私も5年後、あんな27歳になりたいので、あんな32歳でいてください

今回の芝居の成功はシモンさんあってこそです。私のプロレスへの愛など、シモンさんのプロレス愛の足元にも及ばないのについてきてくれて。皆があそこまでプロレスを真剣にやっていたのもシモンさんの指導あってこそです。奥州のファイトは本当にかっこよかった

雄輔は、入場はないわ。途中からレフリーのがメインになるわで、クレジット3人目なのに損な役だったが、よく頑張ってくれたと思う。3つも年下なのに誰に対してもタメ口だが、それが全然腹立たないのはお前の魅力だよ

谷内は、本当に来てくれてありがとうである。わし・浪崎・ちっく・眞野と誰一人まともに働いてない同期の馬鹿四天王のなか、正社員としてまともに就職しながら、あらゆる劇団の中でも最も社会性の無い内閣に、有休とってまで戻ってきてくれたことは本当に感謝だ。残業におわれ少ない練習時間でよくやってくれたと思う。その存在が助かった

そして、我らが主役クールキャッツ高杉である。はじめて、同志社小劇場で見たときから「なんて上手いんだ。こいつは絶対ほしい」と思い続け、ついに念願の初出演。思ったとおり芝居は上手すぎ、そしてプロレスも。まさか人工衛星が出来る役者が京都演劇界にいるなんて。もう、DWAに行ってベルトに挑戦して来い

2006/08/29(火) 感謝の言葉スタッフ編
今回の芝居は本当に人に恵まれた。これほど、素晴らしい方々に恵まれることはそうないだろう。今回これほど凄い作品が出来たのは、私の力ではない。派手な照明と音響、そして役者のおかげだ。感謝せねばならない。

 音響の水野君は今回始めて仕事をさせてもらったが、馬鹿な入場曲、ネタ音オンリー、アホな編集など、私の無茶な要求を忠実にこなしてくれた。でかい音をやりすぎてスピーカーに負担をかけすぎて3つアンプとばしたくらい劣悪な仕事をさせてしまった。ごめん

 照明の哲っちゃんは、今回は本当に迷惑をかけた。機材何個も壊すし、予定通りスケジュールが進まなくて、作業はいつも深夜。さらに、みんなが頼りなくて照明の管轄じゃない客席作りの指揮までしてもらって。なにより、本業でもムービングを駆使しあれだけ派手な入場をつくってくれた、あの照明で入場してくるレスラー(役者)は最高に気持ちよかっただろう。役者冥利につきる。ピンスポ要員として活躍してくれた橘君も、たいへん優秀でした。

 舞台美術の無限大もリングをつくれなんざ無茶な要求をよくやってくれた。衣装のウスイは、さすが私との付き合い長いだけあって完全ネタ衣装をよくやってくれた。制作補助の霜月ちゃんは、紫の1回生ってことで勉強してってねって軽い気持ちで手伝わせたけど、具合が悪くなるまでよく働いてくれた。映像オペの八木さんは、ほんまにミスなくすごい。ネタがあれだけもったのも彼女の実力だそしてK−Pは、まあ家出てかないでね。

 映像に出演してくれた方々も、わけもわからず出演した地元の友人の若林と鶫。野球誘っていきなりでてくれた大久保君も。そして、伊勢丹で大暴れした迎さん。お手伝いさんもありがとうです。特に紫1回の馬渡・光村の2人は、バラシのあとの宴会まで残ってもらって、外部に知り合いが出来る魔力を知って楽しかったと言ってくれて嬉しいです。

 役者もまた、すごいメンバーだった。まず実況の本宿。大のプロレスファンの彼には出来ればリングにも上がってほしかったが、あの喋りとアドリブの能力をいかんなく発揮してくれたことは最高でした。後輩の中で一番実力をかっているものの、諸事情でなかなか舞台に上がれない彼にとって、今公演は京都で一番活躍できたのではと思っています。26日の解説、ヨシハルさんには、あの森ヨシハルにうちの舞台にかかわってくれるってだけで感激だし。カメはナイスアドリブだった、奴ならほとんど練習無しで行けると思ったとおりだった

2006/08/28(月) みに来なかった愚か者へ告ぐ
 第4次笑の内閣が終了した。残念ながら「わが生涯にいっぺんの悔いなし」のい台詞とともには死ねなかった。人間想簡単には死なない。動員は195人でした。あと5人で・・悔しい。私が期待していただけの知り合いは半分も来なかった。私は小さな人間なのでそのことを凄く恨んでしまう。付き合いわずか一月未満のホストの方々すら来てくれたのに、あの友情はなんだったんだと思ってしまう。たとえ、なにか忙しい理由があったならせめて謝罪メールくらいくれたっていいじゃないかと思う。私がどれだけ今公演に命をかけていたかが通じなかったのかと思うと悲しい。

 しかしである、今回はそれでは終わらない。来なかった方を恨むのはいつもどおりだが、今回はそれに加えて「お前ら馬鹿か」と言ってやれる。この芝居はすごすぎる。いや、芝居というにはあまりにグダグダで、バカバカしすぎて演技下手というか普通にプロレスのが上手い酷いもんだったが、こと面白さでいえばこれほど面白いものはないと自負できる。自分がやってるからという贔屓目をぬきにして、今年見た芝居の中でプロも含めて一番おもしろい。それじゃ主観的なので、客観的データとしてお客様の笑いの量という点で見ても一番だ。それだけのものだ。すごかった。本当に。客席から、自然に声援と拍手と手拍子と野次が飛ぶ、北朝鮮の工作員レスラーが出た時、サクラじゃないのに「めぐみを返せ」って野次を飛ばした客がいたことにはびっくりした(おもしろすぎる)。これを見逃したなんてアホすぎると思う。今からでも遅くないから悔い改めてDVDを観るべきだ。私としてはこの感動は生じゃないと味わえないから、DVDでは意味がないとも思うが、しかしそれでもそんじょそこらの作品よりおもしろいと思う。お客様のあのすごいもんを見たって顔がそれを物語っている、みな一様に面白かったと言ってくれた。

 そして、なにより参加者の顔がとても幸せそうだった。終了後、28日22時バラシ→29日1時仮打ち上げ→29日9時 搬出開始→29日19時 片付け終了 その間ほとんど睡眠なし・・・にもかかわらず、結局30日0時半まで名残惜しくて帰れずにみんな西部に残って談笑していたのだから凄すぎる。私のように無能で、わがままで自己中な人間についてきてくれたみなには本当に感謝です。参加者の皆様には、多大のご迷惑をかけ途中では私の能力不足から明らかにみなが不満を持っているなと感じるときはありました。しかし、今「参加して本当によかった、楽しかった」と言ってくれている今の状態は幸せです。参加しなかった人から「参加しておけばよかった」といわれるのはとても幸せです。そして、我らが社長川渕さんから「過去50作品くらいでてるが、これほどアホな芝居はない」という言葉こそ最大の褒め言葉でした。公演終了後、夜通しぐだぐだのんで夜が明けたくらいに、実のない演劇論を語るほど幸せなことは無い、このために芝居をやっているようなもんだ。とりあえず、今日はここまで。あとで感想はがっつりかく

2006/08/27(日) 2ちゃんにのった
笑の内閣もついに2ちゃんに取り上げられましたよ。ただ一言「笑いの内閣おもしろかったー」って書いてるだけだけど。しかもレスは一つだけ、下に「関係者乙」だけ。まあ、確かにいい意味でも悪い意味でも「おもしろかった」としかかけない芝居だわな。そして、そんな感想じゃ総裁の私ですら、関係者が書いたんじゃねえかとしか思えん。しかし、関係者なら笑いの内閣とはかかん。いはつかん、笑の内閣だ。なにはともあれfKXKkODVさんありがとう。

 今日は3ステです。公演前にかなりショックなことがあったので、乗り切れるか心配だったが皆がフォローしてくれたのでありがたい。今回の役者は結束力が高い。普通に泊まり番じゃないのにみんな残ってるからな。今日はそこそこ大目のお客さん。うけもよかった。素晴らしい野次も飛んだ

 本当、自分の作品だからという意味じゃなく。これは見にきた方がいいって。これを見なかった人は普通におろかな決断をしたと思う。決して出来のいい芝居というわけじゃない、というか芝居と言えるかもわからんけど、見世物としてここまで楽しめるものはないと思う。なにをほおっておいてでも見るべきだ。仕事とかサボってもいいと思う。少なくとも私が客の立場だったら、親の死に目くらいのレベルまでいかない限りは観にいく価値があるって言える。普通に「忙しいからいけないわ」って断った人たちは、今までは腹が立っていたが、今回は「馬鹿だな、物事の価値をわかってないな」という風に思う。だから、明日がラストチャンス歴史の証人になってください。






2006/08/26(土) 痩せていく
 8年ぶりに52キロになった。普段以上に食べてるのに。すごい芝居

2006/08/25(金) 伝説1日目
 一日目が終わった。よい意味でも悪い意味でもひどい芝居だ。グダグダだったが、グダグダなところが一番うけた。やっぱこれは生で見ないとわからないよ。伝説は残したと思う。悔しがらせることは出来たと思う。評判を聞いて徐々に客が増える芝居になったと思う。今日はお客さんの反応に助けられた。最高です。

2006/08/24(木) 見に来てください。お願いします。
ゲネプロ(本番と一緒の音響・照明・衣装などでやる総練習みたいなもの)やりました。ランタイムはいまだ長い、長すぎるぜって感じなのですが、ようやく自信もって「馬鹿だけど面白い、いろんな意味ですげえことやってる」というものになりました。そんな声が、私だけじゃなく役者からでるようになった。それが収穫です。面白いです。本当に。

 しかし、芝居と言うのはどんなに面白いものをつくっても役者やスタッフだけでは完成しません。特にコメディは一番大事な要素は、お客様の笑い声が入ってはじめて完成なんです。私は自己顕示欲が強くて、今まで公演のたびにかなり強引な手段でお客さんを集めて、結果なくした友人も多いです。それでも、私はチケットを売り続けます。選挙前の創価学会なみに、しつこく来てくれといいます。私にとって、私の芝居を見てもらうということは、私を友人として認めてくれる第一歩であり唯一の手段なのです。

私は、公演前になるたびに不安になります。私にとって大切な人が来てくれるのだろうか?それを考えると不安で不安でたまらなくなります。それは、その公演に対する思いが強ければ強いほど大きくなります。私が今まで一番思いがつよかった公演では、自分の大切な人に大勢きていただけなかったことがありました。その時は公演が成功した充実感はあったけれども、同時にショックでショックでしばらく拒食症になりました。本当に。まあ、うちあげでばんばん飲んでたけど。もちろん、見に来なかった人に悪気がなかったのはわかります。しかし、その時の私は裏切られたとしか思えなかった。私は所詮その方たちからその程度にしか思われていなかったのかと苦しみました。私がどれだけ芝居に命をかけて、見に来てもらえないことに傷つくかわかってもらえなかったのかと悲しかったです。

そして、今回はその思いが22年生きていて一番でかい公演です。すでに、もう無理と言われた人が何人かいるという今の事態で、かなり精神的にきてます。もうこれ以上は味わいたくありません。そして、今回集まってくれたメンバーの中には、まだ演劇初心者でそのショックを味わったことのない子もいます。私は彼ら彼女らに私と同じ思いを味あわせたくはない。だからこそ、わがままなお願いですが見に来て下さい。絶対に絶対に絶対に笑わせます。元とらせます。私はみなさんを信じています。よろしくお願いします。

2006/08/23(水) 我輩の辞書に睡眠はない
ようやく、まともな練習が出来たかな。2週間も小屋入りしたんだから、たいそうな練習が出来ると思いきや、連日作業。せっかく24時間いれる小屋なのに、連日深夜作業でPS2をを持ち込んだのに桃鉄ができん。平均睡眠時間2時間、ナポレオンを越えたね。働きすぎ。

今回の芝居は確かに馬鹿だが、テーマは働くことと遊ぶこと、そしてリアリストとロマンチストの対立というものが裏にある。生きるために働くのか、働くために生きているのか?夢のために現実を受け止めるのか、現実のために夢を受け止めるのか、なにが正しいのか私にもわからない、でも一つの答えをリングの上で出そうと思っている。ひとまず、演技だけじゃなく深夜の作業まで付き合ってくれている大好き

2006/08/22(火) 我が生涯にいっぺんの悔いなし
自分の危機管理能力のなさというか、無能さがいかんともしがたい。

 今回の笑の内閣は、解散総選挙公演だ。別に解散するつもりじゃないが、与野党逆転すれば内閣は退陣だ。選挙で勝てば、強固な内閣として続投だ。どうなるのか?勝たねばならぬ。

 とりあえず、こんなに働いたら死ぬな。まあ、役に立ってない働き方なのでえばれないけど。ほんまに役者に「ヒビキ死ぬんじゃないの」と言われた時はやばかったね。もういっそ舞台で死ぬのが理想だな、私の役の最後の台詞は「わが生涯にいっぺんの悔いなし」でそれもラストのシーンなので、楽日ならほんまにそのまま死んでも悔いないや。楽日はどうせ親も見に来るし。みんなはえらい迷惑だろうが

2006/08/21(月) 超越した
久々に家で寝た。今までずっと西部で寝ていた。もはや、すんでいる。暑いとか、家が多いとか埃っぽいとか超越している。みなが次々とダウンするなか、寝てないのにピンピンしている私は意外と元気なのかもしれん。ここの泊まり番(鍵がかけられないので管理責任者が必要)に関し辛そうなやつもいれば、はまってるやつもいる。雄輔・にょん吉あたりなど、すでに泊まり晩じゃない日も泊まりたいってぬかしてるし。24時間いれる魅力にはまったな。

2006/08/20(日) くやしか
 今日は悔しい。ヤルキメデスを見にいけなかったことだ。浪崎がでてるのに(2週連続で出てるってのもすごい話だが)。私は同じ芝居をやってる仲間がでてる以上、どんなにせっぱつまってていても練習中断して観にいくべきだという主義なので、当初は中断しみなでまとめてツアーに行く予定だった。やっぱり自分がされて悲しいことを他人にしちゃあかんからだ。しかし、私の力不足でそれが実現できなかった。浪崎にだけじゃなく、自分に対して裏切ってしまった感がすごく悔しい。そんな無礼なことをしたのにヤルキの方々は来てくれるそうなのでなお一層頑張らねばなら

2006/08/19(土) 代表かっこよすぎ
今日から練習デイである。本番をやる小屋で1週間も練習できるなんてこんなすばらしいことはない。プロの劇団だってこんなことしないだろう。金がかからない西部だからこそできる業だ。まあ、そのぶん自主管理しなきゃならないんだけどね。暑さは、扇風機でまだなんとかなるが、汗がすごい。なにせ、昨日12時間たのにおしっこにいかなかったからな。

 今日はリングができたので、ひたすら試合練。今までまともにやってこなかった私も必死に練習だ。いや、楽しいね。プロレス。私の試合はしょっぱい(脚本上しょっぱいんだよ、私我じゃなく)から、あんま魅せられないけど相方のキャッツが巧いのでいい。

 その後ホストへ。いや、キャッチとか下っ端仕事とか酒とか辛いんだが、喋るのは楽しいので、ある程度その世界を勉強したら早期撤退するはずがずるずるいてしまっている。特にチケットが売れるのがいいなあ。今日も話して5分のお客様から「じゃあ、10枚こうたるわ」いわれてポンと1万円だされた。あいにく5枚しか持ってなかったのでみすみす5000円そんしたが、すごいよこの世界。まあ、あのお客様が実際見に来るとは思えないが(演出としては悲しいが、主催者としては来なくても売れてさへくれりゃいい)だって、現時点でチケット30枚売れてるけど15枚ホストだからな。半分かい。なにより、代表 がかっこよすぎ、「お前次の公演何時や」「来週です」「じゃあ、みんなで行くぞ」隣のホスト「金ないっすよ(うそつけ、めんどくせーだけだろ」「わかった、じゃあ俺が出す」と8000円だして、「これで店の従業員全員連れてくから。8枚くれ」いうて、「お前らこいつが出るんだから予定絶対あけとかないと殺すぞ」とまでいってくれるんだもの。そんなことされたら一生ついていきますといわざるを得ないじゃないか

2006/08/17(木) あつくても
 で、予定していたことまで出来てないけど、今晩通しをやるということだけは絶対逃げられないので無理矢理やった。やった甲斐はあった、私も今晩は久々に寝る。この数日(まあ、数ヶ月といおうか)のわしは生ける屍だった。明日からはなんとか生き返るしかない。だから、みんなもゆっくり休んでくれ。

 とりあえずだな、通しの何がなんだって暑い。2時間20分もやってたのに、長いと感じないくらい暑い。イッてた。本宿に申し訳ない。鎖骨骨折に逃げてたな。身体が痛くなって、むしろやる気がでた。

2006/08/16(水) アガガガガ
 ほんまに見通しの甘さと言うか、自分は常に楽することしか考えなからダメ人間なんだと思っていたが、ヤルキをだしてもダメ人間なのか?だったらどうやって生きていけばいいのだ。舞監さんがとにかく、パンクしないように私に仕事を与えないでいてくれているのが、すごくすごく助かったが、さりとてしなきゃならんだろうみんながやってくれてるのにという葛藤もある。とにかく、リーダーなのだ。責任はしょえんもんまでしょわねばならぬ。ただ、しょえるようになりたい。くそー。暑さで酔う。うまくいかない、アガガガガ

2006/08/15(火) 有能になりたい
 さあ、いよいよ仕込みだ。こんな疲れる搬入ははじめてだ。昼までに終わるはずが4時半だ。なにがって、マット6枚借りれるはずが授業で使ってるから5枚しか借りれないだとう!!!もう、疲れたよ。約束は守ってくれよ。私も約束守らん男だけどさ。

 とりあえず、舞監さんの配慮に助けられた。みながあのクソ暑い中西部で作業しているのに誠に心苦しかったが、私にしか出来ない作業(家での実況解説の作成)をさせてくれた。新井も映像をやってくれて。ほんまにありがとう。やらなあかんことがいっぱいあって、睡眠時間2時間とかで頑張ってもそれでも叶わないところが悔しい。単に自分の能力不足。いかんともしがたい。あー有能になりたい

2006/08/14(月) いざ出陣
 さあ、明日から西部講堂で仕込みです。なんと、演劇人生最長の2週間小屋入りと言う長丁場。期待と不安でいっぱいです。とりあえず稽古場でできることはやりきった。後は本番の舞台でみっちり練習するだけだ。絶対笑わせます!だから来て下さい。人生かけてます。勝負です。そして、明日から西部に泊まりこむ(勿論2週間ずっといるわけじゃないが、なにせ24時間いれる小屋だし、半分住むと思う)ので、日記は更新しにくくなるけど、よろしくねー、見に来てねー

2006/08/13(日) 殺すきか!
でも、13時からの稽古にちゃんといって、演出の義務をはたしたうえ、船岡山での延長練習までやったんだから、誇りに思う。どんな仕事だろうと、芝居に影響してしまうのは最低だからね。さらに、その後芝居に関係なく人に会って、深夜1時に帰宅して照明の話と、実況・解説の脚本かいて、映像の絵コンテ描いて、たぶん7時くらいまではかかるだろう。そして明日は12時からバイト・・・死なすきか。しかも、金になる仕事が一つもない。私は、残業に苦しむ友人たちを、「働き蜂め」と馬鹿にうしていたが、彼らと変わらんし彼らはまだ生産的だ。まあ、好きでやってるんだからいいけどさ

2006/08/12(土) 死にかけ2
 そして、ホストでも飲みすぎて死にかけた。昨日が、水割3杯しか飲まされてないし、話はちゃんとはずむし、チケットは買ってもらえるし、こりゃ楽勝だと思ったら、今日はキャッチ行くわ(ナンパとかわらんし、当然早々ひっかからん、条例違反やしな)、さらにシャンパン一気を3回させられてダウン。多分人生で一番酔った。気持ち悪いという感覚でいくと、一番ではないし、行動がコントロール出来ないという点でも一番ではないのだが、なんというかだるいのだ。4時くらいにダウンして閉店までお客様の前につけなかったもん。よく自転車運転して家まで帰れたと思う。

2006/08/11(金) 死にかけ
 今日は軽トラを借りて荷物を運搬していたら、ブレーキが利かなかった。死ぬかと思った。8月28までは死ねません。29以降は、積極的には死ににはいかないけど、しんでもいいや。って公演にしたいね。いや、そんなところが目標ではないけど、燃え尽き症候群にならんか心配。とりあえず9月以降なにを楽しみに生きていくかの展望がないからな

2006/08/10(木) メガネ
 日焼けの跡と、砂に埋められたあとが痛い。痛い。今日はオニューのメガネをうけとった。なんと71000円の豪華メガネ。ようやく視力が止まったので、卒業祝い(今何月やねん)に高給メガネをつくっていいと言われたのでつくる。今まではつくっても2・3年したらまた新しいめがねにせにゃならんから安物ばかりかってたが、私にとってメガネはリアルに命の次に大事なものなので、高くたっていいだろう。人間肌につけるものはひとつくらい高給だっていいはずだ(なにせ、1980円の服しか着ない)形状記憶合金なので、すごいまがる・・・と調子に乗って無茶な曲げ方て壊しそうだ。

 今日は通しだった。まだ、2時間20分ある。どうしたら削れるんだろう。あー、こりゃこりゃ自分の焦りが身にしみる

2006/08/09(水) 愛なんていらねえよ夏!(閣僚がいれば)
翌朝は、6時半に起きて海へでました。プロレス技お試し会です。ブレーンバスター、アルゼンチンバックブリーガーなど当たり前、普通のマットじゃこわくてできないバックドロップやドラゴンスープレックスも海なら出来ます。早朝の海は込んでないのでやり放題。特に188キロの巨漢真野環境相ののどわは大迫力。こいつはガチでやったら一番強いです、だいたい4人がかりでもブレーンバスターがかけられん。みんな海パン一丁で大はしゃぎ。副長官はあからさまにごまかしていました。「こいつがこんなにでかいわけがない、絶対パットだ」と思ってちょっとだけ触ってみたら堅かったので、やっぱり偽物でした。遠泳をしたら、みんな体力がなくておぼれそうになったり、砂浜で昼寝したら日焼けしまくったり、岩場で飛び込みしていたら、外相が足を怪我するというベタなことをしたり、海の家でまずいヤキソバを食ったり(私はいやだからコンビニで買ったけど)、シャチのゴムボートで遊んでいたら子供が「サメださめだ」と叫んだので乗せてあげたり、浮かんいた魚の死体で一般客を襲ったりしました。

あと、海に欠かせないのがナンパです。政務福長官はほおっておいて、実質野郎だけで女連れの団体を狙いました。しかしみんなチキンなのでいけず、結局一言目になにいうか選手権だけで終わりました。外相の「お嬢さん、夏の思い出を一つ忘れてませんか。それは・・・俺だー」というのが一番陳腐でMVPでした。事務副長官のわざとぶつってそこから話しかけようとするあざとさも好きです。

たっぷり遊んで、風呂にもよってわいわい遊べました。本当に楽しかった。この心地よい疲労感。参加した閣僚たちは本当に楽しんでくれて、絶対にいい芝居にしようって気になってくれたみたいです(してない人もやってもらわな困るが)これで明日から、本番まで全力投球。頑張りまっし

2006/08/08(火) 閣僚たち若狭湾へ行く
 本日、笑の内閣総裁高間総理大臣は、掛川官房事務副長官の先導の下、閣僚である浪崎外務大臣・眞野環境大臣・野口防衛庁長官および、ウスイ官房政務副長官の6人で、朝まで生ゴヅラの舞台、福井県美浜原発近くの海水浴場の視察に訪れた。北朝鮮のノドン発射問題で、原発事故が起こった場合にそなえ、担当大臣が視察をした・・・と、いうわけではなく、笑の内閣は、芝居も遊びも全力投球ということでイベントを大事にする劇団であり、「せっかくの夏を芝居だけで終わらせられるか」という総裁の切実な叫びにより、企画された今回の遠足。お客様の中には、そんな遊んでる暇があったら練習しろと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこういった仲間とともに同じ時間をすごし、珍道中をくりひろげ、心地よい疲労感をもつことのできるリフレッッシュ企画は絶対必要だと思っています。練習状況が厳しくなったから、役者の体力が落ちているから強行すると危険だといわれようとも、一度行くと計画したことを例え遊びであろうとも、途中で辞めてしまうというのは、この公演を一つの流れと考えたときに、私が演出として絶対に成功させるよう導くという点であってはならないことなのです。単なる遊びではないのです。残念ながら、どたんばキャンセルがでてしまって参加は6人と少なかったですが、無念にも参加できなかった人たちも、思い切り楽しんでくれた子達もそれはわかってくれていると信じています。

 と、いうとで、夜中に京都を出発。朽木の方から福井へ向かう。女の子がウスイ副長官しかいないのが寂しすぎるが、というか発狂しそうになるが、まあ一人いてよかったわい。ウスイさんも名前どおり幸の薄い人なので、こんなにモテモテでチヤホヤされるのは珍しいのでよかったですね。予定通り深沢総務大臣や今井食品安全担当大臣がいたらこうはいかなかったでしょう。私は彼女はここ数ヶ月が人生の絶頂期だったの思うので、最後にいい思い出になったと思います。野郎5人と、下ネタのいける女1人で、馬鹿騒ぎしながら夜中のドライブです。

心配された台風は進路を変えてくれました。幹事である掛川副長官は意地になって、雨でも泳ぐわと、おいおい死なれたら困るぞと、「やっぱりプールにしとけばよかった、それならもう少し参加できた人も多かったのに」と思ってましたが、晴れてよかったです。夜中に美浜に着くと、夜の海を満喫。海に思い切り卑猥な言葉を叫んで、総裁は服をきたまま海に突き落とされました。浪崎外相・野口防衛長官も夜の海は遊泳禁止なのにおおはしゃぎ、さすがに私は疲れて車中で寝ましたが、やつらは外で寝たようです。

2006/08/07(月) パンク寸前
内閣苦戦中なのである。現時点であと2週間。生ゴヅラの時の2週間前よりも、共闘のときの2週間前よりもすでに点数としては上だとは思う。前が50点くらいなら、7・80点。しかし、問題は、前までは100点満点でそれ。今回は300点万点くらいでそれなので、全然満足できん。
 
 とにかく、やることが多くてパンクしそうだ。バイトの時間が本当邪魔。芝居に集中したいのに余計なことしたくないなあ、働きたくないなあ。いろんなことをまるなげした方がいいんだけど。パンクしそうだ。まあ、前までは時間があってもこれ以上どうこうできないってレベルだったのが、時間が欲しいって思うようになっただけでも成長か。まあ、暇で仕送りで生活できたうちにそれに気付いてりゃあなあ。あー、芝居だけしたい

2006/08/06(日) ホストデビュー
 昨夜は本当はきゃぴたるの常連さんが主宰した花火に行きたかったのだが、採用の電話が来てしまったので働き始めましたよ。ホストクラブに。面接ウケに行ってここは、3件目。前2件は、とにかく人の話聞かない店主で頭きて自分で蹴ってきたが、ここは私が何でホストに電話かけたかと、仕事についての質問をちゃんと答えてくれたのと、人を喜ばすことの尊さ、笑いを取ることの尊さを熱く語ってくれたので、ここなら勉強にはなると思い、とりあえず一日体験入店ということで、働くことに(あと、メガネOKしてくれたから、コンタクトはしんどい)

 ってことで、22時に出勤。今日は、明日から慰安旅行で沖縄ににいくということでほとんどの人が出勤していたようだ。まあ、ほとんど年下のようだがこの世界は先に入った方が先輩だ。ただ、数日前に入ったばかりほぼ同期がいるというのが心強い。一から丁寧に教えてくれたのでまあそこは助かった。

 で、なにをしたかといえば、酔っててよく覚えてないのだけれど、まずは続けていこうと思う。とりあえず、昨日やったことは思っていたより辛くはない。もちろん、今日は入店一日目なので下っ端がやるしんどい仕事もあんまりやらされてないし、先輩は反し振ってくれるし、お客様も優しかったので、これほど甘くはないだろうが、今まで色んなバイトをやったが1日目としては一番楽しく過ごせた。

とりあえずは、入ったばかりなので自分目当てに来るお客様がいるわけがないので、ヘルプ(先輩のお客さんのテーブルに行き、話盛り上げたりお酒をいただく)。牛あげに貢献するのに一番簡単なのは、どんどん飲んで早くボトルあけてもらうことだ。そうすりゃ、その先輩にバックがついて可愛がってもらえる。だからといって、あまりに飲みまくってるとあからさまに、お客さんにこいつ酒減らしにきたなと思われるので難しい。まあ、今日は初めてなので、遠慮なくガバガバいただいたけど。酒は、神の河水割り15杯くらい飲んだと思う、まあ思ったほどではない。そこそこ酔ったが前後不覚になるほどではないし、7時に寝たけど、ちゃんと13時に練習に行けたので次の日生活できないってことはない。ボトル一本17万って酒をいっぱいだけ飲めたのは感激だった(まあ、酒の味わからんから、本当にうまかったのかはわからんが、少なくとも100円のパック酒の1700倍うまいとは思わんかった)。まあ、帰りに自転車で柵に2回激突して、今ヒザが痛いが。

 そして、大事なトーク。とりあえず、喋って人を楽しませるために生きている男なので、ずうずうしく話して、相手の話に大袈裟にうなずいておいた。先輩たちが、うまく私が話しやすいようにふってくれた(芝居やってるとか、前職メイドバーで執事とか)。おかげさんで、チケットも6枚売れたし、これはとても嬉しい(まあ、あのお客様が本当に来てくれるかはわからないけどね、いくらここで売れても大好きな友人たちに来てもらえなきゃ、滅茶苦茶落ち込むことには変わりないのだが)。どうしても自分中心にはなしたがる男なので、人の話中に遮ったり、うまくかえせなかったりと失敗も多かったが、(ウソかもしれんが)「初日にしては喋れる方だ」と言ってもらえた。ホストにしては珍しいタイプ(どういう意味かわからんが、確かに私のようなタイプの芸人は普通ホストを受けには行かないだろう)で、希少価値のある笑の取り方が出来るので貴重だと言われた。まあ、女の客より男の客に受けるタイプって言われたのはあれだが、結構男性客も多いのでそっちでせめるか。常連さんぽい、普通は新人の子には喋りかけない男性の方から「君はNO1になれる」って言ってもらえたのは光栄だ。あとは、どのレベルで話をしていいかを見極めることだな。先輩やお客さんに対し、強要がないというつもりはないが、普通にブルジョアや小野妹子といった単語がまったく通じない中で会話を成立させるのってなかなか難しい。私は別に物を知っている人間ではないが、政治話とか好きだからなあ。よけいな知識が多いのかもしれん。

あと、カラオケが行けるのはウリだ。とりあえず、歌は自信あるし、実際悪いけどあの中で相当うまい方だったと思う。

まあ、楽しくやれました。酒さへなれれば、転職やね。ただ、ヘルプだけやってるのでは普通の深夜バイトと時給が変わらんので、本気で大金得ようと思ったら自分の客つけなきゃならないしな。先輩の評価もどうも、賑やかし効果ピエロ的立場をとれることを評価されているようなので、それはヘルプ向きということだろう。やっぱりなあ、いくら楽しい職だからって金が要らないかっていったら、いるしな。というか、今まで金のためなんか生きられるかって強がっていたが、色々あってやっぱり夢の実現のためにはある程度の金がいるなと考えが変わったのでやはり金が欲しい。金のためには生きないが、好きなことに使うために必要だ。でもなあ、新規の人なんかめったに来ないしなあ。外でキャッチするったって、ナンパとか苦手だしなあ。確かにうちらのまわりではわりと、手当たり次第に口説くほうかもしれんが、うちらのまわりと、その世界の人ではレベルが違うしキャッチなんかできねえよ。果たしてホストヒビサマは続くのか?

2006/08/05(土) 伊勢丹ロケと執事対決
 今日は、伊勢丹ロケにいくために京都駅に行った。まず、7月20日にオープンしたとう噂のメイド喫茶へ行ってみた。どうやら、執事が居るらしい。京都に執事は私一人で充分だ。

 行ってみると、すでにうちの常連が流れている。特徴はゴスロリ系で、内装もかなりこっている。やりたいことがはっきりしてるところはよい。オーダー表に、在籍メイドの自己紹介が書いてあるところとかね。ただ、徹底しきってるかというと。まず、メイドたちには透きが多いな。ヴァンパイアキャラなのに、完璧にヴァンパイアになりきってなくて素が見え隠れする。演劇人から言わせてもらえば、そこはちゃんと演技して欲しい。まあ、それがいいんだって客も多いんだろうけどね。執事も話がそこまで面白かったかというと、とりあえずこれなら勝てる、わしのがおもろいし、かっこいいと思った。なによりなあ、メイド7人に、調理場に男一人。執事一人は多いなあ。どうみても、メイドは4人いれば充分まわせる。人件費に余裕があって、7人おけるならおけるでそれなら、ちゃんと1テーブル1人ちゃんとお話につかせたり、働かせたりさせないと。どうも、キッチンの前にたまってだらだら喋っていて、暇そうにしてる客に声かけに行ったりできないんだな。あー、はがゆい。ベルならさないと来ないってのはなあ、執事さんがうまくまわせてくれればいいんだけど。と、いうことで評判より楽しめなかった。残念!

 で、その後伊勢丹で映像を撮った。アル中の先輩に、インド人の格好をしてもらって、サーベルをもって伊勢丹で買い物中の主人公側のエースレスラーを襲うという映像だ。もう、タイガー・ジェット・シンの猪木襲撃事件をを知らない人はまったく笑えないネタに、わざわざ衣装(その20秒の映像のためにわざわざターバンをつくった)を用意し、怒られるリスクを背負って伊勢丹の大階段まで行ったんだからほんまに経済的効率の悪い劇団だ。

2006/08/04(金) 起承転結
  今日はみんなグダグダ。ロケにいくはずが、迎さんも雄輔も倒れて行けず。

 芝居に関して大胆に変更することにした。私の芝居は起承転結である。なにを当たり前のことをというかもしれないが、芝居ってのは結がないとか、起がないとか、順番が入れ替わってるとかよくあることである。確かに、そうした方が効果的という芝居はたくさんある。ただ、私はそういうのがあまり好きじゃないし、なにより苦手だ。だから、時系列は常にまっすぐ進む。と、いうかリアルタイムものが多いのは、三谷さんの影響も強いが、単にいじるとめんどくさいからともいえる。

 しかし、今回通しをみて、時系列が入れ替わろうとも芝居の開始ですぐ第1試合はばーんと見せてお客様の心を掴んだ方がいいんじゃないかと思った。とにかく、時間を短くするのも大事だが体感時間を減らさんことには話にならん。逆に言えば、体感時間さへ減らせれば長くてもいいのだ。そのために、量を減らさなくても入れ替えるという方法はある。それを、わけへだてなく稽古場で相談するというのは、本当は演出としては正しくないのかもしれない。しかし、出来るというのは心強い

 そして、その後前入っていた予定が中止になったので(というか中止にした)、未踏座御用達のバー、ゴサに行って飲んできた。ゴサでは迎さん帰還の歓迎の宴をしていた、ほとんど未踏座系の人で知らん人も多かったが、それでも楽しく話せるのがいい。私もここまで好かれたいなあ、わしが東京行って夏に帰ったらこんなことやってくれる人はいるかな。迎さんの人望もあるが、未踏座の人はみんな義理堅くていいなあ。チケットも誰か一人でもでていたら当たり前のように団員全員買ってくれるし、教育がしっかりしてるのかなあ(まあ、そんなこと芝居やってりゃ誰から教えられなくたって当たり前のことなんだか)。

 そういう空間として店を提供しているマスターはかっこいい。マスター自身も話がおもしろくて、すごい芝居好きで、演劇論があって、常連がでてる芝居は必ず見に来てくれるから芝居人が溜まるんだろうけど。そんな芝居人の悩みであったり、色んなものを受け止める度量のある男だ。そういう男になりたいね。

とりあえず、今日は明日のことを考えてゴサにいってはじめてスピリタス一気を我慢したので、私もひとつ大人になったもんだ

2006/08/03(木) 伊丹ロケ
 ってなわけで伊丹ロケ。11時に亀岡を出発、峠を超え前もって前日宝塚にある実家に帰っていた、浪崎を阪急池田駅で拾いいざ伊丹へ。駐車場代がもったいないので空港の近くのファミレスにとめ、ちゃんと利用したんだよという証拠作りのため、そのファミレスで食事したらごはんお変わり自由、ここぞとばかりに普段ひもじい思いをしている無念をはらすため食いすぎたら気持ち悪くなってしばらく動けず。なにやってんだか

 そして、空港についてロケ開始、まずは展望デッキにいって着陸する飛行機を撮影。しかし、離陸する飛行機は楽に追えるが着陸は難しい。その後、到着ロビーにいき撮影。このためだけにわざわざもってきたキャリーバック(海外旅行には必需品)をコロコロ転がした覆面の男が自動ドアをあけでてくる様は、空港という場ではなくてもあからさまに怪しすぎてすごい映像になった。おもしろくなって、どうせならモノレールで京都まできた(大物レスラーなのに送迎タクシーもないのか)ことにしようと、切符をならぶ姿や、モノレールの駅に向かう様も撮った。調子に乗った浪崎は、覆面のままカフェのテーブルに一人座ったり、郵便局のATMで金を下ろそうとした。郵便局はシャレにならんぞ!

 その後、京都に戻り本番と同じ西部講堂で通し。今日のサプライズは、東京から尊敬するアル中、迎旭人氏が朝5時におきて青春18切符をのりつぎかけてけてきてくれたことだ。うちの通しにあわせてわざわざ1日早く。ありがたいことだね。通しの感想は、やはり長い。2時間36分である。確かに、セリフがまだ完璧じゃない人がいて無駄な間があったが、選手入場とかは曲入れたら長くなるから+−0だ。ただでさえ2時間半などきついのに、冷房のない夏の西部だ。もう、かき氷無料サービスするしかない。リアルに給水休憩は必要なんじゃないか。私はなんとか2時間にしたい。もちろん、2時間半でも飽きさせない作品にするのは当たり前だが。舞台の構造も難しくて、やはり今までの小屋より広くて重いが伝わりにくいところがある。どないしたらいいんや。

 その後、鴨川と高野川の合流地点の三角州に行き、中うちあげ(四条まででて飲む金がない)。河原で飲んだくれるのは、やはり楽しい。鴨川なら梅雨明けもしたことだし落ちても死なないし。今日はあまり悪酔いせず、真面目に通しの反省をしあと3週間でどう修正するかを真剣に話し合った。それに付き合ってくれる仲間たちが素晴らしいね。飲み潰れて大変な奴もいたけど

2006/08/02(水) 武結城ステイブルで寝る
 笑の内閣ロケ第2段は、伊丹空港ロケである。ネタバレだが、いってしまうと覆面外人レスラー役の役者浪崎孝二郎がメキシコから来日する映像をとりにである。と、いっても着陸する飛行機と、空港の到着出口から出てくるところをとるだけ。時間にしてわずか40秒。そのためだけに、前の晩から亀岡の山奥に自宅のある役者武結城の家に泊まる(武の家の前の国道423号線を通ると池田にぬけ、伊丹空港は実は40分くらいしかからないのだ、峠って不思議)ことまでしたのだから、その恐ろしいまでに費用対効果の悪い笑いの取り方である。ガソリンも値上げしたというに、車をだしてくれた武はやはり素晴らしい後輩だ。

と、いうことで今日の練習は本番と同じ西部を使いその後、武カーで亀岡へ。なぜか、哲も買ったばかりのバイクを山道で試したい(武の家はすごい峠がある)とついてきた。武の家に泊まるのは2回目だ。この家は私が前きた時と一つ違うことがある。それは彼にとっては重大なことだった。みなはそのことは突然知ったわけだが、唯一周りで私だけが前から知っていたことだ。私がなんだかんだいって、もっとも信頼する後輩だ。お互いダメ男で、よく罵りあったりするが、大好きな後輩である。しかし、そのことで私は彼になにもしてあげることが出来なかった。

 彼が芝居をはじめたきっかけは、私が出身の学生劇団で作・演出をした作品を見ておもしろいと思ったからだそうだ(まあ、あれはほとんどみなに手伝ってもらってやっとてきたもんだから、私のとはいがたいけど)。それがきっかけで紫に入って、さらに外部でこれだけ出るようになったのも、私が内閣を旗揚げする時に彼が来てくれたからだ。「出させてください」と言われたのはすごく嬉しかった。彼の積極性を考えたら、私が内閣というものを世に出さなければ、自ら単独で外に打って出ていたかどうかは考えにくい。そう考えると、彼の人生に大きく影響を与えているなと思う。それは誇らしいことでもあるが、怖いことでもある。芝居にはまらせてしまったことで人生狂わせてるんじゃないか。少なくとも奴が、単位がやばいのはそのせいじゃないか(まあ、私のせいじゃないがな、芝居やってたって普通は単位は取れる)。そんなことを考えながら寝た

2006/08/01(火) 大阪ドームロケ
 今日は、練習を休みにして大阪ドーム(正確には京セラドーム)に、日ハム対オリックスを見にいった・・・、別に遊びに行ったわけじゃない。ロケだ。芝居で使う映像をとるためだ。
 
 問題はその映像を本当に1300円の交通費と、1400円のチケット代を払ってまで取りに行った価値があったかということだ。いや、ついでに新庄のプレーをみれた、その後継者森本のプレーをみれた。日ハムを応援しその勝利を見れたという点では充分価値はあるのだが。

 しかし、その映像自体はすごく下らないネタである。秒数にして8秒。8秒のためにわざわざ大阪。しかも、爆笑を取れるネタではなく、よくもまあこんなくだらないことを(逆に言えばそのネタじたいより、こんな馬鹿な映像を撮りにわざわざ大阪ドームまで行ったという行為のが笑える)と思わせるもんだ。その笑の料が2700円かけるだけの価値があったのか。すくなくとも、出来た映像は別に本当に京セラドームじゃなくてもごまかしきいたなって映像だった。でも、そんな非効率的な笑いが好きだし、それにつきあってくれたキャッツはやはり主役だけ会って最高の男だ。

 そして、今回の撮影には映像出演として大学時代同じゼミだったO君が来てくれた。彼にとってはじめての演技であった(8秒だけど)。いくら、大の野球好きだからって、わしがチケット驕ったわけでもないのに、しかも大勢の前で(まあ、平日のオリックスは空いてるけど)こんな馬鹿をやりきってくれたO君には感謝しかない。彼には大学時代本当にお世話になった。彼が出席票を代筆してくれなかったり、テスト前にノートを見せてくれなかったら私は絶対に単位をボロボロ落とし4年で卒業できなかった。そもそも、彼なしでは古文がよめないんだから。そんな彼が事情で休学をせざるを得なくなり、私が4年で卒業できたのだから世の中間違っている。その恩を返すどころか、毎度のようにチケットまで買ってくれる(いくらがめつい私でも、正確に統計とってはいないからわからんが、多分この4年間で一番私の出た芝居を見に来てくれているのは彼だ)彼はなんていい人だろう。と、いうことで今回はせめてものお礼に招待券をあげることにした。これも、見に来ないとまったく価値のないものだが


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