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2006/08/02(水)
武結城ステイブルで寝る
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笑の内閣ロケ第2段は、伊丹空港ロケである。ネタバレだが、いってしまうと覆面外人レスラー役の役者浪崎孝二郎がメキシコから来日する映像をとりにである。と、いっても着陸する飛行機と、空港の到着出口から出てくるところをとるだけ。時間にしてわずか40秒。そのためだけに、前の晩から亀岡の山奥に自宅のある役者武結城の家に泊まる(武の家の前の国道423号線を通ると池田にぬけ、伊丹空港は実は40分くらいしかからないのだ、峠って不思議)ことまでしたのだから、その恐ろしいまでに費用対効果の悪い笑いの取り方である。ガソリンも値上げしたというに、車をだしてくれた武はやはり素晴らしい後輩だ。
と、いうことで今日の練習は本番と同じ西部を使いその後、武カーで亀岡へ。なぜか、哲も買ったばかりのバイクを山道で試したい(武の家はすごい峠がある)とついてきた。武の家に泊まるのは2回目だ。この家は私が前きた時と一つ違うことがある。それは彼にとっては重大なことだった。みなはそのことは突然知ったわけだが、唯一周りで私だけが前から知っていたことだ。私がなんだかんだいって、もっとも信頼する後輩だ。お互いダメ男で、よく罵りあったりするが、大好きな後輩である。しかし、そのことで私は彼になにもしてあげることが出来なかった。
彼が芝居をはじめたきっかけは、私が出身の学生劇団で作・演出をした作品を見ておもしろいと思ったからだそうだ(まあ、あれはほとんどみなに手伝ってもらってやっとてきたもんだから、私のとはいがたいけど)。それがきっかけで紫に入って、さらに外部でこれだけ出るようになったのも、私が内閣を旗揚げする時に彼が来てくれたからだ。「出させてください」と言われたのはすごく嬉しかった。彼の積極性を考えたら、私が内閣というものを世に出さなければ、自ら単独で外に打って出ていたかどうかは考えにくい。そう考えると、彼の人生に大きく影響を与えているなと思う。それは誇らしいことでもあるが、怖いことでもある。芝居にはまらせてしまったことで人生狂わせてるんじゃないか。少なくとも奴が、単位がやばいのはそのせいじゃないか(まあ、私のせいじゃないがな、芝居やってたって普通は単位は取れる)。そんなことを考えながら寝た
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