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2006/08/24(木)
見に来てください。お願いします。
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ゲネプロ(本番と一緒の音響・照明・衣装などでやる総練習みたいなもの)やりました。ランタイムはいまだ長い、長すぎるぜって感じなのですが、ようやく自信もって「馬鹿だけど面白い、いろんな意味ですげえことやってる」というものになりました。そんな声が、私だけじゃなく役者からでるようになった。それが収穫です。面白いです。本当に。
しかし、芝居と言うのはどんなに面白いものをつくっても役者やスタッフだけでは完成しません。特にコメディは一番大事な要素は、お客様の笑い声が入ってはじめて完成なんです。私は自己顕示欲が強くて、今まで公演のたびにかなり強引な手段でお客さんを集めて、結果なくした友人も多いです。それでも、私はチケットを売り続けます。選挙前の創価学会なみに、しつこく来てくれといいます。私にとって、私の芝居を見てもらうということは、私を友人として認めてくれる第一歩であり唯一の手段なのです。
私は、公演前になるたびに不安になります。私にとって大切な人が来てくれるのだろうか?それを考えると不安で不安でたまらなくなります。それは、その公演に対する思いが強ければ強いほど大きくなります。私が今まで一番思いがつよかった公演では、自分の大切な人に大勢きていただけなかったことがありました。その時は公演が成功した充実感はあったけれども、同時にショックでショックでしばらく拒食症になりました。本当に。まあ、うちあげでばんばん飲んでたけど。もちろん、見に来なかった人に悪気がなかったのはわかります。しかし、その時の私は裏切られたとしか思えなかった。私は所詮その方たちからその程度にしか思われていなかったのかと苦しみました。私がどれだけ芝居に命をかけて、見に来てもらえないことに傷つくかわかってもらえなかったのかと悲しかったです。
そして、今回はその思いが22年生きていて一番でかい公演です。すでに、もう無理と言われた人が何人かいるという今の事態で、かなり精神的にきてます。もうこれ以上は味わいたくありません。そして、今回集まってくれたメンバーの中には、まだ演劇初心者でそのショックを味わったことのない子もいます。私は彼ら彼女らに私と同じ思いを味あわせたくはない。だからこそ、わがままなお願いですが見に来て下さい。絶対に絶対に絶対に笑わせます。元とらせます。私はみなさんを信じています。よろしくお願いします。
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