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2006/09/08(金)
グッバイスーパースター
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今日は神戸のスカイマークスタジアムまで行ってオリックス×日ハムを観にいった。あいかわらず遠い、三宮からが長いのが辛い。地下鉄なのに地上は知ってるしな。でも、スカイマークはいい球場だ。やはり野球は外に限る、しかし来年からは京セラドーム中心になってスカイマークは減らされるみたいなので残念だ。確かに交通の便は悪いし、京セラのが収容人数も多いから経済的には京セラふやしたいんだろうが、私は経済効率優先って考え方が大嫌いでね、無駄なことこそ人生の醍醐味だ。まあ、クソ宮内にはわかんねえだろうが。今年関西に日ハムが来るのはこの3連戦で最後。明日あさっては打ち上げがあるので(正確にはいけるんだが、徹夜明けにいきたかないわな)見れるのは今日が最後。そう、SHINJOを見る最後のチャンスである。
新庄剛志という男は私の中の特別な選手だ。私が北海道出身なのにうっかり阪神ファンになってしまい、その後の長きに渡る暗黒時代何年もの間苦しみ続け、果ては関西の大学に進学してしまったのはひとえに彼のせいである。彼には本当に苦しめられた、ノムさんが覚醒させるまではほんまにほぼ毎日怒っていた。しかし、それでもすきなのは、彼のたまにするものすごい大活躍と普段のどうしようもないプレー、そして常人とはかけはなれた珍奇な言動であり、それは常に私を魅了し、彼のお客さんを喜ばせるという精神は野球と演劇という種目は違っても、同じエンターテイナーとして憧れの存在である。
私がはじめて聖地甲子園でプロ野球を見た試合で彼はホームランをうってくれた。彼が阪神に居た頃は、私は北海道だったから年に一度の丸山か、大阪に旅行に行った時しか見れなかった。アメリカに渡ってしまい、せっかく関西に来たのに見れないのかとがっかりしていた。彼が帰国した時、赤星の成長で阪神復帰はないので、応援するチーム以外に行ってしまうのかと思ってたら、我が故郷北海道のチームに入団してくれた。本当に嬉しかった。すんなり日ハムファンになれたのは、郷土愛が一番だが彼の存在も大きい。以後、年に数回の関西遠征と帰省した際の札幌ドームで彼の活躍は見た。いつもなにか馬鹿をやって沸かせてくれた。でも、今日が最後だ。
そして、SHINJOは別に特別なことはすることもなく(そりゃ、私にとって最後でもSHINJOはまだ最後じゃない)プレーしていた、ただいつものようにスタンドから声が飛べば手を振ってくれるし、ボールは投げ込んでくれるし、外野仲間の稲葉、弟分で後継者の森本とふざけパフォーマンスをするし、自慢の守備ではスーパーキャッチをし、そして打撃ではSHINJOらしくまったくいいとこなしの4タコ。特に最後の打席など、SHINJOらしい、清々しいまでの空振りじゃなく中途半端にとめたバットが振ったとみなされ三振という、実は打者としては全然たいしたことないという通算成績を表したように私の前を去っていった。対照的に、男は黙ってタイプの小笠原の活躍でハムは勝利、小笠原ヒーローインタビュー、マイクの音量最大なのに声が小さくてなにいってるかまったくわからん。まさに寡黙な男だ。今日の勝利は日ハムは、ファイターズになってから(東映フライヤーズ時代はあったってことね、日ハムになってからという意味らしいが)球団新記録の72勝目をあげ、中継ぎの武田久も球団最多登板の68試合を達成、抑えのマイケルもあの江夏と並び、球団最多セーブの34セーブと記録ずくめの試合になったそうだ。こんないい試合を見れて満足だ。日ハム戦は今期7戦みて、6勝1敗。しかも金村ー江尻ーダルビッシュー八木ー武田勝ー橋本ー立石と先発が全員違う人を見れたよ。
しかし、今日が生SHINJOラストとは思いたくない。日ハムには、今年成し遂げなければならない夢がある。それを実現すれば、SHINJOは名古屋にやってくる。名古屋だって遠いが、観にいけないことはない。その時がラストSHINJOになったら、本当に嬉しいね・・・・ちゃうやん、ラストSHINJOは甲子園だろ、そうなるとどっち応援するか迷うが、甲子園でSHINJOを見る夢はどちらのファンとしてもまだあきらめへんで
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