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2007/01/28(日)
1ステと秋葉ウォーズレビュー
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とりあえず1ステが終わったのです。
遠山の出番は、だいたい7回表なので幕裏で聞いていたら、どうも思ったより笑いの量が少ないのです。ハケに戻った役者さんに聞いても、どうも鈍いようです。私の役は笑いをとるんですが、今までどおりだと台詞で笑わすのである程度客席が乗ってないと笑えないので、このままではヤバイと急遽強引に笑わせられるネタに変更しました(その許可はもらってるので)、道産子で本当によかった。トレイありがとう
結果ある程度とれたのでよかった。その後、ファックさんの、こりゃ笑わないわけがないというネタで笑い声までおきたので、本当によかった。
本当はもっと強引にやりたかったんだが、相方の友美香ちゃんはこれが初舞台なのでやりすぎるとついていけないかもしれないので、相手の台詞はかえずにいける程度に留めておいた。男なら躊躇なくいじめるがね、女子高生はいじめたらあかんわ。ただでさえ制服だから、隣に連れて町歩くと、なにも悪いことをしてないのに、ロリコン弾圧条例違反にみえて罪悪感でいっぱいになるからね
とりあえず、1ステは終了。明日はヒロインの兄という別な役で出ますので、ぜひお楽しみに。明日こそ、一発目の笑わせ役という重要な役回りです。それで客席の暖まり方が違うので、まさにスコアラーとかグラウンドキーパーみたいな役だ。たいへんだぞ。明日は終わった後、シンポジウムがあります。チンポジウムではありません(くだらなすぎる締めだ)
本番当日にもかかわらず、夜ステージは2軍落ちした総裁は、元内閣閣僚である、谷内一恵、火ノ鳥忍、多賀祥子(5・7・5になっとる)がでている芝居を見に行ったのだ。まあ主宰者としては自分とこでてくれた役者のとこにはいかねばならないとはいえ、長いこと芝居やってるが、本番やった日にヨソいったのははじめてだ。
タイトルでわかるように、メイドがでてくる話である。総裁は私物のメイド服を貸したのでご招待された。使ってなかったけど。
感想はというと、設定がメイド喫茶である必然性がない。せっかく、メイドと執事が存続をかけて戦うというなかなかおもしろいシチュエーションなのにまったくいかせていない。普通にそんな設定なしのヒューマンドラマでいいじゃないかって話である。秋葉原いや、日本橋(大阪のね)を歩くだけでもうそこはネタの宝庫だ。
なにが足りないかというと、もうイタさだ。メイドカフェがこれだけ隆盛し定着した背景には、コアな支持層であるオタクだけではなく、一般層からの需要も獲得したからであろう。その原因は1回は言ってみたいという怖いものみたさと考えられる(私はその発展版で、働いちゃったわけだが)。今回来ていたお客さんだって、ほとんどはオタクではなく一般層である。では、一般層はメイドになにを求めているか(この場合実際メイド喫茶にいって接客されるわけではなく、お芝居でみる場合どんなメイドを見たいかという意味)を考えれば、つきぬけてイタいメイドだと思う。
私もこの前の芝居ではメイドレスラーをだした。コメディであり、プロレスである以上、実際のメイドカフェのメイド以上にデフォルメ化しわかりやすくしなくてはならないということで、思い切りお客さんがあの女優イタいよと思うように演出した(リング名はきゃっするななかだったが、キャラはのの香というより、きゃぴたるで一番イタいMさんがモデルでした)。実際、多賀ちゃんが演じたななかは痛かった、しかしそれによりあの第2試合は笑いがとれ引き締まったと思う。
この芝居ももっと、ヤバイネタをいっぱいいれてほしかった。HIROFUMIにしかわかんないようなアニメネタとか。特に歌のシーンでアニソンを入れなかったのは致命的だ。実社会なら松浦あやを歌ってるだけでも十分痛いが、メイドというシチュエーションの芝居だとあややでは弱い。やはりわかりやすいCCさくらやローゼンメーデン(それ以上いくと一般人わかんないからね、まあこれでも十分わかんないか)くらいまでは行ってほしい。あややではハイリスクローリターンでかわいそうだ。
思い切りイタくしてやる、ディフォルメ化する。ただでさえ、あんだけ恥ずかしいメイド服を着せられてるんだから、かえってその方が役者も救われると思うんだが(メイド服きて、真面目な台詞言う方が恥ずかしいと思う)、その点で言うと普段からナルシスト満開の火ノ鳥(芸名じたいナルだ、さすが誠之介さんの弟分だ)の執事が一番思い切っててあっていたのも納得できる。多賀ちゃんは同じメイドでもななかのがよかったし、谷内はメイド顔じゃないからいたたまれないぞ。
別に元執事じゃなくても、脚本家としてメイド・執事を題材にするなら、何倍も面白いものがかける(実際きゃぴたるで内閣の芝居やる企画は、あのままメイドカフェのままならやってただろうしね)と思うと歯がゆくて仕方なかった。やっぱり何年もかけて金ためてメイドバーつくるしかねえな。片腕のののたんがメイドで通用する歳までには・・ああそうか、あいつ歳とらない設定だった。ちいちゃんやたまちゃんもご奉公できて、ご主人様方も帰ってこられるうちに・・・厳しいな
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