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2007/02/19(月)
天の声にも変な声がある
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作家というのは、文章を考えて書いていると思われているが、私の場合は自分で考えているのではないのです。天の声がおりてきて、それをワープロうちしているだけなのです。蓮行さんいはく衛星用語では電波待ちと表現していましたが、私の場合は天声です。天には、笑の神がいて時々私に天の声をさすけるのです。いわば、私はシャーマンなのです。
笑の神は、私だけに降りるのではなく、役者にもおります。この前は浪崎や新井に多く降りました。彼らは優秀なシャーマンです。今度出る役者も、いいシャーマンや巫女になってほしいものです。
と、いうことで昨日も書いたとおり、なかなか天声がおりてこない。福田赳夫が総裁選で大平正芳に負けた時に「天の声にも変な声がある」が言ったように、私にも変な声しか降りてこないのである。まあ、あんまりこう書くと危ないと思われるが、降りてきさえすればすんなり書けるのだが
で、人に愚痴ってたら気分転換に動物園にでも行こうといわれたので行って来た。曇って寒いのに。5年も京都に住んでいるが、動物園に行くのははじめてだ。小さいがとても安くて良心的だ。動物から得るものもあるかもしれない。
しかしまあ、どいつもこいつも人が見に来ているのに、無視しやがって。肉食動物はようこっち見てくれるが(食いたがってるだけかもしれんが、まあ猫に似てるだけで十分うっとりするが)、草食はサービス精神がない。猿は賢いだけあっておもしろいが、他はなあ。
お前らがエサ食えるのは。わしらが入園料払ってるおかげなんだからきちんとサービスしろと思った。しかし、私が同じことをバーのお客さんや、芝居のお客さんに言われるといいかえさない(まあ、芝居は赤字で自腹きってるが、だからといってチケット収入がなかったら公演はうてん)。
バーで芝居をうつということは、今まで以上にそのどちらにも責任が発生するわけで、神が降りてこないとか言ってる場合ではないと思った。動物に学んだな。
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