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2007/04/10(火)
狂い酒反省2
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3・演劇への期待 演劇関係者の方々からは、褒めから批判までいろんな意見をいただいた、やはり照明も装置も音響もなく、あの距離でというところにいろんな経験があった。 やはり気になるのは普段演劇を見ないナギサのお客さんの反応だ。もちろん、演劇を見慣れてない人より好評だった。うちは、いわゆる前衛過ぎて素人はわけわからんてタイプじゃなく、お馬鹿まるだしでむしろ真面目な評論家に嫌われるタイプだからそりゃそうだ。 気になったのは、多くの方が「期待してたより面白かった」。すごい面白かったといってくているんだから、素直に喜んでおけばいいのだが、期待してたよりってのは気になるところだ。これは、期待が低かったということだ。今回の芝居、自分でも面白かったとは思うが、自分で客としていって期待以上かといえば、プロレス芝居みたいな革命的なびっくりさはない分、別に期待以上でも期待未満でもないと思う。今の紫の2回レベルでこれやったら期待以上だが、内閣でこれならそこそこだと思う。つまり、内閣はお客さんからしたら紫の2回生レベル(なんか馬鹿にした言い方でごめんね、ようは演劇初めて1年目くらいレベルという意味)に思われている。 いや、むしろ内閣というより演劇全体、プロではない小劇場の劇団じたいがその程度に思われているということになる。今回来てくれた方は、バーテンダー高間に好意があるお客さんだ(バーテンとしての私が嫌いな客はこないだろう)。そんなかたがたに小劇団はどうせつまんないだろと思われているというのは、うすうす感づいていたとはいえ、そう思われてるのはかなり危機感だ。それを払拭できたというのは大きいことだとは思うが、内閣程度で払拭したというのも失礼な話だとも思う
4・芝居の中身 まあ、面白かったと思うよ・テンポにこだわりすぎてみんな早口になりすぎてた感はあるが、みんな成長したとは思わんけど、内閣って基本役者として成長できるような芝居ではないし(私が育てるがない、今ある能力を笑の方向に持っていくことしかできんから)、とはいえ、どす恋はおもしろかったし、今井は貫禄が出てきたし、濱本は意外と器用だったし、HIROFUMIはあいかわらずすごかったし、HIROFUMIが仮面ライダーの返信ポーズを3分以上したり(お客さん呆然)楽ステは本当に酒飲んだし、私が毎日日替わりでゲテモノ弁当を食わされる(納豆とマシュマロの和え物、イチゴミルクご飯、ブルーキュラソーで炊いたご飯、ナスと小倉あんの和え物など、私演出なのに知らされずに食わされる)など、相変わらずきわどいネタも多いし、時事ネタ・下ネタもきつかった。マイミクのSKさんがいい事を書いてくれました、不謹慎な笑いが多いようです。私にとっては大変な褒め言葉ですね、不謹慎な劇団でいたいです
5・収支 最後に収支。小屋代どころか、制作費以外かからなかった(あと、ゲテモノ弁当の小道具代だけ)ので、支出はほとんどありません。結果17000円程度黒字がでました。ただの黒ではありません、役者から一銭もとらずにです。本当は、全部内閣にいれたいところですが、普段儲けた利益を役員収入を上げるのに使い、労働者に還元しない経営者を非難する私がそんなことするわけにはいかんので、役者の打ち上げ代のたしにしました。私も今まで芝居関係の仕事で収入を得たことがないわけではないですが、やはり、笑いの内閣で利益をあげ、普段は参加費(ノルマ)という搾取をしている役者に、ほんのちょっととわいえ(時給換算したら100円わってるとはいえ)報酬を与えたということはとても感慨深いです。いつか、これを当たり前にしたいです
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