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2007/08/08(水)
百万遍へ行きたてかんを見ろ
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笑の内閣の次回の公演の立て看板が完成した。ごらんの写真のような実にテキトウすぎる立て看板である。百万遍の交差点に設置してある。ぜひ、見に行って欲しい。
立て看板ってのは、実はそんなに宣伝効果はない。今回ペンキ代ベニ代含めつくるのに1万円強かかった。チケット代が1200円だから、立て看板をみて見にこようと思った人が10人はいないと費用対効果にあわないのだ。しかし、実際立て看板をみて来ようとする人なんてみたことない。実際はほぼ身内だし、わざわざ百万遍でみて行こうと思うなんてよほど奇特な人だ
じゃあ、なぜ作るかってえと、もうこれは私の学生運動世代への憧れなんだな。私は政治に関心を持ちながら、実際はなにも行動していない。岸信介を退陣に追い込んだ先輩たちに比べ、何倍も無能な岸の孫の一人すら退陣に追い込めない我々は実に情けない。数年前、京大は百万遍の石垣を撤去(政治的な立て看板をなくすための陰謀)を計画し、それに対抗して石垣カフェ(取り壊されないように、石垣に交代で24時間止まれるようにカフェをつくったんですね)を作った際も、何回かカフェに行っただけだった。だから、せめて立て看板文化だけはなくさないようにしたいのだ。
なんで、テキトウすぎるデザインも意思の表れなのだ。決してきちんとレタリングするのがめんどくさいからではない。他の劇団は、絵もきちっと書くし、字はレタリングして綺麗な字で書くが、私はそんなもん軟弱だ、フリーハンドで一発で汚く書くからこそ、立て看板は美しいのだと思う。
ってことでみよ、この字の汚さ。絵のテキトウさ。素晴らしい。この汚さに逆に客は減るかもしれん。しかし、この芝居はこんな芝居だ。これを美しいと思う人はおもしろいし、汚いと思う奴は笑えないだろう。そう考えると親切な立て看板だ。横に、改憲阻止の立て看板があるのもグッドだ。真面目な主張の横にお馬鹿プロレス芝居。これが立て看板文化だ
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