ヒビサマ今日の一言
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2007/09/30(日) 見舞いのついでに競馬、あくまでついで
今日は親父の見舞いに行ってきた。体は痩せ細り痛々しいが、思いの他元気だ。病室で暇そうにしていた。わしが要領悪い事するとすぐ怒る。抗がん剤はつかってないので、髪は生えてきたがやはりテンパーだった。あまりに見事なパーマすぎるので、23年間本当はパーマかけてんじゃねえかと疑ってたが、やはり天龍なみのテンパーだった。プロレスの話はもっとしたかった。

 で、その後札幌競馬場へ。あくまで、競馬がついで。しかし、古い競馬場だった。まあ、コースが手入れされてればいいんだけどね。どうせ、札幌じゃ冬は出来ないんだし。レースの方は全然当たらん。別に淀に慣れてるからとかはないだろうが、なんと全敗。札幌競馬場初勝利ならず。特に札幌2歳は、13番人気ホウザンが3着以内に入るという無謀な予想を当てながら(2歳戦なので、キャリアが多い事に賭けた)、1戦1勝の内容が良かっただけの危険な1番人気サブジェクトをいれずはずす。考えたら豊で単勝13倍、豊−アンカツで54倍とかすごくおいしかったねえ。ポルトフィーノ回避で適当に乗っただけかと思ったのに。とにかく、でかい馬券を当ててリングが買いたい。いいかげん、ウレタンリングは嫌。本物のリングがほしい。ああ、全敗は久々。仕方ないので、駅まで歩く。寂しいぞ

 で、家帰ったらハム優勝。こんなことなら、今日は札幌に泊まってススキノのオーロラビジョン前で騒いで、ビールかけして豊平川ダイブ(したらしぬけど)してくりゃよかった。大阪で阪神優勝の瞬間を迎えることは今後あるだろうが、北海道でハム優勝の瞬間を迎えることはたぶんなかなかないだろうし。しかし、まあ小笠原・新庄・岡島とぬけて、目を覆いたくなるようなホームランの少なさ打てなさでよく優勝できたもんだ。ヒルマンはえらい男である。ぜひ、大リーグで成功して欲しい。しかし、両リーグプレーオフをはじめた年に、両リーグとも歴史的な上位3チームの熾烈な優勝争いとかついてない。今年はプレーオフ無いほうがおもしろかった。

 それに比べて阪神はなにやってんだか。12ゲーム差つけられてたこと考えれば、すごいことなんだが、結局いけても3位だろう。今年のラスト甲子園は8月1日だったか。9月に芝居やるとはいえ、公演後見られないとは思わなかった。日本シリーズいってもらってがんばってチケットとるか、ナゴヤドームまで行くかか。4月まで生阪神が見られないのは寂しい。岡田は本当腹が立つなあ。今回の追い上げもわしが訴えた林つかえ、桜井使え、今岡落とせ、若手投手使え、と実践しただけだし。なんの意味も無い、えこひいき鳥谷フルイニング出場が今日途絶えたのはいいことだが、この期に及んでまだ連続試合出場は達成させたいだと?私物化するな!

 で、前日発売で買った明日のスプリンターSは
 ◎アイルラヴァゲイン
  中山12の鬼。叩き良化。俺を儲けさす男松岡
 ○キングストレイル
  初12も坂のある中山は14や16向きの馬のがよい、中山よい京成杯の勝ちぶりよし
 ▲コイウタ
  上記同じ理由。今年ののG1馬でこの配当はうまい
△スズカフェニックス
高松宮との相性悪し、中山初、人気で買いたくないが、豊絶好調、休み明けよし、上記理由でははずしづらい
しか買えなかった。サンディは過剰人気と、好きな川田が明日乗りかえぽいから回避。クーベ・マーチャンは3歳は好走なしでだめ。ペールやプリサイスは買いたかったけど、全敗で金が無いからなし

2007/09/28(金) 文化系プロレス
 心配された実家留守番だが、猫がいるのでよい。ダリはかまわずでてくるし、マコは一緒に寝てくれる。最年長のネギだけは引きこもり、最悪だ。暇なので料理の研究したり、町の図書館にいって北海道でしかよめない超右翼産経傘下なのに左な北海道新聞(北海道人はほとんど読んでるから自民が弱いんですよ、なにせニューヨークタイムスより発行部数上なんだから)と、財界さっぽろのバックナンバー読んだり(財界さっぽろってのは政財界のほんなのに、町村は嫌われもんとか、武部は馬鹿だとか、中川昭一はアル中だとか書いてるすごい本だ。わしがムネオフィーバーの前から奴を知ってたのも財界さっぽろのおかげ)、ビデオの編集したり有意義な休みだ

 しかし、流れが関係無いけど時津風部屋の話はひどい話だ。なんか、こうマスコミや文科省の「相撲界には独特の伝統という物があるだろうが酷い」という言い方が気に食わない。どうも、行き過ぎた暴力があって、それで死んだ事を責めてるように聞えるが、行き過ぎてなくても暴力がまかり通っているというのがおかしいのであって、伝統だろうがなんだろうが、暴力をふるっていいわけがない。

 人間は、生物の中で唯一論戦によって相手をやりこめる生物なのに、それを放棄し力を使うのは、人類として恥ずべき好意だ。愛のムチだなんだというが、言葉によって屈服させられない人間は所詮無能なのだ。私は両親に殴られたことは一度も無いが、しかし父には絶対逆らえない。両親ともさすが、教員である。口の力だけで私をこうしたんだから、社会的常識を身につけさせられなかったのは子育て失敗だろうが、すごい人達だ。

 ましてや、気に食わないことがあったからって手が出るなど無能のきわみ。敗北である。私は一応、内閣でトップであるが、口でやりこめられるほどの説得力も無いし、たまたまいい公演にはなったけど、それは下に付いた皆様がわしに屈服したからじゃなくて、自分のでてる公演は恥かしい物にできないって思いからがんばってくれただけの非常に我慢強方々だったにすぎないけど。なんとか、いつか説得力を持った人間になりたいもんだ

 と、ここまで書いたがこの考え自体が中学以来ずっと文科系にいた考え方らしい。体育会系というのは、いまだシゴキの世界がまかりとおっていて、厄介なのは被害を受けている方もそれをよしというか当然とする雰囲気があることだ。

 この前の芝居に書いたが、人間というものは自分のいる環境がよほど酷く無い限り、肯定するものである。端的に現れるのが、残業が多い会社にいる人。どう考えても労働基準法違反でありながら、勤める人は「仕方無い」「労基法なんかあってないのが常識」「自分がスキルアップするため」「フリーターよりマシ」と被害を与える会社を擁護しているのだ。さらに私があたまきて「いや、間違っている労働監督庁に通報する」と言ったら「やめてくれ」と、加害者である会社を味方し救おうとする私に攻撃するのだ。

 なにがいいたいのかというと、私はこの体育会系的な考えが嫌いだ。体育会系的上下を大事にする考えとかは、支配者機構にとって非常に都合が良い。そもそも、世の中の部活が体育会>文科系>帰宅部というものにヒエラルキーが存在するのが気に食わない。被害妄想かもしれないが、体育会系部活に入ってる方が上という考えのがどうもあるのが気に食わない。そもそも、甲子園や高校サッカーが中継あるのに、高校演劇全国大会がもともとBSでしかなく、それも打ち切りになりそうなのが気に食わない。

 そして、プロレスというのは体育会系的支配構造に包まれている世界である。しかし、それが衰退を招いている原因ではないかと思う。今、体育会系部活へ入る人はどんどん減っている。紫程度のゆるい練習しかしない文科系ですら減ってるのだ。そこに、今時の若者が、下積み何年とかで先輩にしごかれ、厳しい特訓するプロレスに入るか?少ないだろう

 そこに、我々の付け入る隙はあるのではないか。笑の内閣は、数ある劇団の中でも屈指の文化系だ(練習や上下関係厳しい、体育会系のとこも多いですよ)。なにせ、総裁自身が練習嫌い、特に筋トレ嫌いだ。遊ぶ事ばかり考えて、カラオケだのボーリングだのイベント多いし、合宿だって海旅行だし。上下関係もまるでなし。なにせ総裁自身が年下からタメ口でも、注意もしない(たかが、2・3年後に生まれた奴に敬語使われなくたって腹立たないから)。とにかく、楽しみ第一。公演で目立つ事第一だ。だからって、いい作品にすることに妥協をするわけではない。確かに厳しいほうが売れそうな気がするが、私は厳しくすれば、いい作品になるってのは=ではないと確信している。

 笑の内閣がそんな、やる側も見る側も文化系な香りがするプロレスをしていけば、プロレスに一石を投じれるのではないかと思う。厳しい体育会系で、格闘技として、見られるからプロレスは胡散臭いままなのだ。数日前だが、曙がおしゃぶりして天龍の写真にずしを投げたというニュースがあったが、それを見た人の日記が「横綱がおしゃぶりして曙落ちぶれた」って間奏が多いのにはがっかりした。結局、プロレスがどういうものかわかんなくてただふざけてるとように見られてるから、落ちぶれたように見えるのだ。これが、プロレスが頭脳が結集して考えられたエンターテイメントであると認知されてば、むしろ横綱まで勤めた人が真剣に人を楽しませるためおしゃぶりをしているとむしろ賞賛されるはずだ。そんな世の中にしたい

ちゃんとプロレスが文化系であると公言し、広く世の中に市民権を得たい。そうすれば、文化系でありながら、肉体の極限を使い人を楽しませるプロレスはすごい、その他のどんな芸術より体張ったすばらしい芸術だと思われると思う。内閣がその一翼でも担えればと思う。終わり

2007/09/27(木) 福田内閣は思い出作り内閣だ
今朝から母は入院するので、昨日はビデオを見せた。意外にも母が一番笑ったのは、ブルセラセブンとあいりん様のムチ合戦だった。よくあの試合を親に見せたもんだと思う。まあ、浪崎は生で見せたけどね、4年間呼ばなかった親を4年ぶりに呼んだ芝居がブラジャー被ってる芝居なんだから波崎は神だ。とはいえ、今年はこんな下ネタ多かったら売れないってかなり下ネタ減らしたから(あれでも例年に比べて)まだマシだけどね。

 まあ、受けはしたので、次期内閣に向けての準備は着々と進めている。それに比べて福田内閣はどうだ。びっくりしたね。見た目最悪文明幹事長(町にあるすごく良い人そうなポスターの文明と、テレビででる悪人面は本当に同一人物とは思えん、谷垣のが目がかわいくて良い人に見えるんだから逆で良いのに)でもびっくりしたが、内閣はほとんど再任。当選7回の逢沢一郎先生もまたも落選。せっかく新閣僚になったやつもどんどん一刀両断しようと思ったのにつまらんたりゃありゃしない。

数少ない石破、渡海ともにつっこみどころはあるけど。石破はとにかく、なにを言ってもあの気持ち悪さだけはどうしようもない、人を見かけで判断してはいけないが、しかし石破の下膨れでキモい顔といい、粘着質な喋り方といい、軍事オタクぶりといい(戦闘機のプラモを眺めている時の嬉しそうな顔の気持ち悪さは、萌え系にわーわー言ってるオタクより気持ち悪い)、実は石破はイメージよりタカ派ではなく(軍事好きなのでタカ派に見えるが、歴史認識などでは安倍みたいな馬鹿ではない)、けっこう正論もいうのだが、あの気持ち悪さは規格外。どんなに正しいことを言っても、あの顔は女性から生理的に受け付けられないだろう。能力はあるし、津島派ではホープであるが、見た目でこれ以上は無理。そんな石破を登用しても今後のためにはならない。

 渡海は渡海で、さきがけからの出戻りだし。民主党に誘われたのにさきがけに残留したり、加藤の乱では政務次官を辞職し親分ヤマタクの殉ずるなど義理は固いが、かといって文部科学行政に詳しいって話はきいたことはない。さらに、弱点は選挙に弱い。落選経験はあるし、あの郵政選挙で、03年より差を縮められるという大失態を犯している。選挙区の兵庫10区の中心は加古川なのに、人口の少ない高砂が地元というのも痛い。解散する可能性が高い内閣なのに、落ちるかもしれない奴を閣僚に入れる余裕なんかあるのか。現職大臣落選はかっこわるいぞ。やっぱり派閥トップで唯一ヤマタクだけ入れられなかった(そりゃ変態を入れれるわけないが)お詫びにねじ込んだのか

 しかもその2人もすぐ金の問題出るしなにやってるのか。せっかく総理になったなら、ある程度派閥の順送りにするにしろ、好きに組閣したいもんじゃないのか。福田はなんのためになったのか?やりたいこともないのに総理になったのか

 実はそうじゃないかと思う。今総理になって、福田に何がやれるか?結局民主党の意見丸呑みし、マシな負け方(政権交代されない程度の負けで済む時期)まで解散を引き伸ばし、そこで選挙。その後、谷垣あたりに譲るしか役目が無い。後世に残る実績などなにも出来ないだろう。じゃあ、なんでするか

 思い出作りとしか思えない。そんな、思い出作りで総理になる人なんかいるの?って思うが、考えてみて自分が政治家だった場合、もしたぶんなんの実績も残せなくても総理大臣として歴史に名を残せるチャンスが転がっていたとしたら、私なら間違いなくやる。

人には大なり小なり、売名欲がある。私など、芝居を芸名も使わず本名でやってるくらいだからかなり強い。なにせ座右の銘が「悪名は無名に勝る」だ。政治家だって、なにせ自分の名前を恥じる事無く連呼できる奴だ。一太・平沢・原口・松原・安住らタックルに出てる奴もどうか、どう見ても政策のアピールより恥をさらしているのに嬉々としてテレビにでている。それだけみな名が売りたいのである。

それが総理になったらどうだ。歴史に名を残すのだ。野中広務と森善郎を比べれば、政治家としての資質・人間としての頭の良さ・政局に与えた影響力(森は、小泉―安倍―福田と全部キングメーカーとして影響力を行使しているように見えるが、たぶんそう見えるようにやってるだけだと思う。そこまで頭よくないでしょ)、すべてにおいて野中が上であろうが、しかし歴史に名を残すのは総理をした森である。森の顔は、日本人がお茶を飲み続ける限り、国会のお土産屋の湯のみに顔をかかれるが、野中は残らない。

 結局それも一概に悪いとは言えないのだ、芝居の世界だって思い出作りにやってるのはいっぱいいる。内閣だって、私は売れるために必死だが、集めているメンバーはみんな売れるためにやってるわけではない、それどころか私は本気なプロ志向の人も呼ぶが、自分のかわいい後輩とか元々好きな人とかだと明らかにプロ志向じゃなくても、うちの公演は死ぬほど楽しいから出てよと誘う。実際、死ぬほど楽しかったみたいだし、それを味あわせられてよかったと思う。

 そう考えれば、福田内閣はもう思い出作り内閣なのだ。なにがやりたいのではない。もしかしたら政権交代で下野するかもしれない。もう2度と大臣に生れないかもしれない。じゃあ、さすがに1月じゃ思い出にならないから全員再選。そして、たぶん国会が閉会したら12月にでも改めて内閣改造をする可能性が高い。そこで、改造すれば今回小幅改造するより多くの人が大臣経験できての思い出作りが出来る。

 が、思い出はいつも綺麗だけど、それだけじゃお腹が空くのである。芝居はともかく政治を思い出作りでやられちゃ国民はお腹が空く。まあ、せいぜいあと半年いい思い出作ってもらってさっさと退場してもらうしかない。笑の内閣ですら、思い出作り内閣路線を変えようとしている今、そんなんやってたらあきませんで

2007/09/26(水) 総裁ファーストクラスにのる
 明日から母が検査入院するので、北海道に帰ってきました。8月頭に入院しろと言われたのに、芝居が終るまで引き伸ばしてくれた母には感謝のしようがありません。就職せず芝居を続ける事を許してくれるばかりか(というか、小さい頃からお前は普通の勤め人は無理だから芸術で人旗上げろと言われてたが)、私の人生の成功のためにここまでしてくれた両親のためにも絶対にこけられない公演でありました、こういう状況ですし、この歳で売れない芝居続けても将来真っ暗なので、今回納得の行く動員、納得の行く反応がなければ見切りつけるつもりでしたが、残念ながら大入りなうえ大反響がでてしまって、しばらく抜け出せなさそうです。ということでステップとなる芝居に出来て本当にありがたいです。まあ、もちろん医者からそこまで緊急性はないといわれたからそうしたんだけどね。いくら私が芝居バカも緊急性が高けりゃ帰るわな

でも、父も入院中なので、一軒家で留守番。父を介護するプレッシャー(私で出来るのか、かえって危なくないか、おそらく絶対私より病院にいる方が安全だ)はないが、それでも万が一の時を考えたら、母の入院中は父と2人水入らずを楽しみにしていたのに残念だ。大のプロレス好きである父にはぜひ、タイガー・ちっく・シンは見せたかった。

と、いうか、ただでさえ、燃え尽き症候群+みなにあえなくなった寂しさで、嫁にあってる時か、仕事中じゃないと寂しくて仕方ない時になにもない北海道で一人で留守番。耐えられるのか?猫はいるけど

てことで、朝一で帰ったが、なんと搭乗手続きしたらダブルブッキングで満席とかでやがった。飛行機はキャンセルに備え、4・5人多めにやったりするんだわな。それで文句いったら、空いてるファーストクラスに案内された。おいおい、初ファーストクラスですよ。びっくらこいたよ。機内サービス受ける時、高間様って言ってくれるんだね。なんか、気分は本当に総裁だよ。でも、以外とすわり心地はたいして変わらんかったよ。わしは、どこでも寝れるからね。しかも、せっかく快適な空のたびかと思ったら、うしろで修学旅行生と同じ便で頭来た。離陸したぐらいでキャーキャー騒ぎやがって、ガキが

千歳から家まで帰って、留守中は運転しなきゃならんので練習。自慢じゃないが、私は運転は度下手だ。あまりに下手なので、明日母を病院まで送っていく予定だったのに一人でバスで行くと言われた。確かに、家族が付き添いで来いとも言われてないらしいからいいんだが

父の病院もどこかでは行くつもりだが、札幌なのでそれはバスだな。まあ、とりあえず寝不足解消して次回作書いて、母が退院したら今後の事ゆっくり話して。出来れば、来週木曜に帰るまでに父も退院することを祈ってゆっくりすごしますわ。なのに、帰ったとたん北海道が寒くなって、ふざけんな

2007/09/25(火) ひこにゃん参戦
本番中は、ほぼファーストレディーをほったらかし(会ってたけど会って、やることやって、一通り練習の愚痴いって、寝てただけ、絶対に閣僚といる時間のが長い)にしていたので、ご機嫌取りでデートに行くことにした。行き先は彦根だ。そう、ひこにゃんに会うためだ。

 ひこにゃんと言えば、今大ブームである、内閣もネタにつかったくらい。ここまでブームだと裏があるんじゃないかと恐ろしくなるな。彦根といえば、井伊直弼、井伊直弼といえば、尊皇攘夷という世論に反し、日米修好通商条約を結んだ男。これは、世論に反しテロ特措法を延長し、アメリカに尽くすことへの反発を減らす陰謀なんじゃないかなとか(実際、井伊直弼が大河ドラマ化された時は日米安保改定の真っ只中で、岸信介がNHKに圧力かけたといわれている)


 ひこにゃんのゆるさはすごい、イメージキャラってのは関係者のやる気がすさまじくてひいてしまうというのが多いが、ひこにゃんはゆるい。てきとうさがすごい。近江八幡の赤こんにゃくをモチーフにしたあかこん君もゆるいが。あれは、なにを隠そう内閣に出た女優というど素人がつくったものだ。それに比べ、ひこにゃんは仮にもプロがつくったのにあのゆるさ。たまらない

 私がひこにゃんに注目したのは、周りの話題、可愛さもあるが、キャラクターを使用する際の著作権料を無料にして、多くの企業に使ってもらおうっていう試みだ。これは、パクリ(じゃねえオマージュだ)劇団の内閣としても、非常に興味深い事例だ。あえて、勝手に使ってくださいということによりキャラの知名度を上げようという作戦は、いかにギリギリセーフでネタを使うかを日々、著作権研究する私には興味深いですなあ
 
 で、いってみたらひこにゃん効果絶大。彦根は私がまだ史学科の学生らしいこと(近くの城廻り)をしていた大学1回生の頃5年前一度いったが、もうこの町終わりだってくらい閑散としていた(彦根は、廃藩置県の際滋賀で一番の町だったのに、井伊直弼が薩長に恨まれていたせいで、県庁所在地を大津に奪われたのだ、それから凋落していったのだ)、ひこにゃんのおかげか、平日なのに城は大混雑。博物館にひこにゃんが遊びに来る時間に行ったら、長蛇の列。写真撮るのに10分待ち。

並んでしまったが、まあ可愛いわこいつ。さらにサービス精神が豊富。そんなの関係ねえやってとリクエストされれば、小島よしおの真似するし。子供から、「ひこにゃんはなんで喋らないの?」て聞かれたら困った動きするし。わしも「プロレスしてくれ」といったら、エルボーされた

この経済効果はすごい。ライバルのしまさこにゃんのゆるさもすごいし、主君のいしだみつにゃんまででるし(三成をみつにゃんにするのはともかく、島左近はまったくごろがあってない)。井伊直弼の娘、八千代姫をモデルにしたやちにゃんってのもいた。八千代姫なんか、史学科のわしでもはじめて聞いたぞ、谷内一恵がモデルかと思ったもん。

 いや、本気でひこにゃんプロレスに参戦させれないかな。許可取れれば無料なんでしょ。着ぐるみかしてもらって、ちっくなら着ぐるみでもプロレスできるだろう。ひこにゃんがトップロープからジャンピングボディープレスとかしたらかっこいいなあ。あの兜の角が邪魔くさいけど。相手は、長州でいいだろう。長州が吉田松陰を殺された恨みを晴らすため、ひこにゃんに挑みにいく。安政の大獄から150年記念試合みたいな。くだらねえなあ

2007/09/24(月) エザシがしたいです
 あと、2時間後のしかも早朝の番組を宣伝してもどうしようもないが、本日朝6時半から、NHKのホリデーインタビューという番組に、例の西部講堂取材の結果がでます。メインは永井一郎(波平)のインタビューですが、内閣のメンバーも今現在西部で活動している団体として映ります。昨日風林火山の再放送見てたら、終わりに予告編やっててまのくんがばっちり映ってました。他のどのメンバーが映っていても、永井さんの時代と一緒で若者も頑張ってるんだなって思いますが、188キロのまのくんだとまた違ったメッセージになるんじゃないか。まあ、よかったら見てね

 今日は、立命芸術劇場の卒業公演「エメラルド」を見に行った。立芸の卒公いうても、演出は下劇の髭白だし、実質ちかよの代の卒公にひげっちがのっかった公演みたいなもんだ。

 エメラルドといえば、わかりやすくいうとトリビアの八嶋さんがいる劇団カムカムミニキーナの芝居だが、我々にとっては2004年3月DOS公演(京都の学生劇団の有志が集まって行った合同公演ね)として行われた演目だ。この合同公演は、我々の世代の京都の演劇界にとっては革命的な公演だったと思う。それまで京都の学生劇団ってのはほとんど横のつながりがなかったが、これにより横の繋がりが増え、大学生も気軽に客演がしやすい環境が出来て、あまたの劇団が旗揚げされることにつながった。そう、笑の内閣もエメラルドがなければ(旗揚げ公演である「朝まで生ゴヅラ」であれだけ人を集められなかったため)存在しなかったといってよい。

 そしてなにより、エメラルドは本当に奇跡的な公演だった。私は人生で、あれほど楽しく素敵な公演、いや芝居という枠組みにとどまらずあれほど幸せな2ヶ月を送ったことはない。今見返せば、芝居としてはアラは多い。しかし、あんな素敵な仲間とあんな素敵で楽しい芝居をうてたことは一生の思い出だ。あのメンバーと別れたくなくて涙した、永遠に公演が続けばよい、あそこまで思えたのはエメラルドだけだ。今の内閣だって、負けないくらい楽しいし、同じ思いを後輩たちにして欲しいからそう思ってもらえるようにはがんばっているが、やはり主宰になると嫌なこともやらなあかんし、ああいう体験はまず一生できないだろうと思う。それほどの公演だった

 共演者である髭白も同じ思いだと思う。だからこそ、彼がそれを再びやることを選んだのは嬉しくもあり、そのまま封印して欲しかったというわがままな思いもだった。髭白演出といえば、もう一つ思い出があって、彼は3年前私の脚本である「サンタ禁止令」を演出した。私ははじめて自分の本を他人が演出したいと言ってくれたこと、しかもそれが親友の髭白だったことに有頂天になり、喜んで上演許可をだしたが、結果は私の好みではなかった。上演許可をだしたことは後悔していないが、はがゆかった。なんで、自分の作品並みに思い入れの強いエメラルドを髭白が演出することは失礼ながら不安であった。あと、せこいこというと時期が内閣と重なりすぎてて、内閣に参戦させたかったレスラー取られて邪魔くせえなと思った(まあ、これがなくてもオファーに応じてくれたかはわからんけど)のも事実。てか、あと1週遅かったらわし出たいていってたな。前やったエザシなら2週間練習すりゃ台詞思い出せたと思う

 で、期待と不安をむねにみた。もう、冷静に見れなかった。最初見ただけで目頭が熱くなった。いい話だ。いいはなしすぎる。不満も多かった。はっきりいって、演出はとってほしい間がなかったり、無駄な間があったり、人物をきちんと描きたいのか楽しますことを優先したいのかわからんし、役者は技術不足も目立ったが、それでも初見なら十分楽しめる出来だったとは思う。

 が、思い出は美化される。我々のエメラルドだって同じくらい酷いとこはいっぱいあったろうが、もう思い出の中では完璧な舞台になっているのだ。だから、どうしても比較してしまう。カジノさんが殺されるとこが甘い。キャプテンの、悩みが甘い。トミちゃんの憂鬱が甘い。鯨岡のせこさが甘い。甘い、甘い、甘い

 で、やっぱり一番気になったのは、私が演じたエザシという役だ。もう、思い入れが違うんだ。エザシという男は、私が演じたキャラの中で多分一番考えて一番懸命に取り組み一番好きな男だ。私は本当にダメ男だし、基本ダメ男しか演じないが、エザシは本当にダメな奴だ。エザシはこの話のヒロインのトミちゃんが大好きで、トイレもセックスもしないと思っている。アイドルがセックスしないと信じていいのは中2までだ。そのトミちゃんが処女じゃないとわかった時の絶望は、彼の中で本当の絶望であるからこそ、秦から見ればアホみたいなのである。そして、念願のトミちゃんと結婚させてもらったのに
、それはお目付け役にされただけで手は出してはいけないといわれた絶望は、本当の絶望だからこそこっけいなのだ。そのくせ、性欲には負けて別な女を囲っているのがまた、純愛にいきながら、性欲には逆らえない中2なのだ。彼は中2の象徴なのだ。それを、それを今演じているかどやさんに、とにかく思い出して残り1ステやってほしい。

 というか、もうウズウズした。私はもう一回エザシがしたい。やりたい。だれかっどかでエメラルドもう一回やってくれ。と、いうかもう有名な役者になってカムカムが再演する時だしてもらう。松村武に再演するなら山崎樹範より高間響を使いたいと思わせてやる。くらいエザシがやりてーよー

2007/09/23(日) 難波までプロレス
 ハッスルいてきた。感想はブログの方に書く

2007/09/22(土) ありがとう1
毎回そうだが、今回集まってくれた参加者のみなさんも本当にありがたい方ばかりであった。高間には過ぎたるものである。そんなみなさんに、恩返しできたのだろうか。楽しんでいただけた、たくさんのお客さんの前で大笑いが取れて気持ちよくなってくれたとは思うけど、それはみなさんが頑張っただけであってなんかあるのかな。

まあ、楽しけりゃいいって考えりゃみんな幸せそうでよかったけど。終わった後、メーリングでこれからもよろしくって連絡先添えたメールがいっぱい回っていたので、そういうのはよかったと思う。あと、何組か恋が芽生えてそうなのが嬉しいです。下世話な話が大好きな総裁は、内閣でであった人同士が付き合うってのを見るのが一番嬉しい。私が呼ばなきゃ出会ってない人同士が、内閣で出会って付き合うってのはすごく嬉しい。私の夢は、その人たちが結婚した時、結婚式で仲人面して恩着せがましい挨拶して顰蹙を買うことである。

 で、関わった人に感謝である

 制作の福原さんは、今まで半友人みたいに頼んでいた制作さんと違って、はじめて仕事として頼んだ方でした。年上のお姉さんには基本甘え体質が出る私に、無茶な指令ばかり出されてイライラしたこともあるでしょうし、普段でかいところでやっている彼女には、はじめての弱小劇団経験(チケット予約が当日に2・30人増えるとかね)で戸惑うところも多かったとは思いますが、Lマガジンに載せてもらったり、取り立てたトラブルもなく、289人という結果を出せたのは彼女のおかげです。ありがとうございます

 映像の竹崎さんは、その分野で飯を食べているにも関わらず、破格の条件でやっていただきました。さらに、ハーフタイムショーにエアバンドまでしてくれて。映像も私の無茶な指定を、素晴らしい技術で答えてくれて、さらに試合の同時中継なんて、プロでもやらんことをしてくれて、あれだけ笑いを取れた手助けになってくれました。ありがとうございます

 衣装のウスイは、まあ紫時代からの長年の付き合いだが、今年は最後の年。今年もゲネに出来てないなんざやらかしてくれたが、そのぶん私のセクハラに耐えよう頑張った。楽しかったですよ、ありがとう

 音響オペの島崎君は、最初役者もて可能性あったのに結局流れて。でも、こういう形で一緒にやれてよかった。まあ、普通の芝居の3倍くらいある音響をよく頑張ったわ。ありがとう

 ピンスポ要員のポンちゃんは、お馬鹿OBに誘われ、芝居バカという悪魔の世界に引き釣り困れて大丈夫かしら。まあ、ナイスピンスポでしたよ。ありがとう

 映像オペの武は、合宿の時のアッシー君から結局参加まで。去年で最後のはずが関わって、笑の内閣は武と二人で帰った西大路通りでのお喋りがなけりゃなかったことを考えりゃ最高の後輩だ。ありがとう

 ビラ作成、サーベル作成の炬燵ちゃんわね、とにかく連絡つかんのがまいったが(連絡梨で屋久島いかれたのにはあたまきた)、まあビラの完成度と(一般的に見たらひどいデザインだが私の好きなことがよくわかっている)、サーベルもタイガー・ちっく・シンの恐怖を引き立てたし。ありがとう

 制作補助の直井ちゃんは、去年に引き続きこのアホ世界にはまって抜け出せなくなったらどうするんだか、責任とって彼女が就職する3年後までに、内閣は彼女を専属制作として自分自身や役者に給料払えなくても彼女には払えるようにしようと思う(その前に自分の彼女も養えてないくせになにいってんだか)。ありがとう

 照明の寺澤と出会えたことはまさに人生の上での奇跡ともいっていい。彼の照明の技術は神業だ。本気で今回の照明は、新日東京ドーム大会と同じくらい派手だ。親友として彼の照明家人生の集大成を、内閣で出来たことを誇りに思う。彼が、それほどの腕を京都演劇界中に惜しまれながら就職し照明とは関係ない道に進むことは、私にとっても見の引き裂かれる思いである。なんとか、内定取消に会うように内定先に悪口を吹き込もうと思う。ありがとう

 ゲストのシモンさんは、我々にプロレスLOVEを教えてくれた兄貴です。シモンさんがいなければ、第2弾をやるという気は起こらなかったでしょう。まだ、恩返ししきれてません。プロレスは終わらない。とりあえずありがとうございます

 実況の渋味はやはり天才だった。古館一郎の域に達しているといっていい。彼の笑のセンス。マシンガントークは、本気でテレ朝を受けるべきだ。ありがとう

 解説の川渕さんは本当は役者としてきて欲しかった人だったがこの形でもできてよかったし、笑のセンスを尊敬していたナカノさんは念願の初共演。アドリブを交えながらの解説は2人ともおもしろかった。それぞれ1回ずつ2回きて欲しかったくらいである・ありがとうございます

2007/09/21(金) ありがとう2

 ひろこ役の石原さんは、ワンパからの客演ということで、はじめて年下の演劇論もしっかりしていない演出の下について、ずいぶんと混乱させてしまったと思う。衛星で共演した時もそんな仲良くなくて、よく出てくれたなと思ったが、飲んでみるとHPに書いてある通りワイルドターキーでした、というかおっさんでした。おっさんぶりを発揮し、男子共につっこみを入れまくっている姿は素敵でした。そして、素敵な市長候補ぶりを見せて芝居をひきしめてくれました。ありがとうございます

 保瀬役の火ノ鳥は、出席日数の関係でお互いイライラしてしまったが、絶対に結果をだす男であると信じたからこそ我慢できて、実際結果をだしてくれたと思う。ワイルドアムズのテーマに乗って「プロレスがしたい」とつぶやき、入場するまでの下りは鳥肌が出るほどかっこよかった(そしてびっくりするくらい馳に似ていた) 。私の人生で会った最もかっこいい男、紀誠之介イズムを受け継ぐ火ノ鳥はかっこよくなければならなく(実は保瀬という役じたい、火ノ鳥が決まったから出来た役だ。当初の市長選に推薦をだす方を決める選挙対策委員長はもっとセコイ役だった、セコイ役が多すぎるのと火ノ鳥にやらすならもっとかっこよくしたいから保瀬にしたのだ)、期待通りのかっこよさだった。ありがとう

 DT役のHIROFUMIは、もはや内閣には欠かせない稀有な存在だ。彼は確かにうざい、空気が読めない。しかし、彼の役は彼しか出来ない。あそこまで、客席の空気を凍りつかせた(他のすべてのレスラーに拍手が起きたのに、DTは誰も拍手しなかった。これはなにをやっても受けるあの会場においては全員に拍手さすよりよほど難しいことだ)。確かに上手くはない、しかし代えのきかない役者だ。今、テレビの中でそれぞれ他の役者に近い役者はいる。しかし、HIROFUMIだけはいない。もしどっかの映画会社が、今回の芝居をもプロの役者で映画化したいといわれたとして、私はHIROFUMIだけはHIROFUMIを使ってくださいというだろう。ある意味一番テレビに近い男だ。手放したくないものである。ありがとう

 なごみたん役の鶴丸ちゃんには、本当に申し訳ないことをした。完全に、観客の空気を読み間違えて、観客判定マッチで4連敗させてしまったことは申し訳ない。彼女は148cmで、顔の小ささに比べて目が大きいとてもキュートな女性である。その可愛さに油断して、いたらなかったのは私の責任だ。もし、再度演出するチャンスをくれる機会があるなら、今度はすべてのお客さんを魅了する姿で舞台に立たせてあげたい。それが出来る子である。ありがとう

 掃除機役の掃除機は、壊れながらよく頑張った。

 細部役の小林さんは、最年少ながら類を見ないガキ馬鹿集団にあって、とても最年少と思えない大人で冷静なツッコミで内閣の良心として支えてくれた。京都で芝居初めて5年半、衛星の人が客演で来る日が来るなんて夢のようである。彼女もまた、こんなアホ演出の下につくのははじめてであろうが、同世代の芝居仲間も出来てよい経験になってくれていればと思う。彼女のサイボーグ秘書は本当に怖くて本当によかった。ありがとう

 レフェリー八つ橋役の野口は、免許が取れなくて予定より遅く京都に帰ってくるという大馬鹿な失態を犯したが、にしても挽回しいいレフリングをした。メイン役者であり、プロレスすることも放棄しレフェリーの道を選んだ野口は、本気でプロのレフェリーを目指してもいいくらいだと思う。あいかわらず、人としての馬鹿さは馬鹿だがそれも大好きだ。ありがとう

 越糠市長役のどす恋は、本当にいい役者になった。紫に入りたてではどうしようかと思ったものだが、今も下手だが下手さがうまい、下手さが客から愛される役者になった。保瀬とのシーンのダメぷりは、そのダメさが感動を呼ぶきっかけになったと思う。あいかわらず遅刻多いは連絡しないわの男だが、みなから愛されている。手放したくない奴の一人だ。ありがとう

 ブーチャン役のまのは、188キロの見た目がほしいってだけで演劇素人だったのは芝居の世界に引き込んで1年、すっかり役者になった。188キロあるというのを差し引いて、普通の見た目だったとしても、台詞回し・かつぜつ・とっさのアドリブなど、なかなか巧い役者になったと思う。今回のブーチャンもよかった。ぜひ、プロレス以外でも会話劇でみたくなった。ぜひ幕末物をやって、西郷隆盛役につけたい。ありがとう

 あんな役の馬渡は、声の小ささ演技の小ささ弱点は山ほどあったが、少しは成長してくれたんじゃないかなと思う。セブンのパロディという難しい場面をよく対応し、衣装が破れるというアクシデントにもめげずよく頑張ってくれた。小道具さんとしても急遽頼むという失礼な態度にめげず頑張ってくれた。彼女の日記に、この公演が一生の思い出と書いてくれたことは本当に嬉しかった。ありがとう

2007/09/20(木) ありがとう3
 ブルセラセブン、浪崎の笑いに対する意地汚さは、本当に尊敬に値する。自ら、創りあげた変態、ブルセラマンというキャラを私が調子に乗って進化させたセブンを、自費でアイマスクにするためのブラジャーを買いにいってまで本気でやりきってくれた。彼は、女性であるあいりんと本気で戦うことで今回の芝居のテーマをジェンダーフリーに見立てるという全然ジェンダーフリーじゃねえよ、田嶋先生に怒られるぞってことまで考えてやってくれた。奴が来年から銀行員になるのは本当にもったない。ぜひ、採用担当者にこの芝居を見てもらいたかった。絶対内定取り消しになる変態ぶりだったのに。ありがとう

 池間専務役のスピっ太郎は、まずは音響としての活躍に触れねばならない。舞台の音響ってのは、出来るだけ元ネタがわからないのを探すのがセオリーだ(元ネタがわかると話に入り込めないから)しかし、内閣の音といえばその間逆を行くパロディばかり。こういうイメージでじゃなく、この曲指定し探せというのが多い上、無茶な編集も多く、本当に疲弊させたと思う。しかし、やりきってくれた。役者としても、リングアナという役者というよりほとんどMC的な面倒な役を、持ち前の美声でやりきってくれた。本気でケロちゃんに並ぶリングアナぶりだった。ありがとう

 宍戸常務、そしてあいりん様役の谷内は、なんだかんだで最多出演の盟友だ。いまいち、固定化されたお高くまとまってる感じの役が多い谷内には、浪崎と2人でなんとか今までにないはじけた役をやらせたいと画策していたが、今回あいりん様という危なさも度級の役で実現できたことは嬉しい限りである。あの谷内一恵がムチで人を叩きまくるという姿は、本当に目頭が熱くなった。もちろん、はるかとしての活躍も、目立たないポジションに来ただけに心配だったが、ちゃんと票が入っていてよかった。見る人は見ていてくれている。ありがとう

 トラッキーマスク肥後橋と出会えたことは今回一番の収穫だ。最年少ながら、去年西部でうんこもらし伝説、実は夜中リングで全裸で練習していた(次の日しらずにみんな練習していた、チンコ押し付けたあたりにフェイスクラッシャー食らってる役者までいた)りと、その馬鹿ぶりは歴代閣僚と比べてもそん色ない馬鹿だ。レスラーとしても筋肉馬鹿ぶりを発揮し、いい試合してくれたし、役者としてはまだまだな部分も多いが、今回の頭悪い役はあっていた。是非、公私とももっと仲良くしたい逸材だ。ありがとう

 ママ役の源氏さんは、今内閣の姐さんとしてみなをまとめあげてくれた。衣装としては、女性ながら毎日西部に泊まってくれるほどの活躍。役者としても、姐さん的立場の役でまとめあげ、レスリングをすれば着物で激しいプロレスで会場の空気を一気にわかせる大活躍。意図せず観客投票で4連勝までしてしまうのだから恐れ入りました。京都でアルゼンチンバックブリーガーが出来る女優は彼女しかいないでしょう。本当に素敵でした。ありがとうございます

 今内閣の叔父貴、社長役の梅さんは、本当に念願の紫の大先輩との初共演。芝居に真面目すぎるほどにストイックな梅さんには、タラタラしている我々はずいぶんと腹が立ったことと思います。私も耳の痛いことをずいぶん言われて、逆ギレしてしまうことも多かったですが、本当にありがたかったです。掃除機との対決はやはり、梅澤論史はやる男でした。やはりキャリアがずばぬくているだけあって、すばらしいダメ社長ぶりでした。ありがとうございます

 ヒロイン若杉役、可愛い可愛い後輩ふかみは、最後に一緒にやれてよかった。来年就職する彼女にここまでとち狂った楽しい世界をみせたのは、未練を残さすだけなんじゃないかと申し訳ない思いもします。それでも、毎日プロレスしないくせに、遅くまで西部に残ってリングにあがる馬鹿ぶりを見せるふかみは、紫時代に思ってた以上に馬鹿で誘ってよかったと思います。ヒロインが目立たない内閣の芝居ですが、可愛かったですよ。後輩だからそんな意識なかったけど、思ってたより可愛いな。ありがとう

 木村君は、12月に別なところに決まっているのに、あれよあれよで主役にしちまいました。まあ、結果的に騙したようなもんですな。こんなにいるのに、主役にすえるのは彼しか考えられなかったんだ。元々プロレス愛があって、可愛い後輩である木村は、私の芝居への思いをこめた伊達を託すに値する男だった。最後に喉つぶしたのは大馬鹿野郎だが、流血までして(どうせ、流血するなら唇じゃなくてもっとおでことか目立つとこにしてほしかったけど)よう頑張ったありがとう

 そして、ちっく。助演出・ブックつくり、ではけ表つくりなどの事務作業、ナギサでの私が働きながら、ちっくが飲みながらの演出会議。そして、あの暑い中のガチャピンスーツ。出番30秒の藤川組長。観客を襲い恐怖のどん底に落としたタイガー・ちっく・シン。文句なしのMVPである。お前なしで今回の成功はない。1年前プロレスを知らなかったお前が、いまやわしを超えるプロレスLOVE。つくるよ。つくるさプロレス団体。一緒にやろう。天龍が現役のうちに、天龍と戦えるレスラーになってくれ!

2007/09/19(水) 反省文2
 で、結論とすればそれでも結果は出せたとは思う。ここまで笑い取れて。動員にも現れてる。よく、動員なんて前回の芝居の評判の結果だから今回は関係ないといわれるが、うちのような弱小劇団は、身内に売るがほとんどなので、むしろ今回が「役者が頑張って友達に宣伝しまくれるに値する芝居だ」と思って頑張ってくれた結果だと思う。それはセコイにしても、ネット上でチラホラ17日までやってるオススメて記事は見つけた。現に後半につれ動員が伸びている。これはよいことだ。京都演劇界絵どれだけ評判になってるかはしらんし、黒木さんのタロットによると期待したほど伸びないってことだが、なんとかなっていればなと思う。

 それでもまだ物足りないな。289なんて1・5倍増だから本来すごいことだし、13日だんかいだったら250こしたら感無量だぜって言ってたのだが、いざここまでくるとまだきて欲しかった。300いけた。私の高校時代の先輩はいきなりバラシに現れ、次は3000人呼べといわれた。確かに、私はこの作品は3000人来ても9割以上は楽しませられるて自信はある。西部で289でとどまってる作品じゃないと思える。

 その上で、今後どうしたらいいのかだ。過剰評価気味だがこれだけの結果残して、次どうしたらいいんだか、もちろん親のことで引退の可能性もあるが、続けるとして。今回これだけうけたのは、私の実力ではない。単に、プロレスだったからだ。そのもの珍しさと馬鹿馬鹿しさ、それが度肝をぬいただけだ。次、私はプロレス抜きで普通の芝居をした時、これだけの笑を取れるかといえば、自信がない。これだけの作品つくれば、リピーターもできてその評判で動員も増えると思う(いや、思い上がりかもしれんけど)、その時にプロレスなしで「さすが、前回以上だ」「評判どおりだ」と言わす作品を今の私に作れるのか。自信がない

 さりとて、プロレスをし続けるのか。前回は終わった直後に、来年もプロレスしようて気がすぐ起きた。それは、受けは受けて評判は良かったが、芝居としての出来はどうしようもなく、プロレスの面でも改善点がありすぎたからだ。しかし、今回はそりゃ改善点まだあるが、少なくとも去年から今年レベルで見違えるほど残ってはいない。それじゃ、インパクトが薄れる。いわばプロレスは、禁断の劇薬に手だしたようなもんだ。手だしたせいでもうそれなしじゃ生きていけない。しかし、使い続ければ耐性が出来てだんだん効かなくなる。恐ろしい。恐ろしすぎる

 今後私はどうしたらいいんだろう。そう考えながら、次なる文章を書いていきます。と、いいつつ昨日ちっくと野口と展望考えたんだけどね。燃え尽き症候群になってる場合ちゃうねん

2007/09/18(火) 反省文1
 さて、そろそろ今回の芝居の感想と反省を書いていきましょう。細かい何日目に誰がこういうアホなことしたとかは忘れました。そんなの書いてもうちらのいるのかわからんファンしか喜ばんだろうし。まあ、主役が3日目から声潰したのは最悪だが

 今回の公演結果論としていえば、大成功だ。23年生きているが、ここまで笑いが取れたことはない。というより、プロのお笑い芸人のライブとかも含めてここまで会場全体が笑っているというのは体験したことがない。ある一定のラインから完全にお客さんの感覚が麻痺していたと思う。正直、ここで笑いが起きるわけないだろうと思っていた小ネタで大爆笑が起きたときは、こいつら頭おかしいんじゃないかと思った。それくらい、なにをやっても受けるスパイラルになっていた

 参加者もこれには、びっくりとしていたようだが、生意気言えば私には確信があった。少なくとも、この本とこのプロレスをやりきればお客さんは絶対に乗ってくれる。去年のようなどうしようもないグダグダ芝居でも、あれだけ乗ったのだ。今回だって、芝居としてダメな部分は多いが、グダグダなとこだけは排除(しきれてないけど)することに尽くしたし、試合もきちんと作り直した。あとは、開演前に煽っておけばあれくらい盛り上がるという確信はあった。

 まず、お芝居見る上での最大のネックである「食うな、飲むな、喋るな騒ぐな、下手に動くなという」めんどくさい制約を排除したからである。私は観劇が趣味であるといいながらその制約が大嫌いだから自分とこではそうしたくなかった。落ち着きないからソワソワ動いてるだけで怒られるし、競合相手の映画が飲食自由なのに芝居はダメってのはハンデだと思う。それを解除した上、写メまでOK(正直電話はやめてほしいが、メールならいいと思ってた。つまんなくてメールされる危険などない自信はあったし)にして、自由にしたのだ。そうして、まず肩肘張らずに見れるという前提条件をつくった

 その上で、騒いでOKである。人は騒ぎたがるもんだ。なぜサッカーや野球はその他の競技より人気があるのか、そりゃそれらのゲーム性が強いのもあるが、騒げるからだ。だから、騒げる条件を作れば絶対みんな楽しんでもらえるという確信があった。だから、今回の結果は驚きではない。まあ、それを練習中に役者に落とせてない(1ステ目まで不安のまま舞台に立たせてる)てことは大いに反省することではあるけど

 てことで、私の人間としてのどうしようもなさ(気配りのなさ、めんどくさがり、思いやりのなさ、無計画、パニック症候群。甘え気質、わがまま、優柔不断)等で、練習中イ皆様をイライラさせたこと、プロレスのためのいいかげんな作品で皆様を困惑させたことなど、去年と変わらん反省点は山ほどでてくるが、もうそれは少しずつ少しずつ人間として成長していくしかないとして、演出面では2つあった。

 ひとつは、どっちが萌えか観客判定マッチで、本来負けてくれなきゃ話が進まないママが4連勝してしまったことだ。もちろん、対策は練っていたのでなごみが勝ちでストーリーが進めたのだが、これは完全にブックミス。ママが一方的になごみを痛めつければ、なごみに同情票が入ると計算していたのだが、頑張ったママに入ってしまった。私も演出人も萌えというものがどういうものか分かっているので、なごみを萌えキャラにすれば勝てるだろうと踏んだが、萌えはそこまで一般的じゃなくお客さんは単純に活躍していたママに入れてしまったわけだ(現に、メイド文化に理解がある私の知り合いはなごみに投票していた、周りにそういう人が多いとわからなくなるんだ)。なごみを演じた鶴丸さんには、申し訳が立たない。もし彼女をまた演出する機会があれば、きちんとしてあげたい。本当に申し訳ない

 もう一つはあいりん様、私はインリン様が大好きで、あれは普遍的なものであると思っていたが、インリン様がM字をする時の反応が起きなかった。これも谷内の責任ではない。単にインリン様がそこまで有名じゃなかったのだ。たぶん、あの会場に本物のインリン様がいても、あそこで期待通りの反応が起きなかっただろう。完全に見誤った

 2つともお客さんの反応という水物をコントロールできるという過信からでたものだ。この2つはかなり反省すべき事例だ。恐ろしい

2007/09/17(月) 満員御礼
みなさまご来場ありがとうございます。いっぱいいっぱい書くことはありますが、とりあえず報告だけ。289名様という多数のお客様にご来場頂きました。ここまで来ると300いきたかった、あと11人ならいけたと思いますが、なにせ今まで最高が195なんだから大躍進です。これもひとえにみなさまのおかげです。ありがとうございました。大入り袋をだしました。タイトルが長くて書きづらい

てことで昨日はバラシをして、仮打ち上げ(本打ち上げはまたべつ)をして、翌日22時半まで搬出。しんでー

2007/09/16(日) お見逃しなく
 いよいよプロレス芝居もあと1日、明日14時からの千秋楽を残すのみでございます。すごいことになってます。まさか、千秋楽を残して過去最高動員記録を塗り替えるとは思いませんでしたわ。客席が足りないという嬉しい悩みを出来たのははじめてです。ナギサで、店長とお客さんとで内閣の動員を賭けるというすること事態失礼極まりないゲームをした際、去年より下がるという失礼極まりない予想をしやがったお客様も一杯いましたが、全部はずれてざまあみろと思います。明日の予約がこのままいくと、私がした予想すら上回るかもしれないので、正解なしになって得しないんだけど。

明日うまくいけば、300も夢じゃないかもです。高校演劇時代除いたら、92人のお客様の前でなど芝居したことないのでドキドキしました。多分、人生最高動員もいけると思います。私は所詮、演出の片手間でほとんど練習もせず芝居だけしてるだけですから、あのお客様の前で試合が出来て声援と拍手をいただいたレスラーたちは最高だと思います。

 自分で評判がいいと書くのもずいぶんとずうずうしい話ですが、すこぶるよいと思います。なにせ、普通のテンションじゃ絶対たいした笑いが起きないようなネタで大爆笑を起こした時は勝ったと思いました(頭いかれるほど笑わせたので、なにやっても笑うテンションまで持っていけたということ、西部の暑さもあるけど)。もちろん、まだダメなところは山ほどあるわ、感動さすといった割りにそこは出来てないわと反省点は多いですが、自信もっていいと思います。残り1回しかありません。小屋が24時間だけに理論上追加できないことはないけど、どんなにお客さんいても体力的に追加公演は無理です。今日見た限り、100人までなら入れるとは思います。見に来てください。本当におもしろいです。歴史の目撃者になってください

2007/09/15(土) 1ステ終わって
 1ステ終わりました。夢にうなされるほど心配(私は昨夜、今日27人しか入らない夢を見た。殺される夢より怖かった)だった、動員数もまあなんとかなるだろうという方に来ていただけた。なんとか、250は行きたい。みんなきてきて

はっきりいって、全然納得いかない出来だったわけだが、お客様は暖かくほぼ絶え間なく笑っていただけた。難しいところである、客商売なのだから結果オーライともいえるし、しかしこれで油断されても困る。

 こういうと、今日来ていただいたお客様に大変失礼ではあるが、今日のミス連発レベルでもあれだけ笑いを取れたのだから、ちゃんと精査すれば伝説を残せるはずだ(今日のお客さんが沸点が低いという意味じゃなく。それほどプロレスは人を魅了するという意味でね)。頑張ります。

だから、なにとぞなにとぞお願いします。本当おもしろいです。今日分かったのは、やはり客席に最低限のお客さんはいないとこの芝居成立しないことです。今日は本当に助けていただいた(ちゃんと、拍手も声援もおきたし、HIROFUMIにだけは声援がないという狙い通りの効果が起きた)

と、今一回シャワーあびに家帰ったので、また西部にもどる。いや、家で寝た方がいいんだけど、やっぱ本番中は西部で寝たい

2007/09/14(金) なにとぞなにとぞ
  いよいよ今日から本番だ。書きたいことは山ほどある、しかし今ここに書くべきは宣伝である。劇団の主宰である以上、一人でもお客を増やすことは責務である。ならば、きてくれる文章を書く

 なんだかんだで、おもしろいと思う。この作品は私のたいした人生じゃないとはいえ23年間の人生のすべてとはいわないが、ほとんどを詰めた作品だ。私のすべてだ。
今までやってきた数ある演劇の中の一つではない。唯一無二の特別の最高傑作だ。絶対におもしろい。はっきりいって、私はどんなプロの芝居より、プロのプロレスより自分の作品だからって贔屓目があるからとはいえおもしろいと思う。それだけの自信がある。

 私は、傲慢な芝居馬鹿な人間だから、自分の作品を見たことがない人に輪あつぃという人間を評価されるのは堪えられない。とにかく、自分の作品を見てからにしてほしいと思ってしまう。それがどんなにわがままで、愚かなことかはわかっている。それでも着て欲しい。いや、来れなくても私にとって芝居はそれほどのものだとわかってほしい。だから案内メール送っても返信なきゃ傷つくし(来ないのはそりゃ仕方ないのだよ酒の一つでも西部によこしてくれれば、問題は返信がないのは生きている価値を否定されたと思うよ)、好きな人たちが来ないのは恐怖だ。
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よく、今回は無理だけどまた次にねって言われることがあるが、それはすごい傷つくんだ。私は、一回一回失敗したら引退の覚悟を持って芝居している。私も大失敗はしたことないが、小失敗は何度もアル、そのたびに取り返しのつかない(好きな役者が2度と出てくれないとか、2度ときてくれないお客さんがいるとか)事態を招いている。今回失敗すれば私の残りの人生は空虚のものとなる。今回は家庭事情も事情だけ本気だ。もちろん、辞める期はないが、さりとて安易に次とは言わないでください。傷つきます

 と、宣伝といいながらまた恨み節ばかり書いてしまった。そんなのは所詮、私の芝居がまだまだどんな予定より優先して見に行くべきほどの価値があると思われていないか、友人・知人としての高間さんがそこまでの人と思われてないだけのこと(私の芝居のファンなら絶対来るし、彼女なら見に来なかったら別れる言うたらちゃんとわざわざ休みとって来るしね)。もちろん、今回さへみに来てもらえば、どんな予定も優先して来てくれる様にさせる自信はあるが、その1回目のチャンスを得られないのでは、普段の問題だから直していくしかないのだがね

 ただ、迷っている方にはこれだけはお願いしたのです。私は、自信のあるものをつくりました。あとは、あとはお客様だけなのです。どんなお芝居だって、たくさんのお客さんがいなければ話にならないのですが、今回は特に特にプロレス芝居なのです。つまり、たくさんのお客さんに入ってもらって、野次と声援と拍子があって、はじめて完成する作品なのです。つまり、この作品の成功は我々の力だけではどうしようもなく、皆様のお客様の力なくしては完成しえないのです。ですから、なんとかなんとか力をお貸しいただきたい。なにとぞ、なにとぞ、愚かな私めと未来ある私以外の若者にお恵みを下され。

もし、あなたが、1200円のチケットと2時間半の時間と交通費と労力をもって西部講堂まで着てくだすったら、我々が必ずやその何倍もの楽しい時間を提供します。よろしくお願いいたします



第6次笑の内閣

「3本ロープのジャングルに、吠える野獣の無法者(仮)〜踊る亀岡市長選


 会場  京都大学西部講堂

 料金  前売り1200円 当日1500円

 日時  2007年9月14日15日16日 各19時 17日14時開演

       開場は開演の30分前

2007/09/12(水) 照明と映像の宣伝


 本番直前ほどちゃんとした宣伝を書かないとあかんのだけど、しんどいです。寝てません。でも、そのぶん照明とかすごいことになってます。たぶん、新日全日だってあんな派手な照明つけません。WWEクラスです。ムービング9台、レーザー、ストロボ、ミラーボール、下手なディスコより上、まともにやったら300はかかるだろうのを50分の1でやってくれる照明さんには感謝の使用がありません

 映像さんもすごいです。なんと、プロレスの試合はLIVEでとってスクリーンで流します。そんなのメジャー団体でしかやってません。すごすぎる。

 そんな笑の内閣は3日後からよろしくねー

2007/09/09(日) 実況解説決定
2ちゃんに、インディープロレス団体(マイナーな団体のことね)を語るスレに、京都には笑の内閣って団体があるって書き込みがあった・・・・いや、とうとうプロレス団体扱い。確かに今日はプロレスの練習しかしなかったな。まあ、プロレス団体だって、ほとんとわれら小劇団と同じバイトしながらプロレスってとこが多いから上に見られたわけでもないんだが。

 実況・解説さんが決まりました。我々のプロレスは、いい実況解説がかかせません(会場に素人の客が多いから、技の名前とか解説しないとわからんしね)実況は去年に引き続き草野渋味仁さんです。いや、たぶん違う芸名になると思うけど。枯れは後輩ですが、プロレス知識と喋り力は京都演劇界の古館一郎と言っても過言ではありません。名実況を見せてくれると思います。

 解説は14・15が昨年は社長役で出演した川渕孝治郎さんです。役者としてのキャリアの確かさは、解説になっても発揮してくれることでしょう。16・17は劇団ヤルキメデスナカノ実験室さんです。1回の頃にナカノ氏の作品を見て以来そのギャグセンスには脱帽していたので、念願の初共演。楽しみです。

 さあ、次は週刊プロレス載りたいなあ。劇団だって黙って情報送った方が載り易いとは思ったが、正直に書いて取り上げてもらう方が将来につながると思って正直に書きました。Lマガ、NHKと来たので、もっともっとメディアにのりたい。

2007/09/08(土) 高間ビンラディン
以前、京都にサミットが来るならブッシュの前でビンラディンとコスプレをして町を歩こうと思うという日記を書いたことがあるが、オーストラリアで実際にやったコメディアンがやったようだ、先やられちゃって悔しいなあ。しかし、こういう命がけの悪ふざけというのは、我々の目指すところであり大いに見習いたい。

 我々のプロレスも真剣な悪ふざけだ。しかし、今日の通しをみてがっかり。ブックを全然覚えていない。当たり前だが、我々のプロレスは技を出す順番の1から10まで全部台本どおりだ。アドリブ一切なしである。アドリブなんかしたら技術のない我々は怪我する。だからといって、八百長だとか言われるとむかつくけど。われらのプロレスは勝敗で人を楽しませるもんじゃないし。

 なもんで、ブックを覚えていないのでは話にならない。本番一週間前に台詞を覚えていないのと同レベルである。いや、台詞忘れたって死にはしないが、ブックを忘れたら死ぬ可能性もある。危機感もって欲しいもんだ

 まあ、台詞覚えてなくて決めてない段取りがある私が言うのもあれだが、みなすまぬ。頑張る。もう、睡眠時間がナポレオンだ。なぜ、金にならないことでこんなに寝ないのか。せめて、バーの仕事入れなきゃいいだけど、働かないと来月暮らせないし、直前が常連さんに一番売れるからなあ。

2007/09/07(金) 我々はプロに負けない
 仕込み3日目、パソ作業や外回りがひと段落ついたから、ようやく作業しました。役者が働いてるのに、最低な主宰だ。リングがたちました。嬉しいですね、2週間も仕込みあるし、舞台監督がしっかりしているので心に余裕があります。別に早くすすんでるわけでもないのだが、そこまでピリピリしてないのがよいわ。

 読者の方には西部講堂を知らない方も多いだろうが、あそこは築80年だからとても古い、ほこりっぽいし冷暖房も悪い(そんなこと書いたらお客さん減りそうだが)。でも、すごく居心地がいい。なにせ24時間いれるのがいい。私にとって芝居の本番中ってのは非日常なんでなるべく家に帰りたくないのだ。だから泊まれる西部は最高だ。みなでわけあって、お泊りセットとして炊飯器・ホットプレート、カセットコンロ、蒲団、プレステ2を持ち込んだ。冷蔵庫はあるので、お茶とワインも買った。自主管理空間万歳、大学の自治万歳である

 しかし、リングがたってもそこまで興奮している人が少ないのがちょっと危機感かな。去年は興奮してこっちが「勝手に試合すんな。怪我したらどうする!」って怒るほどだったのだが。

 人には絶対に暴れたい願望があって、プロレスってのはそれを合法的に出来るカズ少ない手段じゃないのかな。昨日持ち込んだプレステ2で猪木の名試合勝負のDVDを借りてきて有志で見た。シン戦、ハンセン戦、ホーガン戦、ブロディ戦みんな興奮した。いや、見てるはずの試合なのに、すごい技が出たらわーとか興奮してしまった。もっとよくみてるシモンさんまでだ。そのわーとかすげえとかいうのをみんな感じて欲しい。特に猪木の古い試合てのは意外と技が少ない(まだそんなにバリエーションが少なかったんだな)が、。つなぎつなぎをうまく見せていい試合になっている。これはバリエーションが少ない我々も知恵しだいて魅せられる試合になるというお手本になる

 やっぱ問題なのは、役者の中にうちら役者だしプロみたいな出来なくても仕方ないって思ってるんじゃないかということだ。確かに我々は、プロがやるようなすごい技が出来ない。しかし、決してプロがやるようなすごい試合が出来ないとは思わない。和泉元禰やインリン様の偉大なところは、決してすごい技が出来ないが、ある程度の受身と知恵とパフォーマンス能力があれば、プロを凌駕する素晴らしい試合ができる、道場で鍛え上げた奴じゃなくても素人でもそれらがあればプロレスが出来ると教えてくれたことだ。

 確かにそれに反論もあろう。去年のアンケートでも、「そもそもプロレス芝居とう企画事態がナンセンス、本物のプロレスにかなうわけがない」という意見があった。まったくもって固定概念に凝り固まった狭い意見であると思う。ハナから、素人にはいいプロレスが出来ないという思い込みがあるからでる、批判のための批判に過ぎない。確かに去年の試合は、今見ると全然なってない。しかし、ハナから素人がやってるからダメというなら、普段我々がやっている芝居だってプロじゃなく素人がやってる芝居だ。それなら、ハナからアマチュアがやってる小劇場だって否定されなきゃいけないはずだ。芝居なら素人でも出来て、プロレスはダメってのは芝居に対して失礼だ。プロレスのが難しいから?事故率が高いから?芝居だって難しいし、命かけてんだ。馬鹿にすんな

 しかし、役者自身がそう思ってちゃ話しにならない。みんなもっと自信を持ってくれ、私とちっくとシモンさんとみんなで考えたブックは決してプロにひけをとらない。やりきれば、絶対プロのたるい試合よりおもしろい。本当グダグダIGFよかよほどおもしろうい

 そりゃ、あくまで芝居だけど、プロレスは添え物じゃない。プロレスと芝居とどっちが大事なんて、私と芝居とどっちが大事なのと聞く女くらいナンセンスだ。どっちも大事に決まってる、あ、でも女と芝居なら芝居のが大事か

2007/09/05(水) 総裁、一兵卒
 内閣は今日から仕込だ。仕込みとは、公演するホールに入って照明を吊ったり、舞台装置を建てたりすることです。総裁は大の苦手です。出来ればしたくないです。早く、黒字劇団になって、役者は仕込みしなくていいってのが理想です。しかし、貧乏なので自分でやらないといけません。

 ただ、今年は少し奮発して優秀なスタッフさんを雇いました。私はなにせ、苦手だから仕込みの指示はできません。しかし、去年は主宰としての責任感から色々筋したわけですが、結果グダグダ。その結果、無理してやるより、優秀な人を雇って丸なげして、自分は仕込み中は一平卒になることこそが真の責任だとわかりました。てことで、今日は一平卒。搬出トラックの同乗要員という、通りの名前を暗記してる地理好きなら誰でもできる楽な役のあと、ほぼ立て込みもせずパソコン作業(まあ、これは演出の私しかできないしね)ばかりしてました。頑張ってるみんなには申し訳ないけど、身の程をわきまえたと思う。

 そして、今日はNHKの取材も来る日。いつもなら、わざわざカメラに映りに行くのだが、なんか面倒でしなかった。でも、うちの搬出の様子はテレビにでるよ。あと、肝心の波平さんのインタビューシーンでは、後ろにピンクアロハの兄ちゃんがウロウロしてます。まあ、映ったらいいね

 夜はバーの仕事。なんか、役者が意外とバイト休んでくれてるので主宰が行くのは申し訳ないな。でも、それで今日で4枚予約取ったしいいか

2007/09/03(月) 僕らはトイザラスアダルト
 うちの店の一本上の通りに世界の下着って店があるが(京劇ジャンカラの向かい)、そこは下着だけじゃなく大人のトイザラスでもあります

 そんなところに一人で潜入しました。理由はバイブを買うためです。

 決して私用ではありません。演劇の小道具です。今度の芝居はプロレスですが、よく凶器を使うレスラーがいますね。タイガー・ジェット・シンのサーベル。アブドーラ・ザ・ブッチャーのフォーク。ブルーザー・ブロディの鎖など。うちはお笑いプロレスなので、なんかいい凶器ねえかなと思って、なぜかバイブになりました。凶器にバイブという時点で笑の内閣という劇団がいかに品位ある劇団かがわかります

 しかし、私がいくらスタッフに無茶を言う演出家であり、稽古場で卑猥な言葉を連発して女子から顰蹙を買うのが好きなセクハラ大好き上司だとしても、とても小道具係の女の子(19歳、自分の出身の学生劇団の後輩、19年間彼氏なしの)に買いに行って来いとはいえなかったので、一人で買いに行きました。。せめて、ドン・キホーテがつぶれていなければ、あそこなら間違ったふりして品定めできたが、あそこはモロそれしかない。

 と、必死に潜入したが、すごいところだった。3階まるまる大人のトイザラス。お目当てのバイブだけで、数え切れない種類があった。見栄え的ある程度の大きさがあって、安いものという丁度いいものを探す。2000円以下では、舞台で映えないのでそれ以上。光るタイプなんかもあってすごく舞台にはえそうなのがあったが、4000円は高い。2200円くらいがいいかなと思ったが、あと300円アップで中に真珠が入っているのが買えた。真珠にそそられ、2500円のを購入。しかも、商品名が天まで昇れというすごいマヌケなネーミングだった。おもしろすぎる。
 
 しかし、まあ悩んだのはわずか5分くらいなんだが、恥ずかしかった。男一人で。しかも向かいに女2人組いるしさ。まあ、女2人でバイブ買いにくる女にどう思われようといいけどさ。あと、なにより恥ずかしかったのは、レジで領収書取ったときだね。店員に領収書くれっつたらぎょとされたよ。多分、バイブかって領収書貰う奴なんでいないだろうな。きっちりあの店には笑の内閣って領収書が残ってるんだ。もし、うちが将来利益でたら、税務署はバイブを必要経費と認めてくれるだろうか。

 と、いうかただでさえ金がないのに、こんなもん小道具費で落としていいのか。いざとなったら、私が買い取って彼女へのプレゼントにしてもいいけどさ。私はこの前週刊現代で日本人は性に積極的でなさすぎる。欧米ではパートナー同士自分のしたいプレーを、きちんと話し合っていてそれが円満の秘訣だというのを読んで、うむ見習わなければと思ったので、是非話し合いはしようと思うが、問題は私があまり使いたくないということだ。

 と、いうわけでこの記事かえって客減らしそうな気するが、そんなバイブがいつ登場するかを確かめに是非芝居みに来ませんか?あなたのチケット代が、あのバイブに変わっていると思うと最高じゃないですか?

2007/09/01(土) みんなプロレスを愛せ
だいぶ、いいプロレスになってきました。ただ、みなのプロレスLOVEが去年より足りないのがきがかり。

 当たり前だが、芝居が好きじゃない奴がやってる芝居なんかない。音楽が好きじゃない人のバンドもない。しかし、今回プロレスがそんな好きじゃない人もプロレスしてる。これは大変なことだ

 が、人に興味がないことを好きになってくれというほど難しいものはない。ましてや、私は自分が好きなものを無理に好きになってくれといってくる奴は嫌いだ。私のかつての親友はよく、自分が好きだからって「こういう作品は見なきゃダメだ」と興味のないものを無理に見せようとするおせっかいというか理不尽な奴だった。私はそれをみて、そういうことはしないようにしようと思った。だから、私は阪神ファンだが、彼女を阪神ファンにしようとは思わないし。そういうことは控えようと思う

 でもこればっかりは好きになってくれなきゃ困るんだ。みんなプロレスを愛してくれ。プロレス芝居なんだ。芝居とプロレスどっちが大事とかなくて、どっちも大事に決まってるんだ。そんなの「私と芝居とどっちが大事なの」て聞く女くらいナンセンスなんだ。大丈夫、今回の試合のブックはおもしろい。みんなが愛してやりきれば、きっと大輪の花が咲く。IGFの小川対コールマンよかよほどおもしろいはずだ。


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