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2007/09/18(火)
反省文1
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さて、そろそろ今回の芝居の感想と反省を書いていきましょう。細かい何日目に誰がこういうアホなことしたとかは忘れました。そんなの書いてもうちらのいるのかわからんファンしか喜ばんだろうし。まあ、主役が3日目から声潰したのは最悪だが
今回の公演結果論としていえば、大成功だ。23年生きているが、ここまで笑いが取れたことはない。というより、プロのお笑い芸人のライブとかも含めてここまで会場全体が笑っているというのは体験したことがない。ある一定のラインから完全にお客さんの感覚が麻痺していたと思う。正直、ここで笑いが起きるわけないだろうと思っていた小ネタで大爆笑が起きたときは、こいつら頭おかしいんじゃないかと思った。それくらい、なにをやっても受けるスパイラルになっていた
参加者もこれには、びっくりとしていたようだが、生意気言えば私には確信があった。少なくとも、この本とこのプロレスをやりきればお客さんは絶対に乗ってくれる。去年のようなどうしようもないグダグダ芝居でも、あれだけ乗ったのだ。今回だって、芝居としてダメな部分は多いが、グダグダなとこだけは排除(しきれてないけど)することに尽くしたし、試合もきちんと作り直した。あとは、開演前に煽っておけばあれくらい盛り上がるという確信はあった。
まず、お芝居見る上での最大のネックである「食うな、飲むな、喋るな騒ぐな、下手に動くなという」めんどくさい制約を排除したからである。私は観劇が趣味であるといいながらその制約が大嫌いだから自分とこではそうしたくなかった。落ち着きないからソワソワ動いてるだけで怒られるし、競合相手の映画が飲食自由なのに芝居はダメってのはハンデだと思う。それを解除した上、写メまでOK(正直電話はやめてほしいが、メールならいいと思ってた。つまんなくてメールされる危険などない自信はあったし)にして、自由にしたのだ。そうして、まず肩肘張らずに見れるという前提条件をつくった
その上で、騒いでOKである。人は騒ぎたがるもんだ。なぜサッカーや野球はその他の競技より人気があるのか、そりゃそれらのゲーム性が強いのもあるが、騒げるからだ。だから、騒げる条件を作れば絶対みんな楽しんでもらえるという確信があった。だから、今回の結果は驚きではない。まあ、それを練習中に役者に落とせてない(1ステ目まで不安のまま舞台に立たせてる)てことは大いに反省することではあるけど
てことで、私の人間としてのどうしようもなさ(気配りのなさ、めんどくさがり、思いやりのなさ、無計画、パニック症候群。甘え気質、わがまま、優柔不断)等で、練習中イ皆様をイライラさせたこと、プロレスのためのいいかげんな作品で皆様を困惑させたことなど、去年と変わらん反省点は山ほどでてくるが、もうそれは少しずつ少しずつ人間として成長していくしかないとして、演出面では2つあった。
ひとつは、どっちが萌えか観客判定マッチで、本来負けてくれなきゃ話が進まないママが4連勝してしまったことだ。もちろん、対策は練っていたのでなごみが勝ちでストーリーが進めたのだが、これは完全にブックミス。ママが一方的になごみを痛めつければ、なごみに同情票が入ると計算していたのだが、頑張ったママに入ってしまった。私も演出人も萌えというものがどういうものか分かっているので、なごみを萌えキャラにすれば勝てるだろうと踏んだが、萌えはそこまで一般的じゃなくお客さんは単純に活躍していたママに入れてしまったわけだ(現に、メイド文化に理解がある私の知り合いはなごみに投票していた、周りにそういう人が多いとわからなくなるんだ)。なごみを演じた鶴丸さんには、申し訳が立たない。もし彼女をまた演出する機会があれば、きちんとしてあげたい。本当に申し訳ない
もう一つはあいりん様、私はインリン様が大好きで、あれは普遍的なものであると思っていたが、インリン様がM字をする時の反応が起きなかった。これも谷内の責任ではない。単にインリン様がそこまで有名じゃなかったのだ。たぶん、あの会場に本物のインリン様がいても、あそこで期待通りの反応が起きなかっただろう。完全に見誤った
2つともお客さんの反応という水物をコントロールできるという過信からでたものだ。この2つはかなり反省すべき事例だ。恐ろしい
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