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2007/09/21(金)
ありがとう2
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ひろこ役の石原さんは、ワンパからの客演ということで、はじめて年下の演劇論もしっかりしていない演出の下について、ずいぶんと混乱させてしまったと思う。衛星で共演した時もそんな仲良くなくて、よく出てくれたなと思ったが、飲んでみるとHPに書いてある通りワイルドターキーでした、というかおっさんでした。おっさんぶりを発揮し、男子共につっこみを入れまくっている姿は素敵でした。そして、素敵な市長候補ぶりを見せて芝居をひきしめてくれました。ありがとうございます
保瀬役の火ノ鳥は、出席日数の関係でお互いイライラしてしまったが、絶対に結果をだす男であると信じたからこそ我慢できて、実際結果をだしてくれたと思う。ワイルドアムズのテーマに乗って「プロレスがしたい」とつぶやき、入場するまでの下りは鳥肌が出るほどかっこよかった(そしてびっくりするくらい馳に似ていた) 。私の人生で会った最もかっこいい男、紀誠之介イズムを受け継ぐ火ノ鳥はかっこよくなければならなく(実は保瀬という役じたい、火ノ鳥が決まったから出来た役だ。当初の市長選に推薦をだす方を決める選挙対策委員長はもっとセコイ役だった、セコイ役が多すぎるのと火ノ鳥にやらすならもっとかっこよくしたいから保瀬にしたのだ)、期待通りのかっこよさだった。ありがとう
DT役のHIROFUMIは、もはや内閣には欠かせない稀有な存在だ。彼は確かにうざい、空気が読めない。しかし、彼の役は彼しか出来ない。あそこまで、客席の空気を凍りつかせた(他のすべてのレスラーに拍手が起きたのに、DTは誰も拍手しなかった。これはなにをやっても受けるあの会場においては全員に拍手さすよりよほど難しいことだ)。確かに上手くはない、しかし代えのきかない役者だ。今、テレビの中でそれぞれ他の役者に近い役者はいる。しかし、HIROFUMIだけはいない。もしどっかの映画会社が、今回の芝居をもプロの役者で映画化したいといわれたとして、私はHIROFUMIだけはHIROFUMIを使ってくださいというだろう。ある意味一番テレビに近い男だ。手放したくないものである。ありがとう
なごみたん役の鶴丸ちゃんには、本当に申し訳ないことをした。完全に、観客の空気を読み間違えて、観客判定マッチで4連敗させてしまったことは申し訳ない。彼女は148cmで、顔の小ささに比べて目が大きいとてもキュートな女性である。その可愛さに油断して、いたらなかったのは私の責任だ。もし、再度演出するチャンスをくれる機会があるなら、今度はすべてのお客さんを魅了する姿で舞台に立たせてあげたい。それが出来る子である。ありがとう
掃除機役の掃除機は、壊れながらよく頑張った。
細部役の小林さんは、最年少ながら類を見ないガキ馬鹿集団にあって、とても最年少と思えない大人で冷静なツッコミで内閣の良心として支えてくれた。京都で芝居初めて5年半、衛星の人が客演で来る日が来るなんて夢のようである。彼女もまた、こんなアホ演出の下につくのははじめてであろうが、同世代の芝居仲間も出来てよい経験になってくれていればと思う。彼女のサイボーグ秘書は本当に怖くて本当によかった。ありがとう
レフェリー八つ橋役の野口は、免許が取れなくて予定より遅く京都に帰ってくるという大馬鹿な失態を犯したが、にしても挽回しいいレフリングをした。メイン役者であり、プロレスすることも放棄しレフェリーの道を選んだ野口は、本気でプロのレフェリーを目指してもいいくらいだと思う。あいかわらず、人としての馬鹿さは馬鹿だがそれも大好きだ。ありがとう
越糠市長役のどす恋は、本当にいい役者になった。紫に入りたてではどうしようかと思ったものだが、今も下手だが下手さがうまい、下手さが客から愛される役者になった。保瀬とのシーンのダメぷりは、そのダメさが感動を呼ぶきっかけになったと思う。あいかわらず遅刻多いは連絡しないわの男だが、みなから愛されている。手放したくない奴の一人だ。ありがとう
ブーチャン役のまのは、188キロの見た目がほしいってだけで演劇素人だったのは芝居の世界に引き込んで1年、すっかり役者になった。188キロあるというのを差し引いて、普通の見た目だったとしても、台詞回し・かつぜつ・とっさのアドリブなど、なかなか巧い役者になったと思う。今回のブーチャンもよかった。ぜひ、プロレス以外でも会話劇でみたくなった。ぜひ幕末物をやって、西郷隆盛役につけたい。ありがとう
あんな役の馬渡は、声の小ささ演技の小ささ弱点は山ほどあったが、少しは成長してくれたんじゃないかなと思う。セブンのパロディという難しい場面をよく対応し、衣装が破れるというアクシデントにもめげずよく頑張ってくれた。小道具さんとしても急遽頼むという失礼な態度にめげず頑張ってくれた。彼女の日記に、この公演が一生の思い出と書いてくれたことは本当に嬉しかった。ありがとう
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