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2007/09/27(木)
福田内閣は思い出作り内閣だ
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今朝から母は入院するので、昨日はビデオを見せた。意外にも母が一番笑ったのは、ブルセラセブンとあいりん様のムチ合戦だった。よくあの試合を親に見せたもんだと思う。まあ、浪崎は生で見せたけどね、4年間呼ばなかった親を4年ぶりに呼んだ芝居がブラジャー被ってる芝居なんだから波崎は神だ。とはいえ、今年はこんな下ネタ多かったら売れないってかなり下ネタ減らしたから(あれでも例年に比べて)まだマシだけどね。
まあ、受けはしたので、次期内閣に向けての準備は着々と進めている。それに比べて福田内閣はどうだ。びっくりしたね。見た目最悪文明幹事長(町にあるすごく良い人そうなポスターの文明と、テレビででる悪人面は本当に同一人物とは思えん、谷垣のが目がかわいくて良い人に見えるんだから逆で良いのに)でもびっくりしたが、内閣はほとんど再任。当選7回の逢沢一郎先生もまたも落選。せっかく新閣僚になったやつもどんどん一刀両断しようと思ったのにつまらんたりゃありゃしない。
数少ない石破、渡海ともにつっこみどころはあるけど。石破はとにかく、なにを言ってもあの気持ち悪さだけはどうしようもない、人を見かけで判断してはいけないが、しかし石破の下膨れでキモい顔といい、粘着質な喋り方といい、軍事オタクぶりといい(戦闘機のプラモを眺めている時の嬉しそうな顔の気持ち悪さは、萌え系にわーわー言ってるオタクより気持ち悪い)、実は石破はイメージよりタカ派ではなく(軍事好きなのでタカ派に見えるが、歴史認識などでは安倍みたいな馬鹿ではない)、けっこう正論もいうのだが、あの気持ち悪さは規格外。どんなに正しいことを言っても、あの顔は女性から生理的に受け付けられないだろう。能力はあるし、津島派ではホープであるが、見た目でこれ以上は無理。そんな石破を登用しても今後のためにはならない。
渡海は渡海で、さきがけからの出戻りだし。民主党に誘われたのにさきがけに残留したり、加藤の乱では政務次官を辞職し親分ヤマタクの殉ずるなど義理は固いが、かといって文部科学行政に詳しいって話はきいたことはない。さらに、弱点は選挙に弱い。落選経験はあるし、あの郵政選挙で、03年より差を縮められるという大失態を犯している。選挙区の兵庫10区の中心は加古川なのに、人口の少ない高砂が地元というのも痛い。解散する可能性が高い内閣なのに、落ちるかもしれない奴を閣僚に入れる余裕なんかあるのか。現職大臣落選はかっこわるいぞ。やっぱり派閥トップで唯一ヤマタクだけ入れられなかった(そりゃ変態を入れれるわけないが)お詫びにねじ込んだのか
しかもその2人もすぐ金の問題出るしなにやってるのか。せっかく総理になったなら、ある程度派閥の順送りにするにしろ、好きに組閣したいもんじゃないのか。福田はなんのためになったのか?やりたいこともないのに総理になったのか
実はそうじゃないかと思う。今総理になって、福田に何がやれるか?結局民主党の意見丸呑みし、マシな負け方(政権交代されない程度の負けで済む時期)まで解散を引き伸ばし、そこで選挙。その後、谷垣あたりに譲るしか役目が無い。後世に残る実績などなにも出来ないだろう。じゃあ、なんでするか
思い出作りとしか思えない。そんな、思い出作りで総理になる人なんかいるの?って思うが、考えてみて自分が政治家だった場合、もしたぶんなんの実績も残せなくても総理大臣として歴史に名を残せるチャンスが転がっていたとしたら、私なら間違いなくやる。
人には大なり小なり、売名欲がある。私など、芝居を芸名も使わず本名でやってるくらいだからかなり強い。なにせ座右の銘が「悪名は無名に勝る」だ。政治家だって、なにせ自分の名前を恥じる事無く連呼できる奴だ。一太・平沢・原口・松原・安住らタックルに出てる奴もどうか、どう見ても政策のアピールより恥をさらしているのに嬉々としてテレビにでている。それだけみな名が売りたいのである。
それが総理になったらどうだ。歴史に名を残すのだ。野中広務と森善郎を比べれば、政治家としての資質・人間としての頭の良さ・政局に与えた影響力(森は、小泉―安倍―福田と全部キングメーカーとして影響力を行使しているように見えるが、たぶんそう見えるようにやってるだけだと思う。そこまで頭よくないでしょ)、すべてにおいて野中が上であろうが、しかし歴史に名を残すのは総理をした森である。森の顔は、日本人がお茶を飲み続ける限り、国会のお土産屋の湯のみに顔をかかれるが、野中は残らない。
結局それも一概に悪いとは言えないのだ、芝居の世界だって思い出作りにやってるのはいっぱいいる。内閣だって、私は売れるために必死だが、集めているメンバーはみんな売れるためにやってるわけではない、それどころか私は本気なプロ志向の人も呼ぶが、自分のかわいい後輩とか元々好きな人とかだと明らかにプロ志向じゃなくても、うちの公演は死ぬほど楽しいから出てよと誘う。実際、死ぬほど楽しかったみたいだし、それを味あわせられてよかったと思う。
そう考えれば、福田内閣はもう思い出作り内閣なのだ。なにがやりたいのではない。もしかしたら政権交代で下野するかもしれない。もう2度と大臣に生れないかもしれない。じゃあ、さすがに1月じゃ思い出にならないから全員再選。そして、たぶん国会が閉会したら12月にでも改めて内閣改造をする可能性が高い。そこで、改造すれば今回小幅改造するより多くの人が大臣経験できての思い出作りが出来る。
が、思い出はいつも綺麗だけど、それだけじゃお腹が空くのである。芝居はともかく政治を思い出作りでやられちゃ国民はお腹が空く。まあ、せいぜいあと半年いい思い出作ってもらってさっさと退場してもらうしかない。笑の内閣ですら、思い出作り内閣路線を変えようとしている今、そんなんやってたらあきませんで
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