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2008/03/31(月)
総裁は詐欺師になりたい
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人一人死ぬと手続きが大変だ。今回はそのために帰ってきたようなもんである。親父名義の貯金を母と私とにうまく分割相続したり、生命保険を受け取っては母入りなおしたり。芝居の稽古中も、何日かにいっぺん上京区役所に行ってたので大変だった。
人間不思議なもんで、10円20円のセールはけっこう頑張ってチェックするのに、でかい金を動かす方が注意力がなくなるのである。さらに母はお金に執着がない人なうえ、さらに贅沢しなけりゃ働かなくて良いくらいは遺産が残っているので、なんだかんだで夫をなくして気落ちしてるので電話で話してる限りあんま頑張って色々しようという気がないようであった。
一方の私と言えば、今一番好きな漫画がミナミの帝王で、今回の芝居の演出ではみんなあの漫画みたいに台詞を言えと演出したくらい(あの漫画の登場人物はみんなテンションが以上に高い「利息はトイチでっせええええええええ」「なんやてええええええええ」「ほならわし騙されとったんでかああああああああ」という会話が普通)だ。演劇人でありながら、芸術を追求するより儲けたいという方に比重をおく銭には汚い男である。
なのでここ数ヶ月、京阪の株を買って無料で大阪やヒラパーに行けるようにしたらとか、パラグアイの銀行が年利9%らしいので、パラグアイに預けようかなとか(てか移住すれば、パラグアイが驚異的な経済発展をしないかぎり、一生遊んで暮らせる)、円もそろそろ下げ止まることじゃないかとかいろいろ研究した。実際は放棄しておかんに相続させるのだから、儲ける必要は無いのだが損はさせるわけには行かない。ローリスクローリターンにしようたって世の中罠をいっぱいあるのだ。
てことで今日は生保レディと対決した。詳しくはかけないから結論から言えば、悪くない話なのではあったが、30分話しただけでも7つくらい質問が出てきた。その際思ったのが、生保レディの方々も、当然そのプランの仕組みを理解して無いわけでは無いのだが、私の質問にとっさに答えられない=こう質問されたらこう答えるというマニュアルがないのには驚いた。それは生保レディが無能だからというわけではなく(私の質問がきちんと伝わってからはすごくわかりやすく納得しやすい回答は得られたから)、私程度の質問をするお客がいない=故にマニュアルをつくる必要が無いからであろう。
確かに、危ないプランではない。危ないプランではないが、私が質問したような質問など、大事なお金を預ける際には思い浮かんで当然だと思うんだけどなあ。私なんか、一応営利主義劇団の代表ちゅう青年実業家だと自分では思ってるけど、特段金融の知識も無い、24のフリーターでっせ。
こりゃ世の中詐欺やろうと思えばわけないなと思いましたわ。私、最近昔先物の営業をやってたて方と知り合ったんですけど、その人はけっこうやり手だったけど良心の呵責に耐えかねてやめた人なのだが、私の今回の芝居での企業への営業ぶりを見て(実際、チケットの半券をみたら何社かは観に来てくれたようだ)私ならやれるかもねと言ってくれた。確かに、今回の芝居でも47枚もチケット売ったし、年寄りに布団を売るくらいわけないかもね。就職しようかな、良心さえ捨てれば
とりあえず、今回役者のチケットの売れなさに危機感を覚えたのでチケットの売り方というのを次回からテキスト化しようと思う。47枚はともかく、どんなに友達がいない人間でも15枚は手売りできる方法は明文化できる自信はある(今までの売った経験と、経済学の本を読んだ裏づけをもとに)。結局はまずは手売しかないのだ。どっかの劇団この方法買ってくれないかなあ
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