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2008/03/05(水) 内閣、ガチ☆ボーイとかぶる
今日はナギサでロケをした。うのさんも映像出演することになった。うのさんにとって初演技、見に来てね。

その後、映画「ガチ☆ボーイ」を見に行った。宣伝で知ってる人も多いと思うが、学生プロレスを舞台にした青春映画である・・・か、かぶってる。偶然とはいえ、時期が時期だけにぱくってると思われるじゃないか。最初にこの映画の存在を知ったのは1月の帰省中。しかもその理由が、北海道でロケが行われてて、親父が倒れなきゃ母がエキストラに行く予定だった(まさかあれほどあっさり、「知らなかったの?」と言われるとは思わなかった

しかも、原作は劇団モダンスイマーズという劇団の芝居らしいじゃないか。そういえば、昔大洋が俺も卒業公演でプロレスの芝居がしたいというのを聞いたことがあった。どうやらこれだったらしい(結局プロレスシーンがどうするんだといわれて落選したらしい。しかもその時大洋は「プロレスをやってる劇団があるのは知ってる」と言ったのを聞いて、肥後は「そんな馬鹿な劇団があるわけない」と思ったらしい)

それでいて、主演は佐藤隆太だ。そこまでうまいとは思わないけど、野口雄輔に比べればうまい。ヒロインのサエコなら、サトコのがうまいと思うけど、しかしあっちは天下のダルビッシュ夫人だ。鑑賞中もふと、「あー、もうこん時はダルに中出しされてんだな」と思うとドキドキですよ。どう、太刀打ちしたらよいのか

 と、不安になりながら映画館に行くとすいていた。数えたら私含めて12人しかいなかった。いくら平日だからって、5時40分開始なら仕事終わりでも来れるし、今日は水曜だからレディスデーじゃないか。しかもまだ公開5日目だぞ。大丈夫か?これはライバルじゃないかも

 という期待はいい意味で裏切られた。おもしろかった、予告編でさんざんいってるからネタばれしていいだろうから書くが、ストーリーは要約すると「事故により、1日寝ると記憶がなくなってしまう主人公が学生プロレスに入り、試合の段取りを覚えられないためガチで試合をする」という話だ

これの画期的なところが、ようはプロレスに段取りがあるというのが見る人に認識されてないと成立しないことだ。つまり、プロレスは段取りがある=だからこそ面白いエンターテインメントなのであるという考え方が、すでに映画の基本設定にできるほど常識であり市民権を得ているということではないだろうか。そして、この映画はさらに、段取りがあるからといって所詮八百長だよと馬鹿には出来ない、努力しなければ出来ない、だからレスラーは凄いんだ!という一番大事なことも伝えている。ようは、私が訴えたいことをほとんどつまっているのだ

ストーリーは単純に楽しめた。脚本的にも演出的にも粗も多い(特に1プロレスに反対していた父親や妹の心変わり、2ブックが覚えられない主人公を試合に出さないと言ってたキャプテンの心変わり、3彼女にプロレスがダサいと言われて辞めたレスラーの心変わりの描写がぜんぜん描けていないのはあかん、特にあれしか描けないなら3のキャラはだす必要がない)が、それを上回るベタベタな面白さがあるし、さしいれがプロテインという小ネタもあるし、好きな子に告白して失恋しても次の日は記憶がなくなるため、何度も何度も失恋してしまうという描写は泣ける。

そして、最後のプロレスシーンはすばらしい。スタントなしでやったというのだから、技のキレがいい、特にブレーンバスターをされる時佐藤隆太はきちんと足がピンとたっていた。特にプロレスに詳しいとその他の演出もいろいろ見ごたえがある。内閣の面々と見に行っていろいろ討議したい内容である。

あと、舞台が北海道なので中央バスだの車体だの、から揚げをザンギと言うなどで懐かしい表現がたくさん。舞台が北海道学院大てのも、北海学園大と札幌学院大をあわせたような名前でニヤリだ

あとは原作の蓬莱氏が、この脚本を書く際に、1・「プロレスを描きたくて、それを面白くすうために高度記憶障害という設定にしたのか」2・「高度記憶障害の主人公を出したくて、それを面白くするためにプロレスを舞台にしたのか」のどちらかが気になるところだ。なんだかんだで、私はそもそもプロレス芝居をするのは「プロレスを舞台にしたら面白い芝居がかけそうだから」ではなく、プロレスがしたいからそれを面白くするにはどういう設定にしたらようだろうということを考えているので、蓬莱氏が1だった場合、このアイディアは「高校演劇の予選突破の手段としてプロレスをする」というよりプロレスをうまく使えていて、アイディアとして負けてしまっていることになる。が、2だった場合でもそこで、プロレスを持ってくるというアイディアには脱帽してしまう

正直面白くて、ヤバイと危機感を持ったが、逆に言えば「青春で、プロレス」というのが時流になったということではないか。ならば、内閣は完全に時流に乗っている。なら、もうせこいことはいわんぞ。この芝居、高校演劇が舞台だし60分以内で終わるように書き換えも出来るから、どっかの高校使ってくれないかなとか思ってたが、それどころか映画化まで目指す方向で行こう。

蓬莱氏は謙虚にも、原作が自分であるということも全是名ピールしないわ、モダンスイマーズの役者も一人も映画に出演させないわととても謙虚だったが、うちはもし映画化したら、ヨーロッパ企画のサマータイムマシンブルースのように、上田さんの名前もばっちり書くわ、役者も出すわでしよう(少なくとも、眞野とちっくだけは別な役者では出したくないてか、かえがきかん)。私の役は渋目の悪役で男前なので佐藤浩市がいいです。高間響を演じられるのは佐藤浩市しかいません


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