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2008/03/06(木)
ブレヒトだよの感想だよ ネタバレ
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そういや本番が終わっていたので、ブレフトだよのネタバレ感想を書こうと思う。
まず、意外だったのはブレヒトだよの「だよ」がいわゆる「8時だよ全員集合」の「だよ」のような「だよ」だと思ったら、それを言うなら××だよというツッコミの「だよ」だったことだ。
それはどうでもいいのだが、ずいぶんといろいろ考えさせられた。この国の演劇文化について、演劇で収入を得るということについて。
今、道路特定財源で得たお金を、道路のすばらしさを伝えるミュージカルにつぎ込んでいたとかいう問題があがってるが、あのニュースを見た時私は怒りを感じなかった。むしろ、「うちの劇団も、お役所からそういう話が来るようになりたい」と思った。
この話では、銀行強盗のプランを防犯訓練として銀行に売ろうとする劇団が出てきた。話を読むと蓮行さんは常にうまい銀行強盗の仕方を考えているらしい。私も最近の愛読漫画が「ミナミの帝王」なだけあって、うまい詐欺のやり方ばかり考えている。しかし、実行するには小心者すぎるので、そのプランを逆に取り締まる方に買ってもらえて、本当に犯罪するよりは儲けられないけど、捕まるリスクはないてことになれたらうれしいことである。
で、最後の黒木さんの語りで語られた演劇の扱われ方の不遇さに関してはもっと考えさせられた。日本は本当に芝居に金をかけてくれない。しかし、同時に金には限りがあってパイがあるわけだ。私は演劇がすばらしいものだと思ってるし、それに多額のお金を使うことは世の中をよくするために必要だと思うがそれを多くの人に理解してもらえるかというと別の話だ。
たとえば、サッカー評論家は日本が世界で結果を残せないことに対し、もっと将来を見据え投資せねばというが、じゃあその金はどこが出すんだと言われた時に、私はサッカーに税金が多額に投入され自分が貧乏になるくらいなら、サッカーは弱いままでいい。サッカーが強かろうが、弱かろうが、関係者の収入には影響するだろうが、私の人生には関係ないからだ。
だからこそ、私がそして演劇人が楽に生活するなら、汚い言い方をすればいかに演劇をしない人間金を吐き出させるかを考えなきゃならないのではないだろうか。しかし、吐き出させるだけじゃほんまにひどい話だ。見返りとして、十分な楽しさであったりなんだりをかえさなきゃならない。何が出来るだろうか と、いろいろ考えた。銀行内部の話もためになった。どす恋・野口はおいしい役立った、。いい経験になったと思う。終わり
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