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2008/04/28(月)
山口2区補選総括
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山口2区補選は2万2千票差で民主勝利。総裁の読みは6000〜8000票差くらいと見ていたので、意外な差だ。山口は保守地盤なのに勝利はすごいとか、いや2区は民主地盤だというのはどちらもあてはまらない。確かに2区は元々00・03は民主が取っているし岩国基地がある分、野党地盤はある。しかし00・03は佐藤栄作の子である佐藤信二が異常な不人気で岸信介系がサボタージュしたという事情もあるが今回は佐藤家・岸家が和解とうことで、基礎票はやはり自民有利である。
さらに、タマが悪いというのもどっちもどっち、自民山本氏はノーパンしゃぶしゃぶ顧客だわ、耐震偽造問題をウヤムヤにしたわで問題あり。民主平岡氏も、もし太田光が総理大臣だったらでの、加害者少年擁護のように思われる発言(実際は法律論上はなにも間違ってないのだが、感情で考える国民には通用しない。被害者を目の前にして言うのは非常に良くない)で問題ありとタマに差はない
選挙好きとして今回興味深いデータは擁立を見送った共産支持層がほとんどが民主に入れたというところだ。今回共産党が大幅に候補を減らすにあたり、その支持層が投票に行かないか、白票を入れるか、民主に入れるか、場合によっては自民に入れるか(そんなもんあるかいと思われるが、前原と加藤紘一が同じ選挙区だったら共産支持者なら加藤に入れるだろう)。そううまく民主にいくのかと思いきや、ほとんど民主に行ったというのは予想にさいして重要なデータになると思う。しょうみ、共産党が今後党勢を増やすには、次の選挙はあきらめ民主をアシストし政権をとらせ、次の次に「民主が与党でも生活楽にならへんやんけ」て層を奪うしかないはずなので、今は恩をうっておくのが有効な戦術だろう
そして、補選なのに投票率69%という高さだ。本選と違い投票率が低くなる補選では、もう圧倒的に与党有利である。埼玉8とかですら与党が勝つくらい。正直、任期途中で死にそうな候補や、スキャンダルでやめそうな議員を選んだ有権者には罰として次の選挙まで議員なしでもいいと思う(補選などしなくてもいい)くらいの酷い結果ばかりです中にあって、この投票率となると、下手したら解散時は前回の郵政選挙を超えるかもしれない。
となれば、55%と45%というのが現在の基礎的な差といえるだろう。結局は自民には痛いし、民主はもっと差をつけておきたかったはずだし、今後どうなるかといえば最悪のシナリオは、どうせ福田が不人気なら今のうちに評判の悪い法案は通しまくっちまえと通してその後辞めさせ、麻生や小池にかえてごまかすてことだが、こんなアホな手にだまされそうなのも多いからねえ
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