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2008/04/25(金)
総裁、あいりん地区を探検する
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今日は所用が会って、大阪は通天閣の近くに来たのです。で、用が終わってあのへんをブラブラしとったら、そういえばここはあいりん地区のそばじゃないかと気づいた。
あいりん地区というのは、西日本最大の日雇い労働者の町、いわゆるドヤ街です。ドヤ街の意味がわからない人は調べてください。いや、説明できるのだけど迂闊に説明して誤解を招いても責任とれないので。
と、いいながら前々回の芝居で西成の女王あいりん様てキャラをだしたのですがね。私はまだ若者だから、皇族レスラーとか北の工作員レスラーとか某宗教団体レスラーとタブーとされてることをネタにする=かっこいいて感覚なのですね。しかし、あいりん様に関しては、このあげた3つにくらべ私自身の取材や理解が足りなかったのではないかという反省があります。この3つかておもくそネタにしたけど、それぞれもし抗議がきても反論できるだけの勉強はしたうえでネタにしたけれど、あいりん様に関してそれが出来ていたかというと
と、いうことで遅ればせながらせっかく近くにきたならと歩いてきました。言ったことのある後輩からは一人で行くのはどうかといわれてたけど、安田講堂内の立ち入り禁止のとこも進入した私の好奇心は誰にも止められないのだ
歩いてきただけで、結局そこにあるお店に入らなかったのだけれども、24年生きていて見たことのない光景でした。実際去年ネタにする際の最低限の勉強として写真や映像は満たので、びっくりすという感じではないけど。生で見るのはやはり違う。昼間から路上で寝る方々。ワンカップが自販機で売ってて飲んでいる人々。安い酒場。1泊800円のホテル。金網の西成署は場所がわからなくて見れなかったけど。歩いてるだけで私の知的好奇心を色々感じましたな。ミナミの帝王では、「あいりん地区は最強の人材バンク(全国から元すごい経験をしている人が集まってるそうな)」と書いていたので、そのへんでねてるおっさんももしかしたらすごい経営の才能があって、内閣のブレーンとして迎えれないかなと思った。
ついでに近場にある、西日本一の色町飛田新地も見てきました。これもなかなか見たことない光景でした。ススキノや木屋町の風俗街とはあきらかに違う、遊郭が現代に残っている感じでした。お茶屋さんの前に、ピンクの照明がついて女性が座っていて、もう一人呼び込みのおばさんが「お兄ちゃんよってって」と声をかけてきました。ようは、女の子を生で見て選べるわけですな、木屋町にいる呼び込みは写真を見せてくるだけなので、こっちのが確実なわけだ。言い方悪く言えば、ウィンドショッピングである。飛田には昔夏目ナナがいたとかいってとてもきれいな人がいっぱいいるとのことだが、確かにおばはんもいたが、きれいな人が多かった。彼女がいなくてお金があれば入りたいなあと思う人もいたよ、残念ながら彼女もいたうえ財布には2000円しか入ってなかったけど
別に歩いていて危険とかは全然なかったですよ。まあ、天気が良くてぽかぽかしてたので、実際以上に居心地の良い場所に見えたのもあるけど。とりあまた、1泊800円のホテルに関していえば、もし大阪で地下鉄乗らないで行ける範囲(恵比寿町のインディペンデントシアターや天王寺にあるロクソドンタなら歩いていける)で芝居をやった場合京都に帰る往復交通費より安いので、役者でも帰るのめんどくせーやってやつや、遅刻の危険が高いやつはみんなで泊まりにいったらいいと思った。W杯や世界陸上の時は安いからって外国人観光客はいっぱい泊まったらしいが、別になんともなかったようなので、一般人が泊まってもなんともなかろう。あいりん地区に泊まって本番に行くなんで笑の内閣らしいじゃないか
別に友人に行ってみなよとお勧めする場所ではないが、日本にはこういう場所があるということ、そのような場所がある社会というものはなにに原因があるのかということを深く考えてみるべきだと思う。いい大人ならね
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