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2008/05/20(火) 需要と供給
 先週の火曜に書いた日記と似たような日記になりまする

 今週はロマンポップとATPを観に行った

 で、ATPは初見でビラから伝わる熱さや、肉体練習が鬼のように厳しいて話から熱さを期待してたのだが、そこそこだったのが残念だった。

 しかし、こういう歴史ファンタジーというか、神話とかがあったり、RPGみたいな独自の世界観というか、殺陣があったり、役名がちょっと恥ずかしい位かっこいい名前でって芝居多いなあと思う。身の回りだけでもZTONさんとか、HOMURAはかなり路線変更したっぽいが

 批判とかじゃなく、なんでこんなに多いのかなと思う。世の中には需要と供給のバランスが大事なので、同じ京都の演劇界の中に似たジャンルの劇団が多いというのは、お客さんの分散に繋がる危険があるのではと思う。逆に成立しえているのは、それだけ需要があるとも考えられる

 しかし、実態は小劇場の芝居なんて採算あってない時点でどこもとれてないので別にお客さんの分散を心配する人は少ない。となると似たジャンルの芝居が乱立した場合の危険は、企画の数に比べ役者が足りなくなる事だ

 が、現状成立してるのだから足りてるという事だ。なにせ、ZTONさんと同じ週にやってるのに両方足りてるからだ。と、いうとこういうジャンルのお芝居に出たい、好きだという役者は京都に非常に多いという結論になる

 で、笑の内閣はというとこんなバカな芝居をしている劇団は京都には無いと思う。私が見る限り、プロレスをさしひいてもうちに似てると思うところはなかなか無い。と、いうことは内閣は同じようなジャンルの劇団に誘われててという競合相手がいない。これは非常に楽だ。スケジュールのような本人の事情でなければ、規模だ、予算だ、なんだということではなく、作品が面白いかで勝負できる

 それでありながら、こうも人手不足なのは、どうもこのジャンルじたいが、役者さんにとって人気が無いのかしらと思う。まあ、よく人からは「内閣て毎回15人くらい役者集まるし、大物ゲストも多くて人気ありますよね」と言われるが、集めてる方からすると毎度毎度交渉は難航するのでとてもそうは思えん、実際そういってる人がうちに魅力感じてでてるわけじゃないしね。やってて悪名は高いと感じるよ。

 悪名の原因が、私の人格なら良い(いいことはないが、仕方無い、いや、しかたないってのは開き直ってるわけじゃなくて直そうと頑張ってはいるが)のだが、作風自体だと非常に難しい。プロレスはおいといて、思い切り馬鹿をやれて、稽古場も楽しくて、商業主義で売れるための小細工をしまくるというのは私にとっては理想なのだが、演劇人の多くは魅力と違うのか。なにせ、食わず嫌いの人や、うちに出て失敗だったと思ってる人はともかく、うち見てすごいおもしろいとか、出てすごい楽しかったて人まで出てくれない状況だと。いっそ、演劇人以外から集めた方がいいのかもなあ。内閣は身内ネタが多いから、意外と思われるかもしれんがアンケート見たら演劇人以外の人のが評価高いんですよ。

 「内閣はおもしろいけど、芝居じゃない」てのはよくいわれて、私はそれは褒め言葉と受け取っている(おもしろいという評価は興行において、他のどんなマイナス評価もうわまわる言葉だと思うからだ「おもしろいけど、役者は下手」「おもしろいけど、特定のスタフが弱い」とかいうのも、おもしろい時点で合格だと思う)。しかし、この「芝居じゃない」てのはすごいネックなのかもしれん。

 私はうちの芝居は決して芝居じゃないとは思ってないが、確かに芝居にしては反則ばかりしてるし、実際芝居の決まりごとを守って面白くなくするくらいならなんでもやってやれと思う、そもそも高校演劇の60分以内とかをのぞいて芝居にルールなんてないし。よく言うとおり人を肉体的精神的に著しく傷つけなけりゃ犯罪したって笑わせたい。

 しかし、どうも演劇人てちゃんと芝居をしてないことに嫌悪を感じるのではないか。演劇人と話すと、まあみなロクにできんやつもふくめてプライドが高いと思う(まあ、私なんかプライドの塊だが)。芝居をしている自分はエリートであると思ってて、大衆に迎合することは卑しいと思ってるのかなとすら思う

どうも演劇界は「もし芝居中に災害が起きた時、役者はそのまま芝居を続けるか、すぐさま演技をやめてお客さんの避難誘導をするか」となった時、そのまま続ける方を尊ぶ風潮がある気がするのだが、私はどう考えても誘導すべきだと思うのだな。

別にどんな芝居も批判するつもりはないし、私は商業主義で、一般向けの娯楽作品のが好きだが、世の中には大衆に迎合しない芝居・反商業主義な芝居・後世に残すべき文学的・芸術的・教育的な芝居も私以外の人間にやってもらわないと困る必要な芝居だと思う。しかし、笑の内閣の芝居だって、私の自己満ではない、世の中の人の娯楽の一つとして楽しませる作品として今後必要な物だと確信している。だからこそ、それを創り上げる人間が必要だし、その価値をわかってほしいなあと思うなあ(あとは、カリスマ性の問題もあるだろうけどね、私自身の人としてのカリスマのなさもあるし、作品自体にカリスマがない。同世代より年上の人のが評価高いのは年上の人は私にカリスマを感じる必要が無く作品で評価してくれるからかなあ、逆に思い切り年下の人の評価も高いんだが。うちは同世代+−3世代くらいに一番たたかれるます)

 で、その面でロップはちょっと今回は私の好みではなかったが、注目はしてるんだな。うちと競合しないし、全然似たようなことがないとは思わんのだが、去年の6月のを連発できたら独自路線が出来ると思うんだ。で、売り方だと思うんだ。でかい話し言えばわし、内角やってなかったらあそこのプロデューサーになりたい。うまに、売り出し戦略を立てたい、奴らが底抜けに良い奴らだってこともでかいがそう思わせる劇団だ。体が3つくらいほしいね


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