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2008/05/04(日) 合田!
 今日は後輩の劇団、劇団紫の新入生歓迎公演を見に行った

 今回の演出は、新2回生の合田団地という男だ。私はこの合田をかっている。私だけじゃなくちっく副総裁、眞野幹事長のTOP3いずれも見込んでいる。劇団紫の後輩は今まで、おそらく28人いるはずだが1回生の段階では一番見込んでいるといってもいい(現在の木村、どす恋はかなり見込んでるけど、1回の時点では合田が上回ってる

 と、いっても今現在の彼は演劇人として秀でた能力は何もない。演技は下手だし、スタフはできねえし、人間としてもまだ高校5年生だし(と、中学13年生の私が言う)じゃあ、なにがいいのかというと彼は芝居への餓えがある。28人いた後輩の中で、入った時点でこれほどまでに芝居に対して餓えがある男はいなかったと思う。「芝居がやりたくて」はいってきたやつはいる、しかし、彼は「やりたい芝居があって」入ってきている。この2つは似てるようだが全然違う

 私が彼に着目したのは、話しててなかなか芝居について考えてると感じたこと、日記が面白いことと、ちょっと手伝っただけで私と木村とどす恋しか知り合いがいないのに内閣のうち入りにきたことの3点だ。話しててについては、けっこう今まで喋った1回の中では一番芝居に対しての考えが刺激的だった。うちいりにきたことも評価している。演劇人としてというか、人間として人見知りせず一人でも多くの人と交流を持ちたいと思うことは大事なことだからだ

 日記はもっとおもしろい、彼の日記はなんというか口では説明しずらいのだが、一見よくある若者の読んでる方からしたらしったこっちゃない悩みや、ちょっとかっこつけたことを書いてみたいてな日記と似てるのだがちょっと違うものを感じるのだな。私がいいと感じるのは、こいつは欲が深そうだと思うからだ。

 欲が深いというのはマイナスに見られるが、欲望のない人間は停滞する。資本主義が社会主義に勝ったのは、人は欲を持たなければ成長しないからだ。こいつは食いしん坊だし、日記で自身の性欲を隠さない。私は若い男なんて、99%やりたくてやりたくて仕方ないくせに妙に性欲を隠すのはよろしくないと思うので、こういうオープンなやつが好きだ。

現時点の彼はむしろあまり自分に自信がなく、欲望を実現させることに躊躇する男である。しかし、なにかしらによって開放することが出来れば、目的のためなら手段を選ばない男になれる素質を感じるのだ、自身の利益のためなら人も殺せる奴なんて早々いないが彼なら出来そうだ。もちろん、そんな悪いことはやっちゃダメで比喩だけどね。きちんとした欲をもち、それを実現させるために人智をつくせる素質がある。自分にゆるぎない自信と、逆にそれを過信しない自制心がそなわれば

で、私は彼こそ劇団運営の右腕にしたいと思うのだ。おかげさまで芝居作りの右腕に関しては、ちっくという者を得た。きれやすく子供な私を人として支えてくれる右腕は眞野くんがいる。あとは劇団運営の右腕だ

なにかといえば彼のスタッフは制作だ。はっきりいうと学生劇団の制作はむいてない。公演時期・ホールなど重要な意思決定はみんなで行うから、仕事と言えば細かい事務作業。彼はきっちりしてないし、たぶんそいうのは向いてない、そういうのはまかせたいと思わん。彼に期待するのは、プロデューサー的見地をもった制作になれる素質があることだ。演劇界において、今まで誰もが思いつかなかったなアイディア、売れるために公演形態・時期・会場・宣伝・集客方法・スポンサー獲得だ、なんだとあらゆることで私を、みんなを驚かすことを考え付く素質があると思えるのだ

しょうみ、彼が直径の後輩の劇団紫じゃない別な学生劇団の子なら、そこに恨みかっても「学生劇団じゃのびねえし、うちは入れや」と引き抜くと思う。紫なのでしないが、紫の公演のない時期、それこそ次の夏でも傍らにおいて、帝王学(おっと、私に帝王学などないぞ、なにも教えられないやんけ)を学ばせたい、育てたいと思う男だ。そして、それを紫に持ち帰ってほしい。

 今の紫は、すでに末期だ。普通に、今までどおりの公演形態で活動を続けるだけでは早晩つぶれる。なにかしら、びっくりするような再興策をださねば本当にヤバイ。が、私にも、現役ならやれることはあるが、OBでは根本的な策は思いつかん。が、合田を傍らにおいて、その後紫に還元できる気がする。中興の祖になれるはずだ。

 と、前置きが長くなったが、だからこそ今回、彼が作・演出をしているというのは楽しみにいった。まあ、はっきりいえば酷い出来だ。人前に出していいレベルには見えぬ。しかし評価していい点もあった。それが随所に光る言語センスであり役者を注意深く見ているであろう配役(駒としては、みんな下手だけど全員先輩という非常にやりづらい状況であっただろうが)と、自分と社会への冷静な視点かな。
 
 単純に、役者にもっと信じてもらって、とにかくテンポテンポテンポを重視すればもっと面白かったと思う。1時間だがずいぶん長く感じだ。あの芝居48分くらいなら面白さは3倍以上になったはずだ。演技もあと7割濃くてよい。やりすぎな芝居は、おとなしすぎな芝居を凌駕するのだ。まあ、劇中でゲーム(マリオカート)するのは、某劇団の多大な悪影響を感じたけど

 上記で「やりたい芝居があって入った」と書いたが、彼はおそらく作家志向だ。そして野望のある男だ。いわば、彼を右腕にしようてのは、下につかせようってのは寝首を書かれる危険がある。今の彼は間違っても謀反を起こす勇気はないが、むしろ将来的に寝首をかきそうな奴だからこそ興味があるちゃある。ぜひ、大きく伸びてほしいものだ。正直今の紫は芝居に飢えがある男がいるにはかわいそうな劇団だ。だから腐られば損失だし、安易に外に引き出すより彼がいるに値する劇団になってほしい。たった一人の人間なのに、ここまで長く書かせるんだから期待しましょう


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