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2008/06/16(月)
総裁、後輩に怒る
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今日からカンボジアいくからしばらく更新しません
うちの副総裁ちっくは、劇団酔眠薬という劇団の主宰でもある。まあ、酔眠薬が先で、あとにうちに入ってもらったので、うちが無理して掛け持ちしてもらってるのだが、じゃあ世間の人がどう認識してるかで考えると、公演回数・知名度・劇団規模から言って、ちっくは内閣の人間だと思われてると思う。
その酔眠薬の公演があった。うちの眞野も客演でいっている。なんと劇団員の3分の2も客演にいっているので、客演していない劇団員全員で観にいった。つまり、私以外の劇団員が全員でてるので私が観にいったということさ
ここの作家は、ご存知元内閣のレギュラー。私が最もかわいがった後輩、武結城である。前回は、作家のみだったが今回は(ちっくが演出やってくれなかったので)演出もだ。そもそもこの劇団は、作家がやりたいが演出は出来ない武と、演出がしたいが本をかけないちっくの利害が一致した劇団だ。
が、私はその動機自体がありえんと思った。似たような体制に、作家よりふじゆき演出家向坂達矢という京都ロマンポップがあるが、志は全然違う。向坂がよりふじくんの作家としての才能を見込んで旗揚げしたのだ。彼らはお互いを認め合った同志だ。しかしちっくは武の本すらみないで決めたらしい。それじゃあかん 終わったから、そして一番かわいがってる後輩だからあえて言うが、武の本はつまらん。私は彼が2回生の頃から書いた本を見てきた。彼の戯曲は舞台化するに値しない。残念ながら、私がまだ認められたのは去年のテンポイントだけだ。申し訳ないが、つまらない脚本というのはすくえない。
今回も不満だらけであった。今回は池田屋事件の話だ。かなり、歴史を改竄したフィクションであった。歴史改竄じたいは、歴史学者はしてはいけないが、作家がする分には問題はない。それで物語がおもしろくなりさえすれば、もしくは主張があれば。が、歴史をいじって面白くするポイントはいじくりすぎず、結果をかえないことである。「影武者徳川家康」がおもしろいのは、単に関が原で家康が戦死しその後影武者が変わりをやる中で、起こる事件を描いているからではない、色々事件が起こるが後世に伝わる歴史上の結果は結局変わっていない(辻褄が合っている)からおもしろいのだ。幕末純情伝だって、そこまで沖田総司がBカップだからおもしろいのでも、森昌平がでてるからでもない、大事なところはいじくってないからだ。はっきりいうと、無意味にいじくりすぎ。無意味に家訓の人物だしすぎ。かといって、主張もないし、思い切り歴史を改竄したいなら思い切り馬鹿にするしかないのだが(馬鹿は免罪符だ)それもなし。だいたい、誰が主人公かもわからん。
しょうみ、武の本がそうなるのはわかるのだが、関わった人間は限りある演劇人生をなんと考えているのだと感じた。うちは、大事な劇団員2人、私以外全員を貸したわけだ。いや、ちっくはあっちの主宰やから違うけど、眞野は確実に。今までのうちならヘラヘラかせるが、こちとらすでにお金を払ってプロレスしに来てくださいてオファーがくる劇団なんですぜ、べつにそれをけったわけではないが、金を稼ぐ人間を無料で貸してるんだ。それでこっちにメリットがなきゃ怒るさ
てことで、武氏には猛省を促したい。お前は何がやりたいんだ。あたまきた。演劇に関わりたいなら、まわりを不幸にさせないでくれ。人のことはいえんがさ。みなも自分を大事に考えてほしい。ああこりゃこりゃ
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