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2008/07/20(日) どんと来い超常現象
私は不義理な息子なので、親父が死んで5ヶ月たつが、すでに1週間に2回くらいしか「そういや親父て今年死んだんだっけ」と思い出さないし、一度も夢に出たことがない。が、昨日初めて夢に出てきた。家族で過ごした中で一番記憶に残っている平取町をドライブしてたら、そこにいっぱいファミレスができていて(その時点で夢だとわかる。人口がどんどん減って過疎化が止まらない平取に進出するファミレスなどない)「便利になったねえ」と言ってたら、当たり前のように後部座席に親父がいた。

が、親父が生きている前提の夢ではなく、私ははっきり死んでるという認識があるので、なんでおるねんと思ったのだ。と、考えると霊なわけだが、「なんや霊になって戻ってきたんかい」聞いたら「霊などいるわけないだろう」と怒られた、「なら、まだ生きてたんか」と聞いたら「お前葬式に出ただろうが」と怒られた。「そんならやっぱり霊やないか」言ったら「超常現象なんか信じるな」と怒られた。実に理不尽である。オチはそのうち、教え子とかも来て、小学校の前で焼肉を食べてたら昇天していくという、せっかく死んでから初めて出てきた割には、全くメッセージ性もクソもない夢だった。本当に霊というものが実在してなにか伝えるために出てきたとしたらまったく意味がないので、やはり霊は存在しないのだろう。

で、そんな夢を見た原因はわかってるのだ。前の日に「超能力番組を10倍楽しく見る本」という本を読んだからだ。その本は、今度「笑の万博」2日目、21日16時半より講演会をしていただく、と学会会長山本弘氏の本だ。この本に基づいた講演会をしていただくので、早速購入して読んだのだ(去年の時点で立ち読みはしていたのだけど、講演会を依頼した手前ちゃんと購入した。総裁は、一昔前まではこういうサブカルチャー本はかなり買っていたせいで、家は本だらけで片付かないが、最近は金がなくて買えない)。

実に興味深い本である。私が、こういう超常現象を疑ってかかるということを習慣することが出来るのは、ひとえに親父のおかげである。親父は、超常現象番組を見ては、テレビに向かってその非科学的さを怒る男であった。怒るなら見なきゃいいのにど思うが、どうも見て文句を言うことが趣味のようだった。

が、それは本当に大事なことを教わったと思う。テレビは嘘をつく、本だって嘘がいっぱい書いてある。と、いう当たり前のことを、思った以上にわかっていない人は多い。人のいったことを鵜呑みにしない。必ず自分で調べる。というのは、件の山本氏もしつこいくらいに本で主張していることだ。それを幼いうちからたたきこんでくれた親父には感謝している。山本氏が別の本で主張してる、人を信じることの大切さと同じくらい、人を疑うことも大切だということをきちんと教えられる親父はやはりすごい教育者なのだと思う。

とまあ、おかげさんで超常現象に関して懐疑的(ここで重要なのは決して否定派ではないということですね、超常現象は絶対にないから否定しなきゃならないというのは、絶対あると信じ込むのと同じくらい危険なことである。24年生きてきて、納得するような明確な証拠がないから懐疑的なだけで、納得するようなものがあれば考えを変える可能性はある)な私ですが、世の中には肯定派も多くて、中でも一番屈辱的だったのは、「脚本家の癖に、そういうものを信じないなんて夢がないね」と言われた時だ。

これほど頭にきたことはない。なんて不思議なことをすぐ信じる方が優れた脚本が書けて、すぐに信じずに自分で検証したうえで結論を出す方が夢がないといわれなくてはならんのだ。本気で、超常現象を素直に信じる方が面白いと思っているのか

そんなことはない、自称超能力者と駆け引きをして、トリックを見破る痛快さは本当に面白いし、血液型性格判断なんて非科学的なものを信じている友人を完璧に論破した時もまた痛快であった。脚本だって、そういう論理的思考があるからこそ面白くなるものだってあるわけだ。自分で思考せずに信じちゃうより楽しそうだとは思わないかね。

その面白さをわかってもらえるのが、山本さんの講演会「超能力番組のウソを暴こう」だ。なんと、山本さんは過去20年くらいの主だった超能力番組を録画し、何度も巻きもどしてトリックを発見し、それを元に講演会をしているらしい。と、いうことで今回の講演会もただ喋るわけではない。実際に会場でVTRを使って巻き戻しをして、お客さんみんなでどこがトリックかを見つけるという体験型講演会なのだ。私は司会なので、事前打ち合わせで正解がわかっちゃうのだが、お客さんはもちろんその場で推理をめぐらすことが出来る。実に面白そうでわくわくしますね。

ということで、こんな面白い山本氏の講演会は21日16時半から。ぜひきてね


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