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2009/11/03(火)
一色家は滅亡しましら
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紫を見てきた。悪ふざけも悪ふざけだ。私の悪ふざけは褒め言葉だ。私は悪ふざけが大好きだ。真剣にふざける奴は好きだ。
しかし、下手だ。下手なうちから悪ふざけをして、それが面白いとなると、演技がうまくなることの必然性がなくなる。私のような、面白ければ法を犯しても良いという主義の人間ですらこういう懸念が起きるんだからどうなるんだろう。
紫といい、未踏座といい、忘却といい、昨年くらいから学生劇団は人数が増えている。人が足りなくて、スタッフオンリーの約束で入った奴までキャストでかり出す学生劇団が、役者希望者を落とすような時代になっているのは不思議だ。60、70年代、学生運動という形で自己表現をした生きのいい若者たちは、80年代演劇に行ったおかげで小劇場ブームがきたわけだが、やがて90年代音楽に行き、00年代はダンスにいったので、10年代はプロレスかなと思ったけど、演劇に戻ってきてくれたようで
しかし、質はというとである。1回生で光りそうなのが2人だけいたんだけど、具体名は書かないけどね。この先どうなるかはなあ、きっちり話したいなあ。でも、今の合田はうらやましいな、たしかに質は悪いけど合田のやりたい放題、少なくとも私の現役時は私の作風でやりたい放題にできなかったし。小山くんで盟友もいる、私は同期にああいう形の盟友はいなかった(千本は盟友だけど、ああいう形じゃないねえ、異性だし)。今、内閣だってやりたい放題じゃないし。
なんか紫つぶれたら悲しいて思ってたけど、そこまで執着なくなってつぶれてもいいかとも思ってきたぞ、1回生の子らは合田が卒団してもまだ私が見に行きたいと思わせるだけのことやってほしいな。色のなかった私の現役時代と違って、今のあんなアナーキーな学生劇団はないはずだから
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