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2009/11/07(土)
再現可能な笑の内閣
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妹とか、娘とか通り越して孫みたいに可愛い後輩である四方ちゃんのユニットL3や、アフタートークやしゃべり場でお世話になった水本さんの新たな劇団ステージタイガーがでる、linxてもんにいってきた。
これは、3月から内閣の常連さんになっていただいている石田さんというお客さんが、6団体集めて20分の芝居を上演するというイベントだ。この人はすごい観客だ、お世話になっている人にとても悪い表現をするのをお許しいただきたいが、あえて良い意味で「観劇依存症患者」といいたい方だ。まあ、制作サイトで問題になっている、関東にいるようなマナーの悪いステージジャンキーとは対局な、たいへんありがたい方なので、その人のイベントなら見に行かなくてはと思える人だ。
1周り以上年上の方に偉そうに言うのもなんだが、演劇関係者というより、観客という立場から演劇好きが講じてイベントをするという行動力がすばらしいと思った。あの面々から呼べるであろう動員力に比べて会場が狭いとか、ドリンク付きがいかせてないとか、進行がもうちょっと見やすくなればとか、不満もあるのだけど、まあ次回もあるようなので、ぜひ次回はうちも呼んでほしいなあ
演劇ってのはほとんど、上演劇団の主催興行なのだが、これはかなり非効率である。例えば、ライブハウスでやってるライブなんて、単独ライブなんか稀だ。お笑いコンビも、単独ライブより何組かあってってのが多い、音楽や漫才に比べ搬入搬出が時間かかるというのもあるが、高校演劇は当たり前に日に何組もやってるんだしできないことはないだろう。
うちも、最近京都演劇フェスティバルとか、吉田寮祭とかでそうした経験をしてきたが、そうやって自分の金銭的リスクや、めんどい仕込みバラシを回避出来て場数が踏めるてのはありがたい、そうした場がどんどん増えてほしいとは思う。いや、ナギサコントライブをそういった場にしたいんだけど、なかなか参加団体が集まらんくて、出来てないのだが
ただ、こうした方式を劇団もメジャー化していくための問題点も感じた。ようは、まだ今日もあるのにこう書くのは失礼だが、親しい子なのであえて書く、L3のものについては、明らかに彼女らの主催興行でやっていたことに比べ見劣りしていた。別に手を抜いていたとは思わないが、現実的に練習時間や他との兼ね合いで自由度が利かないこともあって、主催興行よりクオリティが下がるのはやむをえないと思う。
で、単純に、無理して新作せんでも机上のクローンでやって一番反応よかったのをやればいいのにと思った(いや古野のスケジュールがあわなくて2人だからむりだったのかもしらんが)
この各劇団が、いつも無理した新作ではなく、前日にちょっと練習すればクオリティの高い物をいつても再生可能な短編持ちネタとして持つというのはこれから重要になってくるのではと思う。吉田寮祭りで面白かった、ベビーピーのジョジョ劇や、ファックさんの山登りのネタなどは、多少新しい部分尾あるが私も前見たことがあるストックネタである。しかし、その場にいる人の過半数が初めて見るならそれでいいし、面白い物は何度見ても面白いからだ、考えてみれば、音楽は単独ライブだって全部新曲などありえないし、漫才コントだって、TVでもけっこう同じネタをしているのに、演劇も無理しなくても良いのではないか
で、内閣はどんな持ちネタをすればいいかと思うと、プロレスはマット運搬と実行するための拘束人数(レスラー最低2、リングアナ、レフ、実況、解説、コーナーを人がやる場合は×4)と人がいすぎて、ぱっとやるのは難しいんだわ、普通の芝居よりアドリブが危険なので練習時間もかかるし。となると、皇族コントか、コンドームやウヨっていいともや貧乳仮面て手もあるが、楽でクオリティならディベートかな、最低5人いればできるし、ほぼアドリブでいけるし、笑えるし、もはや演劇と言えるかだが。まあ、固定劇団員がいないとつらい
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