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2009/02/13(金)
シアターバイキングをふりかえる
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と、いうわけでシアターバイキングから2晩あけまして、振り返っていきます。
と、いうかいくら結果を重視してない内閣プロレスとはいえ、試合結果を載せてないのはまずい。結果は
12分27秒 ノルウェー王子が乱入し、両者KO 新デンマークプロレスヘビー級王者はノルウェー王子に移動 という原作通りの展開です
改めまして、今回の作品は、枠を取ってくるだけで、実動をみなに丸投げしてしまう形になってしまって、みんなには感謝のしようがありません。枠を取ってくるだけでは怒られるポジションなので、早く取ってくるだけで感謝されるポジションに専念できるくらい人がいればこしたことはないんですがね
しかし、おかげさまをもって作品は大変面白かった。意外とハムレットのストーリーに準拠していたといわれたとおりで、レアティーズVSハムレットの最後の剣術試合をプロレスの試合に見立てる(それまでは映像でごまかすという大胆な展開、「生きるべきか死ぬべきか」も「尼寺に行け」も映像中しか言わない、ひどい)といった展開だが、けっこう原作を読んでないとわかんないネタもちりばめ、さすがというしかない、ほぼアドリブの本宿・向坂の実況解説(本当はギルデンスターンとローゼンクランツは、最後の剣術試合前に死んでるはずなんだが)で、見事笑いを取れまくった。なにが悔しいって主催側でビデオとってると思いこんで、こちらで用意しなかった結果映像が残ってないことだ。まさに幻の作品だ。
まず、10日に搬入したが、びっくりするようなちゃんと楽屋。広いし、モニターあるし、鏡も洗面台も。しかし地下で換気ができないため、タバコがけむいけむい。くそ、異種的禁煙にすればよかった。のどが痛いのは、このせいだ
ホールの人との打ち合わせは、主催興業じゃないぶん好き勝手やれないが、さすがプロだけあってややこしいわがままなきっかけ変更もどんどん対応してくれる。ありがたい
そして、スタート。まずは、一人マクベスの渡辺瑞穂さん、圧倒的なパワーで演じきっていた。次に、中高年ミュージカルの発起塾さんのロミジュリ、ここは面白すぎた。正直ここには負けたと思った。曲のセレクトが通すぎるし、一番盛り上がる部分であえて歌を止めてお客さんに消化不良を起こしてからおもむろに歌いだす演出も秀逸、なによりみなさん若い若い、とても入塾条件50歳以上と思えない。
ぐんなり会さんの狂言もテレビはともかく生狂言ははじめてで新鮮。柴漬けシアターさんの2人芝居だけ、残念ながら直前準備のため生で観れなかったが、4団体とも甲乙つけがたいイベントであった。
そして授賞式、まずは観客投票で3位をとって、銅メダルをもらえたので「よかった、無冠じゃなかった」と、メダルをかじる高橋尚子ネタで一安心。そのご、審査員特別賞ではあわい期待をもちつつも、瑞穂さん。特別賞は、審査委員長の菊川さんが持つ、坪内しょうよう訳のシェイクスピア全集(昭和10年、はっきりいって売れば、最優秀の賞金3万よりつく、演劇人として売るわけないけど)なので、かなりほしいものであったので、こりゃ仕方ねえなと思ってたら、なんと最優秀賞でよびあげられてしまった。
ヒヤーである。観客席の内閣勢が座る方向から、驚きの声となぜか、自分たちで自分たちにブーイングが。しかし、嬉しいことだ。見に来てくれた面々が祝福してくれる
そして、うちあげ。お金がないからいかんといってた面々が現金にも参加(うそうそ、最優秀がいないとって責任感でしょう、みんなありがとう)し、大所帯に。全グループとちゃんと話して仲良くなろう、そして3月のチケット売ろうてのが目的だったので、いろんな人といろんなお話ができてよかった。とくに、菊川さんには貴重なお話をいっぱい聞かせていただいて、たいへんありがたかった。あと、司会で落語家の桂二乗さんとも話せたのはうれしい。本物の落語家と話せたのがはじめてだし
ということでとても楽しいいい経験ができました。次の日の搬出はたいへんだったけど
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