ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2009年6月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新の絵日記ダイジェスト
2015/05/14 名誉男性鈴子への抱負
2015/04/12 名誉男性鈴子 早割1日前
2015/04/03 残業代支払いよりずる休みのが悪いと思ってるのか?
2015/04/02 養子話
2015/04/01 養子をもらうことになりました

直接移動: 20155 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2009/06/14(日) 追悼 三沢さん
 今日は別な話題を書く予定だったけど、京都の劇団の主宰の中で、プロレス芝居をしているものとしての義務として、これは書かなくてはならない

 三沢光晴というレスラーの死去について、私がショックだと書くのは、本当にショックなファンのかたがたには失礼だと思う。私が好きなプロレスは、試合の攻防ではなく、それにいたる虚実交えたスキャンダラスな展開であるから、ノアの路線は好みの方ではない。だから、本当に三沢が好きだった、ノアのプロレスが好きだった人を前にして、ショックですて書くなんて、お前になにがわかるといわれるだろう(正直、書きたくないけど、本当に大好きな選手だったら、今ここでこんな文章をかけてすらいないと思う)。それでもあえて書く、ショックだ。

最初に知ったのはシモンさんからのメール。仕事上がりに見た。本当はそのままナギサカウンターに戻って泣きたかったが、早上がりさせてもらったうえに、今残ってるお客さんはどう考えてもプロレスは知らなさそうな人だったので、向坂の店に行って、三沢カラーのエメラルドグリーンのきついカクテルをいただいた。飲まずに入られなかった

馬場さん、橋本の時だってびっくりしたがそれでも病気だった。正直、シモンさんのメールは子音が書いてなかったので、橋本のようにまた太りすぎかいなって思ってしまったが、試合中の事故である。しかもバックドロップだ。まさか、三沢がバックドロップの受身に失敗するなんて。情報が錯綜していてまだたしかではないが、明らかに体調が悪そうで、バックドロップをうけた段階では既に意識が飛んでいたという情報もあるようだが、それだとなおのこと、リングドクターは止められなかったのか?とかになってしまう。相手の彰俊だって責任を感じてしまうだろう(実際は、明らかにやばそうじゃないかぎり、試合を途中で止められんでしょう、興行である以上)。

そして、これは他人事ではない。試合中の事故というのは、笑の内閣にだって起こりうることである。今まで幸いたいしたことがなかったが、前回はついに高田の鼻という具体的な被害が出てしまった。我々は、安全第一、練習で99・99%成功しない技は絶対させないという取り決めをしているが、それでも人間である以上100%はない。しょせん、脚本だろヤラセだろといわれようが、それでもとてつもなく危険なことをやってるわけですよ。安全だといっておきながら危険てのは矛盾なのだけど矛盾ちゃうねん。さらにいえば、やる方もファンもより危険を求めるのだ。だから、ファンとしてもより安全でよりきけんという矛盾を求めてしまうのだ。

私は、小さいころかかったウィルス性の病気のせいで、体をうまく動かせない(いや、普通の日常生活は出来ますがね)から、悔しいけど受身が取れない。練習してどうこうなる問題ではないので、正直プロレスはしたいけど、代表として自分にさせない。てことで、私は悪い言い方をすれば役者に危険なことをやらせて自分が率いる団体の名を上げているという悪人である。もちろん、私はプロモーターとしてだす実行力・アイディアあってこそ、選手の方々にやりがいのある試合が出来るリングを用意しているというプライドはあるけど、実際に痛みを感じてはいないという負い目はある。だからこそ、絶対にみんなには安全に無事に帰ってきてほしいし、こんなことはあってはならない。私が責任を取れない。そして、なにより笑の内閣は笑えなきゃダメなのに、笑わせるためにやっているのに、それじゃ笑えないからだ。

レスラーはリング上で死んではならないのだ。中にはリング上で死ねて本望て考え方もあるだろう。私だって、1回目のプロレス芝居の千秋楽でキャッツに投げられた時に本当に死にたかった。2回目のときにMコバにクロロホルムを嗅がされた時に本当に死にたかった。でも、そこで死ぬとみなに迷惑がかかるし、笑えないし、カーテンコールでアンケートのご協力をお願いする人がいない。三沢は死んではいけなかったのだ。ノアのため、プロレス界のため、必要な人材だった。たしかに、私はむしろ、ノアはネタにしてたけど、ノアがちゃんとガチなプロレスをしてくれないと、うちがネタに出来ない、あがったりだ

まだこの先この件の影響がどうなるかはわからない。ただ、一つお願いしたいのは、今日の博多大会を中止にしてほしくない。広島県警からの事情聴取や選手の動揺を考えれば中止すべきかもしれない。しかし、人前で興行をする興行会社である以上、たとえ社長が死んだとしても中止すべきではない。やってほしい。ノアはたしかに三沢あっての団体だったかもしれない、しかし社長が死んだとしても機能が停止してしまうほどヤワな団体じゃないはずだ


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.