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2009/07/27(月)
世襲批判
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凝り固まった人たちは、なんでもかんでもマスコミは自民に不利民主ひいきなんていうが、実際は政府擁護な記事をだしまくっているのは明らか。世襲候補は自民174人に対し、民主36人て記事があったが、かなり悪意のある記事である
たしかに、世襲候補はこの数だろうが、民主党の世襲候補34人のうち民主党が結党してから世襲したのは・・渡辺周と山花郁夫だけである。あとは、自民党時代・社会党時代に世襲して民主党に移籍した人であり、民主党が3親等以内同一選挙区連続立候補禁止を等速にした03年の選挙以降世襲した人はいない。現在進行形で世襲を認めている自民党の数字とは比較にならない。それをこう書くと、自民も民主も変わらんと受け取れるのだから、政府擁護は明らかである。当たり前だが、法律は過去にさかのぼって罰則に対応するのは禁止である。すでに世襲しちゃってる人までNOというのは法律をわかってない人だ
それにしても世襲制限には、否定的な人が多いがそれでいいのかといいたい。民主党だって一緒だってのは上記の通りだが
世襲制限が憲法違反だという意見もあるが、べつに、政治家になってはいけないということではない、民主案は明確に、3親等以内の親族が10年間同じ選挙区で立候補しちゃダメってだけ。隣ならOKである(しょうみ鴨川を渡るだけで行き来できる京都1区と2区なんて同一選挙区も同然だが、文明の息子が2区から前原の子供が1区からでるのはOK)。だから政治家になりたい、議員の息子はふるさとを出て自分でどこかにいけばよい。この規定なら鳩山が世襲だって批判もナンセンス(出身地じゃない北海道に来たのだから)てのもわかる。ちなみにこの規定なら批判派のお好きな麻生もOK(父親引退から10年以上たってから初出馬だから)だしね。まあ、鳩山が鳩山家の御曹司じゃなけりゃ簡単に北海道に落下傘できなかっただろうし、麻生が麻生財閥の息子じゃなけりゃ、簡単に父引退から10年以上たって出馬できなかっただろうけどね
同一選挙区出馬の弊害は、熱心な支持者・後援会というものを簡単に引き継げてしまう地盤・苗字という看板を引き継げるという優秀な新人を遠ざけることもあるが、なによりカバン、政治管理団体の相続税がかからないというのが一番だ。供託金のところでも書いたが、貧乏人の立候補への著しい不利という問題点である。そこを見ていないものが多い
なにより奴隷根性丸出しでいやなのが、世襲擁護に子は親の背中をみて育つとか、小さいころから帝王学を学んだ方が良いとか、世襲に生まれた人への嫉妬だとか本気で思ってる意見があることだ。正直、嫉妬して何が悪いのかと思う。人類が築くべき社会というのは、生まれた時点での身体的能力とか肌の色とか性とかで、やりたいことが制限されないように、結果は差がつくのは当然としてスタートラインだけはなるべく平等化するように調整することである。よって、生まれ育った家などで特権が生まれるようなことは断じて排除せねばならない。よって私自身が、公務員一家という比較的恵まれた家庭に生まれたおかげでフリーターで芝居続けられる環境にいるのにこんなこというと天ツバだけど、理想は相続税100%だ、自分の食い扶持は自分でかせげだ、どこの家に生まれたから有利不利などあってはならない。伝統芸能はどうだてのもあるが、伝統芸能が世襲しても我々の生活に被害はない。しかし政治は違う。
選ぶのは選挙民というのは誠にその通りだが、有権者が上記のような馬鹿なら、ある程度制限は必要ではないか(外国で当たり前な戸別訪問が禁止なのが、買収されやすい日本人では仕方ないことであるように)
もちろん、私とて有能な世襲政治家は必要だと思っているが、上記のような世襲擁護は理解できない。私なんか就活の時創業者と現社長の苗字が一緒なだけでリストからはずしたのにね
てことで、この北海道比例下位の山岡氏の世襲は、確かに民主党則ではOKだけど反対。一見世襲に見えて、党則ではOKだし、当選の見込みの薄い下位だし問題ないだろと思わせといて、圧勝しそうな北海道なので当選濃厚という悪質な状態だ。
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