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2009/09/24(木)
ロマンポップは内閣の次に売れてほしい劇団です
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私は札幌公演の前に、この秋は京都ロマンポップを手伝います。制作補助という形で、宣伝業務をします。
私は基本的に人に情けは絶対かけない、自己利益になること以外はしない主義なので、人の劇団を手伝うことなどない。事実、スタッフとしてヨソを手伝うというのは、4年ぶりである。前手伝った理由は、その人たちが好きだったからだ。今回もそう、ロップが好きだからだ
これはすごいことだ、なぜなら私はロップの芝居はそこまで好みではないからだ。作品の出来は良いと認めているが、たとえばイッパイアンテナの芝居とどっちが好みかといえば、イッパイアンテナだ。が、それでも京都で、内閣以外で一番好きな劇団はロップだ。こういうと何様だというかもしれないが、演劇界にも秩序が必要で、私はロップが売れない演劇界は間違っていると思うので、売れてほしいのだ。
まあ、書いててもよくわからんのだが、まあ人が好きてのはあるわな。やはり座長の向坂の魅力。
向坂て男はとても魅力的な男です。まあ、広義の意味でいうと友人なのだが、あまり友人と表現したくないです。嫌いだというのじゃなく、同い年でもちっくとか浪崎とかは完全に友人と表現できるのだが、かといって打算で付き合っているわけでもなく、彼と話すととても楽しい。でも、彼と遊びに行きたいとは思わない。いや、海とかにいって彼がどんな行動をするかはすごく見たいが、一緒に泳ぎたいとは思わないという感じだ。かといって、ライバルとも違う、お互い認めてるところは認めてるがライバル視はしてないし、尊敬しあってるとまでは行かない、ただお互いお互いの劇団がさっさとつぶれてうちに入ってくれたらいいのにという、善意なんだか悪意なんだかわからん感情を持っているのはたしかだ
彼の魅力は、社会適応能力がない多くの演劇人と違って、普通に社会人になれそうな能力はあるのに、あえてそれをしないことだ。もっと生き易く生きれるはずなのに、あえて生きにくく生きている、まさに人生そのものが愉快犯だ。もっと効率の良い行き方が出来るであろう彼が、演劇というきわめて非効率的な表現方法(しかも自分で劇団を主宰してしまうという方法)を選んでしまったことは、彼にとってはとてつもない不幸なのか幸せなのかはわからんが、少なくとも周りにいる私たちにとっては幸福である。
まさに、「面白くことの泣きよをおもしろく」と時世の苦でよんだ高杉晋作的な行き方をしている。彼はまさに現代の高杉晋作なのだ。ほ
ほめすぎた。まあ、他にも愉快な方々です。特に高田は好きです。彼は今日会ったのですが、子猫を拾ってきてポケットにいれて持ちあるいでいました。なんてかわいらしいいんだ。猫も高田も。彼はまのくんと中がよいです。会計通し。一緒に吉野の桜を見に行ったことにはちょっと嫉妬しています。
でも、一番は彼らが今回、隠岐で公演するからです。団員の沢大洋の地元で、彼が色々と後援をとってきたということで自腹なしで行きます。それを聞いた時、なんで方傾いた(かたむいたとよまず、かぶいたとよんでね)奴らなんだと思いました。隠岐でやれるといっても、はっきりいって駄目な演劇人はどこそこ?え、なに魅力あるの?いくら全部向こうが負担してくれるからって価値があるの?とか言うと思います(実際、そういってる奴もいた)。しかし、まず売り興行に勝るものなどないし、なにより隠岐でやるというのは、ある意味東京以上に価値があるといえます。東京で芝居をする劇団は多くあるが、隠岐は前代未聞です。つまり、隠岐においては、劇団のスタンダードが京都ロマンポップになるわけです。
今度行く西ノ島は人口4000人くらいらしいですが、とざされた孤島だからこそ、できることがあります。140万いる京都の半分の人に芝居があることを告知し10分の1を動員するなんて不可能ですが、4000人の孤島の半分の人に告知し、10分の1動員することは可能だからです。
で、それがどうなるとと思うなかれ、川下理論、川上理論てのがあって、まあ詳しくは私もよくわかってないのだけど、これはものすごい川上から攻める戦略なのだ。内閣が札幌に行くより価値がある。正直悔しいもん。向坂とは、「東京はダサいて空気を作ろう、地方から攻めよう」、合田も「内閣は46道府県でやって、最後に東京でせめてほしい」とかいってることを実行したい。
脈絡のない文になったが、ようはこんな機会がなければ隠岐はロンドン以上にいく機会がないだろうから、行きたいなあてのが一番の理由かな。とても怖いが、境港まで運転します。あまり親しくない、客演陣を後ろに乗せて。大丈夫か。しかも金がないから帰りは下道だ。境港―鳥取―豊岡―福知山―京都て何時間かかるの?
てことで、ロマンポップ、京都公演は11月にやるので見に来てねーね。チケット買って。俺から買って、マージンもらえるのかを確認してないけど
「みんな大好き、さわ先生」
2009年11月13日(金) 14時〜/19時〜 14日(土) 14時〜/19時〜 15日(日) 13時〜/17時〜
[会場] アートコンプレックス1928
[料金] 前売り/ 1500円 当日 / 2000円 学生(高校生以下)/ 1000円
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