ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
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2010/10/30(土) 今年度ドラフト総括
私の大好きなドラフトが終わった。ミクシイ限定で書いた、ハンカチ日ハム入りで、のるてのネタがどうなるかは、本番のお楽しみ(本物のホモの多田野の退団は痛いが、思う存分ハムの選手でのカップリングはすんだことだし)だが、ハムは2位以下もいい指名をしたなあ。いや、正直ハンカチはプロで通用するか微妙だが、3位乾、4位榎下、5位谷口てのはそれぞれ1こずつ順位が高くないと取れないだろうてとこだし、いい指名だ。

 で、阪神となると、まあ1位榎田はまだマシ。毎度毎度外れ1位ががっかりというのが、去年の二神から改善されとる。伸びしろは少なそうだが、阪神の育成能力考えると完成しかかってる方がマシ。

 2位の一二三は心配。素材は間違いなく一級品だが、阪神が育てるのが最も苦手そうな選手。オーバーに戻すのか、サイドのままのばすのか、野手にするのか。東海大相模なのに読売がスルーしたのも気になる(宮国を先にとられた嫌がらせなのか?)。一二三もいい選手だが、正直2位なら吉川が欲しかった。吉川は主力野手として大スターになれる存在だと思うんだがな。

 3位、中谷は正直知らん選手だった。いや、調べてみれば悪くはないと思う。原口、橋本との競争相手としての捕手(これで狩野も完全に外野手転向かだし)は、正直絶対必要ではないが、いて困るものではないし。遠くに飛ばす能力考えれば外野として面白い。しかし、3位で高校生捕手をとってる場合でないだろうともいえる。

 投壊状態である中継ぎ陣では、榎田(は先発でやってもらわんと困るし)だけでは足りん。右なら、小林敦、榎下。左なら岩見、乾を取れた。確かに、その場しのぎ補強であり、ものになったら中谷のがでかい。でかいが、今はその場しのぎをしないとならん時期ではないか。なにより、永尾スカウト以来の九州優遇があからさま(今は秀太なんだろうが)がなあ、でも九州優遇も西村以外誰も成功してないし。絶対九州からとらなあかんのかい

 4位、岩本は文句無し。よく4位でとれた。秋山なみに高卒投手として期待出来る。

 5位荒木も期待は出来る。しかし、俊足好守備の内野って、大和、坂、上本で足りてるだろうキャラかぶりすぎ。他にいないのかいな


 育成枠はまあ、よい。飛ばすだけの穴田とか、左腕島本とか、高校生をよく指名した。

 と、私はドラフトにおいては、即戦力より素材型高校生が好きなのだが、今年はもう少しで優勝、かつ投壊状態をみて、即戦力投手(+将来を見越した高校生野手)が希望だったのに、今年に限って将来性重視。大卒豊作、高卒不作の年に高卒重視ってちぐはぐ。

 その他は、岡田クジ3連敗とか、みすみす読売沢村単独指名への腹立ちとか、でも最大は佛教大の後輩大野が怪我にまけず無事指名があって良かった。本当は阪神に来てほしかったが、怪我持ちの選手を阪神がうまく育てられると思えんので中日でよかった。

2010/10/28(木) 劇団四季
 ツイッターには、平城遷都1300年祭にいってせんとくんを見たり、去年ハムレットプロレスで最優秀賞をとった演劇フェスティバルの司会だった桂二乗さんの落語を聞きに行ったりと遊んでばかりに見える総裁だが、実際に遊んでばかりである。そんな私は昨日久々に劇団四季なんぞを見に行った。四季といえば、私の母がミュージカル好きで、小学校くらいの時はかなり何回も見に行っていた。当時の札幌は2月にいっぺんくらいのペースで何作品も四季のミュージカルが来ていて、そのほとんどを見ていた。そんなハイペースで芝居を見れたというのは、後の天才劇作家の成長に大きく影響したのだ。

 その後、わしのやりたい芝居とはちゃうわと見なくなったが、2個下の後輩が照明で就職して、今回京都に来るというので行って来たのだ。いや、小劇場じゃないから彼女が照明操作をしてるとこなんか見えないし、終わった後話せないし、なにより彼女の名前を出してチケットを買っても彼女にマージンは入らないのでなんの意味はないのだが。

 なにより、今回のお芝居「春のめざめ」は青少年が、管理したがる大人に反発したり、性へのめざめを描いた話であり、19世紀末にドイツで書かれたこの作品は、過激すぎると長い間上演禁止措置にあった作品なのである。同じく管理したがる大人と青少年の性について書いた作品で、2010年に反社会的と上演拒否に会ったのるてちゃんの作者としてみないわけにはいかないだろう。

 で、見終わった感想。残念ながらこの作品が、19世紀末の古典ではなく現代でも通用してしまう話である事が情けない。フランス革命以降、ここ200年人権意識というのは進歩した筈なのに、子供に自分の意志で考えさせ行動させるということに関してはここ100年進歩していないのかもしれん。

 私はまだ親になったことはないのでよくわからんが、そりゃあ自分の子どもには自分の望むような生き方をしてほしいてのはあるだろう。そりゃ、20年以上もただ飯を食わせてやる理由が血がつながっているだけじゃわりにあわなすぎる、自分の理想もあるだろう。ありがたいことに、うちの親は犯罪以外はなにをするなということを言わないリベラルな親だが、それでも小さい頃は音楽をさせたいてのはあったようだ。結果的に逆らって演劇をやる事、しかも就職もせんと続ける事は容認してくれたが、リベラル派のうちの親ですらそうなのだ。

 亀田の親父なんかそうだろう、奴の最大の問題は言動ではない、子供にボクシング以外の選択肢を見せない事である。星一徹なんか虐待だ、児童相談所は飛雄馬を取り上げるべきである。実際アメリカには子供を無理矢理チアリーダーにする馬鹿親がいっぱいいるていう本を読んだが、たいへん興味深かった。そして、恐ろしい事だが、そんなこといってる私も、この前浪崎と深沢家や轟家やみずの家など最近過去の内閣出演者にベビーラッシュが続いていることを話した際「うちらもさっさと結婚して、ガキつくって、ひろふみ家や末山家のガキもだして、笑のチャイルドをつくろう。6年後に、出演者全員小学生のプロレス団体を作ろう」と夢を語ったのだ。これこそ、子供を親の玩具としか見ていない。子供の意思関係なしの恐ろしい発想である。

 子供に純粋無垢であってほしいというのも、それと同じことである。子供のうちは性的な事を知らないでほしい、セックスなんてもってのほかてのはわからんでもない。私は子供はいないが、なにせ可愛がっていた子猫のダリちゃんが妊娠していた時はショックだった。まだ子猫だと思ってたのに、どこのオスだこの野郎、チンコもいでやると思ったもん。猫ですらそうなのだから娘だったらと思うと気持ちはわかる。

 が、それは親のエゴである。ふりかえって、中学高校になれば性に興味はあったし、はたしてどうやって情報を仕入れたのか覚えてないが(田舎なので少なくとも中学まではエロ本は買えなかった筈なのだが)色々知ってたし、早くセックスしたくてしょうがなかった。まあ、実際は高校時代も出来なかったわけだし、今思えば本当はそこまでしたくてしかたなかったわけでもない(するための努力をしてなかったし、しなくても十分楽しい高校生活だったし、今の口説きスキルがあれば絶対で来てたと思うし本当に勿体ない生活をおくっていたと思う)のだが、もうこれは理性でどうこう出来るものではないだろう。

 となればもう、最後の理性で「レイプすんな、ゴムつけろ」だけは言っとかないとダメだろう。この話のちゃんとした教訓は、主役とヒロインが結局は性への無知(大人にきちんと教えてもらえなかったせいで)妊娠してしまって悲劇に繋がるところなのだが、まさに今のアメリカで純潔教育をしてる州ほど10代の妊娠率が高いことをもってしても明らかであろう。性を教えないでは、解決しないどころか事態を悪化することを認めずになお教えないというのは、もはや実際の子供の安全よりも、子供を純潔でいさせたいという危険思想でしかない。

 その意味で、横に芸術鑑賞として来ていた学校があったことは素晴らしいと思う。芸術鑑賞なんておもろない友情を大切にとかいう芝居しか見た記憶(唯一、高3の時ウィンズオブゴッドを見れたの以外)がないが、そんな中この作品を選んだ学校は大変リベラルで素晴らしい。単に四季だからって選んだらこれだったのかもしれんが、夜中の猫の集会やライオン一族の王座争いより高校生のためになるだろう、願わくば京都PTA協議会の皆さんにも見てほしいが

 と、いうわけで商魂主義の先生でも、商売度外視っぽい作品もやれるのは良いね思った。さすが劇団の女優に手を出しまくっている先生は性には寛容ですね。本当に先生がすべての作品を演出しているならね。今までの感想と関係ないが、いずれ四季パロディ芝居はやりたい。宝塚パロは多いが、四季パロは少ないし、やけにいい発声方法で、病気になった団員は看板でも容赦なくクビにするとかそういう話書いてまた危なすぎると言われたい。そいうミュージカルしたい。

2010/10/22(金) サボテンとマッスルをみてモラトリアムを考える
 眞野が客演してる、サボテンと機械を見てきました。いや、すごい芝居だった。ちっくがはじめて書いた脚本であったが、あんな恥ずかしくもなく自分の願望を書けるのが羨ましい。ヒロインが頭が弱い。恋に恋する馬鹿女。そしてもう一人出てくる女がまたすごくて、好きだった芝居をやめて嫌々サラリーマンを続ける彼氏に「今のあなたは見てられない、私が働くから仕事やめて芝居してよ」というのである。そんな女はそれこそ非実在少女(て年齢でもないが)だ。羨ましい、実際そんな女がいたら絶対つきあいたい。

 これをありえねえよ、非現実的すぎるわと非難するのは簡単だ。しかし、私は非現実的だと思うけど、いいなあ、こんな女いたらいいなあと思った。例の台詞、けっこう序盤で言っちゃったからありえねえよと思ったけど、何度もそんな場面があって、彼氏も彼女もぼろぼろになって最後の最後に「仕事やめて芝居してよ」て言ったらぐっときたと思う。ぐっときた私はダメ男だろうけど。

 私にはこの本は書けない。恥ずかしいから。だから、願望を形にしてしまうちっくはえらい。これでやめるらしいが、技量は回数を重ねればつく。が、願望をストレートにだすってのはセンスだ。書くだけなら書けるだろうしまた書いてほしいなあ。

 とにかく、ちっくなりのモラトリアムの答えが、まさかの自己肯定というか、今でもニート生活を許してくれてる課程というかなり良い環境にいるのに、さらに世の中まですべて都合良くなったらいいのにという際限ない欲望であることにセンスを感じた。

 で、ここからはようやくかける10月6日のマッスルの感想である。まったく、その前に行った劇場に見学に行きさえしなければさっさとかけたわけだが、改めて説明するとマッスルはその名の通りハッスルのパロディとして出来たプロレスであるが、ある意味ハッスルを超えている。プロレス界の鬼才、マッスル坂井がプロレスの常識を打ち破った企画を毎回するプロレス興行である。例えば、試合中スローモーションになったり、同じ試合内容の興行を2日連続でやったりである。演劇では当たり前だが、筋書きのないスポーツであるはずのプロレスで、カードどころか勝敗もレスラーが言うマイクもすべて同じ興行を2日連続でやるということが、どれだけ画期的かはわかるだろう。事実、マッスルの客は演劇関係者が非常に多い。

 そんなマッスル坂井は、この日の興行を持って引退する、実家の金型工場をつぐためである(また出来ちゃった婚をするらしい)。マッスル坂井ほど才能がある人がプロレスをやめる。もちろん、収入が厳しいからか、収入は十分あるけど家を継がなくてはならないかのどちらかはわからない。しかし、あれだけクリエーターとしての才能がある人がやめなうてはならないほど、興行の世界というのは厳しいのだと思うと悲しくなるし、惜しすぎる。平日の夜に後楽園ホール2000人以上を満員に出来る興行の主宰が、それでも止めなくてはならないのだよ。演劇人ほとんどアウトじゃん

 この日も前半は最終回とは思えない笑い満載で大いに笑わせてもらったが、後半はシリアスにお別れ。特にディーノVS坂井で、坂井がタップしたのにディーノが離さない時に「ディーノ離してやれ、坂井はもう諦めたんだから」て台詞には涙腺が切れた。

 私の周りには、やめたくないけど、色んな事情で演劇をやめた人間がいっぱいいる。プロレスと演劇という違いはあるにせよ、いつまでも楽しい世界が続かない、モラトリアムには終わりがあることを象徴するこの台詞は悲し過ぎた。そして、最後に鈴木みのるが対戦相手になり、坂井の最後を祝福するようにスローモーションにつきあうのだ。あの、強いレスラーの象徴であるみのるが坂井の世界観を認めスローにつきあう。と感動的だろうか。

 そして、最後に20年後の2030年、子供をレスラーにして育てマッスルを再開するから見に来てくれ、今から招待券を配るというオチでしめる。本当に出口2030年10月6日と書いたチケットをもらった。とっておけるだろうかと心配だが、最後まで見事なオチである。

 本当に悲しいし、才能はすごいと思ったしある意味嫉妬した。私にもこの才能というか、この世界をつくる力が欲しいと思った。これから、送り出すちっくや卒業して行く仲間にもこの世界を作りたいと思った。ようは、もし私が引退する時は満員にしてこれくらいお客さんに祝福してもらって、尊敬する大学の先輩であるごまさんに出演していただいたばかりかプロレスしてもらうくらいのものをもちたい。やめるつもりはないけど。

 サボテンとマッスルという対照的なモラトリアムの考え方を見て、はかない興行という世界を考え直したのであったとさ

2010/10/21(木) 東京新聞の記事が出たので補足
 さて、交渉打ち切りの翌日さっそく、20日の東京新聞に記事が大きく載ったようです。一昨日電話をした記者さんから電話もらっていたのに出れず、西沢都議からのメールで載っていた事を知ったため、20日中に気づけず関東方面の友人に買っといて見といてと言えなかったのが失敗。
 http://cchilidogg.tumblr.com/post/1357101580/2010-10-20

 いや、しかし記事を見ると劇場側が明らかに保身をしているのが腹が立ちますな。まるで「反社会的」と言った事自体認めてないみたい。と、いうことで、質問状を送った後の電話の内容についてあわせて公開します。

 記事にある通り「原則4日以上がすべです。反社会的とか配慮が足りないこと言ってすいません、それ以外の理由は管理人である私が独断でというか、言い訳になりませんが一人で管理していてむしゃくしゃすることがあって、てきとうにというか、上の者は4日とも言ったけど、そんな理由もあるのではと勝手に推測して」と言った事をむにゃむにゃ言ったのである。

 本当に言い訳になっていない。こんな情けない大人がいるのかと思った。まあ、ある意味で私が人を見る目がないのも認めねばならない。下見の際、もちろんこの管理人とは話したのだが、今思えば怪しいところがいっぱいあった。例えばこの劇場は1日に1ステか2ステかで料金が変わるのだが、私が「初の東京で集客に自信がないので、1日1回にしたいが、予約が入るようなら差額を払うから2回するのは可能か」と言った時、明らかにめんどくさそうな顔をしたのだな。

 が、よく考えればおかしな話だ。その管理人は1日1回だろうが2回だろうが、劇場にいる時間は変わりない。その場の管理人室にいるだけで公演にはいっさい関わらない以上、仕事が増えるわけでもない。急遽2回になれば、元出0で差額が儲かるから万々歳なわけだ、使用規定にも1度1ステに決めて後から追加しては行けないなんて(ステージ数を減らすのは向こうに約束した支払いを減らすのだからやってはいけないが)一言も書いてない。それに面倒な顔をするというのは、関西人の論理からすると不思議きわまりない。

 もしこれが本当だとすると無能すぎる。こちらも「原則4日以上は崩せませんでした、会った際は3日で行けるかもなんてテキトーにいってしまってごめんなさい」とだけ言われていれば、納得してすんだ話だ。それが「反社会的」なんて事を言うから話がややこしくなる。また、楽屋の定員なんかも馬鹿きわまりないというか、もっといえば私は下見の際ビラを渡して、むこうも役者が17人出てる事を見てるわけだよ。本当ならその場で指摘するだろ、その程度の事も覚えてないのか?私が他に10人出てる芝居はないかとか、管轄の消防署に電話かけて確認する可能性とか考えれないのか?あと、断りの電話の際は「前にも内容でお断りした事がある」と言ってたのに、弁明の際は「内容で断るなんてありえません」と言ったりするし。

 
 と、そこまで考えてとても納得出来る回答ではない。私が質問状に「原則4日以上てだけなら許せる」と書いたから取り繕ってるようにしか聞こえない回答であった。もし、これが本当だったら普通に考えて見てくださいよ、その原則が崩せなかったらあなた断りますか、断ったらその週末は一銭も入らない、だったら答えは簡単ですわな「原則4日は崩せません、なんとか4日使ってくれませんか」というわな、それがうまく行けば当初の予定より1日分多く儲かるわけだし。

 もちろん、その考えは私の恣意的な憶測なので、根拠もクソもない以上向こうの弁明をを信じざるをえないとしても、仮にも劇場を管理する人間が、本心で思ってなく言ったとしても「芝居の内容を反社会的」と言った行為にたいしては、大変遺憾である。作品は劇団にとって愛してやまない子供も一緒、そういうことを言えてしまう人間が、演劇に関わっているというのはいかがなものかと思うし、むしろ熟慮の末でなくテキトーにそんなことを言えてしまう人間が芸術に関わっていて表現の自由など守れようがない。

 どのみち、我々の理解の範疇を超えているが、「抗議が来そうだとか、面倒くさそうな劇団はねたいという劇場もある」という疑いは消えない。さすがに「行政圧力があった」は根拠もないが、もっと言うと管理人の言う上というのが本当に存在するのが疑わしいところはある。資料を見るとその劇場の本社はその劇場のオフィスなのだが、いつも管理人しかいないし。上てのは一人なのか、複数なのか言うたびにコロコロわからなくなるし、上てのが上司じゃなくてもっとなんかだったりすっかもねって疑いたくなりますわよ。

 ともかく、練習が本格的に再開した以上(あと、交渉しすぎて無料通話が超えたので電話代がやばい)、かまけてられないので、続報は支援していただける方にお任せする次第です。
 
 なお、劇場名を公表しない理由は、したところでメリットがないからです。私どもの願いは、真相究明とのるてへの侮辱への心からの謝罪、このような事態の再発防止、そしてのるてがさらに良い作品になる事と、たくさん見に来てもらう事であって、その劇場への制裁ではありません。むしろ、こじらせすぎるとひかれたりとかのデメリットがでかいでしょう。すでに劇団内でも、身の回りの友人でも高間さんもっとやれて声と、高間さんもっと冷静になれて声があります。なので、私どもからは公表しません。ただ、私が数少ない教えてる人が調査の結果これは公表すべきだと判断すればいずれ出るでしょう。

2010/10/19(火) 交渉打ち切りと、東京公演詳細のお知らせ
 のるて上演拒否事件に関してですが、笑の内閣としての交渉は打ち切る事としました。言った言わないにならないよう再三、文書による回答を求めていましたが、電話でのみの対応となり、さらに何度問い合わせても「パソコンの使い方がわからない」「パソコン使える上の人にお願いした筈なんですが」メールが届いてないと言っても「おかしいなあ」というだけで、ヘラヘラ笑うなど、誠意のかけらも感じられません。

 一応、電話での対応を言うと、言い訳に終始しとても信じがたいいいわけばかりしています。現時点で、私の主観的な感想で行けば

1 本気で言論弾圧する気はないが、なにげなく言ってしまった 
2 抗議が来る事を恐れ自主規制してしまった
3 背後になんらかの圧力があった

 どの可能性も捨てきれません。ただ、1なら1で、芸術に関わる立場にありながら、そのような発言が出る意識の低さは問題ですし、2や3であれば論外です。

 そして、私どものような社会的立場の低い劇団がこれ以上追求をしても、現状を打破するような回答は得られないと判断しました。よって、もっと調査能力がある方々に任せます。首尾よく問い合わせが何件かありましたので、そちらにはお伝えしました。

 我々の方から劇場名を公表すべきだという意見もわかりますが、それは致しません。ご理解いただきたいのは、私どもは社会的立場の低い劇団であり、喧嘩になれば最終的に勝てる喧嘩でも途中でリタイアしてしまいかねない体力しかないからです。なにより、劇団です。楽しいお芝居をするために集まっています

 とはいえ、もちろんこの言論弾圧を黙って見過ごせはしないので、この件は私どもよりその体力がある方々に任せ私どもは撤退することにしました。もちろん最初の当事者として、やることはしますが、芝居作り最優先に戻る事はご容赦願いたいです。もし、お任せした方々が、これは公表すべき案件であると判断すれば公表される事でしょう。

 そして、我々は我々がすべき最優先の事である「非実在少女のるてちゃん」をより良い作品にするため全力を注ぎます。なので、せっかくこの問題に興味を持っていただいた方には、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいと思っています。

 幸いな事に、なんとか代替の劇場が見つかり、無事公演することになりました。当たり前の話ですが、快く場所を提供していただいた池袋のシアターKASSAIさんには感謝しています。どうぞ、12月11日、12日は池袋に。ぜひ、みにきてください。チケット発売は11月1日の予定です。


 
 笑の内閣 東京進出前倒し公演
 「非実在少女のるてちゃん」 
 日時 12月11日 14時半 19時  12日 13時 17時半
 料金 前売り2000円 当日2500円
 会場 シアターKASSAI(池袋駅東口徒歩5分)

2010/10/18(月) そうだ。ケンタがいないじゃないか
  のるて上演拒否問題は、早くも2ちゃんのスレは落ちましたが、ツイッタ―上でも広がっています。東京の劇団の人とかからメールが来たりしました。友達が増えるのはうれしいです。主な話題はツイッタ―上ですが、ブログでもとりあげられつつあります。

 保坂さんも日記にとりあげてくれました
  http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/14d0c520445e6c313160f240a3bdb711?fm=rss
 表現規制問題でもっとも詳しい情報ブログにも
  http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-1216.html#comment_top
 劇場管理者としての立場で、王子小劇場の玉山さんからも意見いただきました。
  http://blog.livedoor.jp/ojiblog/archives/55424133.html
 共同通信や東京新聞からも取材が来ました。まだ、核心を突く話はしてませんが。

 と、ここまできても私は「本気で言論弾圧なんかね、てきとうにいったんじゃねえの」とも思っていたのですが、どうも別件で長期契約が入った説は違うようで(一部で言われてるらしいけど、これ私の憶測以外にソースないから、たぶん違う)、まじでイルカの映画みたいに自主規制なのかもしれん。

 私がそんな誤解をしたのも、私のいる関西、特にホームグラウンドにしている京大には基本自主規制文化などないので理解出来なかったのですが、今日関東に長く住んでた人と話して、東京では抗議をうけるのではとビビるようなことは十分あり得ると聞きました。私は北海道出身だけど、なぜか元から阪神ファンだし関西気質というか、良くも悪くも法律てのは、人を縛る物ではなくて、これに書いていなければ、後はなにしても自由て考えているが、関東は違うみたい。そら私もネタをボツにするこたあるが、それはヤバ過ぎて笑えないからて判断であって、自主規制等しない。

 あと、石原やアグネスを誹謗中傷してるて説もあるけど、せいぜい障古やぶったり、ひなげしもったり、議事録に載っている「穴という穴につっこまれてるんデス」「ジャニーズは児童ポルノ」「ロリコンは認知障害者」といった暴言を台詞にすることが誹謗中傷になるのかてことですよ。

 で、今日はまず京都の青少年行政 (健全育成じゃなく、課外活動支援の話ね)の意見交換会に。青少年活動センター有料化の際にやりあった青少年課の課長とも今日は落ち着いて話し合い。そりゃ稽古場は無料にこしたことはないが、京都が財政破綻したら、意味がない

 そのあと、岡崎でよくうちの芝居を見に来てくれる鈴木正穂市議の市政懇談会があり、泉健太内閣政務官が来るとのことで、2ちゃんでは泉氏は規制派とも言われているが、事の真偽を確かめに行って来た。しかし、到着したときにはもう泉氏は帰っていた。くそ、東山いくんじゃなかった。

 まさほさんからは事務所に郵送したらと言われたがやはり直接会って渡すのと見てくれる確率が違いすぎる。まあ、送るなら管さんにみてほしい。管さんは警備上生ではみれないだろうし。

 それは別にして市制懇談会はおもしろかった。京都市財政赤字の原因はすべて地下鉄てことで、東西線は京阪に、烏丸線は近鉄に売れと怒ってるおっさんがいた。確かに、いいアイディアだ。

 何度も見に来てくれたり、有料化の際に陳情させてもらったりとお世話になっている、まさほさんには来年の市議選でもなんとか7選を果たしてほしいが、いかんせん選挙に弱い。前回もいったん落選し、当選者の中に選挙違反者がいたための繰り上げ当選だった。が、私は上京区民。左京区民よ頼む

2010/10/17(日) 髭だるマン降板と、代役のお知らせ
お知らせ、残念ながらサブカルチャー研究家、羽生田篤役をしておりました髭だるマンですが、所属している劇団未踏座の公演と東京公演が被ってしまったためやむなく降板となりました。彼の芸名どおりの髭に塗れたフェイスとうさんくさい演技が東京で見せられないのは残念です。なにせ、あのめったに人を褒めない唐仁原が「気持ち悪いなあ、気持ち悪いなあ」て絶賛していた。残念すぎる。

 と、いうことで代役ですが、

 イメージは全然違うがうさん臭さがよいジェシー。

 出演歴が多く内閣の笑いがわかっているかつ、実際オタクで気持ち悪い野口

 自己推薦もあり、演技力、くどさでカバーできそうな末山

 そして、気持ち悪さというイメージがきわめて近しい合田

 この4人を候補にしました。4人とも内閣出演歴があり、付き合いも長く、人としても役者しても好きで一緒に東京行きてえと思う奴であり、かつ実際演技させてみたらみんなそれぞれ違った味で面白い。迷った。正直、内閣はいつも人手不足で出てくる人を集めるので四苦八苦という劇団。こないに、良質な役者4人の中から一人を選ばなくてはならないという、オーディションというのは演出家をしていてはじめての喜びであるとすらいえる。

 で、迷いに迷ったが合田君に出てもらうことになりました。ジェシーは面白かったが、台詞無しの警官も面白すぎるので引き続き警官で出てほしかったこと。野口も面白かったが、今年こそ卒業してほしいのと、来年の福岡のプロレスの稽古も同時にするので東京に行ってる間の留守中を任せたかったこと。末山は、やはりちょっとイメージと違った(津川や花木や石綿など規制派の方ならアリだっただろう、どっちかってっと悪役系の役者だし)というのもあった。

 なにより合田はまずイメージがあった。胡散臭い、かつオタクなサブカル研究家、アイドルプロデュースなどの才能があるのに、大人の女は愛せない屈折感ももつ羽生田には、脚本家としての才能にあふれながら、モテないことを嘆きまくる彼につながるものがある。彼が最近ツイッターにかく「僕はセックスが出来ないので、せめて他人のセックスが見たい」という書き込みは、感心するのは本当は行けないのかもしれないが感心した。本当に、私にセックスさせてくれる女性の中で見せてもいいという人がいたら見せてあげたいと思った。残念ながらそんな人いないけどね。

 それと、合田を東京に連れて行きたかった。この4人ともみんな旅行行きたくて、他の3人はすでに北海道行ったし、福夫かも行けるかもしらんが、合田はスケジュール的に無理てのもある。しかしそれ以上に合田は来年努力クラブという劇団を旗揚げしいよいよ劇団主宰として活躍しようとしている。この4人の中で一番演劇的野心が強い男だ。そんな合田を東京で見せたい。いずれ彼が努力クラブの脚本家、演出家として東京に進出するかもしれない。その前に、合田団地という役者としても才能のある男が、京都にいるというのを東京に見せつけてやりたいと思った。

 てことで、新たな魅力溢れる羽生田をむかえたのるてちゃんをよろしくです。

2010/10/16(土) 児童ポルノ規制会議に傍聴にいく
京都府児童ポルノ規制会議に傍聴にいって来た。規制派の人もふくめアグネスみたいなキチガイがいなくみな理性的な方だったので府民としては良かったが、規制派が馬鹿な発言したらネタにしてやろうて思ってた脚本家としては残念。ただ口調はおだやかだが、津崎哲郎花園大学教授は、現実と空想の区別がついてないお友達な疑いがある発言(創作物悪影響説)を言ってたので注意が必要。教授、アニメはアニメ、漫画は漫画ですよ

 それでも腹がたったことは、みな知識がない。キチガイ規制はだって前田雅英みたいなのは、いちおう知識があるのはわかる。規制強化派、慎重派ともに知識が私と変わらん(私が詳しすぎるのかもしれんが)。特にPTA会長「私どもは法律とか難しことはわかりませんが」て、わかんないことは恥だと思ってくれ、わかんないけど親の立場て勉強もしないで、えらそうにしないでくれ。パブリックコメントにも「表現の自由ばかりで、子供を守るて大前提がないのが不思議だ」て、そりゃ我々だって、子供は守るなんて大前提だからあえて書かないんだよ(もっといえば、抑止力をなくす方が危険やいうとんのや)。いや、でも親になるとそうなのかな、うちの親も普段は客観的なのにでも、わしことになると公平性がなくなるしな。私はいつも理性的でいたいけど、子供いたら絶対べた河合が利するだろうし、やっぱ子供いらねえや。
 
 そして資料の中に 府知事宛に届いたメール一覧の中に、私が送ったメールも。一言一句改変をしていないという点は良いことなのだが、わしの個人名や劇団名、最後に「のるてちゃん見に来てください」てとこは隠してくれよ

2010/10/15(金) サボテンと機械を推薦してみる
今日から笑の内閣幹事長、眞野ともきが今日から、サボテンと機会という劇団に客演します。見に行ってね。

 サボテンと機械最終公演「OVER」作・演出 ちっく 10月15日(金)19時、16日(土)14時〜/19時〜、17日(日)13時〜/18時〜 @人間座スタジオ

 作演出は、内閣プロレス監督のちっく。他にも、内閣女優最多6連続出演の藤井麻理に、さんざん中学生と言われる四方香菜に、優秀な制作として活躍してくれてる北野万里も出演します。ほとんど身内です。

 稽古も1回ものぞいてないので全然知らないのですが、ビラのあらすじや聞こえてくる声を聞くと、京都演劇界屈指のニートであるちっくさんの自己弁護にあふれた作品だそうです。

 ちっくさんはさんざんニートニートと馬鹿にされていますが、よく見てみると演劇界には結構、ニートな人もたくさんいるんですよ。なぜちっくさんだけがニートとして有名になってしまって可哀想です(まあ、単に本当に職歴が通算2日しかないのと、他の人より期間が長いからだろうけど)。確かに彼は働いていませんが、本当に色々なことを考えている賢い人間です。そして、この公演を機にまた別な道を踏み出そうとしています。

 脚本が自己弁護でどういうことやねんて話ですが、私はそれでいいと思います。なぜなら、脚本なんて作家の自己弁護でいいじゃないですか。なぜ、人は文章を書くのか、それは自分の正当性をアピールするためです。自分のモラトリアム期間に正当性があることを世に訴えることが出来るニートがどこにいますか?おそらく彼だけです。それがあなたにとって、正当性があるかどうかは重要ではありません。しかし、彼を単なる怠け者だと非難をするのなら、まず彼の訴えに耳を傾けるべきです。

 ですから、この社会に生きる人間はこの作品を見に行くべきです。モラトリアムをする人間がどういったことを考えているかを知らずして、この社会の閉塞感が解決するわけではないのです。週末は人間座に行きましょう。それこそが、この社会の閉塞感を打破する第一歩なのです。

 こんなもんでいいかな。ようは、たんにうちのメンバーや仲良しが出る芝居だから見に行ってほしいだけなんだけど、精一杯なんか意義があるように書いてみた。

2010/10/12(火) のるてちゃん上演拒否事件続報
  本当は早くマッスルの感想であったり、希望にあふれる東京公演の展望を描きたいのだが、今はまだ上演拒否事件のことを書かざるを得ない。

 ツイッタ―上に書いた、上演拒否事件の顛末は、1日で400人以上がリツイートしていただいた。保坂さんや、有名な大学教授の方もとりあげていただき「いつから日本は首都戒厳令が」「イルカの映画を中止にした映画館と一緒」「笑の大学て戦前の話だと思ってたけど、現代の話だったんだ」など、さまざまな反響を呼びました。ツイッタ―の情報伝達能力の速さと威力を感じました。なにせ、1日でフォロワーが60人増えた。内閣のアドレスは、何十件も「××さんがあなたをフォローしました」という通知だらけで、普通のメールがうもれとる、えらいこっちゃ

 まあ、確かにうちは食べ物粗末にする笑いをしたり、下ネタが多いけど、今回の作品内容で拒否されたといっても「ひどい差別をしていた」とか「チンコを出してた」とか公序良俗に反したようなもんではない。誇りを持って届けられる作品だ。ある意味原発ソングやロック君が代を発売拒否された忌野清志郎のように、上演拒否は一種の勲章と受け取る。

 しかし、それを笑えるのは上演後だ。実際に、おかげさんで難航しているし、すでに2か月前で限られた予算の中で、本当に東京遠征できるか不安でいっぱいである。みなさんのご支援が頼りな中、この問題を広げていただいてる皆様には勇気はもらっているけど。

 で、本来なら別な劇場準備の方に力を注ぐべきであるけど、どうしてもこの言論弾圧というか、大事な大事なのるてちゃんという作品を侮辱されたことはすておけなくて、劇場には以下の質問状を送っています。回答期限は明日なので、また続報はお知らせします。

 とにかく、ピンチではあるけど、東京公演は実現させます。応援してください。

質問状 
                    文責   笑の内閣  高間響
                   2010年 10月12日
 ×××(もちろん、実際劇場名) 責任者様

 先日、お伺いいたしました笑の内閣の高間です。

 うちの公演の申請が不許可になったということで、私どもの身の回りで、法令違反及び使用規定にない理由で、民間の劇場に使用を拒否されるということは聞いたことがないので、非常に驚いております。

 公演自体は別な会場で上演する見込みですので、問題なくできますが、今回の件はそれで終わりというわけにはいきません。自由な表現が保障されたこの国で、上記のように法令違反及び劇場の使用規定にない理由で上演を拒否されるということは見過すことができません。私の常識の中では、営利目的で存在する民間の劇場は、あいている日にちをなくすことが至上命題であり、使用を不許可にするなどということは理解しがたいです。よって、この文章にて納得できる回答を求めます。

 電話口にて言われた理由について
 3日間しか使用しないこと

 これは使用規定に、原則4日以上とあるので、応対していただいた方の「3日でもいいのでは」という説明と例外は認めないという原則に齟齬があったのであれば納得できます。

 しかしながら

楽屋の定員が10名であるのに、役者が20人いる

 楽屋の定員は使用規定に一切記載がありません。そのような説明も一切うけていません。最初から役者が10人未満の芝居に限りますと記載すべきではないでしょうか?また、今月末に当劇場で公演が予定されている、×××(実際の劇団名です)さんのキャストは14名いるようですが、明らかに説明と矛盾しているのではなでしょうか。

 2か月前で直前であること。地方の劇団であること

 どちらも使用に当たって問題があると、記載されておりません。

 内容が反社会的であると言われたことについて

 我々はフリーター、学生、社会人中心に組織された劇団であり「非実在少女のるてちゃん」は、明るく楽しい社会派コメディです。みなが真剣に作って、笑える作品を反社会的などおいう言葉で表現されたことは、みなたいへんな侮辱であると憤慨しております。
 企画書に書いた「青少年健全育成条例に反対するお芝居」という文言が、なにかしらの懸念を持たれたのではないかと思いますが、反対派集会をするというのではなくあくまでお芝居です。
 なにより、例の条例は「行政が表現の自由を脅かす内容」であるため、表現者として反対するのは当然の内容であります。
 で、ありながらこのような理由で上演を拒否されるというならば、これはもう「青少年健全育成条例に反対することじたいが、反社会的である」と判断せざるをえません。
 これは、我々だけの問題ではなく、この条例の問題点を指摘し反対する活動をしている人たち全員の侮辱であると考えております。

 以上の件に関して、我々に対し納得できる説明か、深く考えていなかったのであれば謝罪のどちらかを文章にて要求いたします。

芝居の内容によって上演を拒否されるということは、戦前の検閲にもつながる言論弾圧であると考えております。表現の自由の面で非常に重要な問題だと思いますので、すでに「上演拒否にあったこと」は、知り合いの弁護士の方や都議会議員、週刊金曜日といった雑誌には相談をさせていただいております。また、当劇場の名前は伏せたうえで、色々なところで情報は広がっているかと思います。

と、いうことで明日10月13日中に納得いく回答がない場合は、さらなる措置も考えておりますので、ご回答いただきますようよろしくお願いいたします。
 
 
 電話で話すのも不愉快ですし、のちに言った言わないがあるといけないので、回答はこちらのメールアドレスまでお願いします。
 
 waraino_naikaku_u@yahoo.co.jp

2010/10/11(月) 内閣、言論弾圧にあう
 今日、劇場を発表する予定だったのですが、出来なくなりました。理由は、申請した劇場から断られたからです。民間の劇場に断られるなんて、前代未聞です。

 理由として

 そもそも4日以上の使用が前提である(応対した人はいいんじゃないかなと言った、しかし結果的に上層部が×とした)というだけの理由なら納得できる。応対した人が先走ったなとは思うが、権限がないのだから。使用規定にあることなら納得出来る。

 しかしだ。その他に理由に並べたのが

 楽屋が定員10人くらい。20人はきついのでは(が、使用規定に定員など書いてない)
 地方の劇団なので打ち合わせ出来るかどうか(ファックス、電話でよいと言われている)
 2ヶ月前というのが急すぎる(なら最初から対応するな、繰り替えすが使用規定には、直前は受け付けないとは書いていない、そもそも民間の小屋は賃料が命綱なんだから埋めるのが必死、直前だから使わせないなんてあり得ない)

 そして見過ごせないのが「内容が反社会的なのでは」といいおったのだ。

 言うまでもないが、笑の内閣は政治結社ではないし、のるてちゃんは思想的に偏った芝居ではない。むこうがどう言おうが、青少年健全育成条例に反対することは反社会的と言われたと解釈せざるを得ない。

 もちろん民間である以上、使用規定もクソも、管理者の恣意的な判断で契約成立段階までは断る自由はあるだろう。が、こちらも使用規定にない理由で断られる。ましてや、我々の芝居が反社会的と言われた屈辱は絶対に許さない

 文章による回答を求めているが、その回答次第では劇場名をさらし、言論弾圧されたと主張させていただく。もちろん裁判を起こしても勝てないし、別な劇場を探し上演することは間違いないが、このような言論弾圧をする劇場を放置することもしない。言論弾圧とは断固戦うぞ

2010/10/09(土) 東京まとめ
10月5日

 昼間バスで、東京へ。前の晩仕事なので、ほとんど寝て移動、東名高速集中工事のため混雑でイライラ。富士宮焼きそばをくう

 神宮球場で野球観戦。初神宮。大学野球がのびてイライラ。マートン211安打の新記録を生で見る。消化試合での大勝にイライラ。

 池袋に移動し、偶然東京に来ていた上蔀と大洋とネカフェに。上蔀は、メイド耳かき屋のメイドから店外デートの誘いが来たらしくイライラ。でも、12月の宣伝舌から許す。

 10月6日

 池袋の劇場見学。新しい劇場なのがよい

 別の池袋の劇場を見学。雑居ビルの4回、池袋西口でまさにIWGP。風俗店の隣なのがよい。いかにもアングラな狭い小屋という雰囲気好き

 阿佐ヶ谷に移動し、保坂さんと昼食。楽しい会話

 都庁に移動し、民主党都議団と面会。吉田康一郎都議の話が面白い。出演したいとまで言われる、なんて出たがりなんだ。

 蔵前に移動し、劇場を見学、固定座席なのが良い。ここがいいかなあ。

 秋葉原に移動しAKB劇場の前まで行く。いっぱい並んでたので帰る

 水道橋に移動し、週刊金曜日の伊田記者と面会。とりあげてくれと頼む。

 後楽園ホールで、「マッスル」を見る。感想は後日

 神田に移動し、劇団時代の後輩の真由ちゃん(人妻)と飲む。

 秋葉のネカフェで就寝

  10月7日

 王子小劇場で、プロデューサーの方と面会。アドバイスをいただく、朝食をご一緒させていただく。

 意味なく、都電にのってみたくて乗る。ばあちゃんの原宿、巣鴨を見学。

 新宿に移動し、表現規制反対団体の人と面会

 その後、かつての京都演劇界の一人芝居王、原田リャン氏と昼食

 目黒駅で神田川と打ち合わせ

 蒲田に移動し、テアトルドソーニョを見学。立地も思ったより悪くなく、安くて広い。プロレスするならここかな

 横浜スタジアムに行き、観戦。最終戦のため外野無料の筈が、入れず金払って内野に。2位がかかった試合なのに、完封負けでイライラ。横浜社長の挨拶が悲しい。

 横浜駅前で中学時代の友人と飲む

 シェラトンホテル前で、深夜バスを待つ隣にタクシーにのろうとする桧山がいた。

 深夜バスに、集中工事に加え自己渋滞で3時間遅れで9時半に京都に、一般堂降りろよと喧嘩する

 と、いった具合の充実の東京の旅でした。次は公演で行くよ。まもなく、東京公演詳細発表です。

2010/10/07(木) さよならマッスル坂井
 今日は、池袋の劇場を2つ見学ー阿佐ケ谷に行き、保坂さんと昼食ー都庁に行って非実在問題に熱心に反対した民主党都議と面会(中野区の吉田康一郎氏、西沢けいた氏、練馬区の浅野克彦氏、大田区の田中健氏)ー蔵前の劇場を見学ーAKB劇場の前に行ってみるー週刊金曜日の伊田記者と面会ー「マッスル」を観戦ー大学の劇団の制作の後輩(人妻)と飲むー秋葉のネカフェで就寝というハードスケジュール。劇場の感想(ここはブログの方に書く)、都議の人との会談、マッスルの感想などはあとでくわしくかくが、もしくはツイッターで
 http://twitter.com/waraino_naikaku
  
 明日帰ります。寝ます。ちなみに上蔀くんは本日、昨日耳かきをしてもらったメイドさんとの店外デートに成功したらしいです。許せません。でも、12月にのるてちゃんで来るから見に来てときっちり宣伝したらしいので許します。

2010/10/06(水) 踊り踊るならちょいと東京音頭よいよい
 と、いうわけで東京に行きました。東名高速集中工事のせいでバスはだいぶ遅れましたが(いっぺんにやらずわけてくれよ)、何とかついて神宮で野球観戦し、消化試合になると帳尻合わせで強い阪神を見て、池袋のネカフェに。なぜか、太陽と上蔀も横にいる中で、睡眠です。

 くわしくはツイッターのがちょくちょくかいてるしこっち見てね

 http://twitter.com/waraino_naikaku

 明日も早いから寝ます。

2010/10/05(火) 10月4日は魔女狩り記念日
 10月4日、この国は中世に戻った。

 私は検察を信用しないが、それでも捜査のプロだ。捜査のプロが有罪には出来ないと判断した小沢を、素人が疑わしいだけで起訴した。理論的な判断ではない、情緒に流れて、起訴を行った。魔女狩りと一緒。確かに、あの説明で納得出来ないかと言われれば、私も納得いかない。しかし、そもそも小沢に説明責任などない。勝手に疑いをかけられて、弁明する必要等ないのだ。国民感覚がそれを許さないというなら、その国民感覚は中世だ。中世の人間に民主主義など勿体ない。

 長い間かけ、人類が手にした法治主義というのは、誰かの主観ではなく、あらかじめ決めておいたルールに基づかなければ、人の自由は制限しないという大前提だ。ルールというのは、人を縛るためのものではない。それさえ守れば、あとは自由にして良いという基準をはっきりさせるためのものだ。マナーなどといって、曖昧な基準で許すか許さないかなどを決めては、なにをどこまでやっていいかわからない。そんな事態を防ぐためにルールを作っているのだ。だから、何日か前に書いたブーイングをする奴は球場に行くななんて言う奴は、そんなもん書くならブーイングの定義を明確化し、それに違反したら再入場禁止にするルールを作るべきなのだ(現にサッカーには人種差別につながる野次の禁止規定がある)。ファンに自主規制を求めるなんざお門違いなのだ。

 私が表現規制にここまで反対するのも、曖昧だからというのはでかい。セックス表現禁止なら禁止で(表現の自由という面ではよくないが)まだいいのだ。セックスさえかかなきゃいんだから、挿入してないていいはればいいのだ。でも「性的にみだらな表現」なんて曖昧だから危険だといってるのだ。

 しかし、この日、愚かな検察審査会の11人中8人は、明確なルールではなく自分の主観で判断した。小沢が葬られるか否かはたいした問題ではない、今後その判断をした8人を含め、すべての国民が明確なルールではなく魔女狩りの危険にあることを是としてしまった。ブログ、ツイッターをみても、私のまわりの頭が良い人はみな憂いているが、馬鹿は危機感を感じていない。愚かなり。とりあえず、いっそもやもやシグレーであるより、小沢は長生きして白黒つけた方がやりやすいだろうが(それまで寿命が持つかは微妙だが)、小沢はいいんだよ、私や私の大事な人が魔女狩りに会わないか、それは本当に怖い。

 でも、菅や仙谷はきっちり除名した方がいいよ。愚民が相手なんだから。

 関係ないけど、落合が人気がないのは、彼が理論はだからだろう。例の全員登録抹消も、メリットもあまりないが、デメリット0ゆえ勝つための最善手段だし。だから、愚民が多い世の中では理解されんのだろうね、

2010/10/02(土) 阪神を見て興行を考える
 阪神が終戦した。これで、私は消化試合を見に東京まで行くことになる。むべなるかな。金本の三振で決まるのが象徴している。勝利より個人記録を優先させた結果。このチームはしがらみが多すぎる、球団の質もファンの質も腐っている。でも、その腐っているところも好きなんだが。
 
 私は阪神が好きだが、多くの阪神ファンは嫌いだ。他チームへの敬意がなく、特に自分の知識のなさを恥じるべきなのに、知らない選手が出て誰やねんと野次るのは本当に恥ずかしい。選手に変な愛情がありすぎて、私のような愛するが故の批判をすると怒る。私が阪神ファンになったのは、北海道における読売至上主義への反発もあったので、もし私が関西出身だったら逆に阪神ファンになってなかったと思う。

 そのうえで、一昨日の矢野の引退試合における失態は、スポーツとしての興行性の難しさを感じた。私はあの日、すでに1軍戦力ではない矢野を1軍登録したことじたいが、勝利最優先の優勝を争っているチームとしてあってはならないと思う。が、同時に私はあの日球場にいたら、長年阪神を支えてくれた矢野のプレーする姿は見たいし、それはある意味勝利より優先して見たいことだったかもしれない。結局、それを両立させようとして両方逃すという大失態をおかすわけだが、勝利を目指す監督としてあの厘差で出さなかった真弓は、そこまで批判される者ではないとは思う。(それなら興行優先で金本使うなとか最初から登録すなとかはいいたいが)。ただ、彼の仕事がお客様を喜ばせる芝居の演出家なら矢野を使わないのが大失敗である。じゃあ、野球選手てのはどっちをすべきなのか?勝利を目指す良いプレーなのか、手をぬいてもお客様を喜ばすことなのか?

 勝利という面では落合は名監督であるし、私は落合の言動てエンターテインメントでもすごく面白いと思うが、つまらんつまらんという人は多い。それを全然気にしてないところが潔くていいが、逆に新庄のファンサービスも見事だし。それに比べりゃ私は楽だ。お客さん笑わせとけばOKなんだし

 あと、上記のように私は阪神ファンのマナーの悪さは嫌いだが、あえて天の邪鬼で書けば、ホームラン打った村田へのブーイングしたファンにたいし「野球好きじゃなくて、阪神が好きなだけか」とか「球場に来るな」とか書く人もどうかと思うね。

 野球のルールを知らなかろうが、球場に騒ぎにくるだけだろうが、メガホンなげたりとか球場規則に違反していない人が、マナー批判はともかく、球場に来るなと言われる筋合いはなかろう。野球じたいを愛する奴が、阪神のみを愛する奴より偉いなんてことはない、球音を楽しむ奴が、応援歌でばか騒ぎする奴より偉いなんてことはない、楽しみ方など人それぞれだ。騒ぐのが迷惑と思うなら、騒いでいる奴を批判するより、球場に鳴りもの禁止を働きかければ良い。ブーイングは矢野に失礼、確かに失礼だろう、しかし興行において選手はピエロ、お客様はお客様。仕方ないが、野次は球場規則違反でない以上、マナー違反だが入場制限違反ではない。

 もっといえば興行見せてる側からいえば、正義は金を使う奴だ。私は良識的阪神ファンを自称し、金本は外せ!と言い続けるが、私の阪神への貢献は所詮1シーズン5回程度の観戦しかない。グッズも買わないし、1年で1万円も落としていない。一方、金本にキャーキャーいうファンが毎日通ってグッズもかって金をばんばん落とすならそりゃ球団としてどっちを優先させるかは明らかだろう。

 話は飛ぶが、私がAKB総選挙が見事だと思うのは、あれが1人1票の投票でもなく、野球のオールスター投票のように制限なく1人が何票でも投票出来るものでもなく、CDの中に投票券を入れる=金を使うファンを抱えているメンバーほど得をする。という方式をとったことだ。これは儲けるという興行の目標において非常に素晴らしい方式だろう、やはり秋元康氏は天才だと思う。

 話戻って、あそこでブーイングをするようなファンは私も礼儀知らずで嫌だと思う。しかし、ああいうファンがいなければ毎日甲子園はあそこまでお客さんが来ない、勝利よりも贔屓の選手が出ることを優先するようなファンもこないと満員にならないとすれば、それはもう排除出来ないだろう。興行はにわかがいないと成り立たないのだ。

 そして、にわかを排除した結果なりたってないのが、マイナースポーツであり、小劇場界じゃないのか。私はとある劇団を見にいった時、あまりに薄っぺらな脚本で全然面白くなくて激怒したが、帰りにそこの熱心なファンと思われる人が「すっごい良かった」キャッキャ」言ってるのを見て考えてしまった。中学高校とまともに本を読んでいたらこの芝居で感動出来るわけがないと思う、質の悪い客だと思った。しかし、そこの劇団はたぶんうちより入っている、そういう客層でも取り込んでいる向こうの劇団のが正義だ。呉氏ではないが、世の中99%が愚民だからって、1%の賢者しか相手にしてないから演劇はダメなんだ。

 


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